ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ノストラダムス!
- 日時: 2014/05/11 09:56
- 名前: ソフィア (ID: AtgNBmF5)
…4周年?
そのうち本文だけ新板にごっそり移動させますので、それまではこちらのスペースお借りします
〜登場人物紹介〜
第一期登場人物紹介>>080
第一期登場人物紹介(ネタバレ含む)>>014
〜ノストラダムス本編〜
プロローグ
>>001
第一章
>>004 >>007 >>013 >>073 >>078 >>081 >>095 >>100 >>101 >>107 >>112 >>113
〜番外編〜
荒川連VS教師
>>25 >>111
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
- Re: ノストラダムス! ( No.3 )
- 日時: 2010/03/17 17:41
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
今林麻奈さん>
初・お客様コメントありがとうございます^^
「亮輔」は、好き嫌いが分かれるキャラですかねw
読みづらかったですか!すみません!
すぐ訂正したいと思います;
アドバイスありがとうございます♪
また来てくださいね〜^^/
- Re: ノストラダムス! ( No.4 )
- 日時: 2010/07/16 16:47
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
第一話 「兼次と少年」
「ねぇ、君どうしたの?」
「……はい?」
兼次が振り返ると、見知らぬ少年が後ろに立っていた。兼次は、
(きっと他の人の事を言っているんだ)
と思いながらも、一応周りを見渡した。すると、少年は、大声で
「何キョロキョロしてるの。君だよ、君! そこのダサい服着てる! てか、マジで一体どうしたのさ。こんな所でそんな格好……」
と言って、兼次に向かって指を指し、苦笑いした。田舎みたいな格好とは失礼な!と、兼次は思ったが、本当の事なので仕方が無い。
兼次は、新調したチェックのシャツに、ジーパンをはいていた。自分なりにはお洒落に気を使っていたつもりだったのだが、そう言われると兼次の横を通り過ぎていく若者達とは、少しズレている様な気がする。
思い切って話を切り出そうと思ったのだが、何しろいきなりの事だったので、兼次は返答の仕方に困ってしまった。
「え、えっと……あの……ま、迷っちゃったんです。福岡、今日が初めてだから」
一生懸命紡ぎだした言葉を声に出すと、兼次は
「では」
と言って、その場から立ち去ろうとした。兼次は、少年の様なタイプは苦手なのだ。
少年は茶髪で、耳に何個ものピアスを付け、髑髏マークのプリントが目立つ、黒のダボダボTシャツを身に着けていた。ジーンズにはラインストーンが散りばめられ、おまけに胸元では、いかにも安そうなネックレスが輝いている。
(こんなチャラチャラした人と関わりたくないし……)
兼次はあくまで真面目な好青年だったので、こういうタイプの人とは付き合いを持ちたくなかったのである。
すると少年は、その場を後にしようとする兼次の手を掴み、引っ張った。少年と兼次は、同じくらいの体格なのに、だ。細い体の割には、多少の力はあるらしい。
「あの、何ですか」
兼次が俯き加減で聞くと、少年は笑って言った。
「お前今、迷ったって言ったよな! 何なら、俺が案内してやる。家はどこだ? ん?」
——知らない人に家を教えてはいけないよ……——
実家にいる母親の声が、ふと、脳裏に過ぎる。
「……あの、何でそんなに僕に関わるんですか」
兼次が少年に聞くと、少年は当たり前の様に言った。
「友達だから!」
「は?」
兼次は、純粋に意味が解らなかった。
「君は僕に会ってしまった時点で、もう僕の奴隷……ん、失礼。友達となる事は運命、そう運命! いわゆるディスティニーだ! そうだろ、僕の新しい友達よ!」
少年はペラペラと、まるで落語家の様に話を進めていく。
(何なんだこいつ)
と、兼次が思うのも仕方が無い。
「ま、とりあえず、君の家に行こう!」
「やめてください。迷惑です」
兼次は、少年の申し出をあっさりと、そして尚且つきっぱりと断った。しかし、少年はそれでも引き下がらない。相当な世話焼きの様だ。
「いいじゃないか少しぐらい」
「嫌です」
「頼むよ友達」
「貴方は僕にとってはただの通りすがりに過ぎません」
「いいじゃないか別に」
「五月蝿いとっとと巣に帰れこのドブ虫が」
兼次の最後の言葉に負けてしまったのか、少年はもう言葉を返してはこなかった。まるで今まで断られた事が無い様な、予想外、と言った顔だ。ちょっと言い過ぎたかなぁと思いつつも、兼次の顔に反省の色は無かった。
「さて、変な人も追い払ったし、早くアパートに行こうっと」
少年の存在など無かったかの様に、兼次は涼しい顔をして呟いた。
兼次は、高鳴る胸を押さえ切れずに、駆け足で今日から住む事になるアパートへと向かった。
何しろ彼は、東北の田舎から来た田舎者なのであるから。
:後書き:
どうも、ソフィアです!
一話は、無意識に短くなってしまいました……。
すみません!
それに、今林麻奈さんのせっかくのアドバイスも、これじゃあ聞かなかったにも等しく……。
本当に今林麻奈さん、こんな駄文を読んでくださる方々、申し訳ありませんでした!!
誤字・脱字などございましたら、言ってくださると嬉しいです。感想やアドバイスもお待ちしています。
それでは、ソフィアでした〜。
- Re: ノストラダムス! ( No.5 )
- 日時: 2010/03/17 21:51
- 名前: 未知 ◆J.0c9lTl8o (ID: pFXOI/OC)
こんばんは!
鑑定屋です!
小説の方に載せて良いと言うことで来ました!
ソフィアさんへ
<鑑定結果>
僕、もう本当にこういうお話し大好きです。
なんだかすごくワクワクしてきました。
兼次って一体どんな人物なんですかね!(すみません。関係ないことまで書いて。
>では、まず基礎の注意から。
基礎はだいたいできていますが、二つだけ注意を。
カギ括弧は、二つ重ねて使ってはいけません。
「「○○」」はダメです。
書くのなら、「二人は同時に言葉を発していた」等。
文章で表現しましょう。
また、「……」だけのセリフはあまりオススメできません。
折角文字で表現できるんですから、「女は考えるように黙ったまま、亮輔を見つめた」など。
そうして書く方が良いと思います。
>次は描写について。
登場人物の行動描写は良くわかりました。
しかし、人物描写や情景描写が少ないように感じました。
最初の、高原里奈がどういう容姿なのかよくわかりませんでしたし、
二人が会話を交わす部屋の描写ももう少し欲しかったですね。
兼次の容姿も、少年との会話の場所の描写ももう少し欲しかったです。
>構成について
発想が豊というか、たぶんよく考えて作られているお話しなんだな、と思いました。
読者に、これからの展開を想像させる言葉をちょくちょく入れていたので
すごくドキドキしながら読めました。
まだ少ないのであまり詳しいことは言えませんが、今現在、すごく良いと思います。
>キャラについて
キャラ設定がまた奥が深いというか。
なんだか本当に良い味を出すキャラがいますね!
一人一人に「何か」があって、無駄なキャラなんていないんじゃないかな、と
キャラ紹介を見た時点で思いました。
えーっと。
非常に話の作り方が上手だと思います。
場の盛り上げ方など、読者の心を掴む要素がたくさん溢れていました。
それから余談ですが、僕もこのお話の読者になりました。
続き楽しみにしてますね!
以上で鑑定を終わります。
意味不明な鑑定がありましたら言ってください。
僕が間違ってます。では。
ありがとうございました!
- Re: ノストラダムス! ( No.6 )
- 日時: 2010/03/18 14:48
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
未知さん>
小説鑑定ご苦労様です!ありがとうございました!
初めてのネット小説なので、色々と不安があったのですが、鑑定屋さんがいると心強いです!w
指摘してくださった点を直していこうと思います^^
本当にありがとうございました!
- 少し修正いたしました。 ( No.7 )
- 日時: 2010/10/02 15:03
- 名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)
第二話 「アパート」
兼次は、目の前にあるアパートを一目見てから、大きなため息をつく。兼次の頭の中では、ある一言がループされていた。
(父さんに頼んだ僕が馬鹿だった……)
兼次の父親は大手不動産会社「原町不動産」の全取締役をしている。その為か、兼次は「未来の社長」と言う、取って付けた様な評価を勝手にされ、同級生の女子に「将来、社長婦人になれるかも」といった理由で交際を求められた事が数回ある。しかもその内の一人である、元クラスメートの横島桃は、兼次との結婚後の生活を見据えて頭の中で妄想を繰り広げているとい状態だ。普通の男子なら、むしろここは喜ぶところかもしれないのだが、兼次は幼少の頃に近所の女の子集団にいじめを受けたり、色黒のギャルに踏みつけられたりした事があるので、そのトラウマからか女子が苦手になってしまった。その事もあり、兼次の中学校生活は、毎日が地獄の様だった。
「父さんなら、良い物件を探してくれるだろうと思ったのに……」
兼次は再度、大きなため息をつく。
「こりゃ無いだろ……」
兼次が今日から住む、桜壮東館一C室は、元々はナチュラルブラウンの清潔感ある建物だった事が予想できる。しかし、今の現状を見ると、壁はホコリに塗れ、パンフレットに載っていた資料とは天と地ほどの差があった。おまけに、台所からはゴミ捨て場の様な悪臭が放たれている。思わず兼次は、桜壮から顔を背け、鼻をつまんだ。覚悟を決め、兼次が1階の端にある自分の部屋に入ると、いきなり真っ黒い物体が目に付いた。……言わなくても解るだろう。そう、それは何十匹にも及ぶゴキブリだった。
「……!!」
思わず後ずさる兼次。慌ててティッシュとゴム手袋、くるんだ新聞紙を持ってゴキブリに立ち向かって行った。
先週までこの部屋に住んでいたという荒川という人は、どうやら部屋を一切片付けないまま出て行ってしまったらしい。
「この様子じゃあ、今日は片付けだけで終わりそうだなぁ……」
兼次は、今までで一番深いため息をついた。
その頃。
「あ。そう言えば、先週売ったアパート、片付けるの忘れてた! 今行けば片付け間に合うか? ……ま、いいや。面倒くさいし。それに今からオフ会の予定があるもんねぇ。出会い系で知り合った、瑠奈ちゃんと! ふふーん、楽しみだなぁ」
兼次が、一人暮らしを始める1週前まで桜壮に住んでいた「荒川連」は現在、中央区の「三越」で、洋服の買い物をしている真っ最中だった。その人物は、何を隠そう、先程兼次にしつこく話しかけてきた少年なのであるが、それはまた、別の話……
:後書き:
今回、テレビの「おかわり!ごはんリレー」を見ながら書いたものですので、すごく短いです!
すいません、本当すいません。
でも、テレビが面白いのが悪いんです!……嘘です、ごめんなさい。
次回は、やっと書きたかった「羅木高校」の描写に入れるかな?
まぁ、ともかく、毎度毎度こんな駄文を読んでくださる皆さん、ありがとう!
誤字・脱字などございましたら、言ってくださると嬉しいです。感想やアドバイスもお待ちしています。
それでは、ソフィアでした〜。
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