ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 学園WARS! 参照300突破!!
- 日時: 2010/10/05 06:15
- 名前: 葵那 ◆Xqng00qpvM (ID: KxjXeDNq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=15378
ハジメマシテ、葵那といいます(・∀・)
クリック感謝感激w
※受験勉強に移りたいと思いますので、いったんこのスレはロックします
*
改めまして、葵那です。駄作小説書かせていただきます←
ひたすら読みにくい小説ですが、よろしくお願いします!
注意
・学園モノ。何かと設定がややこしい←
・微グロ…という程でもないグロ要素アリ
・更新遅いです
・ひたすら見にくい&誤字脱字多し
・荒らし等が目的の書き込みは御勘弁を
・コメ大歓迎です><
以上です、よろしくお願いします!
参照が300越えです!
マジで?300マジで?マジッすか!www
と、テンションが上がる自分←
皆さん、ありがとうございます^^
なんかもう、本当嬉しいです(感動
さて、2作目の小説を立てました(
雰囲気を一転させた、本当にシリアスな話です
シリアスとアアクションと微グロが主な要素
題名は、激動の世界(仮題)←
仮題はそのままの意味です。仮題なんです(早く決めろよw
まぁ暇があれば覗いてやってくんなせぇ
フレコ参照
なにとぞよろしくお願いしますm(_ _)m
- Re: 学園WARS! ( No.37 )
- 日時: 2010/09/26 12:07
- 名前: 月華 (ID: SOGiHJ/a)
なんとなくのぞいてみたら地味はまって最後まで読んでしまいました
(文章力? 文字の魔力?)
やばい、面白いです★
陰謀とか魔法とか好きなんで〜
ではではまたきます
- Re: 学園WARS! ( No.38 )
- 日時: 2010/09/26 17:43
- 名前: 葵那 ◆Xqng00qpvM (ID: N.eqDn/h)
>月華様
コメありがとうございます!
面白いと言っていただけて嬉しいですw
私も陰謀とか裏切りとか好きで好きで(だからシリアスにスレ立てた訳です
応援ありです、更新頑張りますね^^
- Re: 学園WARS! 参照300突破!? ( No.39 )
- 日時: 2010/09/27 06:23
- 名前: 葵那 ◆Xqng00qpvM (ID: KxjXeDNq)
B、C、D組は決起していた。
Bクラスに集められた三クラスの真ん中に立つのは———黒兎 一。普段静かな彼も、今回ばかりは黙っていられなかった。
「…さっきも言ったように、上位S、Aが俺たちを狙って襲っている可能性がある…。
——数時間前、Bクラスの3人が奇襲に合い、そしてCクラスの九瑪 凌牙までもが襲われた。
Cクラスの九瑪に関しては、集団で襲われ可能性が高い。
……仲間が傷つき、黙っていられるか?
俺達も、このままでは上位者に襲われる可能性がある。
学校をとりしきるSクラスでさえ動かないのであれば…俺たちが直接動くしかない。
…本当の下剋上だ、平和な学園の為、傷つけられた仲間の為にも——上位者を倒す。
だが、上位者を倒すのには…俺一人では無理だ。
だから、俺は皆の力を借りたい。学園を守るには…俺たちが力を合わせて動くしかないんだ…!」
「———そうだよ、一の言うとおりだ…!!
俺達Dクラスにも被害が出るかもしれねぇし…その前に止めるべきものは止めようじゃないか!」
「——そうですね、私も一さんに賛成です!
皆、ここは力を合わせ…元通りの平和な学園を取り戻しましょう!」
C、Dのクラスリーダーである、陣内 和樹、椎名 夜月の二人も、一に賛成し決起した。それを期に、三クラスは同盟関係を結び、上位二クラスを打ち倒す事を決意した。
それは、時刻にして夜の7時30分の事だった。
*
決起集会が終わり、各クラスが教室や寮に帰って行った。今、時刻は夜の7時40分。下剋上は明日の朝7時…。
S、Aクラスの人間がいくら強くても、俺たちが勝たなければならない。学園内に大混乱が起こるだろうが…やむを得ないだろう。
『…真純、上谷、将仁…』
一は、傷ついた仲間を思い出しながら、明日への決意を固めた。きっと、借りは返す。そして…必ず主犯を潰す。
…この騒動が治まれば、校長に直接申し出て、クラス分けのルールを取り消させる。
つまり、皆同じクラスにする訳だ。そうすれば、下剋上だの腐った制度が無くなる。
そして、争いの無い学園に————…
「…一さん、頑張りましょうね!
私達の…これだけの人数をもってすれば、必ずやS、Aクラスの人間に打ち勝つ事もできましょう。
相手はたったの7人と5人です、こちらは総勢72人…Fクラスの3名を合わせて75人!必ずや勝ちましょう!!」
と、そんな一に、決起集会で集まったCクラスのクラスリーダーである、椎名 夜月が話しかけて来た。
…椎名は、生真面目だが温厚で…皆から厚い信頼を寄せている人物だ。皆から好かれ、面倒見もいい為、皆に言われるがままクラス—リーダーの席に座った。
今回、Cクラスの九瑪が意識不明の重体となった事は、彼女自身も相当ショックを受けたようだ。なので、明日の下剋上に積極的に参加を申し出た。…一と同じく、クラスリーダーとして、皆を守りたいという気持ちがあるのだろう。
「ああ、そうだな。必ず勝つ…学園内の平和のために、な…。
———お前が進んで参加してくれたおかげで、皆も賛成してくれた。
お前には本当に感謝だ。
…明日は早い、そろそろお前も寝ろ。俺はする事があるからまだ眠らないがな…」
一が素直にそう言うと、彼女も真剣な顔つきで「必ず…仇をとりましょう!」と気合上々で寮に戻っていった。
『…さて、そろそろ行くか。Fクラスにも呼び掛けに行くとしよう。
————問題は…Fのクラスのクラスリーダー…天枷 智の説得、か…』
一は重い腰を上げた。しかし、おそらく返ってくる答えは分っていた。
『Fクラスの奴は、誰もが「NO」の一点張りをかますんだろうが…とりあえずダメ元で行ってみるか…』
一は、そう思いつつ立ち上がると、フッと姿を消して去っていった。
*
「……まさか、そんな事になってるとはな…」
誰もいないBクラスの教室で、誰かがそういった。いや、それは教室の中ではなく、窓の外…。外には不自然に煙が立ち込めていたが、その煙が窓から教室の中に入ってくると、一つの実体をつくり上げた。
———永莢 闘我。
彼は、尊敬する人物の命令を全うしていた。本当は、同じクラスに妙な動きをする奴がいるか調べていたのだが、妙にBクラスに人が集まっていると思い、隠れて一部始終を全て聞いてた。
すると、下位のクラス全員が明日、S、Aクラスに下剋上をするだとか言っていた。
『想像異常に深刻な事態だな、これは烈に報告するべきだな…!』
思わぬ情報に動揺を見せながらも、闘我は任を全うする為報告に向かおうと後退した。
だが、微かに彼は背後に気配を感じた。
『!!』
「………永莢 闘我さん、ですね。盗み聞きとは…良くは思いませんよ?」
振り返るとそこには、同じクラスのアリスの姿があった。
『…、なんだアリスか…』
闘我は少しホッとした。まさか、俺が盗み聞きしたのが発覚したかと思ったが…そうではないようだ。
「…お前、今の聞いたか?非常事態だ、今すぐ報告に————」
「全く…必要無い動きは見せないでくださいよ、私の仕事が増えるじゃないですか…」
と、闘我がそう言いかけた時…アリスは低い声でそういった。
「何————」
闘我が驚き、アリスの方に向き直った時———アリスは目の前にいた。
「——貴方は…明日その事実を知ります。
そして、下位クラスの奇襲に動揺を見せながらも学園の混乱と共に、下位クラスの人間を傷つけるのです…」
「お前、何言って…!」
闘我はアリスの異変に感ずいたが、アリスはそれより先に、闘我の顔を左手で覆うように掴んだ。
『なっ…、目を遮られた————!?』
しかし、闘我は何故か動けなかった。何故かはわからない。そんな闘我を尻目に、アリスは淡々と言葉を続ける。
「次…貴方が起きた時には、貴方は今の事も、決起集会の事も忘れ去っているのです———私の能力によって。
———では、おやすみなさい。いい夢が見れるといいですね…♪」
そして、アリスがそう言ったのを最後に、闘我は酷い睡魔に襲われ、深い眠りについていった。
- Re: 学園WARS! 参照300突破!? ( No.40 )
- 日時: 2010/09/29 06:31
- 名前: 葵那 ◆Xqng00qpvM (ID: KxjXeDNq)
何か鬼畜なキャラを作ってしまった気がする…
*
おはようございます、また×03更新が遅れそうです;
少し受験勉強の方が忙しくなってまいりまして…orz
近いうちには更新させていただきます
- Re: 学園WARS! 参照300突破!! ( No.41 )
- 日時: 2010/10/01 21:12
- 名前: 葵那 ◆Xqng00qpvM (ID: KxjXeDNq)
再び保健室
そこには蓮と夏弥がいた。夏弥は九瑪(?)の手にそっと触れながら、何かを探るような眼つきで九瑪と睨み合っていた。だが、九瑪の意識はない。
『…いや、まずコイツは九瑪じゃないと断定できない。こう言う時に役に立つのが夏弥の能力、か…』
蓮は九瑪と夏弥を鋭い眼つきで見守りながら、そんな事を考えていた。
夏弥の能力は、道化という能力だ。
一度触れた物の情報をインプットし、生き物であれば相手の動きが分かるようになる才能。
また、一度見た物なら何でも何処からとも無く出す事が出来て扱えるという応用まで使いこなせる。
…その能力があれば、この九瑪(?)の本当の正体が分る筈だ。
俺が“あの時”見た光景が確かなら———コイツはおそらく…
「…蓮、君…すごいね。
確かに、この子は九瑪じゃない。入ってくる情報が九瑪じゃないんだ」
蓮から事情を聞いていた夏弥は、驚きを隠せないという風に目を丸めながらそう言った。
蓮は「誰か分るか?」と、身を乗り出して夏弥に問う。すると、予想通りの答えが返ってきた。
「この子は、信じられないけど……アリス…?
情報が全部アリスの情報で…ええと、これはどう言う事?」
夏弥は混乱しながら、今度は蓮に問う。
すると、蓮は確信して、夏弥にこう告げた。
「———おそらく、近いうちに学園はある人物の手によって“潰される”」
「…、
え……」
夏弥は思わず手で口を覆った。
「……俺は、BかCか知らねぇが…Aクラスの野郎に誰かが襲われた時には寝ている。
そして、目が覚めたのが既に噂になっていた時だ。
そんな噂をまだ耳にしていない時、俺は目を覚まし——ある光景を見た」
「ある光景って!?」
夏弥は思わず身を乗り出した。蓮はむぅ、と唸りながら、こう言った。
「全く同じ顔をした奴が二人…何かを話し合っていた。
そして、会話が終わると同時に———、一人がアリスに“なった”んだよ」
*
「…………?
ここ…何処?」
時刻午後10時、コウが目覚めたのはまさにその時刻だった。流石に辺りは真っ暗で何も見えない。
『あ…そうだ私、屋上で寝ちゃったんだ…』
だけど、星くらいは見えてもおかしくない筈なのだが、星どころか光一つさえ見えない。月も見えないし、風も無い。
『おかしいわね…』
コウはそれを不審に思い、体を起こそうとした。
「……………、え?」
しかし、コウはその時気が付いた。
『ちょ、ちょっと待って!?何で私、ロープでグルグル巻きにされてる訳!?』
今の自分の状況……、かなりヤバい事になっている。
手を縛られているだけならまだ優しいものだ、
自分は腕くらいから腰にかけて、ロープでぐるぐる巻きに縛られていた。
さらには、柱と一緒に巻かれていた。
一気に眠気は吹き飛んだ。
『こんなの…ドラマでしか見た事ないんだけど…!何の冗談?誰の悪戯?』
コウはどうにか解けないかもがいて見せるが、残念ながら解けなかった。
それでも何とかしようと身動きをとっていた時、不意にこんな声が聞こえた。
「……無理無理、絶対解けへんで。男の僕でも無理やってんから」
柱の後ろから聞こえた、関西弁。すごく最近聞いた事のあるその声は…確実に九瑪によるものだった。
「…何でアンタがここに……」
コウは溜息を相手に聞こえるくらいの大きな声でついた。
『てか、という事は九瑪と私は柱を挟んで縛られてる訳…?』
「そうや。まぁ僕の方がここに来るのは早かったけどな」
「!」
そ、そうだったわね…コイツ、人の心を見る事ができるんだった。
一瞬吃驚しつつも、冷静になりそう考え直すと、コウは一間置いてこう九瑪に問った。
「さっきも言ったけど、何でアンタここにいる訳?
で、何で私がここにいるのよ」
九瑪が先に来たのであれば、私をここに連れてきた人物を知っているはずだ。
すると九瑪は、急に黙り込んでしまった。
何かと思い、九瑪の方を見ると、突然頭に声が響いた。
——今から言う事は、敵に気付かれたらアカンから、君の頭に直接言うわな——
「!!!?」
『え…何今の!!?何か頭の中に直接響いて…』
と、コウはそこでハッとなった。
「まさか今の…アンタの声?」
コウは九瑪にそう言った。すると、また頭にこんな声が響く。
——正解、僕の能力の応用技やで♪——
「えっ…で、でもアンタCクラスなんじゃ———」
——だーかーら、学習能力ないよなぁ君。……僕、元々Aクラスやねんで?——