ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ペンは剣より強し 参照100突破 感謝です
- 日時: 2011/06/08 20:42
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
こんにちは、キヨムラです。
自分マンガが好きで、
でも絵が下手なので話を考えたくて
それでまずたくさん話を考えるために
小説をたくさん書いてから。
へたくそで、セリフで話構築していくので少々マンガチックな感じですが
あたたかい目で見守ってください。
アドヴァイスとかオリキャラとか良ければ
たくさん待ってます^^
気軽に返信してください〜
【登場人物】各々出てくる順
墨川 沃哉———ヨーク
穂村 泰嗣———アティ
南月 莉緒———オアクシー
門 留美———?
斑鳩 爽太———イカルガ
霜辻 途尋———ゼロネヴィ
窪崎 悠 ———ティラ
ゲート
まだ増えます
【プロローグ】
《運命とは我々を誘うものである》
と一言残し神は世界に散ったのである
- Re: ペンは剣より強し ( No.29 )
- 日時: 2011/05/28 17:44
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
≪4≫決心
東側陣地
「途尋はとりあえずさがってろ。俺が印を仕掛けて時間を稼ぐ、その間お前は左サイドのコーナーアークまで下がれ。ヨーク、ガルー族は何属性だ?」
「確か大地だ」
「分かった。そしたら途尋が移動した後俺が右サイドに誘導しながらダメージを与えていくそれから…」
霜辻が口をはさむ
「勝手に話し進めるなよ!印ってなんだよ!ヨークって誰だよ!!説明してくれよ!!いつもいつも俺をのけものにして…俺は何もできねぇのか情けねぇ…いったいどうなってんだ!!!」
「わりぃ…でもお前がこの現実を受け止めさえしてくれれば、途尋にもなにかできることが出てくる。きっと」
「現実を、受け止める…」
その二人のやりとりに水をさすようにガルー族が襲いかかってきた
「さがれ途尋」
沃哉は筆をかまえる
「守護の印『水壁』!」
ハーフライン上に分厚く大きな水の壁が出来上がった
扉で包囲されたサッカーコートは水の壁によって完全に仕切られた
「鎮める 清めの雨よ」
「特殊の印『墨時雨』」
すると東側陣地上空だけ暗雲が漂いだして墨のような黒い雨が突然降り出した
「印を描くには墨が必要だからさ。これなら半永久的に印を書き続けれる」
「半永久的?」
「あぁ、あいつが死ぬまでだ」
「守護の印『禁水』3重!!」
ガルー族の体の動きを、3つの大きな水の箱が動きを封じる
「守護の印『水塔』!!」
水でできた大きな塔がガルー族に覆い被さる
完全に動きは止まった
沃哉と途尋は一息ついた
のもつかの間、ガルー族は最大防御を誇る水の守護の印を打ち破りこちらに襲いかかってくる
一方的に攻撃されていたため、怒りはマックスである
大きな剣を一振りする、沃哉はかわした。しかし剣が地面に接触するとと地面は大きく盛り上がった
そのとたん盛り上がった地面に押され、霜辻は宙に投げ出された
「うわぁぁ!!!」
「ヤベッ!守護の印『水熔燗』!!」
霜辻の落下ポジションには、クッションのような水の塊ができた
バシャーン
と音を立てて霜辻は水熔燗の中に沈んでいった
霜辻は自分を問いだした
「俺、沃哉に迷惑かけてる…よな…」
「どうするんだヨーク」
「相手のスタミナ切れを待つしかないな。こっちは半永久的に印が書けるんだ、沃哉にぶがある。ダメージはちゃんと与えてる」
「そうだけれども…」
ガルー族は激しい攻撃を続ける
沃哉は避けるので精いっぱいで雨で足場も悪い
印を書く暇が無い
時空印を書こうとするが時空印は詠唱しないと書けない
詠唱に集中してしまうと体が真っ二つになってしまう
「このままでいいのか…俺…」
剣が振り下ろされ、それが地面に当たると地面が盛り上がる
その繰り返しで左側陣地は足場が無くなってきた
雨で地面がぬかるみ、思うように行動できない
足場を取られ、お互いのスタミナは限界に達していた
「時空印さえ使えれば…」
- Re: ペンは剣より強し ( No.30 )
- 日時: 2011/05/28 12:24
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
ガルー族が足を滑らせた
「今だ!対象は東側陣地全体だ。途尋と俺を対象から除く」
「悪戯に流れる時の流れエターナルよ 無に還りたまえ」
「時空守護の印『パラシュ』!!」
東側陣地の時間が止まった
雨までも動きが止まった
「なぁイカルガ、ヨーク達に時空系魔法印教えたのか?」
「いや…知らなかった。門との戦いの時突然中級時空魔法印を使いだしたよね。あれはゲートの仕業かと思ってた」
「いや俺は何もしてねぇ…」
「将来が楽しみだね」
「あぁ」
「『水溶燗』解!」
水のクッションがはじけた
「途尋、大丈夫か?」
「ゴホッ…あ、あぁ…大丈夫…俺…」
「どうした?」
「いや、俺にも何かできないかな…って」
「現実を受けいれる決心でもしたのか?」
「沃哉はこの現実を受け入れているのか?」
「あぁ…泰嗣がアッバースに連れて行かれて、莉緒が筆人だと分かったその日から。俺は筆人として戦う決心をしたんだ。最初は面倒だった。勝手に巻き込まないでくれって、運命は変えられるから」
「運命は変えられる…ここで戦うのと足を引っ張るのとでは、先の運命は変わるのか?」
「あぁ変わるさ、きっと」
霜辻は2分ほど考えた
「…受け入れるよ。この現実を、この先の運命を」
すると霜辻の体が淡蒼色に光りだした
「こ、これは…」
「途尋が、覚醒した」
「イカルガ!!おいあいつやばくねぇか」
「あれは久々見ましたね。ごく稀ですよ」
「今後に期待だな」
光が収まった
「なんだったんだ…今の…」
霜辻は戸惑いを隠せない
「ヨーク、分かるか?」
「まだだ…」
「途尋、感じるか?」
「あ、あぁ。少し話をさせてくれ」
途尋は沃哉から少し離れて化身と話をし始めた
「俺の名前は霜辻 途尋…です。よろしくおねがいします。名前は好きに呼んでください」
霜辻は一人でペコペコしている
「俺の名前はゼロネヴィ。よろしく!!あ、そんなに堅くならなくていいよ。名前は霜辻 途尋…尋って呼ぶから」
「こ、こんな俺だけど、よろしく」
「お前、自分にまだ自信持ててないだろ」
「なんでそれを…」
「そりゃ分かるさ。そんなんじゃ戦ったところで沃哉の足引っ張るだけだぞ?」
「そのほうが嫌だ!!お願いだ、戦い方を教えてくれ!!」
「わかったわかった」
話を終えて霜辻は戻ってきた
「戦えるのか途尋?まぁ話している時間はないぞ、時空印の効果がそろそろ消える」
「大丈夫だ、あと沃哉は下がっていろ。スタミナ切れだろ?」
「いや、俺はまだ戦え…」
「沃哉、あいつらに任せておこう。実力も知りたいしな」
「ヨーク…あぁ分かった。任せた」
「守護の印『水櫓』!!」
沃哉は印を書くと少し離れた高いところに移動した
「まかせたぞ途尋」
「いくぞゼロ」
- Re: ペンは剣より強し ( No.31 )
- 日時: 2011/06/05 13:33
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
時空印の効果が切れて、雨が降り出し、ガルー族が再び動き出した
グルオォ…
「いくぞゼロ」
「尋、力むなよ」
霜辻の武器は万年筆のような先がとても鋭利なフォルムで
物理的攻撃も可能
先が鋭利であるため、短剣としても使える小型の武器
霜辻は詠唱し始めた
「冬は寒み 雪は散る桜の如し」
「特殊の印『黒雹』!!」
今まで降り続いていた雨が雹になった
「おい東側陣地の天気が変わっ…やっぱりあれはやばいぞイカルガ」
「氷属性は久々に見た…。ジェリラ一族が滅びてもう長い」
「見ものだな」
「沃哉、水櫓から出たほうがいいぞ」
「あ、あぁ」
「守護の印『氷城』」
氷の城が出来上がった。霜辻と沃哉は城の上に移動した
「沃哉見ていてくれ、これが俺の臨んだ運命だ」
「凍てつく吐息よ 愚なる力に制裁を」
「守護の印『銀世界』!!」
盛り上がった地面が凍りつき、ハーフライン上にある沃哉の水の壁も、周りの扉も凍りついた。もちろんガルー族も凍りついている
「お、俺たちは大丈夫なのか?途尋」
「あぁこの氷の城以外を対象にしたから。どう?すごいだろ?」
「凄いけど…まだ冷凍保存してるだけだぞ?」
「まかせとけ」
すると途尋は氷の城から飛び降りる。ガルー族に近づいていくと
武器を構えた。万年筆の先端で氷ごと破壊するようだ
「おい尋、大丈夫なのか?」
「大丈夫。細胞まで冷やしてあるから、もう死んでると思う」
パリン!!
と氷は大きな音を立ててガルー族もろとも砕け散った
「やったな途尋!!」
いつもよりテンション高めで霜辻の元に近づいたが
霜辻は浮かない顔をしている
「どうした?」
「いや、俺もこの世界に巻き込まれたんだなって思って。まぁ俺が選んだ運命だからなんともいえないんだけどな…」
「運命は変えることができただろ?あそこでお前が決心しなかったら一生もやもやした気持ちだったんだろうな」
「この運命が、結果良かったって思えるように、俺はこの運命と向き合って戦っていく」
「そうだな、まぁとりあえず氷を溶かそうか」
「あぁ」
≪4≫終わり
- Re: ペンは剣より強し ( No.32 )
- 日時: 2011/05/29 00:39
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
≪5≫決心2
西側陣地
「オアクシー、あのガルー族は何属性?」
「あれは大地属性だね」
「じゃぁ私の印で十分に倒せる…よね。風属性だから。あ、悠ちゃんはさがってて」
「う、うん」
窪崎はゴールエリアまで下がった
するとハーフライン上に水の壁が出来上がり、東側陣地に雲がかかった
沃哉、戦い始めたのかな…私も頑張らなきゃ
約束したんだ、悠ちゃんを守るって、決めたんだ
莉緒は筆を持ち直し、『すばやく印を書きだした
それと同時にガルー族が襲ってきた
「一切手は抜かないから、覚悟してね」
「『嵐塊』3重!!」
するとガルー族の周りに高密度の風の塊が3層にもなり
ガルー族の動きを封じた
ギャァァ!!!
とガルー族は大声を上げて血しぶきをあげた
風の層が収まるとガルー族はもういなかった
残ったのはガルー族の大きな剣だけで、地面に深く刺さっていた
「なんかあっさり倒しちゃったなぁ…でもちょっと、グロテスク…」
そう言った莉緒は倒れてしまった
血をたくさん見過ぎて気持ち悪くなったのだろう、顔色が悪い
「あ、莉緒ちゃん…大丈夫かな」
悠はとりあえず莉緒を隅っこに運んだ
「私に何かできることはないのかな…」
「ちょっとイカルガ、あっさりしすぎてないか西側。窪崎ってコの能力を引き出すためにガルー族連れてきたんだろ?」
「いや…まさか南月君が中級印を、しかも3重なんて。これは計算しきれなかった。すまない」
「どうするんだ?」
「門君、持ってこようか」
「なんか面白くなりそうだ」
「待ってろゲート」
斑鳩は姿を消した
西側陣地に斑鳩の姿が現れた
「い…斑鳩先生…ですか?」
「あぁ、あれ?南月君はどうしちゃったのかな」
「な…なんか突然、倒れたみたいで…です」
「…そうかそうか。じゃ、あとは頑張って」
「え、頑張って?…え?」
斑鳩はまたメインスタンドに戻った
「何してきたんだ?」
「今に見てて」
ガルー族が残した、地面に深く突き刺さった大剣が動き出した
剣にまっすぐなきれいな亀裂が入ったと思ったら
亀裂の間から何かが現れた
サッ、サッ、
そこから重い足音がする
殺気が近寄ってくる
門だった
しかしその姿に門の面影はない
連れ去られたその日の服装のまま
ボロボロになった制服とギシギシになった髪の毛
とても女子高生とは思えない容姿である
窪崎は何が何だか分からなかった。風邪で休んでいたはずのクラスメイトが、意味の分からない先生が出現させた扉から出てくるなんて
しかも容姿がボロボロ。
そして恐ろしい怪物を、不思議な筆で肉片にした同級生
すべてが理解不能だった
「ど…どうなってんの…」
窪崎は今にも気がおかしくなりそうだった
門は剣を構えた
- Re: ペンは剣より強し ( No.33 )
- 日時: 2011/05/29 20:39
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
る、留美ちゃん…なの?
あ、こっち来てる
なんで…怒っているの?
その右手の…何?剣なの?
あっちの黒い雲、止まってる?
門は窪崎の体を切りつけた
上半身から血が吹き出た
痛い…なんで…こうゆうことするの?門さん
楽しいの?傷付けることって楽しいの?
痛い…
窪崎は地面に倒れこんだ
窪崎は目が虚ろになり、芝生に倒れた
門は不気味な笑みを浮かべている
「ねぇ…君名前何ていうの?」
私の名前は…窪崎 悠だよ
莉緒ちゃん?門さん?いや…この声は違う
じゃぁ誰なの?
「私は…あなただよ」
あなたは私?あなたも窪崎 悠なの?
「そうだよ。でも私の名前はティラ」
ティラっていうんだ。よろしく…
今私死にかけてるの。どうしようティラ
「悠って呼ぶね。あの…悠はこの現実を受け止めきれてないんじゃない…のかな?」
多分そうだと思う…意味が分からないの、この状況
クラスメイトがみんな知らない世界に行ったみたい
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