ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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━ESP━
日時: 2010/11/12 15:43
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=e52PFRP4yb8&feature=related 

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☆★☆お客様方々☆★☆
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禰音 鏡幻様>>6      水龍様
獏様>>15>>83       紅蓮の流星様
煌謎様            36e様
猫魔王>>23         ガイ様
更紗蓮華>>30        夜月様
りん様>>32
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羽百合 蕾様>>49
ABU様>>61>>91
━━━━━━━
>>4 オリキャラ募集用紙
>>140  アンケート用紙
>>141  Q&A用紙


〜第1部 断罪能力者討伐編〜
キャスト>>3 >>29 >>60
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〜第2部 デーモン七魔将編・戦場東京編〜
キャスト>>78 >>107
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Re: ━ESP━『エスパー』18話うp♪ ( No.70 )
日時: 2010/07/07 07:16
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

19【新たなる脅威】

マリンメッセ 入口

アイドルのコンサート目当てに混み合う入り口。
そんな場所に、黒いコートを着て顔をフードで隠した謎の人物が移送車を見ていた。
「あれか・・・シャドウ。お前の能力で例の場所まで移動しろ。」
フードから聞こえる男の声。その男の後ろには同じ格好をした人物が音もなく現れた。
「俺の専門外だが、いいだろう。」
シャドウはそういうと、両手を遠く離れた移送車に向ける。

「シャドウ・フォール」


**********


移送車


運転席に座る三木は、渋滞の終点につくと安堵の息を漏らす。
「やっとだぁぁ!!」
助手席に座る亜樹も、渋滞の終わりに笑顔になる。
その時だった。

ガコン!!

突如、何かがはずれたような音が聞こえ、移送車が小刻みに揺れ始める。
「ん?地震か?」
「え?・・・・ちょっと待って!!外!!」
亜樹は窓を開け、移送車の下を見た。
どういう理由か、移送車が地面に沈んでいく。亜樹と三木はこの異変に気付くと、辺りを見渡す。
その時、亜樹の携帯が車内に鳴り響いた。

『三郎さん!!車が!!』
『分かってる!!スタジアム付近に不審人物が2名。その内の一人が手を移送車に向けている。』

亜樹はその言葉を聞き、スタジアムの入り口を見た。
確かに、フードを被りロングコートを着た2人組がいる。

『どうしますか!?』
『ここでの戦闘はまずい・・・渋滞を抜けたら一般道に入れ!!』
『了解!!』

三木は携帯から聞こえた三郎の指示通りに車を動かした。
渋滞を抜けると、高速を一気に下り一般道を走行し始める。
しかし、車は進むが地面に飲み込まれて行く。
「このままじゃ移送車は完全に・・・」
「・・・・飛び出すわよ!!」
亜樹は三木に言うと、三木は無線を取り出し、後ろに乗っている天馬達に呼びかけた。

**********

先ほどの揺れを不審に思った天馬、紅月、寝ていた円は戦闘態勢に入る。
「お、おい、大丈夫なのか?」
手足を拘束され、能力を使えない火山は不安そうに質問する。
しかし、3人は聞く耳を持たない。

『皆さん!!移送車から飛び降りてください!!緊急事態です!!』

「はぁ!?」
円はため息をつきながら、渋々ドアを開けた。
ドアは豪快に開き、中に風が一気に入り込んでくる。
「俺はこいつを運ぶから、天馬君と円は先に降りろ。」
紅月はそう言うと、火山の拘束を外し始める。
拘束は椅子部分にも固定して付けているため、一々外さないといけないのだ。
「行くよ!」
「は、はい!!」
天馬と円は同時に飛び降りた。

「よっと・・・」
「痛った!!」

円はさすが先輩でもあり、軽々と着地する。しかし、天馬は着地はしたが、足を躓かせた。
2人は後ろを振り向き、前の席から飛び降りる亜樹と三木を見る。
2人も平気に飛び降り、車はそのまま停止した。
紅月と拘束された火山だけが、まだ降りてこない。
「私、行ってくる。」
円は剣を構えて移送車に走って行った。
と同時に、天馬の後方から算介と三郎を乗せた車がブレーキ音を上げて急停車する。

「天馬!!」

三郎と算介は天馬に駆け寄る。
亜樹と三木も天馬達の元へ駆け寄ってきた。
「やばいですよ!!移送車、もう半分も地面に・・・」
三木が脅えながら移送車を見る。
5人は移送車を見て、最早出てくる言葉がない。

移送車の半分は地面に吸い込まれ、もう移動不可能という状況になっていた。

「紅月!!急げ!!」
円が沈んでいく移送車に近づく。その瞬間だった。

「嬢ちゃん、消えな。」

「え?」

円の横に、タキシードを着た謎の男性が現れた。
全員、男性が現れた瞬間が見えなかった。
男性は右手で円の頭を鷲掴みすると、そのまま投げ飛ばす。
「き、きゃぁぁぁ!!!!!!!!」
円は男性のありえない腕力に驚き、刀を落としてそのまま近くに止めてあった車に突っ込んだ。
「円!!」

「お前も・・・くたばれ・・・」

天馬たちは突然の声に後ろを振り向く。
算介と三郎の車の上に、先ほど見たコートを着た男性2人が立っている。
1人は白髪が腰まであり、右目に大きな切り傷がある。
もう一人の男はウエーブのかかった漆黒の髪をもつシャドウ。
「な!!クライムの仲間か!?」
三郎は両手をドリルに変え、2人に尋ねる。
「・・・知らん。我々が貴様らに教えることはない。」
白髪の男がそう言うと、シャドウが手を地に付けてそのまま自分の影の中に2人同時に消えた。
天馬はシャドウの能力を見てようやく理解する。
移送車が地面に沈んでいるのは、影に飲み込まれているからだ。
5人が後ろを振り向くと、中に取り残された紅月と火山が移送車ごと影に飲み込まれた。

「バッハッハ〜イ♪」

タキシードを着た男性は手を振りながら移送車の上に立ち、そのまま移送車ごと影の中へと消えた。

Re: ━ESP━『エスパー』第1部完結間近 ( No.71 )
日時: 2010/07/07 19:59
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

20【任務失敗】

呆然立ち尽くす天馬、亜樹、三郎、算介、三木。
5人の右方向には、円が先ほど投げられた衝撃で車の上で気絶している。
突如現れた3人に、移送車が奪われた上、紅月と拘束していた火山までもが奪われた。
「ど、どうするんですか・・・・」
天馬は三郎の顔を見ながら聞く。
さすがの三郎も、この出来事に動揺しており、表情はいつもと違った。
「問題は・・・移送車が奪われたことではない・・・。なぜ、我々が通るルートを知っていたかだ。」
三郎は全員の顔を見渡す。
天馬は三郎の言葉の意味が分からない。だが、その言葉の意味を知った途端、鳥肌がたった。



「密告者がいる。・・・・裏切り者が・・・・」



「そんな・・・」
「嘘よ・・・」
亜樹と算介、三木に天馬もそれを否定したいが、確かに三郎の言葉は正解である。
今回の移送車が通るルートは会社以外の人間は知らないはず。
それなら、内部に先ほどの奴らの仲間がいるということだ。
「ま、待てよ!!でも、今回の任務は東京支部だけじゃなくて、千葉支部も知ってんだろ?」
算介の言葉に、三郎は頷く。
「あぁ。東京支部には300名以上、千葉支部には400名以上の社員がいる。今この時点で、容疑者総勢700名。」


「はぁ!?」


会社のことをよく知らない算介と天馬は、その数字の多さに驚いた。
700人もの人間に一々事情聴取をしている暇はない。
「とりあえず、社長に連絡しろ。応援と救急隊を呼ぶように。」
三郎がそう言うと、亜樹が携帯を取り出し会社にかけ始めた。
「三木は円の応急処置だ。天馬、算介は俺と周辺を警戒する。また襲ってくる可能性があるからな。」
天馬と算介は頷き、三木は急いで円の元へ走って行った。
三郎は大きなため息をつき頭を抱える。
算介もため息をつき、地面に拳を叩きつけた。
「ちくしょう・・・何なんだよ!!」
天馬も空を見上げ、車内での紅月と話した時のことを思い出す。
「木枯先輩・・・・」



火山隼人 NPS移送任務




失敗________





───────


某所 場所不明


「たっだいま〜っと!」
地面から草の様に生え出てくる移送車とその上に乗ったタキシードの男性。
周りはどこかの建物の地下駐車場のようだ。
移送車の前には、シャドウと白髪ロングヘアーの若い男性が立っていた。
「アモン侯爵、移送車の中には何人いる?」
白髪の男性がアモンに尋ねると、アモンは車の上から降りて中を覗く。
その時だった。

「うらぁ!!」

紅月が剣を振りかざしながら車内を飛び出した。
「おっと♪その程度の攻撃なら効かないよ。」
アモンはタキシードについたマントを靡かせながら言う。
紅月の背中には火山が脅えた様子で挙動不審になっている。
「降りろ。邪魔になる。」
「わ、わいは能力使えんのや!守ってや!!」
火山は紅月の背中に隠れる。
シャドウが紅月と戦おうと前に出るが、白髪の男性がシャドウを止めた。
「アガレス第2魔将がお相手になろう。」
アガレスは白髪の髪を靡かせ、紅月に向かって走り始めた。
「武器なしでやる気か・・・なめるな!!」
紅月は両目でアガレスの手を見る。
神経を破壊すれば、こっちが有利だ。
そう思った次の瞬間!!


グシュ!!



「え・・・・?」



紅月は自分の目を疑った。
下半身が、腹部から下が消え、上半身の切断部分から溢れだす大量の血。
「な・・・んだ・・・これ・・・・・」
紅月は意味が分からず、その場に倒れ込んだ。
足がない。そう思った時には地面に倒れていた。

「まったく、君たちは弱いんだからーーー」

頭上から聞こえるとても幼い声。
紅月は最後の力を振り絞り、視線を上に向けた。
目の前にいるのは・・・・子供!?
まだ小学生のような子供が目の前にいる。幻覚や幻ではない。
「ありゃ?まだ死んでないね・・・・バイバーイ♪」
子供は紅月に両手を向ける。
「社長・・・・申し訳・・・ございま・・・・




グシュ!!





──────

Re: ━ESP━『エスパー』20話うp♪ ( No.72 )
日時: 2010/07/07 21:58
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

〜お知らせ〜
参照700を越し、たくさんの方からコメントを頂きました。
そして、とうとう『ESP』は第2部を迎えまーす\(゜ロ\)(/ロ゜)/

第1部はもう少しで終わりますが、どうか温かい目で見てください。

Re: ━ESP━『エスパー』20話うp♪ ( No.73 )
日時: 2010/07/08 12:08
名前: 禰音 鏡幻 ◆kaIJiHXrg2 (ID: cYSZrqDn)

あらら、殺されっちゃいましたね…
参照700超えおめでとー!

Re: ━ESP━『エスパー』20話うp♪ ( No.74 )
日時: 2010/07/08 12:28
名前: SOW ◆CKxeK5cVQU (ID: HbGGbHNh)

>>0
はじめまして、SOW と申しますッ☆
面白いですね、この作品^^
“エスパー”なんて、久々に訊きましたよ。ポケモン以来です(笑)。
参照700突破、おめでと—ございま—すッ!!!!!!!!!!

もし良かったら・・・ボクが書いている小説も、読んでみてください。
まだ、プロローグですが・・・ ((^^;))
「ハヤ×マガ×アタサイ!!」というのですッ


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