ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- サクラ。 世界の全てに偽りを—— 参照200突破!?
- 日時: 2011/02/18 21:26
- 名前: +・妖・+ (ID: u.eaSnNq)
—どうして僕は生きてるの?—
小さいころからの疑問に、答えてくれた人がいた。
「理由なんてない——。ただ仕方ないから生きてるだけ。」
その人は、長い髪を風に踊らせ、嵐の中に立っていた。
僕が死のうとした日は、あのヒトが死んだ日。
- 事実と記憶の相違点 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/07 20:37
- 名前: 神楽 妖 (ID: u.eaSnNq)
家の鍵をかけて、真雪の家へ向かう。
どうせ遊ぶ内容なんて決まってる。
トランプ
すごろく
鬼ごっこ
最初のころは楽しかったけど、これが毎回続けばさすがに飽きてくる。
だから、楽しそうに遊ぶ3人を眺めながら、私も楽しそうな顔を取り繕うんだ。
楽しんでるのは3人だけ。
あ、れ……?
笑顔の3人を想像して、頭に浮かんだ光景をもう一度リプレイ。
4人で囲んだすごろくの上には、たった3つのコマがあるだけ。
まるで私は、
————ただの傍観者のよう————
一度そう考えると、当てはまる項目が次々と浮かんでくる。
バリエーションを変えただけで、遊びのパターンはいつも変わらなかった。
そういえば、寒いとか熱いとか、一度も考えなかった気がする。
まるで、映像をそのまま見ているだけのように。
そう、ただの
——————疑似体験。
- 事実と記憶の相違点 ( No.9 )
- 日時: 2011/03/07 20:38
- 名前: 神楽 妖 (ID: u.eaSnNq)
「優姫〜?なかなか来ないから心配したよッ。どうかしたの?」
ふわふわのワンピース。
街路樹の緑の中で、ピンク色がこちらへかけてくる。
「麻耶も真雪も待ってるんだからぁ……早く早く!」
少し怒ったような顔で、急かす美織。
動かない私。
——————もうすぐ、もうすぐ思い出す。
「優姫ッ早くッ!ねぇ早く行かないと。」
美織の口調が変わる。
私の腕を握る手に力が入る。
——————待って。あと少し……
パズルのピースはどこに落とした?
そう。あの時、あの場所、あの時間。
一つのピースが枠から外れて。
残った全てもぐちゃぐちゃになった——
パズルのピースはだれが落とした?
そう。あの人、あの色、あの言葉。
直前からまたやり直して。
昔の記憶を繰り返して——
「優姫ッいいから早く来て!」
美織の爪が、肌に食い込む。
「痛ッ———?」
感じない感じない感じない
ここじゃない。
現実じゃない。
ただの夢。
車のブレーキ音。
高い悲鳴。
信号の赤、血の赫。
脳裏で蘇るフラッシュバック。
「——————優姫いィィッ!」
- 事実と記憶の相違点 ( No.10 )
- 日時: 2011/03/07 20:39
- 名前: 神楽 妖 (ID: u.eaSnNq)
一月の十三日。
寒い北風の吹く中で、瀬潟美織は死んだ。
赤信号。
私の後を追いかけて横断歩道を渡ろうとした美織は、車にひかれて病院に運ばれた。
が、間もなく死亡。
渡ろうか、渡るまいかと一瞬躊躇した美織に、私は言ったんだ。
「美織ッいいから早く来て!」
駆け出した美織に、トラックは勢いよく突っ込んだ——
運が悪かったのだと大人たちは言った。
美織の母親でさえも、私を咎めなかった。
トラックの運転手も居眠り運転だったそうだから。
でも分かってる。
あの時私が急かさなかったら、美織はまだ生きていた。
私が、美織を殺したんだ——
——記憶喪失。なんだぁ、なってたんだ……アハハ
「……イヤ。イヤッイヤイヤ!無理だよ違うよ嫌だよ。私『人殺し』?チガウチガウチガウチガウ!……私は————何も知らない。」
———————————————————————
「優姫ちゃん?起きた?」
白い部屋。
女の人が、私に話しかける。
「あなたは……誰ですか?」
- Re: サクラ。 世界の全てに偽りを—— ( No.11 )
- 日時: 2010/12/07 22:53
- 名前: 友美 (ID: q9MLk5x4)
わぁ!超面白いです!!
文章力、神ですね。。。羨ましいです!!
速く続き書いてください!!
- Re: サクラ。 世界の全てに偽りを—— ( No.12 )
- 日時: 2010/12/09 19:48
- 名前: 神楽 妖 (ID: D2NnH/3T)
うぎゃおりょひうくぇhみうhmcふぇ!←(落ち着け。
コメントがコメントがコメントがアぁァ!←(だから落ちつけ!
……はい、↑のは忘れてください。
…………私、ついに目にまで毒が回ったか?
もともと近視だったけど。
私なんて髪だったり紙だったり蚊身だったり……
私の文章力と0はイコールでつながれてますから★←
この掲示板は過去ログ化されています。