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Potential〜最強の男たち〜 オリキャラ募集中!
日時: 2011/06/08 22:57
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: fmJgdgg4)

まあポケガイ住民とかなら俺を知ってるやついるわな。
適当に投稿してみまっす。よろしくね(´∀`)
アドバイスは助かります。多少中傷交じりでも構いません。

世の中には、人並み外れた強さを持つものがいる。
もしかしたら天才、と呼ばれるほどの万能な人間がいるかもしれない。
常に人間のトップ。簡単に敵を薙倒せる力。
そんな力があればアナタはなにに使う・・・?

第一作[パワーズ・ハンター]
第二作[曇天]
そして第三作が・・・・Potential!

—第一章[最強の男たち、集結]—
第一話[三人の男、集結]>>1
第二話[逃走]>>3
第三話[対峙]>>5
第四話[隠れ家]>>6
第五話[尋問]>>7
第六話[完成]>>9
第七話[天才ダンサー]>>10
第八話[泰三の死]>>11
第九話[暗殺=失敗]>>15
第十話[明らかになる真実]>>16
第十一話[拘束]>>17
第十二話[戦争前]>>18
第十三話[天才>警察 の証明]>>19
第十四話[証拠隠滅計り逃げ出す一行]>>20
第十五話[様々な動き]>>21
第十六話[物資の衰え]>>22
第十七話[闇に葬られた事実]>>23
第十八話[掘り返される事実]>>24
第十九話[回想①〜亜門龍司の場合〜]>>36
第二十話[回想②〜近藤詩織の場合〜]>>37
—第二章[新たなる刺客たち〜三年後〜]—
第一話[序章]>>38
第二話[刃、擦違い]>>39
第三話[IQ,,,]>>40
第四話[警察の工作]>>43
第五話[拘束Ⅱ]>>47
第六話[新たなる序章はここから]>>48
第七話[脱出①〜牢屋から〜]>>49
第八話[脱出②〜マシンの大群を超えろ!]>>51
第九話[小西の死]>>53
第十話[脱出③〜ポテンシャル3号〜]>>54
第十一話[脱出④〜ポテンシャル4号、その正体〜]>>55
第十二話[脱出⑤〜神の子〜]>>56
第十三話[脱出⑥〜二人の脱獄囚〜]>>57
第十四話[脱出⑦〜施設からの脱出〜]>>58
第十五話[隠れ家Ⅱ]>>59
第十六話[雷電、紫電の過去]>>60
第十七話[コロニー]>>63
第十八話[回想③〜氷川榊,桑原大樹の場合①〜]>>67
第十九話[回想④〜氷川榊,桑原大樹の場合②〜]>>69
第二十話[回想⑤〜氷川榊,桑原大樹の場合③〜]>>70
—第三章[更なる舞台へ]—
第一話[漆黒の翼は闇を好む]>>71
第二話[知らなかった事実]>>72
第三話[無常]>>73
第四話[決断、そして覚醒]>>74
第五話[師範・隼大左衛門]>>75
第六話[コントロール率70.5%]>>76
第七話[NASU]>>77
第八話[作戦会議]>>78
第九話[師範・隼大左衛門Ⅱ]>>79
第十話[特訓]>>80
第十一話[様々な組織の動き]>>81
第十二話[三龍会総統・龍崎徹]>>89
第十三話[三龍会幹部・武田政宗]>>100
第十四話[称号]>>124
第十五話[鉄山靠]>>137
第十六話[鬼と翼]>>139
第十七話[安静、そして半覚醒]>>142
第十八話[残ったメンバー]>>143
第十九話[三龍会の脅威]>>144
第二十話[出陣]>>145
—第四章[連合軍vs,三龍会]—
第一話[始まりは中国の上海から]>>146
第二話[戦闘態勢]>>148
第三話[三頭の龍]>>152
第四話[七頭の子龍]>>153
第五話[いざ出陣]>>1

◆登場人物
[最強の男たち]
Character:NO,1[近藤 直樹]>>102
Character:NO,2[和泉  両]>>103
Character:NO,3[大西  陸]>>104(死亡)
Character:NO,4[川田 浩輔]>>105
Character:NO,5[田中 雄三]>>112(死亡)
Character:NO,6[亜門 龍司]>>113
Character:NO,7[隼大左衛門]>>114
[警視庁]
Character:NO,8[菊池 義人]>>115
▼以下、上記と同じように工事していきます。
山口雅夫(45歳) ベテラン警官。常に橋本と行動している。和泉に殺される。(死亡)
橋本和義(26歳) 新人警官。山口のことを慕っている。川田にトドメを刺される。(死亡)
菊池直人(51歳) 改造され、ポテンシャル3号になっている。オヤジにトドメを刺された。(死亡)
酒井正樹(38歳) 基本、誰に対しても敬語を使う礼儀正しい男。菊池に殺される。(死亡)
小西亮介(40歳) 酒井とは仲が良い。三年後では近藤と手を組んでいた。処刑人に射殺された。(死亡)
工藤信吾(27歳) 特殊人材拘束機関の元長官。IQ180の天才。5号であり、空を飛び回っている。
榊原 茂(45歳) 特殊人材拘束機関の元実験長。改造したのもこの男。オヤジに射殺された。(死亡)
浅賀正章(42歳) 特殊人材拘束機関の長官。工藤が失踪した為、彼がやっている。
須永一郎(85歳) 特殊人材拘束機関の実験長。
日下 守(32歳) 特殊人材拘束機関の構成員。
[足立組]
足立龍銅(51歳) 足立組組長。ボスである。古い話し方をする。
高木優斗(45歳) 足立組直系高木組組長。
坂上一雄(43歳) 足立組の構成員。田中に頭を貫かれ死亡。(死亡)
伊藤真澄(27歳) 足立組の構成員。大西に銃を売ったのがこの男である。大西に殺される。(死亡)
[三龍会]
龍崎 徹(?歳) 三龍会の総統。日本人。全ては謎に包まれている。
武田政宗(22歳) 三龍会の三龍王。日本人。強い。
劉 沌惇(24歳) 三龍会の三龍王。中国人。強引な性格。強い。
丁 黄趙(22歳) 三龍会の三龍王。中国人。美男。強い。
王 覇龍(25歳) 三龍会の七兵団。中国人。鉾の使い手。(死亡)
劉 雷雪(22歳) 三龍会の七兵団。中国人。劉 沌惇の弟。
李 紅香(32歳) 三龍会の構成員。中国人。通訳と偽り工作員として活動。
陳 奉鋼(35歳) 三龍会の構成員。中国人。観光バスの運転手と偽り工作員として活動。
犯人  (?歳) 三龍会の構成員。8年前日本で殺人を犯した。
[隼身体向上道]
大桐 毅(28歳) 隼が運営していた『隼身体向上道』の第二師範である。第二道場を設立した。
狭山亮輔(23歳) 二番目に強い。ちょっと生意気。
[一般者]
近藤哲雄(49歳) 工場で一人で働いてる。気の利くオッサン。近藤直樹の父。
近藤詩織(41歳) 41歳で殺害され他界。近藤直樹の母。(死亡)
高橋大吾(32歳) 大西に射撃され電柱に激突。大西に殺される。(死亡)
田辺洋介(35歳) 和泉の策略で電柱に衝突した罪なき人。大西に殺される。(死亡)
田木泰三(45歳) 古惚けた雑貨屋を営む店主。山口とは同級生。坂上に射殺された。(死亡)
友人の父(?歳) 仕事の都合で娘(友人)と共に中国にやってきた。
友人  (49歳) 詩織の友人。父親の都合で中国に住んでいる。
氷川 榊(25歳) 翼を持ちスーツ姿に金髪。特殊人材拘束機関唯一の脱獄囚。ポテンシャル1号。
桑原大樹(25歳) 翼を持ちスーツ姿。特殊人材拘束機関唯一の脱獄囚。ポテンシャル2号。

◆用語
[特殊スーツ]
近藤哲雄が開発したスーツ。片栗粉と同じ原理であり、衝撃が強ければ強いほど
硬くなり、貫通することもなく衝撃を食らうこともない。
ピチピチだが、腰には色々な小道具がある。
[足立組]
日本では有名な893。三龍会と貿易をしている。
[コロニー]
足立組が三龍会に襲われたことを機に大金叩いて造ったスペースコロニーのような施設。
足立組の事務所の地下にある。
1階:事務所 B1階:寮 B2階:人口栽培所・食堂 B3階:病院 B4階:武道場 B5階:機械室
[三龍会]
中国系マフィア。まだ明らかではないが、相当残酷非道な組織。
[NASU]
the National Aeronautics and Space Ultimate の略称である。
アメリカの宇宙局なのだが、裏では人工知能を完成させている。
Gatling Machineの製作に関わったのもNASUだと言われている。
人工知能の名を『God Creator』という。強いと見込んだ胎児に電波(『Gレーザー』)を送り、身体能力を上げ、ICチップのようなものを脳内に形成する。
ICチップで操作することが出来る。だが、その者の精神レベルのほうが上回っていたら操作は出来ない。
電波を受信した者を『神の子』という。尚、目的は地球の危機を観測しており、それに備えるために神の子を生み出しているそうだ。
神の子や強い人間を拘束するのが『特殊人材拘束機関』である。
しかしNASAのパロディであることは言うまでもない。
[隼身体向上道第一道場/第二道場]
総格闘技道場。
第一道場は隼が造ったものである。
第二道場は大桐が造った。学校の体育館の5倍ほどの面積がある。
だが、隼が拘束されたからは評判は下がり売却せざるをえなくなり売却した。
[特殊人材拘束機関]
警察庁極秘機関の一つ。一同がその牢獄に閉じ込められていた。
[処刑人]
特殊人材拘束機関の構成員で、主に戦闘員として働いている。セ○ムの進化系みたいなね。
[Gatling Machine Prototype]
特殊人材拘束機関が所有するメタル○アの月光みたいなマシン。
まだ基本形なのでこれからもっと凄いのが出来るかも・・・?
[ポテンシャル薬剤試作品]
特殊人材拘束機関の牢屋に入れられる者が必ず撃たれる注射。
これを注入されると身体能力が格段に向上する。個人差はある。
[ポテンシャル薬剤第二段階]
ポテンシャル薬剤試作品の進化系。これを注入され、少しの手術で近藤や菊池のようになる。
自我は殆ど失われる。催眠術のようなことも可能。強いと見込まれたものや希望したものが注入される。
[ポテンシャル中和薬剤第二段階]
ポテンシャル薬剤第二段階を中和させて、正常に戻す薬剤。
一日は覚醒しないが、しばらくするとまた覚醒する。コントロールすることも出来る。工藤や氷川、桑原がその例。
オリキャラテンプレート
名前/読み[ ( )]
性別[ ]
年齢[ 歳]
性格・特徴[]
種別[最強の男たち・警視庁・足立組・三龍会・隼身体向上道・一般者・その他]

※ 三龍会を記入して頂けると助かります。出来れば中国人で。もちろんそのほかも大歓迎!
※ 採用されない場合もありますがご了承下さい。

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Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.52 )
日時: 2010/10/14 22:03
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)

誰かオリキャラ投稿してー><

Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.53 )
日時: 2010/10/17 16:53
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)

カチッ・・・・
「ただ・・・・貴方には従えません」
「どういうつもりだね?」
酒井は工藤の頭部に銃口を突きつける。
「いや・・・少し用がありまして」
「ははは」
「失礼します!」

第九話[小西の死]

酒井は銃を側にしまい、後ろのドアに向かって走り出した。
「ははは・・・追え!」
工藤が処刑人に命令する。
「しつこい!」
酒井は声を上げ、階段から飛び降りた。
すると目の前は壁。そう、あのとき牢屋の者たちを閉じ込めるために発動した罠だ。
「くそっ・・・・」
次々に来る処刑人に銃を向けるが誰を撃てばいいのか分からなかった。
そのとき____________
ドドドドドドドドドン!
処刑人が次々に死んでいく。
「・・・・小西!?」
酒井は思わず声を上げた。
「酒井・・・久しぶりだな」
小西は迷彩柄の服を着ていた。
手に持っているのはマシンガン。
「小西・・・・どうしてここに・・・」
酒井は驚きの色を隠せない。
「ほらよ!」
小西はショットガンを酒井に投げる。
「・・・」
酒井は受け取る。
「実はな・・・」
小西が言いかけた。そのときだ______
ドドドドン!
「ぐはぁ!」
小西は撃たれ階段から落ちた。
「残念でした」
処刑人の一人が呟く。
「・・・・ああああああ!!!」
酒井はショットガンを撃つ。
バァーン!バァーン!
処刑人は死んだ。
小西の安全を確認する。
「・・・・・じつ・・・は・・・近藤・・哲雄と・・手を組・・んで・・この組織を潰そうとしてる・・・だ・・・から・・・」
小西は言い切れぬまま死んだ。
「小西・・・・・・」
酒井はショットガンを背負い、マシンガンを手に持った。
「まずは・・・」
階段に向かってまた走り出した。真ん中には地上へ続くエレベーター。
右は俺と工藤がいた司令室に続く道。左は研究所がある。飯もそこで作られる。
そうだ!司令室の隣に管理室があった・・・そこで壁を・・・!
酒井は閃いた。走った。
「よし!」
処刑人を振り払い、走った。
「待て!」
そこにいたのは工藤だった。
「ちっ・・・」
マシンガンを向ける。
「やめなさい」
工藤は言う。
「なにがだ!」
酒井は叫ぶ。
ドゴォォォォォン!
轟音と共に左の研究室のドアが吹き飛ばされた。
「なに!?」
二人は思わず声を上げた。
その男は_______菊池直人だ・・・・
菊池は2.5mほどの身長になり、右腕はモンスターのように赤く、筋肉が半端なかった。
左腕もタコの足のようになっていた。
こちらへ走ってくる!
「なんだぁ!?」
工藤が声を上げ、司令室へ逃げ込んだ。
酒井も管理室へ逃げ込む。
「な・・・んだ・・・・あいつは・・・」

続く

Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.54 )
日時: 2010/10/20 18:34
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)

第十話[脱出③〜ポテンシャル3号〜]

今・・・開放すべきか!?
だがやつらが死んだら・・・・。
だが止むを得まい!
「どうにかなれ!」
酒井は壁を戻させるスイッチを押した。

「はあ〜ようやく・・・倒した・・・」
オヤジが呟く。
メカ、人の山。どこもかしこも。
「だが・・・壁が・・・」
和泉が言う。
「おお!?」
一同は驚く。
残ったメンバーは一同と他二人だけ。
なんと壁が上に上がっていった。
「すげえ・・・・メカを倒したからか!?」
亜門が驚く。
「あ!小西!」
オヤジが叫ぶ。
「あああああああああ!」
オヤジは絶叫した。
「誰がやった!?そうか・・・処刑人が・・・・」
「あああああ・・・・あれは!?」
二人のうちの一人が言った。
それは・・・・・菊池のモンスターだった。
「ぐはあ・・・・」
菊池が声を上げる。
「なんだアイツは!」
オヤジがショットガンを撃つ。
ドォーン!
菊池は勢いよく、エレベーターにぶつかる。
血はべっちゃりとついた。
「なんだ・・・あいつは?」
川田が聞く。
「さあ・・・・分からない・・・・」
オヤジが言う。
「大丈夫か!」
酒井が右の廊下から走ってくる。
「お前は!」
田中が指を刺し、言う。
「ああ。あのときの警官だ。酒井正樹という。近藤さん。小西と手を組んでたんですね」
「ああ。お前が小西亮介の言っていた酒井か。よろしく」
オヤジが言う。
「ああ。だがコイツは・・・・」
「プギャアアア!」
菊池が声を上げる。
「こいつは菊池だ!何故か左の実験室で改造・・されてやがる!」
「プギャハハハハハ!菊池?そんな名前は捨てた!俺の名はポテンシャル3号だ!ギャハハハ!」
「こいつ・・・イカれてるけん・・・・」
隼が呟くと同時に他の二人の顔面を左腕の触手のようなもので貫いた。
「やるぞ!」
隼が菊池に走りかかる。
「プギャハハハ!命知らずめ!」
「うごっ!?」
隼は菊池の筋肉ムキムキの右腕に吹き飛ばされた。
「無理だっつのー」
菊池が笑う。
「おのれ!」
オヤジがショットガンを連射する。
バァーン!バァーン!カチカチ・・・
「くそっ!弾切れか!」
オヤジはショットガンを捨て、マシンガンを連射する。
ドドドドドドドドドドドドン!
ブチャブチャ・・・菊池に当たる。
だがすぐにその傷は再生する。
「だ・・・か・・ら・・・・無理!」
またオヤジも右腕に吹き飛ばされた。
「ごはっ・・・・一つ聞きたいことがある・・・」
オヤジが言う。
「な・・・んだ?」
菊池が言う。
「俺の・・息子、近藤直樹はどこだ!?」
「そうだ!」
隼以外の者が言う。
「近藤・・・そうか・・・あの・・・」
酒井が呟く。
「ははは・・・・むこうだ・・・」

菊池は左を指差した。
「行くぞ!」
オヤジは一同を連れて行く。
「おっと・・・いかせねえぜ・・・?」
菊池が長い触手を伸ばし、壁に手を当てる。
「おっと・・・・その相手は俺がする」
酒井が言い、マシンガンとショットガンを向ける。
「ホオ・・・・やるのか・・・まあいい」
菊池が頷く。
「よし!」
オヤジが言い、一同を研究所へ連れてゆく。
パリーン!ガラスの割れる音がし、その方向を見た。

__________絶叫した。

続く。

Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.55 )
日時: 2010/12/15 22:43
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)

「おまえは・・・・・」
オヤジが言う。
「・・・・・“ポテンシャル4号”」

第十一話[脱出④〜ポテンシャル4号、その正体〜]

「近藤・・・・なのか?」
和泉が問う。
「近藤・・・?直樹?そんな名前は捨てた。俺の名は・・」
「ポテンシャル4号だ」
男が割って入った。
「私の名は榊原茂だ。ここで研究長をしている」
榊原が言う。
「おま・・・え・・が改造したのか?」
田中が恐る恐る聞く。
「ああ。そうだ。お前らも注入されただろ。“体力増強剤”あれはな、“ポテンシャル薬剤試作品”という。菊池、そして近藤に注入したのは
“ポテンシャル薬剤二段階”だ。説明なら長・・・」
ドガッ!
「いって・・・な・・・・」
オヤジが榊原を殴る。
「ふざけるな!」
オヤジは榊原の頭部に拳銃を突きつける。
「うらやましいのか・・・?」
「死ね!!!!!!!」
オヤジは引き金を引き、発砲した。
榊原は死んだ。頭から血を流し。
「ホウ・・・殺したのか」
近藤が言う。
「直樹!大丈夫か!?」
オヤジが聞く。
「直樹・・・?ポテンシャル4号だっつってんだろ!」
近藤はオヤジを向こうの端まで吹き飛ばした。
100メートルくらいあるだろう。凄い力だ。
「ほう・・・はははは!」
隼が殴りかかる。
隼は近藤の腹を殴り、顔面を殴る。
「ホウ・・?全然効かないぞ!成りそこないめが!」
近藤は隼を壁に叩き付ける。壁には深い穴が空く。
「く・・・・・」
隼は倒れた。
近藤は菊池と同じ2.5メートルくらいの身長があり、右腕が怪物のようになっていた。
「モウ・・・おまえらを殺すしかナイ・・・・」
近藤が言う。
「おい・・・どうしたんだよ・・・」
田中が寄り添う。
ブチャ!
怪物のような右腕が田中の胸を貫いた。
「ごはっ・・・」
田中を引き裂き、その場へ振り落とした。
「ハハハ・・・なり損ないガ・・・」
近藤は笑う。
「このっ!」
和泉が殴りかかる。
「死ね!」
近藤は和泉の右腕を掴み、吹き飛ばす。
ドカァ!
和泉はまたこちらへ吹き飛ばされた。
「ハハハ・・・4号よ・・・」
菊池がこちらへ来たのだった。
「ザンネン・・・・酒井はシンダ・・・・」
菊池が言う。
「なに・・・」
川田が言う。
「ハハハ・・・もう終わりだ・・・」
近藤が言う。
気絶した、和泉、隼。死んだ田中。そして脅える川田と亜門。
吹き飛ばされた先にオヤジ。酒井は死んだ。
この境地に立った者はどうするのか・・・・。
「くそっ!」
川田は菊池をすり抜け、走った。
「おい!?」
亜門は叫ぶ。
「マテ!」
菊池が叫ぶ。
「くそーーーーー!」
川田は走る。
死んだ酒井を通り抜け、オヤジの元へ行く。
「おい!哲雄!」
川田がオヤジを摩る。
「な・・・んだ・・・川田・・・くそ・・・」
オヤジが目を開ける。
「大変なんだよ!近藤と菊池に挟まれてる・・・くそ・・・・」
川田が言う。
「そんなにお困りかね」
司令室から工藤が顔を出した。

続く

Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中です! ( No.56 )
日時: 2010/10/20 18:36
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)

第十二話[脱出⑤〜神の子〜]

「なんだ・・・?」
オヤジは顔を顰める。
「あら?忘れましたか?工藤信吾です。って・・・名乗って無かったですね」
工藤が笑う。
「ちっ・・・」
川田が舌打ちをする。
「おっと!!あぶない!」
ガァーン!
なんと工藤は川田とオヤジを司令室に引きずり込んだ。
「何故助けた?」
オヤジが聞く。
「ただの気まぐれさ」
工藤が答える。
「アケロ!!!」
菊池の声だ。
ドアを叩く音が聞こえる。次第にドアも凹み始める。
「くそ・・・・・」
工藤が決心した。
工藤は手榴弾のピンを抜き、ドアが壊されたと同時に投げた。
ドゴォォォォォォォン!
「ウガァ!」
菊池の唸り声とともに爆風も広がり、その隙に司令室から出る。
「くそっ!」
川田が叫ぶ。
オヤジ、川田、工藤は近藤のほうへ行く。
「コイツが・・・・どうなってもいいのカ?」
近藤が亜門の首を掴み、上に上げる。
「うぐ・・・・」
亜門が苦しそうにもがく。
「フハハハハ!」
近藤が笑う。
「よくも!俺を!」
菊池が血まみれの体を再生しつつ、こちらへ走ってくる。
「死ねや!」
工藤が拳銃を向け、菊池に発砲する。
「うぐぁ!」
頭を撃たれ、菊池の再生が止まる。
「お・・・のれ!」
菊池が叫ぶ。
「俺に・・・殺させろ!」
オヤジが散弾銃で何発も撃つ。
「うごぉ!」
菊池は大量の血を吐血し、ヨロヨロしている。
「さァて・・・・花嫁の・・・仇だ!」
オヤジは散弾銃で力を込め、撃った。
ドガーン!
「な・・気づいていた・・・のかァ・・・・」
菊池はそういい、その場に倒れた。
「ほお・・・コイツが犯人だと気づいていたのか」
工藤が言う。
「アンタ・・・何者だ?」
オヤジが聞く。
「とにかく・・・この場を乗り越えられたら話そう」
工藤が言う。
「ああ・・・一時休戦だ・・・」
オヤジが言った。
「サア・・・・どうする?」
近藤が言う。
「直樹・・・正気になれ・・・」
オヤジが言う。
「直樹じゃねえっつってんだろ!!!ポテンシャル2号だァ!!!」
そう叫ぶや否や、亜門をこちらに放り投げ、襲い掛かって来た。
亜門、川田、オヤジ、工藤は構える。

「おい・・・・起きるけん!」
隼は目が覚め、和泉を摩る。
「ん・・・ああ・・・・」
和泉が目が覚め、10m先を見ると、近藤と亜門たちが戦っていた。
「そうか・・・気絶したのか・・・近藤を正気に戻せる薬品があるはずだ!」
和泉は小声で隼に言い、丁度隣にある研究所に入った。
「探すぞ!」
和泉は隼と部屋を漁る。
「おい・・・これ・・なんやけん?」
隼が和泉に見せる。
「これは・・・・」
一つの紙を手に取った。

2013/12/24
“Potential4号改造計画”
[実験体]
・近藤直樹(21歳) 牢屋内で、唯一戦闘能力、殺人本能が高い、更に、神の子であると判明した。

・・・・・・神の子・・・?
「どういうことだ・・・?神の子って?」
和泉が迷う。

_________神の子・・・・?

続く


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