ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 子育てつーくん。 完結
- 日時: 2010/09/07 06:24
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://yaplog.jp/akirahayate/
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小説カキコデビューして、いろんな人に支えられて
自分は幸せです。 はい。
お客様
スペシャル様 クロ+様 くろうさぎ様
風水様 阿嘉狐様 神無月様 月兎様
水妖様 白兎様 紅蓮の流星様 agu様
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- Re: 子育てつーくん。 ( No.56 )
- 日時: 2010/09/01 20:23
- 名前: クロ+ ◆EJ0MB3jlw2 (ID: gs3t.cSo)
>>51
何ですと!?(笑
あなた、リトラの何なのよ!(爆笑
- Re: 子育てつーくん。 ( No.57 )
- 日時: 2010/09/02 06:25
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
子供らしい二人……そうですね、別の意味で怖いです。
ウズリなんて、どっかから犬とか攫ってきそうですし(~_~;)
>神無月さん
落ち着いて下さい笑
つーくん好きになってくれて、ありがとです
>阿嘉狐さん
ウズ可愛いですね、略すの(*^^)v
ウズウズウズウズ……。 なにウズウズしてんだか笑
>くろ+さん
リトラもう唖然ですよ。 無表情じゃなく、唖然。
「…………」 なんだこの人!! みたいな笑
>水妖さん
あ、どうもです。 大体分かりますよ笑
醤油好きなんですね(~_~;) 一気に飲みましょう。
>蜘蛛さん
水妖さんが旅立たれましたね笑
最後にしっかり名前言っちゃってるし笑
あー、朝だから少しテンション低いです、すいませんね、みなさん……。
- Re: 子育てつーくん。 ( No.58 )
- 日時: 2010/09/02 07:33
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
どうにも、この双子に足りないものは、こどもらしさらしい。
ウズリなんて、こども特有の想像やらを超越して、完全に宇宙人になりきっている。 リトラもリトラで、こども要素の欠片もない。
「どっか公園にでも行くか?」
「おおっ、地球探索だな」
いや、全然違う。
そんなこんなで。 こども二人連れて、近所の公園にいく。
夏休みのせいか、人は一人もいない。
「はい、存分に遊べっ。 鬼ごっこでも、かくれんぼでも、なんでも」
「ここが公園かっ。 殺風景でチンケな所だなっ」
うわー性格悪。
リトラは砂場で勝手に山を作り始めてる。 なんだ、こどもっぽい事もできるじゃん。
二人が見える位置のベンチに座って、 「あちぃ」 この暑さでよく遊べるなと、若さを褒める。
そういや、聞き忘れたな。
母さんに、この二人は誰の子なのか。
僕の親戚?
覚えがないんだけど。
「あれあれ、ここにいるのはまさかまさかの津軽じゃないかな?」
声がして。
見ると、溝江トマトがいた。
「うんうん、やっぱり津軽だった。 トマト、正解」
「なんでここにいるわけ」
「あのねあのね、夏期講習の帰りだよ」
ああ、こいつ頭良かったっけ。
溝江トマト。
秀才で。 美人で。 ポニーテイルで。 細い。
変わってる名前で。 僕のクラスメイト。
クラスでも可愛い方に余裕で入る。
「でさでさ、あの双子ちゃん、どこの子かな」
「僕の親戚で、預かってるんだ」
「ふむふむ、誘拐したんだねっ」
笑顔で言うな、笑顔で。
「洒落たジョークにもならないぞ、溝江」
「だよねだよね。 それで、双子の可愛い女の子に囲まれて、かなりのハーレム状態だねっ」
「ふふひ、あまいぜ溝江」
僕は、砂場でダイレクトに山を作っているリトラを手で示した。
「あいつは、男だ」
「またまた〜、冗談言ってると殺すぞ〜」
笑顔のまま物騒な事を吐いて、溝江がリトラに近づく。
何するんだろうなーと思ってみてたら、だ。
いきなり、リトラのズボンを下げやがった。
「おいおいおいおいおいっ! おまっ、ソレ強姦だぞ溝江っ」
「だけどだけど、調べるっ! トマトについてるものがなくて、ついてないものがあるのかっ」
さすがのリトラも、初対面の人にズボンを下げられて、少し動揺している。
泣いてこそいないけど、目を白黒させている。
僕はトマトの腕を押さえつけ、なんとか動きを止めた。
「あのさあのさ、この状態見たら絶対に津軽がアブネー人だよね。 そのまま捕まって刑務所で死ね」
「ストレートすぎる、おまえ」
そんなに僕が嫌いかコノヤロー。
「ごめんな、リトラ。 怖かったよな」
「………べつに」
シュールに返してくれるな、お前も。
溝江の腕を放す。
「かなりかなり、手が痛い」
「お前が悪いぞ、溝江」
話が落ち着こうとしてたのに。
あいつが、やっていた。
「お前、宇宙人か?」
騒ぎを聞きつけて、ウズリがすぐ背後にいた。
溝江が、疑問符いっぱいに頭を飾らせる。
「宇宙人で、リトラを連れ去ろうとしたんだろっ」
「驚き驚き、髪の毛真っ白」
溝江の独特の喋り方に、ウズリの目が丸くなる。
「やっぱり、お前宇宙人だな。 地球人を拉致ろうとしたのかっ」
「なんでお前は宇宙人で弟のリトラが地球人なんだよ。 矛盾してますよー」
リトラくんをだっこしながら、一人呟く。
「なにこれなにこれ、超デンジャラス」
「あんま関わらない方がいいぞ〜」
さてと。
「ウズリ、家に帰るぞ」 「ぬぬっ? こやつを放っておけというのか?」 「帰るぞ」
少し強めに言うと、ウズリは納得いかないような表情でこちらに駆け寄ってきた。
溝江は何も言わなかった。
さよならとも、死ねとも。
そういう奴だ。
「よく我慢したな」
ウズリがクーラーの効いた部屋で寛いでいるころ。
僕はリトラと自室にいた。
保留
- Re: 子育てつーくん。 ( No.59 )
- 日時: 2010/09/02 15:22
- 名前: 月花 (ID: 8hgpVngW)
何を??
何を我慢したの!?
うぅーきーにーなぁーるぅー
- Re: 子育てつーくん。 ( No.60 )
- 日時: 2010/09/02 16:55
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
「よく我慢したな」
ウズリがクーラーの効いた部屋で寛いでいるころ。
僕はリトラと自室にいた。
クーラー今つけたから、まだ暑い。
リトラは下がったままのズボンをギュッと掴んで。
どこか不思議そうにしていた。
「ん、怖かったんだろ」
言うと。
今まで変わらなかった表情が。
驚きと。
動揺とで。
崩れた。
「男だもんなぁ、女の前で泣けねーよな。 ウズリ今いないから」
「…………っ」
いきなり初対面の女にがばーとこられて。
びっくりするよな。
リトラの目じりが赤くなって、ポロポロと。
涙がこぼれ出す。
泣くときくらい、嗚咽でもこぼせばいいのに。
だまって、泣くという行動をしていた。
「このこと、誰にも言わないから」
リトラなりの、プライドだったんだろう。
彼は彼なりに。
男だという自覚はきちんとある。
顔は女の子だけど。
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