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Different Worlds
日時: 2011/03/07 22:42
名前: ケンチン (ID: ZfyRgElQ)

はじめまして、ケンチンと申します。

小説を考えたり投稿するのは初めてなので、いくつかおかしな点が出てくると思いますが、大目にみてください。

アドバイスや改善点などがありましたら、教えてくれるとうれしいです。

それでは、よろしくおねがいします。

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Chapter1:はじまり ( No.1 )
日時: 2011/03/17 22:05
名前: ケンチン (ID: Zc6VdX3i)

「はぁー」
本日何度目かわからないため息をつきながら学校の校門をくぐる。
俺の名前は 岡本 和宏 県立海津高校に通う高校1年生。
今日は9月1日。夏休み明け最初の登校日だ。
約1ヵ月半ぶりに見る校舎はどことなく新鮮に感じる。
さて、今日から新学期。気合いれてがんばるぞ!!
「んなわけあるか・・・・」
長期休暇明けの学校に登校するほどだるいものはない。
これから早起き、学校、宿題の繰り返し生活が再開するとおもうと自然と口からため息でる。
「よう、岡本!生きてたみたいだな」
俺とは正反対な明るい声を掛けてきたのは 横山 健二 俺のダチだ。
「どうしたよ岡本。まるでこの世の終わりが近いことを知っちまった顔してるぞ」
「おまえこそ、全高校生が憂鬱な日に、何でそんなにテンション高いんだ?」
まあ、こいつはいつもハイテンションか。こいつから明るい性格を取っちまうと何も残らねーかもな。
「聞いてくれよ。昨日買い物帰りにさー」
はじまったよ。毎回恒例超どうでもいい話。
どうせまた昼休みに同じ話するんだろ。
俺は横山の話を聞き流しながら校舎にはいった。

「んで、昨日買い物帰りによ、」
昼休み。俺はいつもと同じように横山を含めた3人の友達と昼飯のパンを頬張りながらどうでもいい話を繰り広げていた。
朝と同じ事を喋りまくっている横山の隣で飯を食っていると、
「そうそう、俺この前街中で市川と会っちゃってさ、私服姿めっちゃかわいかったなー」
ダチその2 佐藤 が幸せそうに語り始めた。
市川 洋子 同じクラスの女子で容姿端麗、成績優秀なやつだ。
そのおかげで彼女は男子からも人気がある。
「なあ岡本、市川落とすにはどうしたらいい?」
「んなこと俺に聞いてる時点でもうむりだ。そもそも、お前が市川と付き合えるなんて月と金星が同時に地球に衝突する確率よりも低いぞ」
こいつは夢見すぎだ。正直に行ってやらんとな。
そんなわけで昼休みは過ぎ、放課後になって俺は学校を出て帰宅した。

「今日は疲れたな・・・さっさと寝よう」
俺は玄関をあがり自分の部屋へ行き扉を開けると
「え?・・・」
すごく間抜けな声をだしてしまった。
無理も無い。なぜなら、俺の机の椅子に 市川 洋子 が座っていたからだ。
彼女は窓を見つめたまま
「おかえり」
そうつぶやいた。
いやおかえりじゃなくて、どういうことだよ。
「市川さん、だよね?どうしてここに?」
戸惑いながら市川に声をかける。
「どうしてって?それはね・・・」
市川はこちらを向き、俺を見据えたままこう言った。

「あなたを殺しにきたからよ」


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