ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ミッションB〜運命〜 ☆END☆
- 日時: 2011/03/30 23:01
- 名前: 友美 (ID: DJvXcT4Z)
友美です♪
ココの掲示板で『ミッションA〜裏切りの学園〜』というのを書いています。実はまだそちらは完結してないんですが・・・同時進行という事で。名前は同じようなものですが内容は全く違いますからご安心を。
・2個いっぺんに書くな。
・ホントに前の書くの〜??
・何これ、意味不明ww
・文章力ねぇww
↑どれも本当のことですが、上のどれかに当てはまる方はお帰り下さい。
では、書きます。
- Re: ミッションB〜運命〜 ( No.39 )
- 日時: 2011/03/18 22:24
- 名前: 友美 ◆0.k5XRwXS2 (ID: DBM1eX7d)
おおおッ!
銀弧、きてくれたんだッ^^
おもしろくないョ><
こっちこそ、足元に及ばない・・・
更新がんばりまっす☆
銀弧もがんばっちょ〜
- Re: ミッションB〜運命〜 ( No.40 )
- 日時: 2011/03/18 22:44
- 名前: 友美 ◆0.k5XRwXS2 (ID: DBM1eX7d)
「何これ?」
真帆は手紙を指差す。
「またまたぁ〜!!・・・わかってんのよ。真帆」
そう言って、美夜はあたしを見る。
「やだ〜!もしかして、美夜、疑ってンの?」
え?というように、美夜は怪訝そうな顔。
そんなのお構い無しに真帆は言う。
「ひどくない?それさぁ・・・第一、なんであたしが咲穂を殺さなくちゃいけないの?友達疑うとか〜」
そして、大げさに笑ってみせる。
しかし、美夜は真帆の失敗を聞き逃さなかった。
「『咲穂』?名前で呼ぶってことは、知ってるんだね」
「え・・・」
「じゃあ、どうして知らないっていったの?」
しまった。
どうすればいい?
「知らないよ〜」って言う?
「本当は知ってるんだ。ただ・・・」って言い訳する?
どうしよう、どうしよう、どうしよう!!
「・・・ごめん」
そして俯く。
「本当は知ってるよ。咲穂のこと、事件のこと・・・でも、でもね」
「あたしは犯人を知ってる・・・犯人はきっと、柏木葉月よ」
あたしは最低だ。
柏木は何もしてない。
でも・・・
「何で?」
「だって、シュシュがあったんでしょ?それしかないわ」
しかし、美夜はクスッと笑って、真帆を見る。
「あ〜あ・・・罪隠しちゃった。ルール違反じゃん?ま、いいや。隠せてないし。ねぇ、真帆」
「・・・何よ」
うんざりだ。こんなの。
「あたしは、被害者の友人。どんなに嫌でも・・・<犯人>といちゃいけないの。・・・だから」
「さよなら、真帆」
美夜はそれっきり、こっちを向かなかった。
- Re: ミッションB〜運命〜 ( No.41 )
- 日時: 2011/03/28 17:47
- 名前: 友美 ◆0.k5XRwXS2 (ID: DJvXcT4Z)
DAY−11
「お、おはよう」
意味がないってわかってたけど・・・
つい、あいさつしてしまった。
「・・・・・・」
案の定、関水美夜は真帆を一瞥すると、そのまま去っていった。
前にもあったな、こういうこと。
2度目の、信じていた人の裏切り。
って言っても、今回はあたしが悪いのかな?
なんてったって、人殺し・・・だもんね。
にしても、なんで美夜はあたしの任務がわかったの?
————ガラッ
考え事をしなから、教室のドアを開ける。
すると、
「いい加減にしろよッ!!」
え?何?
朝から喧嘩ですか!?
恐る恐る教室に入ると・・・・・・
「ちッ・・・違うわよぉッ!あたしなワケないでしょお!?」
喧嘩をしているのは・・・笹崎と柏木だった。
「証拠だってあるんだからねッ!あんたしかいないだろッ!このッ・・・裏切り者ッ!!最低女ッ!!」
笹崎は、柏木を激しく罵った。
「なんでよッ!あたしじゃないっていってるでしょ!?第一、何よ!?証拠って!!」
周りのみんなはヒソヒソと耳打ちしあったり、おろおろと眺めたり・・・
真帆は、話したことのない・・・えっと、そう、山本優希の腕を無理矢理引っ張り、問う。
「なッ・・・何よ」
山本は迷惑そうに、真帆を睨んだ。
「ねぇ、これ・・・何事?」
「し、知らないわ。あたしだって今来たのよ」
山本は真帆の手を払うと、友達のほうに言ってしまった。
内心、不満に思う真帆の後ろから、
「教えてあげましょうか」
聞き覚えのある声。・・・そう、美夜だ。
「え?」
しかし、その必要はなくなった。
「証拠?教えたげる。・・・現場から、あんたのシュシュが見つかったんですって」
「えッ」
現場?シュシュ?
もしかして!!
「ねぇ!これって・・・あの事件の!?」
美夜に問う。
「そうよ。柏木が犯人じゃないかって。・・・誰かサンと同じ推理ね」
そして、美夜は去っていった。
「なくしたから買い替えたって言ったよね?そのシュシュ・・・」
「違うわッ!あたしじゃな『うっせーなァ!!』
笹崎はそういうと、おろおろしているみんなの前に立った。
「あたしら、犯罪者と居たくないから」
- Re: ミッションB〜運命〜 ( No.42 )
- 日時: 2011/03/30 22:49
- 名前: 友美 ◆0.k5XRwXS2 (ID: DJvXcT4Z)
「あたしも・・・犯罪者といたくない」
誰かがそういうと、みんなも、
「あたしも」
「俺も」
「あたしだって」
と続けた。
「きゃはははッ」
笹崎が楽しそうに笑った。
「だってよぉ♪ねぇ、早く自主したらぁ?ひ・と・ご・ろ・し♪」
その言葉に釣られ、何人かが口を開く。
「そうよ人殺し」
「刑務所行きなさいよ」
柏木は、みんなを睨みつける。
「いっとくけど、あたしじゃないからぁ!なんであたしが荻野なんて殺すの?あたしは刑務所なんていかないッ!」
誰かが小さく、「えぇ〜・・・人殺しと同じ部屋にいるなんてやだぁ」と呟く。
「それとも、梨奈が犯人なんじゃないのぉ?そんなにあたしに押し付けて・・・怪しいじゃん!しかも、小学校の時、荻野嫌ってたしィ・・・」
それを聞いた笹崎は思わずというように吹き出した。
「プッ!あんた馬鹿じゃん?なんであたしが。そういうあんたこそ、怪しいわ。自分が責められたからってあたしにさぁ!それに・・・荻野嫌ってたのはてめぇもだろ?」
そして、笹崎は柏木の胸倉をつかんだ。
「なぁ。・・・いい加減に白状しろよ。あんただろ?」
「違うッ!あたしじゃないッ」
はぁ・・・。真帆は小さくため息をつく。
この雰囲気に耐えられず、真帆はただただ、下を向いて黙っていた。
・・・あれから3ヶ月。
真帆は、あの倉庫に来ていた。
事件から数ヶ月が経った今、警察なんかもういない。
・・・何やってんだか。警察は。
にしても。
「ここ・・・。ここであたしは———・・・」
———ガンッ。
あの時の音。匂い。手の感覚。
全て、鮮明に覚えている。
「うッ・・・」
自然と、涙が溢れてくる。
なんであたしはあんなことを・・・・・・
「———なんで、泣いてるの?」
はっとして振り返る。
「誰ッ!?」
———あれ?・・・前にもこんなことがあった。
でも、そこにいたのは、勿論荻野咲穂ではない。
———関水美夜。
「お久しぶりね。真帆。やっぱ、あんたが犯人だったんだ」
「・・・・・・」
真帆は黙っていた。ただ、身構えるだけ。
「ねぇ、真帆。あたし、なんでここに来たと思う?」
「しッ・・・知らない・・・」
美夜は、そっかと前置きしてからこういった。
「じゃあ、教えたげる。
———これであなたと会うのは最後だから」
「——え?」
真帆は思わず聞き返した。
「最後だから、全部あんたに話すわ。真帆」
それから美夜は、小さく息を吐いて話し始めた。
「真帆。前も言ったけどね、あたしにも神様から任務が与えられた。
でも、それは被害者の友人じゃない。本当は、人殺しのはずだった。でも、手違いであたしのところにそれは届かなかった。でね、真帆が人殺しだって気付いたとき、あたしはこの手紙を偽装した。それで、確信を得るために真帆を騙した。つまり、被害者の友人はあたしの任務じゃない」
真帆には、荻野咲穂の言う意味がわからなかった。
「真帆は一人っ子でしょ?でも、本当は違う。
・・・・・・あんたには、双子の姉がいるんだ」
「・・・え?・・・そッそんなはずないッ!だってあたしはそんな子知らない!!」
「その姉、誰だと思う?・・・・・・あたしだよ。あたしはあんたの姉。1歳の時、あんたの・・・あたしの親に捨てられて、孤児院に引き取られた。でも、今は新しい親に育ててもらってる。で、この中学に転校してきたとき、親同士が話してるの聞いたんだ。妹が、ここにいるって。あたしは気付いた。・・・・・・あんたが、妹だってね」
「な・・・なんでよッ!なんであたしってわかったのよ!!」
「なんで?そんなの簡単よ。前に、誕生日を聞いたでしょう?・・・同じだもの。3月12日生まれ。そうでしょ?」
「———!!」
嘘だ嘘だ嘘だ!!そんなのありえない!
「・・・・・・あんたの名前は真帆じゃない。真帆はあたしだ。あんたの親は、あんたを真帆として育てた。・・・でも違う。真帆はあたし。あんたの名前は・・・・・・加奈。三宅加奈」
「なんであんたが知ってんの!嘘つき!!!!!」
すると、美夜はあきれたようにため息をついた。
「それも、あたしの今の親が言ってたのよ。・・・・・・真帆・・・いえ、加奈。あたしに、なんでその手紙が届かなかったと思う?それはね・・・あんたが、真帆になったからよ!!」
「嫌ッ・・・」
思わず耳を塞ぐ。
じゃああたしは、ただの人殺し・・・?
神様の任務でもなんでもない。ただの人殺し?
人殺し人殺し人殺し———・・・
「その任務は本当はあたしのためにあった。けど、あんたがやっちゃったでしょ?それでね、神様から、新たな任務の手紙が来たわ。・・・・・・あたしは人殺し。きっと、あんたの家にも今頃・・・」
「え?」
「あんたの任務は、被害者よ」
「ひッ!嫌ッ!!!!!」
「だから、あなたと会うのは、これで最後って言ったでしょう?」
美夜は、ナイフを取り出した。
真帆は、自分の命に終わりが来たことを、悟った。
きっと、これもあたしの運命。
「ごめんね?加奈・・・」
<真帆>は、低い声で呟いた。言われた<加奈>はビクッと身を震わせた。
「これはね・・・任務なの。神様からの・・・」
そういいながら<加奈>に歩み寄る。
「あなただってそう」
そして<真帆>は、しゃがみこむ。<加奈>は「ヒッ」と小さく悲鳴を上げた。
「あたしのせいじゃないわ・・・神様のせい」
そういうと<真帆>は右手に持っていたナイフを振り上げる。
<加奈>は目に涙をためながら、それでも、抵抗しなかった。
「ごめんね・・・バイバイッ!!」
ナイフを振り下ろす。<加奈>はその場に倒れた。
「ふふッふふふふッ!!あーはっはっはっは!!」
<真帆>は笑い出す。<加奈>の死体を見下ろしながら。
「これでいいのよね?」
そして<真帆>は去っていった。<加奈>の<死体>を残して———・・・
そう、全部運命———・・・・・・
〜END〜
- Re: ミッションB〜運命〜 ( No.43 )
- 日時: 2011/03/30 22:54
- 名前: 友美 ◆0.k5XRwXS2 (ID: DJvXcT4Z)
ミッションB〜運命〜
無事(?)完結しました☆
ひろあ様、璃郁様、銀弧様
今までありがとうございましたッ!!
今度、またなんか書けたら書きますんで↑↑
そのときは・・・・・・また、よろしくです(・ω・´)ゞバーイ☆
この掲示板は過去ログ化されています。