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星空戦記
日時: 2010/02/23 18:24
名前: 嵐猫 (ID: xETOa9mj)

こんにちは、嵐猫です。 らんまお、って読みます!

「星空戦記」は「君と僕と星たち。」を少し修正したものです。
所々、違う箇所が何個かあります。 

この小説は、星や惑星など、天文部を舞台にしたお話です。
グロはあまりないと・・・・・・、思います。

では、どうぞ!

★お客さま
・朝倉疾風様
・nanasi様

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Re: 星空戦記 ( No.1 )
日時: 2010/02/22 14:49
名前: 嵐猫 (ID: n5JXVFg7)

───ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

僕は僕の、小さな心の中で何回も、何回も謝る。
小さな心だから、すぐに壊れてしまう。 怪我をする。
もうこれ以上、心に傷をつけないで。

───ねぇ、ゆーや。

彼女は微笑む。 少し悲しそうに、少し嬉しそうに。

───本当に愛しているのは、どっち?

彼女は手に持っていた、銀色に光る物体を落とす。

───あたし? それとも、ひぃちゃん?

語尾が、強調された。 彼女は怒っています。

───あたしはこんなにも、ゆーやを愛してる。

だからね?、と彼女は続ける。
嫌だ、嫌だ。 やめてくれ、これ以上、心を傷つけないで。

───ひぃちゃんには、消えてもらうことにしたの。

いつの間にか、彼女の傍にはあの子がいた。
グッタリとした、あの子。
全く動かない、あの子。

血まみれの、あの子。

「あぁぁぁぁッ、ぁぎゃああああああ、ああああぁぁ!」

彼女は叫んだ。


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