ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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闇夜の惨劇
日時: 2010/04/19 22:12
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: KkQpSREq)

初めましての方もそうでない方もこんにちは!
凛といいます。またまた新作でs((殴

*;;;;;;;;;;;;;;;;;;注意;;;;;;;;;;;;;;;;;;*
1、荒らし・中傷・偽・チェンメ厳禁
2、何かに似ていたらすみません
3、有り得ない事ありまくり
4、凛が嫌いな方は戻る連打です

+.*⌒お知らせ
☆小説リンクしてます
 リンクしている小説は『罪色の蝶』です


      +.*⌒prologue⌒*.+

惨劇の中で少女は生きた


血塗られた記憶の奥底に視えるは闇


永遠に終わることの無い血の宴


闇夜が紅く紅く彩られる


今宵も闇夜に惨劇は繰り返される———……

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Re: 闇夜の惨劇 ( No.17 )
日時: 2010/05/07 18:22
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

4話*女王の判決

翌日、教室に入るとヒソヒソと、主に男子から囁き声が聴こえた

話題は……北條さんのことだ

きっと後宮さんが話を広めたのだろう

まったく、陰湿な輩だ

「ね〜流羽奈ぁ、ウチの筆箱ないんだけどさぁ」

「知らないよ」

クスッと後宮さんが含み笑い、北條さんのロッカーを漁った

「あっれぇ? 此処にウチの筆箱が?


           何でだろぉ〜」

「ウチは知らない!」

ガタンと立ち上がり、流羽奈が叫ぶ

「嘘付け! 証拠は今のだ!! 皆ァーー!! 流羽奈はドロボーだよっ」

後宮さんが高らかに叫ぶ

暫しの沈黙が訪れ、男子から悪口が飛び出す

「フン、これが女王様の判決。あんたは罰として……虐めるね」

「酷い……濡れ衣だ!!」

言い訳すんなよ、等の声が男子から浴びせられる

刹那。微かに感じられた

感じ慣れたあの気配を

そう、怨みの気配を————


放課後。屋上で魔法を使い、北條さんの心を覗かせてもらった

『アイツが憎い!! 怨んでやる……後宮 美由華を!!』

……憎悪と怨みに狂っている

ココロは鬼と化した……

さぁ、惨劇の幕開けといこうか

Re: 闇夜の惨劇 ( No.18 )
日時: 2010/05/07 18:35
名前: nanasi (ID: udZFMs3r)

ひっでぇ

後宮……

自慢人間か……(れの をおもいだす)←だれ?

Re: 闇夜の惨劇 ( No.19 )
日時: 2010/05/08 14:00
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

nanasiさん

YES!!
後宮は自慢人間です

Re: 闇夜の惨劇 ( No.20 )
日時: 2010/05/09 18:33
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)
参照: http://書き方かえてみました(´・ω・`)

5話*闇蝶の舞う頃に

+*流羽奈side

憎い……憎い……アイツが、後宮が憎い……
最早、流羽奈のココロは鬼のようだった
此処は裏庭……1人になるには丁度良い場所だ
その中の1本の木に持たれかかり、しゃがみ込んだ

「あら、珍しい。此処には誰も来ぬと思っていたのだが」

不意に声が聴こえ、反射的に上を向く

「……孤寂さん」

「こんにちは。流羽奈さん」

……この人苦手なんだよね、いつも何考えてるか分かんないし
目の前の彼女は顔色1つ変えずに前を見据えている

———やっぱわかんないや

「貴方。怨みを晴らしたい?」

「は?」

不意打ちをくらったかのように、ポカンとした顔の流羽奈
まぁ無理はないだろう
誰しも、突然恨みを晴らしたいか、と言われれば驚くものだ

「……晴らしたいって言ったら?」

眉を顰め、言うとフッと彼女は微笑み、口を開いた

「汝、闇蝶の舞う頃に黒き館へ来い。さすれば汝の持つ邪悪な願いは叶う」

「はい? なんかの呪文?」

「さよなら」

「え、ちょっ!! 待っ……て、居ないし」

見渡しても彼女の姿は既に無かった
ハァッと盛大にため息をつき、がっくりと肩を落とす

「意味わかんないっつーの」

それが分かるのは、闇蝶の舞う頃

Re: 闇夜の惨劇 ( No.21 )
日時: 2010/05/09 19:09
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

6話*暗い森の中

+*流羽奈side

「あーもう分かんない……」

自分のベットに仰向けに寝転がりながら、1人呟く
考えているのは昼間の茜凪の言葉

「あれ、嘘だったのか……なッ!?」

窓辺には真っ黒な———闇のように黒い蝶
そして脳裏にあの言葉がフラッシュバックする

『汝、闇蝶の舞う頃に黒き館へ来い。さすれば汝の持つ邪悪な願いは叶う』

あの言葉の意味はこういうこと!?

「ちょっと出てくる!!」

リビングの母に言い、そのままドアノブを捻った


「ハァ……何処まで行くの〜?」

走っているのは真っ暗な森の中
時折風で葉が揺らされ、ざわめく
その音だけが満ちている

「もう疲れたし」

刹那、闇蝶が消えた
その代わりに目の前には黒い館が聳え立っていた

「何、コレ。孤寂さんの言ったとおりじゃん」

その中に入ると、薄暗い広間に出た
そしてその奥には一際大きな扉
流羽奈は迷わずそこへ入っていった

「ようこそ流羽奈さん」


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