ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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心壊アラカルト 完結
日時: 2010/10/09 09:42
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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なんだかんだ、未熟者ですね。

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Re: 心壊アラカルト ( No.58 )
日時: 2010/09/28 17:12
名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
参照: 大人がしっかりしろ、説得力が無さ過ぎる。

やめて!!
やめて、呼ばないで—!!!!!

キャアアアアアア・・・end☆

あ、新しいの作ったんで、来てくれませんか??
シリアスの「永久の刹那」です☆
水妖で作ってまつ

Re: 心壊アラカルト ( No.59 )
日時: 2010/09/28 18:30
名前: スペシャル ◆XHKDIsPEFA (ID: 3L0NyJ0C)

…アキラさまぁ? さっさと誘拐されろよ あ゛?






ごめんなさい

Re: 心壊アラカルト ( No.60 )
日時: 2010/09/30 06:09
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

行きました!
時間ないので、夕方からでも読もうかと。
>水妖さん


いやです!!笑
>スペシャルさん

Re: 心壊アラカルト ( No.61 )
日時: 2010/09/30 06:45
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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墓に手を合わせ、一体ミエと母さんのどちらに、何を祈ればいいのだろうと思う。
冥福? あんなズタボロの肉の塊にされたミエが、冥福なんて祈られて困らないだろうか。

「妹はさ、少しヘンだったんだ」

僕の隣で、いつ帰るのか分からないけど、色影さんがポツリと呟いた。

「あんな殺し方する人が普通だとは、僕も思いませんけど」
「うん。 オレもそう思う。 オレも十分ヘンだけど、妹ほどじゃない」

色影いろはの兄を名乗るそいつは、枯れた目で僕を見つめた。

「でも、キミとオレは似てると思う」
「………」
「………怒った?」
「いえ」

怒りよりも、殺意の方が近い。

「いい返事。 ガンバレよ、自殺すんなよ」
「……自殺なんかしませんよ」

これは、マジだ。 自殺なんてこと、絶対にしない。
ソイツはどこか安心したように目を細めて、

「オレと関わったやつは、必ずではないけど、死ぬんだ。 あー、でも生きてる人もいるな。 今でも」

思い出し笑い。 
なんだ、ちょっと崩れてるけど、笑ってんじゃん。

「まあ、ガンバレや。 オレは応援してるから」
「されなくていいです」
「……オレは、お前や殺された奴にゴメンナサイなんて思っちゃいねーから」

どんだけ性格悪いんだ。
静かに、相手を睨む。 

「オレは、根性腐りきってるから」
「僕も、人間止めてます」

僕は、人間じゃない。
この世界で人間じゃないとしたら、僕はなんなんだろう。
四肢もあって、感情もあって。

人間じゃなかったら。

「なら、キミは一体なんなんだろうな」

答えられない。

去っていくソイツをぼんやりと眺めて、僕は。
ソイツを殴ることも、できなかった。

Re: 心壊アラカルト ( No.62 )
日時: 2010/09/30 06:51
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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         第3章
      夕暮れクインテット


 
     『           』




「気をつけて行けよ」

「ダイジョブだって。 兄ちゃんは心配しすぎ」

「外暗いし……、それに墓地で肝試しって」

「雰囲気でるじゃん。 じゃ、行ってくるわ」

「ミエ」

「ん?」

「気ぃつけてな」

「わかってるって」

けっきょく、キミは帰ってこなかった。


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