ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ペンは剣より強し  参照100突破  感謝です
日時: 2011/06/08 20:42
名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)

こんにちは、キヨムラです。
自分マンガが好きで、
でも絵が下手なので話を考えたくて
それでまずたくさん話を考えるために
小説をたくさん書いてから。
へたくそで、セリフで話構築していくので少々マンガチックな感じですが
あたたかい目で見守ってください。
アドヴァイスとかオリキャラとか良ければ
たくさん待ってます^^
気軽に返信してください〜



【登場人物】各々出てくる順


墨川 沃哉———ヨーク
穂村 泰嗣———アティ
南月 莉緒———オアクシー
 門 留美———?
斑鳩 爽太———イカルガ
霜辻 途尋———ゼロネヴィ
窪崎 悠 ———ティラ


ゲート

まだ増えます

【プロローグ】

《運命とは我々を誘うものである》
と一言残し神は世界に散ったのである


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Re: ペンは剣より強し ( No.19 )
日時: 2011/05/24 14:43
名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)



完全に剣度の殺気が消え、留美が道路の真ん中で倒れこんでいる
「ルミちゃん!!大丈夫?ごめんね、痛かった?」
返事が無い。ただ、今までの門留美の容姿に戻っている
「オアクシー。大丈夫なの?」
「そうだね、剣人の気は消えたよ。あとは彼女次第だね」


そうだ
「沃哉!!沃哉?」
「大丈夫だ」
「でも傷口…あれ?傷口が塞がってる」
「それはな」


2分前
水壁の中



「守護の印『嵐塊』!!…


「南月、頑張ってるみたい…だな」
「沃哉お前、ちゃっかり時空印使えたな」
「あぁ、でも…アレだけだ」
「『パラシュ』は中級時空魔法印だぞ」
「そうなのか?詠唱文が…口から出てきたんだ…勝手に」
「じゃぁ中級印が書けるなら下級印は余裕かもな、やってみろ」
「何を…」
「『メズマ』だ。詠唱文は…」
「わかった」
沃哉は重い足を上げ、筆を構えて詠唱を始めた
もう失血多量だ
「エターナルの恩恵を…忘るることなかれ」
「時空…守護の印『メズマ』!!」
すると沃野のキズがみるみるうちに塞がりだした
塞がるばかりでなく、スウェットにしみ込んだ血からアスファルトにしみ込んだ血まで、沃哉の横腹の傷口に戻りだした
さいごの一滴が傷口に戻ると、傷口はふさがった
「これは…」
「『メズマ』は回復では無い。それは注意しろ。ただ時間を戻すことができる。ただし死んだ人間が生き返ることはない。またこの印が消えたら、戻していた時間は元に戻り、受けたダメージはまた己の体に。使うときは気をつけるように」
「なぜそれを使わせたんだヨーク」


「とゆうわけで今、この横腹は爆発寸前だ。朝になれば印も消える」
「どうするの沃哉、死んじゃうよ!!オアクシーどうにかならないの?」
「回復の印を使えばいいじゃないのかい?」
「でも、どうやって…」
「光の守護の印に回復系はあるかい?ヨーク」
「わからない、俺はその属性については無知だから。学生時代はシカトしてたからな」
「頼りない奴だねあんたは昔から」
「そんなオアクシーこそ、聖魔法の時いつも教室いなかったなお前」
「でヨーク、なんなんだ結局」


「『レクぺ』だろ?」
後ろの方で声がした
あの夜のあのネオン街で響き渡った忌まわしき声がした
その男のせいで沃哉やその周りの人が巻き込まれていった
忘れるはずが無い
白いフードの男が留美の傍らに立っていた


「お前は、ゲート…」

Re: ペンは剣より強し ( No.20 )
日時: 2011/05/25 13:51
名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)




「お前はあの時の白フード!泰嗣をどこへやった!!」
「俺のこと覚えててくれたのか。嬉しいねぇ」
「黙れ!!泰嗣を返せ」
「泰嗣?あぁアティの媒体か。そのこならアッバースのどこかにいると思うが、詳しくは知らないな」


「…どうやったらアッバースに行けるんだヨーク」
「アッバースに行くのか?」
「あぁ、あの夜こいつが消えたとき扉が現れただろ?あれに飛び込む」
「無茶はするな。あの扉からアッバースに行ける保証はないぞ。俺が安全な方法で連れてってやるから」
「そんなことやってる暇なんてねぇ、ただでさえ泰嗣の安否が曖昧なんだ」


沃哉、絶対無茶なこと考えてるなぁ…
「あいつが考えてることがわかるのかい?莉緒」
「長い付き合いだからね。って言っても3年間同じクラスてなだけだけど」


「とりあえずこのこはアッバースに連れて行くからな。さっきの戦闘見てたけど、将来化けるぞこいつ」
「門!!おい門!!」
沃哉が必死に声をかける
しかし留美は目を覚まさない
「やめろ!!白フード!」
「俺はゲートってゆうんだよ。覚えとけひよっこ筆人」
「くそ…!!」


すると沃哉の読み通りゲートの背の後ろに大きな扉が現れた
「そろそろだ。行くぞヨーク。この距離なら行ける」
「気を付けろよ」
ゲートは気絶してぐったりしている留美の体を持ち上げ
背を向け扉に向かってダルそうに歩き出した
「今だ!!」
沃哉は全力で走り出した
距離的には30メートル弱
「沃哉!!待って!!」
莉緒が走る沃哉を追いかけて走り出した


沃哉が扉に入る残り5メートル足らずで
ゲートが振り向きざまにつぶやいた
「『メズマラ』」


その瞬間沃哉は走り出す前の場所に戻され
莉緒もその場に戻された
「しまった…!!グッ!!」
沃哉の傷口が開きだし、また血が滝のように流れ出す
「やっぱり時空魔法って便利だよな、ハハッ」
「な…なぜ傷口が開いたんだ…印はまだ残ってるはず……!!」
「まったく分かってねぇなぁお前は、俺はお前に魔法


Re: ペンは剣より強し ( No.21 )
日時: 2011/05/25 13:50
名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)




「お前はあの時の白フード!泰嗣をどこへやった!!」
「俺のこと覚えててくれたのか。嬉しいねぇ」
「黙れ!!泰嗣を返せ」
「泰嗣?あぁアティの媒体か。そのこならアッバースのどこかにいると思うが、詳しくは知らないな」


「…どうやったらアッバースに行けるんだヨーク」
「アッバースに行くのか?」
「あぁ、あの夜こいつが消えたとき扉が現れただろ?あれに飛び込む」
「無茶はするな。あの扉からアッバースに行ける保証はないぞ。俺が安全な方法で連れてってやるから」
「そんなことやってる暇なんてねぇ、ただでさえ泰嗣の安否が曖昧なんだ」


沃哉、絶対無茶なこと考えてるなぁ…
「あいつが考えてることがわかるのかい?莉緒」
「長い付き合いだからね。って言っても3年間同じクラスてなだけだけど」


「とりあえずこのこはアッバースに連れて行くからな。さっきの戦闘見てたけど、将来化けるぞこいつ」
「門!!おい門!!」
沃哉が必死に声をかける
しかし留美は目を覚まさない
「やめろ!!白フード!」
「俺はゲートってゆうんだよ。覚えとけひよっこ筆人」
「くそ…!!」


すると沃哉の読み通りゲートの背の後ろに大きな扉が現れた
「そろそろだ。行くぞヨーク。この距離なら行ける」
「気を付けろよ」
ゲートは気絶してぐったりしている留美の体を持ち上げ
背を向け扉に向かってダルそうに歩き出した
「今だ!!」
沃哉は全力で走り出した
距離的には30メートル弱
「沃哉!!待って!!」
莉緒が走る沃哉を追いかけて走り出した


沃哉が扉に入る残り5メートル足らずで
ゲートが振り向きざまにつぶやいた
「時空の扉『メズマバ』」


その瞬間沃哉の体に痛みが走り、その場に倒れこんだ
「しまった…!!グッ!!」
沃哉の傷口が開きだし、また血が滝のように流れ出す
「やっぱり時空魔法って便利だよな、ハハッ」
「な…なぜ傷口が開いたんだ…印はまだ残ってるはず……!!」
「そうか、印を書く前、もしくはその前まで時間を戻したわけか」
「まったく分かってねぇなぁお前らは、俺はお前らに魔法をかけたわけじゃねぇんだ。俺が魔法をかけた先は≪地面≫だ。全体的に時間を戻すと俺が扉を出現させる前まで時間が戻る。『メズマバ』は横範囲が広いから空中で使うと俺まで時間が戻る。でも地面は平面だから誰も影響は受けない。よって地面の時間をお前らが印を書く前、なんにも書かれてないアスファルトに戻したわけ」
「グッ!…」
「ま、長話もなんだから、じゃぁな」
「くそ…待てッ!!!」


ゲートは扉の奥へ、留美とともに消えていった


「…くそっ!!!!」


Re: ペンは剣より強し ( No.22 )
日時: 2011/05/25 14:24
名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)



「また守れなかった…」
いつも冷静の沃哉が、感情を露わにしている
「沃哉…。私もルミちゃんから目離してなければ、あの白いフードの人から守れたかもしれなかった。ごめん」
「いや南月は悪くない、俺が怪我しなければ…グッ!!」
「早く治療しないと死んでしまうぞ。莉緒なんとかならないか」
「確か『レクぺ』だったよねオアクシー」
「早くしてあげな」
「うん」


莉緒は筆を持ち詠唱を始めた
「聖なる化身デュルケムよ 救いを」
「聖の守護の印『レクぺ』!!」


みるみるうちに傷口が塞がり
沃哉の体内は活力がみなぎったようだった
しかし体は元気になったものの
精神はまだ、自分を追い詰める気持ちに埋もれていた


「沃野…今日はもう帰ろう?ね?」
「…あぁ」


2:終わり

Re: ペンは剣より強し ( No.23 )
日時: 2011/05/25 16:04
名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)



≪3≫無知


朝のホームルーム
一人の生徒が手を挙げた
「先生、穂村君は最近学校に来ていませんが、なにかあったんでしょうか。あと門さんは2年間無欠席で休む人だとは思いません」
「穂村はあれだ、家の都合で休学だ。それから門は感染性胃腸炎で欠席扱いにならないから大丈夫だ」
「それならよかったです」
すると沃哉が思わず
「泰嗣は…」
「何か言ったか?墨川」
「いえ、なにも」
「そうかならホームルームは終わり、次の講義に遅れないように」
そういって教室の生徒たちがいっせいにそれぞれの好きなことを始めた
それにまぎれて先生が近づいてきた
「墨川、南月を連れて歴史科室に来い、と職員会議で歴史の先生がおっしゃってた。昼休みに行って来い」
「はい」


3時限目アッバース歴史学
「昨日学習したとおり、アッバースにはたくさん勢力がある。筆人と剣人は一番大事な種族であるが、扉人や鍵人も結構問われるぞ。細かい先生なら、知られていない属性とか問題に出すパターンもあるからな」
「知られていない属性とはなんですか?」
「五大属性は知っているな?」
「はい。炎、風、大地、雷、水です」
「そうだ、丁寧に優劣順にならべてくれてありがとう。でだ、光属性と闇属性があるのはわかるな?」
「はい、お互いが弱点ですよね」
「そうだ、しかし歴史は変えられるもので、光属性は光属性と≪聖属性≫とを合体させてしまったんだ。聖属性は死滅して数が少なくなって面倒くさかったんだろうね。それから…」


「おい沃哉」
なんだヨーク
「昨日の夜の莉緒の印…」
そういえば聖属性だったな死滅したんじゃないのか?
「あれを使えるのは結構な能力の持ち主だぞ」
南月…


「というように、闇属性には≪死属性≫も含まれている、さっきの光属性の例のような感じだ。あとは組み合わせとか…」
「ありがとうございました」
「…では授業に戻るぞ。であるからにしてアッバースは…」


チャイムが鳴り講義は終わった
「飯食おうぜ、沃哉!」
「すまん、先生に呼び出しくらってんだ」
「また何かやらかしたんだろ?はは」


「南月、先生から呼び出しがあった」
「うん」


歴史科室


「え〜と…(これ何て読むんだ?)あの〜」
「な、何先生なんだろう…ハンハト?」
すると背広を着た大柄な先生が部屋の奥からニュっと出てきた
髪の毛は普通。高校生の親より少し若いぐらい
「ハンハトでは無いぞ。週に3日も授業してるのに名前も覚えてくれないなんて。先生悲しいなぁ」
「すいません」
二人は同時に頭を下げた
斑鳩いかるがだ。斑鳩 爽太だ」


斑鳩 爽太(いかるが そうた)
利き腕:左利き
職業:教師 アッバース歴史家


「墨川と南月を今回呼んだのは他でもない。穂村と門のことだ」
「え…?」


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