ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ペンは剣より強し 参照100突破 感謝です
- 日時: 2011/06/08 20:42
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
こんにちは、キヨムラです。
自分マンガが好きで、
でも絵が下手なので話を考えたくて
それでまずたくさん話を考えるために
小説をたくさん書いてから。
へたくそで、セリフで話構築していくので少々マンガチックな感じですが
あたたかい目で見守ってください。
アドヴァイスとかオリキャラとか良ければ
たくさん待ってます^^
気軽に返信してください〜
【登場人物】各々出てくる順
墨川 沃哉———ヨーク
穂村 泰嗣———アティ
南月 莉緒———オアクシー
門 留美———?
斑鳩 爽太———イカルガ
霜辻 途尋———ゼロネヴィ
窪崎 悠 ———ティラ
ゲート
まだ増えます
【プロローグ】
《運命とは我々を誘うものである》
と一言残し神は世界に散ったのである
- Re: ペンは剣より強し ( No.3 )
- 日時: 2011/05/16 14:57
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
「今日の授業はここまで。アッパース歴史学は基本が大切だから
しっかりとおさえるように。では。」
フッと水がさしたように
音が消えた
すると教室の廊下側の窓に白いフードの人が立っている
『…よ、子の刻に……に来い』
「誰だ?お前は、違うおれは…」
「おい帰るぞ、墨川」
「あ、あぁ今の…(誰だったんだ今のは?)」
「どうした?」
「いや、別に」
墨川 沃哉(すみがわ よくや) 17歳
利き腕:右利き
職業:男子高校生
性格:面倒くさがり屋 冷静
「今日帰り何して遊ぶ??」
「別になんでもいい」
「昔からつれねぇなぁお前は。今日もあっち行くのか?」
「違うんだ、呼ばれてんだよ。」
「何に?」
「しらねぇ。でも夢に出ててきたんだ。白いフードの人が『子の刻に…』後は覚えていない。とりあえず院に帰る」
沃哉の両親は行方不明
一人っ子だった沃哉は両親が行方不明になった3年前から
孤児院で暮らしている
沃哉と一緒に帰っていた少年は
沃哉の幼馴染である
穂村 泰嗣(ほむら たいし) 17歳
利き腕:右利き
職業:男子高校生
性格:積極的 熱血系
- Re: ペンは剣より強し ( No.5 )
- 日時: 2011/05/17 08:36
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
≪子の刻に来い≫
としか聞き取れなかった
情報がアバウト過ぎる
ただ子の刻は深夜0時ごろらしい
とりあえず街中を歩いてみるか
白いフードの人がいるかもしれない
いてほしくないが少し興味がある
沃哉が住んでいる町は『月兎町』
都会ほど都会ではないが
田舎というほど田舎ではない
町民はみな温かい
深夜0時
沃哉は心の中でぶつぶつと
呟きながら街の中心地を歩いていた
思い出せ、思い出せ
あいつはなんて言っていたんだ
目をつぶり、あの時を思い出す
水を打ったようなあの感覚を
『ヨークよ、子の刻にアティの元に来い』
思い出した、こう言ってたな
低い声だった 心に沁み渡るような声だった
『ヨーク』って誰だ、『アティ』って誰だ?
あの時完全におれのほうを向いてしゃべっていたな
いやまておれはまず『ヨーク』じゃない
アーティストでもない。
沃哉の視線の先に人影が現れた
こちらに近づいてくる なかなか背は高い
30代、20代いや、もっと
小さなネオン街に冷たい風が吹く
「久しぶりだな、ヨーク」
- Re: ペンは剣より強し ( No.6 )
- 日時: 2011/05/16 17:33
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
「誰だ。姿を見せろ……!!」
沃哉は驚きを隠せなかった
それもそのはず
目の前に立っていたのは
いつも一緒に帰る泰嗣だったのだ
「泰嗣 お前っこんな時間に何してるんだ」
動揺してしまい、唐突に意味のない質問をしてしまった
「だいたい俺は『ヨーク』じゃない。墨川 沃哉だ」
すると泰嗣が口を開いた
「あぁこいつは泰嗣ってゆうんだな。ちょっくら借りてるぜ。
大丈夫、とり憑いた後死ぬなんてならないから笑」
借りてる…とり憑かれているのか泰嗣は
「お前は一体誰なんだ!早く泰嗣から離れろ」
「そんな熱くなるなよ〜、いつものヨークらしくないぞ」
「ヨークじゃねぇ!沃哉だ!」
するとあの時の水を打ったときのように
音が消えた
「落ち着け落ち着け。ヨーク アティ」
- Re: ペンは剣より強し ( No.7 )
- 日時: 2011/05/17 08:38
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
そこに白いフードの人が立っていた
ネオン街はすっかり人がいなくなっていた
沃哉はとっさに口を開いた
「お前はあの時の…あいつが『アティ』なのか?」
「やっと声が聞こえたみたいだなヨーク」
「ヨークじゃない、沃哉だ!」
沃野の声がネオン街に響き渡る
その時ネオン街のネオンがすべて消えた
と思ったそのとたん沃野の体が深い蒼色の光に包まれた
それと同時に泰嗣の体が深い紅色の光に包まれた
何だこれは…光っている
何か体から出てくる感覚がした
肩の荷を下したような
「しっかりしろ沃哉」
頭の中で声がした、温かい声だ
「誰だ」
「ヨークだ、お前の化身だ。巻き込んですまない。一緒に戦ってくれ」
「戦う?誰と?泰嗣とか?そんなのごめんだ。第一どうやって」
「お前は『筆人』の血と人間の血をひく者だ。」
「『筆人』?あれは昔の出来事じゃないのか?」
「つべこべ言わずおれにまかせとけ。後で説明する」
泰嗣の周りには深紅色の光が放たれている
すると地面からこの世の生物とは思えない
強靭な肉体も持った大男が2、3湧いてきた
「行け。あいつを許すな」
とゆうアティに憑依された泰嗣の憤怒の声とともに
その大男たちが襲いかかってきた
大男たちの手には何でも両断できそうな大剣が
凄い形相でこちらに向かってくる
「おいどうすんだよヨーク」
「まかせろ、あいつらは属性は『炎』だ
『水』だ『水』を感じろ」
「…わかった」
状況把握もできないまま
半信半疑で目を閉じ精神を統一させた
感じろ、『水』を感じるんだ
水、沈静、浄化、流転…
- Re: ペンは剣より強し ( No.8 )
- 日時: 2011/05/17 08:03
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
すると沃哉の右手には
剣ともナイフとも言い難い
長太い鋭利なものが、少し先がフサフサしている
「筆?ペン?え?」
「さすが『筆人』の末裔だ。そいつで守護印字を書け。早く!」
「守護印字て何だよ、これで書けってか。……もうどうにでもなれ!」
すると沃哉の口が無意識に動き出した
「鎮まり静まれ 愚の力よ」
そう言いながら沃哉の右手が動き出した
「守護の印 『止水』!!」
地面に『止水』と書いてあるようだが
おそらく書いた本人しかわからないように
殴り書きで書いてある
大男たちの動きは止まり
足元から崩れ去り 虚空に消えていった。
「どうなってんだ…」
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