ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 星空戦記
- 日時： 2010/02/23 18:24
- 名前： 嵐猫 （ID: xETOa9mj）
こんにちは、嵐猫です。 らんまお、って読みます！
「星空戦記」は「君と僕と星たち。」を少し修正したものです。
所々、違う箇所が何個かあります。
この小説は、星や惑星など、天文部を舞台にしたお話です。
グロはあまりないと・・・・・・、思います。
では、どうぞ！
★お客さま
・朝倉疾風様
・nanasi様
- Re: 星空戦記 ( No.17 )
- 日時： 2010/02/25 20:34
- 名前： 嵐猫 （ID: vnhp5p3u）
「ちぇー、癒詠いないのか。 つまらないっ」
さっきからエバは、「癒詠いないの、つまらない」と言っている。
誰だろう、ユエって。 天文部だよね、きっと。
そのエバの様子を、泉先輩は笑っていた。
「残念だったな、エバ！ 明日も休みだったりして」
「えぇっ、それは困る・・・・・・、困りますっ」
「───別に敬語じゃなくてもいいのに」
泉先輩は小声で、だけどはっきりと言った。
エバは困ったような表情で、泉先輩を見つめていた。
───この二人、付き合っているのだろうか？
そんな疑問が、頭のなかに浮かんだ。
「唯麻、この本、どこから持ってきたの？」
「それ？ あっちよ」
神山先輩と伊月先輩の短い会話が聞こえた。
「祐弥さぁ、暇じゃない？」
突然、エバが話しかけてきた。
エバの金髪が、夕日にあたっていて、輝いていた。
「ん・・・・・・、別に大丈夫だよ」
「そう？ あっ！ 明日も見学来る？」
「あ、そのことなんだけど、僕、天文部に入るよ」
もう入ろうと、思っていた。
何となく、この雰囲気とか好きだし。
星や惑星も好きだし、面白そうだからね。
「祐弥くん、それ、本当？！」
「祐弥、マジでかよ？！」
「・・・・・・嬉しいわね、部員が増えたわ」
神山先輩、泉先輩、伊月先輩がそれぞれ言った。
それに僕は、笑顔で答えたのだった。
「明日から、来てもいいですか？」
「勿論」
エバを含めた四人が、同時に答えたのだった。
───明日から、来てもいいですか？
明日、あんなことになるなんて、思いもしなかった。
- Re: 星空戦記 ( No.18 )
- 日時： 2010/02/25 20:37
- 名前： nanasi （ID: XTwzLzPc）
天文部
なんかおもろそ（同時に私には縁がなさそ）
- Re: 星空戦記 ( No.19 )
- 日時： 2010/02/25 20:55
- 名前： 嵐猫 （ID: vnhp5p3u）
───ひぃちゃんは、ひぃちゃんはどこ？
彼女は泣きそうになりながら、言う。
何言ってるんだよ、聖は君が・・・・・・。
───嘘、嘘だよねェェエ？！ ねぇ、ゆーや！
彼女は泣き叫んだ。
★ ★ ★
弥生高等学校、登校二日目。
僕に友達ができた。 佐藤蓮くん、というバスケ部の子。
蓮くんとメアドを交換して、お互い部活へと向かう。
今日の授業は、面倒くさいのばかりだったなぁ。
えーと、理科室って、どこだっけ？
───そういえば、エバがいない。
いや、授業中とかはいたけど。
放課後になった瞬間から、いない。
もう理科室に行っちゃったのかなぁ？
「ごめんねー、祐弥っ！ 理科室はこっちだよ！！」
エバの声が、遠くから聞こえた。
探すと、少し遠いところから、手を振っている。
だから、エバのところまで軽く走った。
「ごめんね、癒詠を迎えに行ってたんだ」
「昨日から、ユエ、ユエって、誰なの？」
エバはニコーッと笑うと、理科室に僕を押し入れた。
「癒詠、天文部に入ることになった転校生だよー」
ぐいぐいと、僕を理科室に押しやりながら言った。
どんな子なのか、見えないじゃないか。
「へぇー、転校生か。 こんな時期に珍しいな」
言い終わると同時に、僕はその人の姿、顔を見る。
───ひぃちゃんには、消えてもらうことにしたの。
───本当に愛しているのは、どっち？
あの子の声が、頭に響く。
まさかまさか、まさか！ 違う、違う！
二重の大きな瞳、左目の下の泣きホクロ、肩より少し長い黒髪。
そっくりすぎる。 まさか、あの子？
全身に重い鎖を巻きつけられたような、そんな気分。
───ねぇ、ゆーや。
「名前は？」
何とかして、僕は声を出した。
あぁ、どうか。 どうか、あの子じゃありませんように。
「一年一組の、桐谷癒詠だぜ！ よろしくなっ」
全身の鎖が、とれた。
- Re: 星空戦記 ( No.20 )
- 日時： 2010/02/25 20:57
- 名前： 嵐猫 （ID: vnhp5p3u）
nanasiさん
嵐猫の学校には天文部がないので・・・・・・汗
あんま分からないのですが。汗
でも、おもしろそうですよね。
- Re: 星空戦記 ( No.21 )
- 日時： 2010/02/26 17:06
- 名前： 朝倉疾風 （ID: 0N93rCdO）
エバちゃんの可愛さが浮かんできます。
・・・美人だねぇ。