ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 死のチャット 〜完結〜
- 日時: 2010/07/07 20:19
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: sjdSvJ4p)
はじめましての人もいますね。九龍です!
今回はある死神の話を書きます。
僕が嫌いな人、あと……文才があるかないか僕には解りません。心配なら今すぐ逃げたほうがいいです。
……あ、あと、チェーンメールと荒らしは歓迎しないんで!
……これでも残ってくださるんですか? 心が広いんですね……。
……できれば、お話を読んでくださるとうれしいです。
プロローグ>>1
第1章 第2章
第1話>>5 第5話>>28
第2話>>8 第6話>>39
第3話>>13 第7話>>42
第4話>>20 第8話>>48
第9話>>53
第10話>>54
第3章
第11話>>58
第12話>>66
第13話>>75
第14話>>79
第15話>>85
第16話>>98
第17話>>108
お客様
ぽぽ様、扇子乃和登様、暗刻の導き手様、ヴィナン様、あくな様、党来様、月花様、涼香様、ゼリー様、ゆゆ様
咲鬼様、ブラックサンダー様、雉明様、怪物くん様
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- Re: 死のチャット 〜悪い子はいませんか?〜 ( No.106 )
- 日時: 2010/06/13 17:39
- 名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: LTX6Bi5r)
……迷惑かけるなら死なないほうが良いのか。うん、迷惑はかけたくねェな^p^
……そこは敢えて、書きましょう!←
いや、だが協力してくれてても萌えるしなァ……((オイ
くっそどちらも見てみたいとか思うどうしよう(((
- Re: 死のチャット 〜悪い子はいませんか?〜 ( No.107 )
- 日時: 2010/06/13 18:47
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: S78i8iJk)
雉明様へ
そうでしょうね。それに、死ぬのって怖いですよ〜。
……協力するか、それとも阿鼻叫喚か、難しいのがあの二人ですね。
あの二人なら、骨ボッキボキになるまで戦いますよ。
- Re: 死のチャット 〜悪い子はいませんか?〜 ( No.108 )
- 日時: 2010/06/14 20:16
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: 0BucpTCd)
第17話『絶対! 死守宣言』
少女たちの顔が、一気に青ざめる。
さて、さっさと終わらせますか。
彼とは、あまり一緒にいたくないのでね。
「ま、待ってよ! 何、消すってどういうこと!?」
べリアルは、明さんの問いに、ため息をついた。
「……多分、貴方達の想像していることと同じですよ。大丈夫、墓位は作ってあげますから」
ベリアルはそう言って、明さんと和美さんの手首をつかむ。
明さんは、必死で手を振り払おうとするが、べリアルは手を離そうとはしない。
バキッ、と、なにかが折れた音がする。
べリアルが、明さんの手を思いっきり変な方向に曲げた、その時に折れた骨の音であろう。
……うわぁ……。
「キャアァアァアァアァアアァァァ!!!?」
「……貴方の骨、柔らかいですねぇ」
べリアルが、悲鳴なんて気にせずに、笑顔でそう言う。
あぁ、彼は良心はあっても、神や天使に対して友好的であっても、腐っても悪魔ということか。
天使の顔をした彼の笑みは、挑発的なほどに美しく、冷たかった。
さて、こっちはこっちで、沙希さんの相手をしなければいけませんね。
そう思いながら、逃げられないように、沙希さんの手首をつかむ。
沙希さんは、恐怖で声が出ないようだが……。
それは、僕にとっては都合がいいことだった。
女性の悲鳴はあまり聞きたくないし、誰か呼ばれたら困りますしねぇ。
あぁ、でも、バキバキというこの不快な音も聞きたくない。
多分、べリアルが明さんと和美さんの骨を折っているんだろうな。
僕はそう思いながら、沙希さんの腹にナイフを突き刺す。
ついでに、悲鳴を上げないよう、口をガムテープでふさぐ。
……これで、時間がたてば、沙希さんは終わりだ。
そう思いながらべリアルの方を見てみると、明さんはべリアルの足元で倒れていて、和美さんは気絶しているようで、何もいわない。
明さんの足は傷だらけだ。多分、もう使い物にならないな。
和美さんは……顔が青白い。べリアルは、こちらを見て微笑んだ。
「……この人達は、もう要りませんから。全部貴方にあげますよ」
べリアルはそう言って、公園を出ようとする。
「待ってください」
僕は、べリアルを引きとめる。
べリアルは、困った顔をしてこちらを向く。
「なんですか? そろそろ帰らないと、御主人に何を言われるか、わからないのですが……」
ベリアルがそう言い、小さなため息をつく。
「貴方、主人がいるんですか?」
「えぇ、そうですが……貴方には関係はないでしょう?」
べリアルがそう言って、公園から出ようとする。
僕に関係ない、というわけでもない。
「関係あります。貴方の御主人、貴方に人を殺せと命令したのでしょう?」
それを聞いて、べリアルは苦笑した。
次の瞬間、べリアルの笑みは崩れ、凍りつくような眼で僕を睨んでいた。
僕に突き刺さるその視線は、さすが悪魔といったところだろうか。今にも、骨の髄まで凍りつくされてしまいそうだ。
「言っておきますが、主人に手は出させませんよ。主人に何かしたら、私だって、本気で怒りますからね」
べリアルはそう言い、公園を出て行った。
僕はベンチに座り、服のポケットから、携帯電話を取り出す。
これは、舌切雀に運んでもらおう。
そう思いながら僕は、携帯電話を開いた。
- Re: 死のチャット 〜悪い子はいませんか?〜 ( No.109 )
- 日時: 2010/06/15 21:20
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: XL8ucf75)
第18話『約束と、過保護な御主人と』
何故、このような状況になっているのだろうか。
ここは、僕の部屋。隣には、べリアル。
何故だかはわからないが、朝起きると、枕元に僕宛の手紙があった。
手紙を開くと、今日の1時に、貴方の家へ参ります。と、書いてあった。
そして手紙の右下には、べリアル、と書いてあった。
まぁ、予告をしてくれるのは嬉しいのだが、いつの間にこの手紙を置いて行ったんだろう。
そのことが気にかかるが、まぁ、今はそんなことはどうでもいい。
僕はべリアルが苦手だ。前に会った時よりは好いているが、まだ少し苦手だ。
この3週間、喧嘩はしていないし、べリアルも、ただ話しかけてきたり、僕を睨んだりするだけ。
多分、彼もそれなりに僕と仲良くしてくれようとしているんだろう。
「……で、用件はなんですか?」
僕がそう聞くと、べリアルはニッコリと柔らかく微笑んだ。
「骨」
……ハイ?
僕は、一瞬自分の耳を疑った。
骨なんて、彼には興味のないものだろうに、何故そんな物の為にここに来たのだろう?
「明さん、和美さん、沙希さんの骨」
べリアルがそう言って、膝に乗っている黒い鞄を開ける。
……あの3人の、骨?
「あの、それ、何に使う気ですか?」
僕がそう聞くと、べリアルは無表情になった。
……なんだろう、僕は何か気に障る事でも言ったのだろうか?
「お墓、ですよ。ほら、言ったでしょう? お墓位は作ってあげます。と」
ベリアルはそう言って、僕の目を見つめる。
……そう言えば、3人に言っていたな、そんなこと。
でも、本当に墓をつくろうだなんて、とても驚いた。
彼は悪魔なのに、人間の墓をつくろうだなんて約束をするとは……。
「……ありますよね、骨」
ベリアルが、声を低くしてそう聞いてくる。
多分、なかったら許さないぞ、と言おうとしているのだろう。
……ちゃんととってありますよ、骨。
「後で渡してあげますよ……」
僕がそう答えると、べリアルは笑顔で礼を言った。
次にべリアルは、なにかを思い出したように、あ、と声を漏らし、黒い鞄から白い封筒を出した。
「これ、御主人から、貴方に渡せと……」
べリアルの言葉を聞いて、僕は首をかしげる。
……あった事もない人から、僕に?
そう思いながら封筒を開け、手紙を開く。
手紙には、血のようなものがついていた。
5時までに、家に帰せ。さもなくば、お前の命は……。
と、これだけ書いてある。
しかも、お前の命は……の部分だけ赤い字で書いてある。
「……べリアル……」
僕がそう言ってべリアルの方を見ると、ベリアルは苦笑しながら言った。
「御主人、ずいぶんと過保護なんですよねぇ……」
……本当にね。
僕はそう思いながら、べリアルと同じように苦笑した。
- Re: 死のチャット 〜悪い子はいませんか?〜 ( No.110 )
- 日時: 2010/06/15 21:35
- 名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: LTX6Bi5r)
言葉に忠実ですね、べリアルさん良い人です^^
……いや、良い悪魔……?
悪魔にいいって言うのもどうかって気はするんですが^^;
少なくとも俺よりは性格良さそうで←
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