ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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私と清田くんとあとひとつ【目次かいたよっ!よっ!】
日時: 2012/12/19 22:19
名前: 揶揄菟唖 (ID: w1J4g9Hd)


※この小説はいつ更新するか分かりません。僕と戸口さんともうひとつの番外編で更新率は揶揄菟唖の小説の中で一番低い物と考えてください。

+目次+
『そして音が消える。』>>1
『確かにそこにいた。』>>4
『酷く脆いその花。』>>7
『世界を閉じ込め包むそれ。』>>12
『物を語ること。』>>14>>43
『それを巻く手はもう痺れているけれど。』>>16>>40
『もう誰もいない。』>>19>>39
『一方通行の話。』>>26>>38
『夜明けを飲み込む。』>>32>>37
『二人が重なる時。』>>34
途中までの題名解説(更新予定無し)>>20

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Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.24 )
日時: 2011/07/03 11:53
名前: ほろ ◆8kmAHmy8qM (ID: Zw/Yy.Yf)

こんにちは。ほろです。

新鮮で嬉しい、ですか。ありがとうございます。
僕なんかでよければ全力で読みます。というか読ませてくださいうおおお

社会問題系小説の方も、読ませていただきました。勝手にすみません。
揶揄菟唖さんの小説をこれから二つも読めるようになるなんて嬉しいです。hshsです((殴
むしろ宣伝してくださってありがとうございます!

またまた長くなってしまいました。すみません
お邪魔しましたー。

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.25 )
日時: 2011/07/03 18:06
名前: 揶揄菟唖 (ID: /qKJNsUt)


コメありがとうございます!
それと、新連載を読んでくれてありがとうございます!!
書きがいがあります・・・

それでは久しぶりに更新します。

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.26 )
日時: 2011/07/03 18:59
名前: 揶揄菟唖 (ID: /qKJNsUt)



僕と戸口さんと24の忘却


隣の家には同じ歳くらいの子がすんでいた。
大きい家だしよく親は羨ましいと零していた。
でも僕はこのままの家で良いと思っている。
部屋が狭いほうが物が近くて便利だ。

その子は滅多に家から出ない。
らしい。
その子が家から出るところを見たことがないし。
その理由は大体知っている。

あれ。だからだろう。

僕の部屋の窓を開けると、すぐ側にそのこの部屋の窓がある。

「おはよう」

そこで僕はその子、戸口さんに話しかけることが日課となっている。

「あ、おはようございます」

いつも同じ会話をするだけなんだけれど、それでも別に良かった。

「・・・えっと・・・はじめまして」

その理由は戸口さんがアレだからだ。

「はじめまして」

ここで、会話はとまる。
毎日繰り返されてきたことだから、よくわかる。

「今日はいい天気だね」

僕が会話を再会させると戸口さんは空を見上げる。
戸口さんの家の庭にある木の葉っぱでよく見えないから少し戸口さんはみを乗り出す。
そうすると髪の間から戸口さんの首の黒子がみえた。

「・・・そうですね」

戸口さんがモトの体勢にもどると戸口さんの部屋の奥から戸口さんを呼ぶ声が聞こえた。
うん。
いつもと同じタイミングだ。

「あ、あの人が呼んでるから」

窓を閉めようとする戸口さんに僕はいつもと同じ言葉をかける。

「『また明日ね』」

動きが、止まる。

「・・・アシタって何?」

クリクリの無垢な目が僕を捕らえようとして失敗した。

「・・・君の知らない時間」

そういって窓をこちらから閉める。

また明日も同じ会話を繰り返すのか。
いつになったら、戸口さんは僕の名前を、存在を、明日を、憶えるの。


明日の僕の第一声はきまっている。
戸口さんにかける、「おはよう」だ。
そして戸口さんは「はじめまして」という。
昨日もあったのに。
はじめてじゃないのに。

僕はまた、今日も窓に手をかける。

「・・・おはよう」

戸口さんは不思議そうに、微笑む。

「・・・はじめまして・・・?」

はじめまして、昨日もあった、戸口さん。


〜end〜


八話目です。
あれです。
んと、記憶が一日で消えちゃう病気の戸口さんの話です。
どうだろう・・・微妙な話だったかな。
本当は最後に記憶が残っていてハッピーエンドにしようかと思ったんですが、あえてやめました。
大暴露するとそろそろネタがつきます。
そしたらこのスレはオワリかな・・・。
その分、社会問題のほうに力を入れます。

(ネタあったらちょうd((殴)

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.27 )
日時: 2011/07/03 19:32
名前: 揶揄菟唖 (ID: /qKJNsUt)


遅れましたが、参照100越えありがとうございます。

コメの・・・100・・・は・・・

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.28 )
日時: 2011/07/22 10:40
名前: ほろ ◆8kmAHmy8qM (ID: L3qeerbj)

こちらでもお久しぶりです、ほろです。

八話目、読ませていただきました。
どんなにたくさん会話しても、翌日には忘れ去られてしまう…ですか。もしも僕が「僕」だったらと思うと、なんだか切なくなります。
「また明日ね」の「明日」を「君の知らない時間」と戸口さんに教えるところが何か好きです。何でだろう。
僕個人としては、ハッピーエンドよりこの終わり方の方が好きです。

ネタ切れ…ですか。終わってしまうと思うとなんだか寂しいですね…
何かネタになりそうなもの…そうですね、誘拐系…は某小説とうっすらかぶってしまいますし…
監禁ネタ…だと僕の好みに走りそうになってしまいますね、ヤンデレ。自重しますw

参照100超えおめでとうございます!
僕の他にもたくさんの方がこの小説を読んでおられるんだなーと思うと、なんだか僕も嬉しいです。

長々と失礼しました。
また、読みに来させてください


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