ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Io sono speciale.
日時: 2010/11/28 17:27
名前: 虎紺 (ID: l1ZIjquS)

はじめまして、クリックありがとうございます。
スレ主、虎紺ココンと申します。
久しく小説は書いていないので拙い所が在るかと思いますが、
その点につきましては言ってくだされば直す様努力いたします。

題名「Io sono speciale.」はイタリア語で、日本語訳は「私は特別なの。」です。
でもたまに追加があったりします。
今の「—さぁ聞かせてよ、君の声—」は、
「皆様もっとコメントを下さい」の意です。
解りにくくてすいません・・・

それではお楽しみくださいませ。


・・・そうそう、この小説はなんていうか、その・・・
コメントに比べて参照回数が多い、というか。
いえ、少ないお客様がいっぱい見てくださっているならそれはそれでいいのです。
でも、もし、万が一たくさんの方が見て下さっているというのなら、
どうぞコメントを残してやって下さいな。
それだけで僕は狂喜乱舞しますから。
あ、でも更新は遅いです!((ぇ


※追記※



【本編】
プロローグ >>1
第一話 >>2
第二話 >>4
第三話 >>19
第四話 >>30
第五話 >>33


【番外編】

感情についての一考察 >>26 (解説 >>27)
絵 >>38
お詫び >>29


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Re: Io sono speciale. ( No.2 )
日時: 2010/09/10 22:41
名前: 虎紺 (ID: 9fVRfUiI)

主人公:染谷 真人 (ソメヤ マヒト)


第一話


僕の住むこの世界には「死」がない気がする。
たとえば野良猫が死んでいるのだって見たことないし、祖父や祖母はまだ健在だ。
それはとても、幸せな事。




「——行ってきます。」

「あ、ちょっと!今日は部活ないのよね?帰ってくるの何時くらい?」

「えっと・・・七時くらいになるともうよ。いつもと一緒。んじゃ。」

「はぁーい」



朝。ごく普通の一軒家の、黒色に塗られた扉が開けられる。
中から出てきたのは、男子にしては少し長めの黒色の髪と、平均よりも少し低いくらいの背、細い体、そして印象的な丸い目を持った男子。
中に向かって何かを喋りながら、振り向きざまに扉を閉める。
朝日に目を細めながら、家の前で待っていた友達に声をかけ、ほんの少しだけ口元をほころばせる。

「おは、聡哉。」
「ん。おはよ、真人。」

対する友達——神崎聡哉も、茶色く短い髪をはずませ、もともと細い目をさらに細める。
ごくごく普通の中学生の日常的な朝、と言ったところか。

「そういえばさぁ真人——」




人生にはいくつかのきっかけ、というものがある。
この瞬間はまさにソレ——染谷真人という人間の、人生を変える瞬間だった。

ガスっ。

ダンボールを蹴った時の様な音がし、同時に聡哉の姿が消える。

「え、ちょ聡哉っ!何を何処に、え、え?」

戸惑いながら真人が友が消えた周辺をみる、と。

ぽっかり。

まさに「ぽっかり」としか言えない様な、真っ黒な穴がある。
そこからのぞく、友の茶髪。


——なんだこれ。






これが染谷真人の、最初の人生を変えるきっかけだった。
後から気付いても、この時の真人は何も知らず——


「だ、大丈夫か?」


とりあえず、穴の底に向かって声をかけた。










Re: Io sono speciale. ( No.3 )
日時: 2010/09/12 18:00
名前: 虎紺 (ID: 73BX/oE4)



朝架  見てるんだったらコメントのこせwww

Re: Io sono speciale. ( No.4 )
日時: 2010/09/12 18:18
名前: 虎紺 (ID: 73BX/oE4)

第二話 


「だ、大丈夫か?」

「・・・うん大丈夫きっとコンクリが脆くなってたんだねアハハ危ないなあ、ほら何してんの起こしてよ」


凄い、これだけを一息に言えるなんて。

全く関係のないことを想いながら手を差し出すと、出来る限り僕に体重をかけないようにしながら、ほとんど自力でさっさと登ってくる。
おそらく力のない僕に配慮してだろう。

「っつか、こんなんマジありえんくね?なんか映画のセットみたいなんだな道路って」

僕の言葉の何処で地雷を踏んだのか、わかりやすい(馬鹿ともいう)聡哉の肩がビクリ、と跳ねる。
すっ、と顔を覗き込むとふいっと目をそらされる。
この幼馴染は本当にわかりやすい。

「・・・っつか、こんなんマジありえんくね?なんか映画のセットみたいなんだな道路って」


「はははそうだな、意外と壊れやすいんだなコンクリ」

・・・本当にわかりやすい。

「何隠してんの?言って。マジで。お願い」

真剣な目でしっかりと聡哉を見つめる。
昔から聡哉は「お願い」という言葉に弱かった。
茶髪ピアスなのに、お人よしだから。

「・・・何も隠してねぇよ。」

ゆっくりと聡哉が言う。

「大体、なんだよ隠してるって。俺がお前に隠し事するとでも?お前アレか思春期か、周りが信じられないのか」

そんな言葉には惑わされないことくらい、聡哉が一番知っているというのに。
でも、聡哉がそこまでして隠したいのなら——


「・・・わかった。そうだよな、大丈夫だよな」

「——聡哉だけはっ!」

軽い調子でニコリ、と笑いながら言う。
その瞬間、聡哉の目がグラ、と揺れるのを見た。
もしかしたら言ってくれる?
そんな幻想を抱いたのは一瞬。

「・・・ああ、俺だけは大丈夫だ、ぜ。嘘はつかないから。・・・っさあ、早く学校行かねえと遅刻すんぜ!」

それは、確かな嘘。
僕が見つけた、最初の嘘——


Re: Io sono speciale.※オリキャラ募集中※ ( No.5 )
日時: 2010/09/12 20:36
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

名前 「小山 凛子」
よみがな「こやま りんこ」
容姿 「紫色の髪の毛でロングヘアー、眼の色は黒色と普通。
髪の毛は地毛です、制服は清楚な感じでちゃんと着ている。顔は美系という感じ」
性格 「おてんばで明るく優しい、なんかもう積極的なところがあるためかリーダーシップまで発揮していて生徒会長をやっている。
ただ仲間やクラスメートの多大なる裏切りが過去にあったらしくそんなに自信はないらしい、いっつも笑っている姉気的存在」
特徴などあれば 「」
サンボイ(何個でもおkです)「おっはよ〜♪」
             「どうせ・・・あたしにはできないのよ」
             「ふぅん、恋かなっ?それとも悩みかなっ??」
どんな感じで登場させてほしいですか?
(主人公の友達設定、先輩設定等々)「先輩、主人公の隣の家に住んでいる」

Re: Io sono speciale.※オリキャラ募集中※ ( No.6 )
日時: 2010/09/12 20:58
名前: 虎紺 (ID: 73BX/oE4)

ヴィオラ様Ⅴv
わわ、さっそくありがとうです!
かっこいいですね・・・生徒会長・・・っ!
思いつきませんでした^^
ありがたく使わせてもらいますね!
あと、「多大な裏切り」っていうのは自分で考えてもよろしいでしょうか?

えっと、あなた様が投稿された後で追加してしまったのですが・・・
凛子ちゃんは、主人公になんて呼ばれてるんですか?
お手数ですけれどお願いします。ごめんなさい!

本当にご協力ありがとうございました!


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