ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- とおりゃんせ -恨みの童歌-
- 日時： 2011/03/21 11:16
- 名前： 京香 （ID: WVvT30No）
.
とおりゃんせの歌声が
何処からか聞こえてきた
とても悲しい歌声だ
だけど次第に大きくなった。
次第に恐ろしさが伝わり、
逃げたいが、体が動かない。
ふと気付けば目の前に
着物を着た少女がいた。
—— 誰なの?
〝この恨み、未来永劫許さじ〟
目の前が真っ暗になった気がした。
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- Re: とおりゃんせ -恨みの童歌- ( No.12 )
- 日時： 2011/03/22 18:42
- 名前： クピクピ （ID: gHpB4F6k）
カナがなんかヤバい気がする…。
なんで？？
- Re: とおりゃんせ -恨みの童歌- ( No.13 )
- 日時： 2011/03/22 19:38
- 名前： 京香 （ID: ZMeIuJbG）
.
携帯を鞄に仕舞った。
メールで沙奈が、
来ないことで合コンは中止になった。
はあ、と深く溜息をした。
そして手鏡を取り出して、
近くの公園に行き、
ベンチに座って自分を見る。
「何で沙奈はアタシの邪魔ばかりするのよ?」
沙奈は自覚してないけどモテて可愛い、
ただの僻みだと分かってる、とカナは呟く。
沙奈と友達になった所為で
初恋相手が沙奈を好きになった、
等と苦い思い出がカナにはあるのだ。
沙奈は当然何も知らないまま。
更に苛立たせる結果と悪循環だった。
頭を抱えるカナの、
目の前に一人の少女がいた。
「……………誰?」
「うふふ、」
綺麗な黒色の着物を着た少女は、
子供特有の笑みを顔に浮かべる。
—— カナを更に不信に思わせた。
「沙奈が憎い?」
「えっ……」
背後の木々がザワッ…とゆれた気がした。
(………何で?………何なの、この子?)
竦んだ足が動かなかった。
早く逃げたいと一心に思った。
が、目の前の少女が、
やわらかく優しく微笑んで言った。
「沙奈に勝ちたい?」
誘惑だと気付くが思惑を変えた。
何者か分からない少女が、
〝謎〟だけど、
沙奈に勝つ、という言葉に完全に負けた。
気付けば〝分かった〟と返事をしていたからだ———。
目の前の少女は不敵に微笑む、
カナはゾクッと体が震えた。
「あたしの名前はお百合と呼んでね?後あたしは幽霊だから」
突然のことに呆然とするなか、
〝幽霊〟という単語に
カナは悲鳴を上げる、
が〝百合〟という名の少女が、
カナの口元を手で押さえたのだった。
そして耳元にささやく。
「あたしは沙奈が憎い。
あなたも憎いでしょ?
違うかしら……」
カナは冷静になったかと思えば、
静かに手を払いのけ、
笑いだした。
百合という少女はふふ、と静かに笑う。
二人の笑いが、
悲劇の幕開けをする、
沙奈はまだ何も知らない。
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- Re: とおりゃんせ -恨みの童歌- ( No.14 )
- 日時： 2011/03/22 19:39
- 名前： 京香 （ID: ZMeIuJbG）
クピクピsama
ふふ……
何ででしょうねぇ?
実はカナは…。
そこはお楽しみということで笑
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- Re: とおりゃんせ -恨みの童歌- ( No.15 )
- 日時： 2011/03/22 21:03
- 名前： クピクピ （ID: gHpB4F6k）
きょ、恐怖がこみ上げてくる！
- Re: とおりゃんせ -恨みの童歌- ( No.16 )
- 日時： 2011/03/23 10:40
- 名前： 稚瑠.(*´ω`*) ◆HFiyh0WTc. （ID: 5RAlDtaS）
初めまして.稚瑠と言います＊、
こ.怖いですね!
カナちゃんの正体.気になります＞＜
更新頑張ってください(^ω^)
仲良くしてくれると.嬉しいです＠
稚瑠と呼んで結構です★!
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