ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ミッションB〜運命〜 ☆END☆
日時: 2011/03/30 23:01
名前: 友美 (ID: DJvXcT4Z)

友美です♪

ココの掲示板で『ミッションA〜裏切りの学園〜』というのを書いています。実はまだそちらは完結してないんですが・・・同時進行という事で。名前は同じようなものですが内容は全く違いますからご安心を。

・2個いっぺんに書くな。
・ホントに前の書くの〜??
・何これ、意味不明ww
・文章力ねぇww

↑どれも本当のことですが、上のどれかに当てはまる方はお帰り下さい。

では、書きます。

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Re: ミッションB〜運命〜 ( No.4 )
日時: 2010/12/25 21:18
名前: 友美 (ID: an.s4YRU)

DAY−1 <人殺し>

「ごめんね?加奈・・・」
彼女は、低い声で呟いた。言われた少女はビクッと身を震わせた。
「これはね・・・任務なの。神様からの・・・」
そういいながら少女に歩み寄る。
「あなただってそうでしょう?」
そして女は、しゃがみこむ。少女は「ヒッ」と小さく悲鳴を上げた。
「あたしのせいじゃないわ・・・神様のせい」
そういうと女は右手に持っていたナイフを振り上げる。
少女は目に涙をためながら、それでも、抵抗しなかった。
「ごめんね・・・バイバイッ!!」
ナイフを振り下ろす。少女は倒れた。
「ふふッふふふふッ!!あーはっはっはっは!!」
女は笑い出す。少女の死体を見下ろしながら。
「これでいいのよね?」
そして女は去っていった。少女の<死体>を残して———・・・


「・・・何これ?」
家のポストを覗いた三宅真帆(みやけ まほ)は呟いた。
ポストの中には白い封筒が一つ、真ん中ら辺に置いてある。
『三宅真帆様』
「あたし宛?なんだっけ?」
真帆はブツブツ呟きながら家に入る。
「おかえり。真帆ー?」
「んー・・・」
親に適当に返事して部屋に入る。そして、白い封筒をもう一度じっと見て、また独り言。
「何これ?」
そして、気付く。それも、口に出していた。
「あ、開ければわかることか・・・」
もっともだ。当たり前のことに気付き封筒を開ける。
『三宅真帆様へ

あなたには、神から任務が与えられました。

あなたに与えられた任務 <人殺し>

<人殺し>のルール

・<人殺し>は、決まった人以外を殺してはならない。
・<人殺し>は、罪を隠してはならない。
・<人殺し>は、人を殺すところを他人に見られてはならない。
・<人殺し>は、1人以上殺してはならない。
・<人殺し>は、≪ルール≫を破ってはいけない。』

「・・・はぁ?」
意味がわからない。何かの悪ふざけだろうか?送り主を確認する。
『管理人』
「・・・はぁ?」
同じことをもう一度呟く。管理人って・・・
「なんの管理人?誰?え?」
独り言がこんなに多い人なんて、そうそういないだろう。
「人殺し?あたしが?」
馬鹿みたい。こんなのただの悪戯だ。真帆は納得する。でも。
「待てよ・・・?」
彼女はあることを思いついて手紙を読み返す。そしてニヤリと笑った。
「いいコト考えた・・・」

<人殺し> 三宅真帆

Re: ミッションB〜運命〜 ( No.5 )
日時: 2010/12/26 13:03
名前: 友美 (ID: an.s4YRU)

DAY−1 <被害者>

「はぁッ!?何よ、それ!」
少女は叫び、持っていたものを床に叩きつける。
「あたしにッ・・・あたしに命令すんの!?しかも・・・<被害者>って・・・?」
少女はそのまま泣き出す。彼女の足元に落ちている物。それは一通の手紙だった。

『————様

あなたには、神から任務が与えられました。

あなたに与えられた任務 <被害者>

<被害者>のルール

・<被害者>は、決まった人以外に殺されてはならない。
・<被害者>は、抵抗してはならない。
・<被害者>は、人に殺されるところを他人に見られてはならない。
・<被害者>は、<人殺し>から逃げてはならない。
・<被害者>は、≪ルール≫を破ってはいけない。』

「あたしが?殺されるの・・・?」
何時?誰に?何処で・・・?
彼女は泣いた。ただ、怖くて———。


今回はこれで終りです。
また、明日にでも続き書きます♪

Re: ミッションB〜運命〜 ( No.6 )
日時: 2010/12/26 17:32
名前: ひろあ ◆FQm5lx6apg (ID: 8APypGif)

友美さんッ!
はい。
そうでし^^/
その、ひろあでし。
友美さんて、どっかで小説書いてそーだな。
と、思いまして♪
探してたら、あったんで☆

凄い設定。
初めてみました★
更新、楽しみにしてますね!!!

Re: ミッションB〜運命〜 ( No.7 )
日時: 2011/01/09 22:13
名前: 友美 (ID: jklXnNcU)

DAYー2 

あーあ、つまんない。
真帆は窓際、一番後ろという最高の席から校庭を見下ろし、思った。
今は授業中。でも、あたしにはそんなの関係ない。
「え〜と…じゃあ、72ページの2行目から…山本さん」
最近ちょっと老けて、皺が増えた吉田先生は、明らかにだるそうに時計を見つめていた山本優希を指した。
「えッ?あ…ハイ」
優希は焦る。きっと話を聞いてなかったんだなぁ。真帆は小さく笑った。
まぁ、あたしも聞いてないんだけど。
「山本さん?聞いてたの、ちゃんと」
吉田は優希をじろりとにらむ。吉田センセ、そんなことすると余計皺が目立つよ。
真帆は小さく呟く。
優希は吉田に怒られつつも、机の下で爪を磨いている。
ふふッ、いい度胸。
どうせバレるよ?ほら…
「山本さ・・・あなた、今なんで怒られてるのかわかってるの?!こんなことしてッ・・・」
そう言いながら吉田は優希の机に向かい、歩く。優希は『ヤバイ』というのが明らかに顔に出ている。
あと10分だった暇な3時限目は、山本優希への説教で終わった。

授業が終わっても、真帆にとってさらに暇な休み時間が来るだけ。
・・・だって、あたしには友達なんていない。
いや、正確に言うと、『友達なんて要らない』。
だって、そうでしょ?人に流されて、あの子が好きだとか、あの子は嫌いだとか、そんなのよりこっちのほうが楽だから。
あたしは、折角の『窓際、一番後ろ』から、人間観察をするの。
優希は、瀬野恋歌と、川崎由里奈にさっきのことを愚痴っている。
・・・あんたが悪いんじゃん。ま、どうでもいいけど。
後は、大体3〜4人のグループになって話している。
ま、いつもこんな感じ。
あたしは、まるで蟻みたいに動いている『クラス』から視線を上げる。
あと、2分くらいか。
真帆は、そのまま席に座って、校庭と『クラス』を交互に見ていた。

Re: ミッションB〜運命〜 ( No.8 )
日時: 2011/01/11 20:24
名前: 友美 (ID: jklXnNcU)

一体このクラス、いや、この世界の何人があたしのことを嫌いなんだろう。
真帆はふと、思った。
自分では『要らないから作らない』友達でも、傍から見れば『あのコには友達がいない』と思われるんじゃないか?
真帆は幼稚園の頃から友達がいなかった。性格が悪くて、嫌われ者だった。でも、<あの時>はまだ、友達が欲しかった。

<必要>だった友達が<要らない>に変わったのは、小学校4、5年の頃だった。

転校生が来たのだ。自分の性格の悪さも何にも知らない、転校生。
<荻野咲穂>という名の転校生は、胸くらいまである長い茶髪に、モデルにも負けないくらいのスタイル、太陽のような笑顔のオンナノコ。

友達のいない真帆は、心から『友達になりたい』と思った。

運よく隣に座った彼女に、真帆は勇気をだして声をかけた。
「ねぇ・・・、友達になってよ」
咲穂はきょとんとして真帆を見つめる。今から思えば、言い方がきつかったからだと思う。
咲穂はしばらくして、ニコッと笑うと、
「こっちでの友達、初めてだなぁ。よろしくね」
そういって真帆の名札を覗き込んだ。
「三宅・・・真帆ちゃん?」
「そうだけど・・・」
「そっか!じゃ、真帆ちゃんって呼んでイイかな?」
咲穂はやさしくそういった。
「いいよ」
真帆は嬉しくて、授業中なのにもかかわらず咲穂に話しかけていた。


〜☆〜*〜☆〜*〜☆〜*〜☆〜*〜☆〜*〜☆〜*〜☆〜*〜☆〜
今日はここできります!!ハンパでごめんなさい;


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