ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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私と清田くんとあとひとつ【目次かいたよっ!よっ!】
日時: 2012/12/19 22:19
名前: 揶揄菟唖 (ID: w1J4g9Hd)


※この小説はいつ更新するか分かりません。僕と戸口さんともうひとつの番外編で更新率は揶揄菟唖の小説の中で一番低い物と考えてください。

+目次+
『そして音が消える。』>>1
『確かにそこにいた。』>>4
『酷く脆いその花。』>>7
『世界を閉じ込め包むそれ。』>>12
『物を語ること。』>>14>>43
『それを巻く手はもう痺れているけれど。』>>16>>40
『もう誰もいない。』>>19>>39
『一方通行の話。』>>26>>38
『夜明けを飲み込む。』>>32>>37
『二人が重なる時。』>>34
途中までの題名解説(更新予定無し)>>20

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Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.14 )
日時: 2011/04/24 15:57
名前: 揶揄菟唖 (ID: LQdao1mG)


僕と戸口さんと閉ざされた物語


最近街では連続殺人事件の話でもちきりだ。
昨日も帰宅途中だった女子高校生が無残にも切り刻まれ、死体とかした。
僕も、今まわってこられてはこまるからビクビクしていた。
きっと昨日はその高校生が『そう』だったのだろう。

大人はよく、『自分はいつも物語の主人公なのだ』という。
いつからそんなことを言われるようになったのかは知らないけど、僕もこの町のみんなもその言葉を鵜呑みしたに違いない。
だから、こんなことになっているんだ。

「ねぇ、きいてよ」

隣にいた戸口さんが楽しそうに、まるで子供のような目で僕を見つめてきた。
戸口さんのほうを向いてあげるとやっぱり嬉しそうに微笑む。

「どうしたの?」

まってました、とばかりに戸口さんは息を荒くして、興奮しているようだ。

「あのね、『主人公』になったんだー!」

・・・は?
嘘だろ。嘘だ。そんなはずがない。だって、だって・・・。

あぁ、どうしてこんなことになるんだ・・・もう。
タイミングが悪い。悪すぎる。


次の日、戸口さんが殺された。
当然のことで、わかりきっていたことだ。

だって、今『主人公』になったら、
殺されるんだから。

ちなみに今日の『主人公』は————


〜end〜


五話目です。
さぁて!今回の話は解説がないとわからないほどのgdgd!!
解説までもが揶揄菟唖が書くので最悪だ!
もうわけわかんねぇ!

それでは解説〜
えっとですね、この街では順々に『主人公』が決められるんですけど、その『主人公』がある原因で(設定無し)連続殺人事件の被害者になってしまうわけです。
そんなときに『主人公』になってしまった戸口さんが残念ながらわっほーいということになってしまうわけです。

こんな感じです。わかっていただけるでしょうか・・・・。
文章中にこんなことを説明できなくてすみません!
毎度の事ながら短いな・・・。
『意味が分かると怖い話』にあてられて考えたものです。
まぁ、まったくといっていいほど『意味が分かると怖い話』にはおよびませんが・・・。

次回はもっとマシな話書くんで!
今日のところは土下座で許してください!

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.15 )
日時: 2011/05/25 22:51
名前: 揶揄菟唖 (ID: tAwbt3.x)


どうも。
おひさしぶりです。
あぁ、誰に挨拶しているのかは不明ですが、
あともうすこしでほったらかしにするところだったので
かこうかな。と

んじゃ、gdgd小説、ひさしぶりの更新です

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.16 )
日時: 2011/06/19 20:01
名前: 揶揄菟唖 (ID: RjvLVXA1)


僕と戸口さんとゼンマイの鼓動


『我輩は、猫である』

この言葉から始まる有名な小説を僕は読んだことがない。
それが人間にとって、おもしろいのかどうか、判らない。

それも当然だ。
『我輩は猫』なのだから。


今日は、暑い。晴れている。風がない。
一日の価値なんて、それぐらいだ。
面白みがない、一日。

日陰に身を隠すように丸まれば、もう後は今日が終わるのを待つだけだ。

・・・あぁ、そういえばもうひとつあった。
一日の、大事なイベント。

はやくこないかなぁ・・・僕、寝ちゃうよ。
ただでさえ、猫は天気がいいと無性に寝たくなるのに、他にやることがないとなるともう寝るしかないじゃないか。

顔を伏せていても眼はぎょろつかせ、耳も立てておく。

そうすれば、すぐ、来たのがわかるから。

「————っ!」

あ、きた。

声がかすかに聞こえたから、日陰から出てきてあげた。
じゃないと、きっとわからないからね。

「あ!いた!」

僕の元に走ってくるのは、僕の待っていた、大好きな人、戸口さん。

「ただいま!」

おかえり。

心の中で呟いてそっと戸口さんの足に寄り添う。

戸口さんは僕が体をこすりつけて制服が汚れるかもしれないけど、怒らない。
そんなところも、好きだ。

「今日はね〜」

今日も学校であったことを話してくれる。
僕は何もいえないけれど、それでも戸口さんは続ける。

こんな毎日が、もう何年も続いていた。

僕はずっと戸口さんを見てきた。
赤ん坊だった時から、ずっと。

「あ、そうだ」

喋っていた戸口さんが僕のほうに顔を寄せる。

「最近ね、よく野良猫が殺されちゃってるんだって」

少し、悲しそうな色を瞳に浮かべて、戸口さんは僕の鼻を指でつつく。

「だから、キミも気をつけてね。・・・キミが死んじゃったら、淋しいよ」

そっか。そう思ってくれるんだ。
ありがとう。

「・・・そろそろ帰るね。また明日」

ばいばい。

腰を浮かせて歩き出す戸口さんに尻尾を振りながら挨拶をした。

戸口さんが見えなくなったなら、僕ももう出かけなくちゃ。

ゼンマイを巻きに。


満月だった。
僕は、また一匹、仲間を、殺した。

何故だ。

とよく聞かれる。

何故、殺す。

と。

僕は自信満々に答えた。

戸口さんとずっと一緒にいたいから。

僕のような野良猫は、平均的に三年しか生きられない。

ずっと、僕は戸口さんを見てきた。
赤ん坊だったときから、ずっと。
戸口さんは今、高校生だ。

僕は、もう寿命をとっくに過ぎている。

なら、どうして?
どうして、まだ、僕は生きている?

それは、ゼンマイを巻いているから。
仲間を殺して、その命の分、命のゼンマイを巻いている。

ありえない話だけど、
残念ながら、僕はまだ、
戸口さんを見ていたいから。
戸口さんが、死ぬまで、ずっと。


「ただいま!」

戸口さんの声がする。

今日も晴れている。暑くて、風がない。

「昨日、また野良猫が殺されちゃったんだって・・・」

それは、淋しい話だね。
一体、そんな酷いことをするのは、
誰なんだろうねぇ?

「・・・キミも、仲間がいなくなっちゃって、淋しい?」

嗚呼、幸せだなぁ。


〜end〜


六話目です。
はぁ・・・まぁ・・・前回よりは、マシになったんじゃないかな。
『僕』が猫という話ですね。
またなんか非現実的な話になっちゃったけど、いいよね、うん。
じゃあまたいつか会いましょう!
付き合ってくれてどうもです!
七話目がいつかかれるか不明だぜ!イェイ!

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.17 )
日時: 2011/06/18 22:48
名前: ほろ ◆8kmAHmy8qM (ID: 2N4onKWr)

はじめまして。ほろといいます。

題名に惹かれて読ませていただきました。
ものっそい勢いで好きです。こういう小説。

「『今から、キミを』」とか「空はね、赤いんだよ」とか僕の中では名言ですよw

また覗きに来させてください

Re: 僕と戸口さんともうひとつ ( No.18 )
日時: 2011/06/19 19:53
名前: 揶揄菟唖 (ID: RjvLVXA1)


あぎゃあああ!!
あ、ありがとうございます!

こ、こんな駄文を!!
はい!こんな小説でよかったらまたみにきてください!

がんばろう!私!あと1500年は生きられるぜ!
うおおおおお!!


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