ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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━ESP━
日時: 2010/11/12 15:43
名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=e52PFRP4yb8&feature=related 

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猫魔王>>23         ガイ様
更紗蓮華>>30        夜月様
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ABU様>>61>>91
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〜第1部 断罪能力者討伐編〜
キャスト>>3 >>29 >>60
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〜第2部 デーモン七魔将編・戦場東京編〜
キャスト>>78 >>107
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Re: ━ESP━『エスパー』9話うp♪ ( No.35 )
日時: 2010/06/27 13:09
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

10【襲撃 百宮学園高等学校】


月曜日


会社の仕事も気になるが、学校だけは避けられないものだった。
天馬は8時過ぎに教室へ入室し、生徒とあいさつを交わすと席に座りため息をつく。
「気になるなぁ・・・」
外を見ながらつぶやいていると、七海が後ろから声をかけてきた。
「休日何してたの?友達の家に泊まってたと聞いたけど・・・・」
「そのまんまだよ。友達の家。」
天馬は鞄から教科書やノートを出し、机の中に入れると時間割表を見る。
1時間目は全校集会となっている。
恐らく、クライムが起こした一之瀬高校の生徒暴力事件の件だろう。
天馬は1時間目から面倒くさくなり、大きなため息をつくと同時にチャイムが鳴り響いた。
「天馬、全校集会だから体育館行こう!」
「うん。」
天馬は元気のない返事をすると、七海とともに体育館へと向かった。


**********


百宮学園 正門前


閉まった門の前に、クライム率いる‘ジャッジ’のメンバー火山、柳沢、志村がいた。
「ここが・・・・百宮高校か・・・・・」
「火山、本当にここなのか?」
志村の質問に、火山は大きく自信を持って頷いた。
「当たり前や。あの会社の社員の餓鬼、ここの生徒らしいでっせ。」
「ここを襲えば、奴らも大慌てで来るだろう。」
クライムはそう言うと、振り向いて柳沢の方を見た。
ロングヘアーに長身スタイルの柳沢は首を傾げる。
「烈香の瞬間移動で体育館屋根上に移動し、生徒全員を襲う。どうやら、体育館で集会らしい」
クライムは校舎から体育館に移動する生徒を見ながら言った。
「行くぞ!!」
クライム、火山、志村は柳沢の肩を持つと、その場から一瞬で消えた。


**********


体育館


校舎と隣接して並ぶ体育館には、生徒及びに教職員総勢400名が集っていた。
校長が壇上に登ると同時に、周りは勝手に静まり返る。
「皆さん、おはようございます。今日は先週起こった一之瀬高校の暴力事件のために集まってもらいました。」
やっぱりその話か・・・
勘が的中した天馬は、真相を知っているので耳を傾けなかった。
1時間目は楽に過ごせそうだ。
天馬がそう思ったその時だった。


ズドォォォォォン!!!!!!!!!!


突如、轟音とともに体育館の屋根が崩壊。
瓦礫が生徒たちめがけて降ってくる。

「きゃぁぁぁぁ!!!!!!」

「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

生徒たちは大声を出して、出入り口めがけて走りだす。
しかし、天馬は上を見上げて表情を変えた。
瓦礫に紛れ、4人の人間が飛び降りてくる。只者ではない。

「能力者・・・・クライムか!!!」

天馬は紫色の髪をしたクライムと目が合い、クライムも天馬を見るとニヤリと笑った。
「いたぞ・・・・」
「やったるでぇぇぇ!!!!!!!」
火山は体を炎に包みこみ、そのまま天馬に突進してきた。
「あ、あいつも炎を!?」
天馬は両手から炎を出すが、意味がないことを理解しその場から逃げる。
それに、能力のことが一般市民に気付かれたら大変なことになる。
「火山と太陽は奴を捕まえろ。俺は、校舎を破壊する。」
クライムはそう言うと、隣にいた柳沢に触りその場から消えた。
志村は落ちゆく瓦礫を足場にし、そのまま床に着地すると火山とともに天馬を追いかけた。

Re: ━ESP━『エスパー』10話うp♪ ( No.36 )
日時: 2010/06/27 14:42
名前: 音暮 ◆KGyV2CsFBI (ID: tVOKPYTM)

展開が面白くなってきましたね^^
続き気になります(ワクワク

Re: ━ESP━『エスパー』10話うp♪ ( No.37 )
日時: 2010/06/27 18:30
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

>>36 音暮s
ありがとうございます♪
音暮さんも頑張って下さい!!

Re: ━ESP━『エスパー』10話うp♪ ( No.38 )
日時: 2010/06/28 14:44
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

11【友を守れ VS志村太陽】

急いで体育館外に逃げる生徒たちに紛れ、天馬は校舎の中に駆け込んだ。
後ろからは火山と志村が追いかけてくる。
「わいは上から行くで!」
火山は走りながら体を炎に変え、そのまま屋上へと飛んでいく。
黒いジャージ姿の志村は、両手を刃物に変えて校舎へと駆け込んだ。
「だ、誰だ!?」
1階の職員室前に男子職員が立っていた。両手を刃物に変えた志村を見て呆然としている。
「法を犯していないが、貴様は死ぬ運命だ。」
志村は男性職員に向かって走り出すと、そのまま刃物を心臓に突き刺す。
「ぎゃ・・・・あっ・・・・・」

バタッ!!

心臓を刺された職員は即死。志村は刃物を抜くと、そのまま階段を駆け上がり2階へと向かった。


**********


2階 1年生フロア


自分の教室である1−2の教室に逃げ込む天馬。
すると、聞き覚えのある声が聞こえて振り向いた。

「天馬!!何してんの!?」

「な、七海!?」
廊下には天馬の後を追ってきた七海がいた。
天馬は急いで七海を教室へ入れると、静かにドアを閉める。
「なんでここにいるんだよ!!」
「なんでって、こっちのセリフよ!!天馬、何してんの!?」
七海の質問に、天馬は答えることができない。
しかし、この状況で超能力の存在を隠し通すのは無理だろう。
相手は4人。どう考えても1人で太刀打ちできない。
「亜樹さん達が来れば・・・・」
連絡をしたいが、携帯は自宅。
これは絶体絶命というものだ。かなりやばい。
天馬はとりあえず、七海を避難させようと考える。
「七海、お前は急いで逃げろ。ここは危ない。」
「天馬も一緒に・・・・」


ガシャァァァァン!!!!!


突然、教室にガラスが割れる音が響く。
教室のドアが豪快に破壊され、ジャージ姿の志村が入ってきた。
「見つけた・・・覚悟しろ・・・・」
七海は志村の両手を見て表情を変える。
「な、なにあれ・・・・」
七海は天馬の手を握りしめ、脅えているのが分かる。
「友を守りながら戦えるのか?同志よ・・・・」
「同志・・えっ?」
七海は天馬の顔を見て唖然とした。
天馬は七海を自分の後ろに隠れさせると、躊躇なく両手から炎を出す。
七海は天馬の行動に呆然とし、口を開け驚いている。
「天馬・・・・嘘・・・・」
「俺は・・・七海を守る!!!」
天馬は両手から炎を噴射しながら志村に向かう。
「ふふっ。それでこそ能力者だ。」
志村は刃物を構え、天馬に向かって走り出す。

「おらあぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

「おぉぉぉぉぉ!!!!!!」

真正面から炎を喰らう志村は、一度は怯むが軽快な身のこなしで天馬の懐に回った。
「くたば・・・・」

「えぇぇい!!!!」

志村が刃物を天馬の腹部に突き刺すその時、志村の後頭部に机が振り下ろされた。
「うがっ!!」
志村はその場に倒れ込み、頭を押さえて転がり回る。
「七海!!今のうちだ!!」
「うん!!」
七海は持っていた机を投げ捨てると、天馬とともに教室を飛び出した。

「うっ・・・・くそがっ・・・・・」
志村は刃物を杖代わりに立ちあがると、急いで教室を飛び出し後を追った。

Re: ━ESP━『エスパー』11話うp♪ ( No.39 )
日時: 2010/06/27 20:10
名前: 怪物くん ◆uF7zrUquPo (ID: gM9EmB37)

はじめまして怪物くんと申します。

面白そう・・・いやおもしろいですね
続きがとても気になります
お早めにお願いします


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