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亡国の姫君 =END WORLD=
日時: 2011/03/16 02:46
名前: ユフィ ◆xPNP670Gfo (ID: 9nPJoUDa)

おはこんばんちは☆
はじめましての人が多いと思いますが、彰緋です♪
小説はシリアスで2つということになりましたが、まぁ…無謀ですね。
今回は、私が書く小説で視点が全然違います。思いついたら即実行の私ですが、小説共々よろしくお願いします。
(題名がかぶりそうで怖い………)
アドバイスや、感想など書いていただければ光栄です。グダグダな小説ですが、マイペースで書いていきたいと思います。
でゎでゎゆっくりしていってね☆((殴

序章 >>1
人物紹介 >>2
世界観&用語説明 >>3

第一話 >>4 >>5
第二話 >>6 >>7
第三話 >>11
第四話 >>12 >>13
第五話 >>14
第六話 >>16
第七話 >>17
第八話 >>18 >>19
第九話 >>20
第十話 >>21
第十一話  >>26 >>27
第十二話  >>28
番外編part1  >>24
番外編part2  >>25
あとがき  >>8
あとがき2  >>15
あとがき3  >>22
あとがき4  >>29
☆お知らせ☆  >>23

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Re: 亡国の姫君 =END WORLD= ( No.34 )
日時: 2011/03/29 11:11
名前: 彰緋 ◆xPNP670Gfo (ID: 9nPJoUDa)

第十五話 魔女の思惑 後半

カツカツと響く足音。大きなシャンデリアに灯りはついていない。
ここは、エルフォード国のエンドランスホール。ここではよく、パーティーや披露宴などが開かれる。
しかし、今日はどちらにも当てはまらない。
私の心は至福で満たされ、足取りも軽い。自然と頬も緩まり、「あの方」の笑顔で笑う表情が目にうかぶ。

----------よくやったわ。ありがとう。

そんな声が聞こえてきそうだ。
私の生きる理由、生きる術、生きる価値……すべて「あの方」がくださった。

やがて、大きな扉の前に出る。

「クリム様、只今任務を遂行し、ここに戻りました」

跪いてそっと語りかけると、そこにはきらびやかなシャンデリア、宝石であふれていた。

「ご苦労様、さすがはエルフォードの魔女……いいえ、我が娘。あの男、最後はどのように?」
「はい。その表情は驚愕で彩られ、とても美しゅうございました」

ふっと、「あの方」……クリム様の唇が笑みの形に歪められる。

「ありがとう。あなたのおかげで私がこの最大の領土を持つ国の王女になった。ふふっ、いざ口にすると笑ってしまうわ」
「お褒めいただき、光栄にございます。クリム陛下。ときに……」
「なに?……あぁ、あなたの欲しい物?」
「はい」

そう。私には、どうしても欲しい物があった。それは……

「久遠の宝を今一度、我が元へ」
「いいわ。好きにしはさい?」

あの宝は私のもの。そう。あれを使えば、このお方のため、さらに領地を広げることができる。

「……では、私はこれにて」

そう言い残すと、彼女はふっと姿を消した。

    *    *    *

「でぇ?なんであなたが、メイリ様を?」

ずいっと詰め寄られ、後ろに引こうにも引けず、軽いため息をついてアシルは言った。

「偶然d「「嘘つけ!」」

バンッとテーブルを叩いてレイラとラックスが声を張り上げる。

「おいおい、そんなデカい声出したら、起きちまうだろ」

ライが間に割って入る。今、奥の部屋でメイリが眠っている。随分疲労しているので、ここで起こすというのは、少々まずい。

「で?お前はあの娘に恋焦がれたってか?お前が色恋沙汰とは、また……」

へらっと言ってのけるライにアシルは次の瞬間、ぼんっと音を立てて茹で上がったタコのように反論する。

「ち、ちちち違う!!た、ただ、そ、そそそんなわけ……」
((そうなんだ))

自分から白状したようなものである。
まさかのロリ……いや、あの娘だとは誰も思っていなかった。
しかし、あのアシルをここまでうろたえらせるとは。女のは恐ろしい。

「ちょっと〜!メイリ、起きたから手伝って〜!」

付き添っていたセラが呼びにくる。
びくんとアシルの肩が跳ねたが、あえて皆何も言わない。

「ほら!アシルもいくよ!」
「ぅえっ!?あ、ああ。今行くっ……」

ドカン!!

「っつつ………」
「ちょ、何やってんの……」

思い切り壁に追突したアシルが、くぅとうずくまった。
状況を把握しきれないセラは、怪訝そうに首をひねる。

「あ〜……いいから、ほらほっておいていくよ?」

ほらほらと手をひらつかせてセラを促す。
お前、ちょっとは落ち着け。
そう、セラ意外の人間は思ったであろう------

Re: 亡国の姫君 =END WORLD= ( No.35 )
日時: 2011/03/30 18:28
名前: クピクピ (ID: gHpB4F6k)

久遠の宝がエルフォードの魔女に!?
この先一体どうなるのやら…
アシルの恋もどうなるか…
気になることばっかだよ〜〜〜!!!

Re: 亡国の姫君 =END WORLD= ( No.36 )
日時: 2011/03/31 23:03
名前: 彰緋 ◆xPNP670Gfo (ID: F.0tKRfu)

クピクピさん>>コメントありがとう!
更新頑張ろう!

Re: 亡国の姫君 =END WORLD= ( No.37 )
日時: 2011/03/31 23:25
名前: 彰緋 ◆xPNP670Gfo (ID: F.0tKRfu)

第十六話 迫りくる影
ロザリア国が滅ぼされて早くもひと月が経った。
意識のない状態で運ばれたメイリも、順調に回復し、何もかもひとまず一段落、と皆胸をなでおろしていたとき、その知らせは何の前触れもなく届いた。

「陛下がお亡くなりになった……!?」

皇帝、ブラットリー=エルフォードの死について記されていた書状には、“あくまで極秘に”とのことだけだった。
これには皆、驚きを隠せずに驚愕をあらわにしていた。

「しかし、一体何が起こったんだ?病に伏せっていた訳でもない。それに、戦にも直接出た訳でもないし……暗殺にしたって、そんな野望なことする奴いないだろう?」
「確かに。ラックスの言うことも一理あるな」

アシルが頷く。すると、隣に座っていたライが、ぼそりと呟く。

「魔女………?」
「魔女って、あのエルフォードの魔女?」

セラが聞き返すと、あぁ、と彼が頷く。

「いやでも、そいつは皇帝に仕えてたんだろ?いくらなんでも主君を打つなんて……」
「別に主君がいたとしたら……?」
「別に……?」

今度は、レイラの呟きに目を見張る。
セラが聞き返すと、レイラは首を横にふった。





Re: 亡国の姫君 =END WORLD= ( No.38 )
日時: 2011/04/01 19:17
名前: クピクピ (ID: gHpB4F6k)

皇帝の死が知らされたか…
どうなるのだ…この世界は・・・・・


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