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闇夜の惨劇
日時: 2010/04/19 22:12
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: KkQpSREq)

初めましての方もそうでない方もこんにちは!
凛といいます。またまた新作でs((殴

*;;;;;;;;;;;;;;;;;;注意;;;;;;;;;;;;;;;;;;*
1、荒らし・中傷・偽・チェンメ厳禁
2、何かに似ていたらすみません
3、有り得ない事ありまくり
4、凛が嫌いな方は戻る連打です

+.*⌒お知らせ
☆小説リンクしてます
 リンクしている小説は『罪色の蝶』です


      +.*⌒prologue⌒*.+

惨劇の中で少女は生きた


血塗られた記憶の奥底に視えるは闇


永遠に終わることの無い血の宴


闇夜が紅く紅く彩られる


今宵も闇夜に惨劇は繰り返される———……

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Re: 闇夜の惨劇 ( No.32 )
日時: 2010/05/16 17:58
名前: ゼリー ◆fyvzahlCa2 (ID: g4i.qhAt)

おっと凛、またも新作作ったのかww
おひさ^^あ私ぷりんだよ〜
死神とか魔女とか好きだよね〜^^
私もだけど+ー+

Re: 闇夜の惨劇 ( No.33 )
日時: 2010/05/17 18:27
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

ゼリー

またなんですよ
全く仕方ないよねぇ、この人は。(凛)
頑張るよ

Re: 闇夜の惨劇 ( No.34 )
日時: 2010/05/22 14:27
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

*+*+*+*+*+*+*第2章の登場人物*+*+*+*+*+*+*

風見 梨子 (カザミ リコ)

大人しい
隼人に密かに想いを寄せている

真城 悠莉(マシロ ユウリ)

明るいクラスの人気者だが、嫉妬深い
隼人に猛烈なアタックを仕掛けている

神田 隼人(カンダ ハヤト)

スポーツ大好き少年
恐ろしく鈍感

Re: 闇夜の惨劇 ( No.35 )
日時: 2010/06/02 22:03
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

第2章 『トライアングル』
1話*波紋

「面白い事が起こったようね」

朝の騒がしい音の中で妃恋が呟くように言った
何々!?と聞いてくるセルシェと妃恋に一旦微笑んで見せて、「起こったよ」と答えた

「やっぱり妃恋は凄いやぁ〜」

「なんたって予言者だからね」

「大袈裟よ。たまたまその能力を授かっただけ」

妃恋はいい奴だ
と、その時クラスに一際大きな声が響いた

「神田君!! おっはよ〜!!!」

「はよ〜」

彼女は……真城 悠莉か
其方の彼は神田 隼人。どちらも結構人気がある
まぁ知ったこっちゃないがな

「真城さん。おはよう」

「ん? ……ああ、梨子か」

……挨拶を返すところだよな?
全く、可笑しな人だ
神田とやらには挨拶をしたではないか

「神田君。おはよう」

少しだけ。ほんの少しだけ声のトーンが上がった気がする
その瞬間、悠莉の顔が怖い顔になった

「おはよ〜」

……なんて面白いことが起こるクラスだろう
彼女、梨子さんは神田を好きになっている
そして悠莉さんも

……三角関係とやらではないか

Re: 闇夜の惨劇 ( No.36 )
日時: 2010/06/15 17:13
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

2話*流した涙

三角関係は波紋を呼び
波紋はどんどん大きくなっていく

「神田君っこの後なんか予定ある?」

放課後、悠莉が大声で聞いた

「いや、特にねぇけどさ」

「じゃあさ、駅前のアイス屋さんに行こうよ〜」

そんな会話は聴こえてくる中、私は梨子さんを見つけた
手に握り締められたのは———アイス屋さんの割引券
きっと、彼を誘うつもりだったのだろう
先を越された、という哀しみが瞳に宿っていた

「あっれぇ、梨子。何やってんのぉ?」

「あ……悠莉、ちゃん」

「そこ突っ立ってるとバカみたいだよ。てかさぁ、握ってんのって何?」

勝ち誇ったように言う悠莉
汚い手だ。何なのか分かってるだろうに

「こ、これアイス屋さんの割引券! 神田君と、一緒に行くなら、使って……」

辛そうに、俯きがちに言った

「あっりがと〜! ねぇねぇ神田君! 早く行こっ〜」

彼の手を掴み、悠莉さんは行ってしまった
1人残ったのは梨子さん
俯きながら、震えている

「うッ! うぅ……ッ」

泣き声だけが木霊する
放課後の教室に誰も居なかったのが幸いだ

「……哀れな」

そして私は立ち去った

梨子さんの流した涙は、綺麗だった


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