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消失病 Disappearance【人気投票】
日時: 2011/11/11 22:02
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: TtH9.zpr)
参照: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%B3

URL……自己紹介((

 改めて考えると、親子が出てくる話ははじめて書きます
コーヒーやミルクティーが手放せない今日この頃
カフェインに激しく依存している……
暮来月 夜道に改名しました
12月の夜道はネオンの明かりだらけということで
リア充のお祭りは好きではありませんが(苦笑)
読みは、くらづき よみち・やどう どちらでも
判別はトリップでお願いします

毎度の事ですが、引くほどグロテスクな表現が多いです

11/11:しばらく、更新を停止して読む側に回りたいと思います

>>32  人気投票用紙

 序章
>>1

 第一章『不死鳥の雛』
>>4§>>6§>>8-10§>>14-22

 第二章『嘘吐きな道化の肖像』
>>24-31

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Re: 消失病   ( No.1 )
日時: 2011/10/06 17:14
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: QwdVpVQe)

 消失病。 正式名称、Disappearance・Sick。
 力を手にした人間が、力を使いすぎたときに発病する。 病名とされているが、正しくは現象。
 実際は病気では無い。

 数千年前、人類は特殊な力。 異能力を手にした。
 力は元々持ちえた科学と相まって、発展を遂げ、殺し合い、その殆どの民族が滅んだ。
 人類の最盛期。 その人口は90億を超え、問題になるほどだった。 だが、今やその人口も30億人居るかどうかと言われている。
 人間の消え去った理由。 それは核戦争でもなく、殺し合いでもない。

 戦争は、起こった。

 だが、その戦争で死んだ人間などほんの一握りだっただろう。
 何故なら人類は、消えたのだ。 力を使いすぎたことによる、後退。

 魔力と言う毒を、力として。

 魔力と言うものは元来、人類にとって毒となる性質が存在する。
 体内に持つ僅かなその魔力を大気に吐き出すことにより、人類の能力は発現されていた。 一見、それは毒を吐き出しているようだが、実際は吐き出すことが問題なのではない。
 
 人類の創り上げた、人体に蓄積しやすい魔力。
 その魔力が、人体に蓄積され、許容を越えた直後。
 

 その人間は、消失する。


 衣服を残し、体が透ける。 そして、5秒足らずでその場から。
 痛みを感じることなく消え失せるのだ。 とうの本人は、気付かない。
 気付けば、あの世。
 その時見る景色は決まって、黒い世界に聳え建つ、真紅の塔。 そしてそこから、『金色の何か』が、自分を見下ろしているのだ。
 頂上に金塊があるのか。 はたまた……別の何かなのか。
 それを知る者は、誰もいないとされている。 


 ただ一人を除いて。


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