ダーク・ファンタジー小説
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- Happy End と Bad End 【連載一周年感謝】
- 日時: 2015/10/04 17:21
- 名前: 音宮 (ID: KLpo2fZJ)
こんにちは。初めまして、音宮(おとみや)でございます。
普段は、コメディーライト小説のほうで活動をしています。
ここでは初めての小説…、なんとしても完結を目指したいです(-_-メ)
音宮が完結できるよう、皆様、応援よろしくお願いします!!
【作品の要素はこちら】 >>2
みんな、誰にでもハッピーエンドが必ず待っている……訳ではないと思う。
誰かひとりはバットエンド……になってもいいんじゃないかな。
【Table of contents】
≪Character introduction≫ >>1
≪Prologue≫ >>3
≪第一部(テーマ:恋愛)≫ >>34
≪第二部(テーマ:復讐)≫
第零番 >>35 第一番 >>36 第二番 >>37 第三番 >>38
第四番 >>39 第五番 >>40 第六番 >>41 第七番 >>42
第八番 >>43 第九番 >>44
【Guest】
雨空様 >>4、>>5、>>11、>>12
黒hana様 >>22、>>23
参照突破、ありがとうございます。
【News!!】
★三月二十四日に、第一部(美波&渚編)が完結しました!!
ありがとうございます!!
これからも頑張りますのでよろしくお願いします(≧◇≦)
☆第二部執筆中……
★もうすぐで連載一周年です!!
☆連載一周年です、ありがとうございます!!
- Re: Happy End と Bad End 【5/1 更新】 ( No.42 )
- 日時: 2015/09/27 17:34
- 名前: 音宮 ◆93nWkRSozk (ID: KLpo2fZJ)
第七番
うわわ……、緊張したなぁ。
どうしたら緊張しないかな…と思いながら保護者席へ向かうと、
「お、お父さん」
お父さんがビデオの確認を真剣にしていた。
クスッとそんな父の姿にかわいく思えてしまい、笑ってしまう。
「千波、これ見て、お前、こんなに顔、強張って」
クスクスと笑いながらビデオの中の私を見て笑っている。
むっとバカにされたようで頬を膨らませた。
「何よ、しょうがないじゃない。お父さんのバカ、バカッ」
トントンと父の背中を軽くたたいて恥ずかしさを紛らわす。
すると、ははっと低い笑い声を短く上げながら終始、笑っていた。
「……これからどうする?今日は終わりなんだよね?」
ぎゅっと父の腕をつかみながら聞く。
そうなのだ、今日はこれで終わり。明日からは、学校生活が始まる。
「小腹もすいたし、どこかで食事しようか」
そういって、私の頭を撫でて笑った。
父の笑顔は、とても爽やかで、昔の写真を見ても今と変わらず、素敵だ。
そんな父の笑顔が母もとっても好きだったと思う。最近は、そう思えて仕方がないのだ。どんな時でも癒しのように温かく迎えてくれる父が。
「……千波も母さんに似たな」
ふと、私の顔を見つめながらコーヒーを飲んで言う。
喫茶店で食事をし始めた私たちは窓側の席に案内され、父の飲むコーヒーから湯気が立ち上っているのがよくわかる。
「そう……?全然、自覚ないんだけど」
ん?とホットケーキから目をはなし、聞く。
上にのっていたバターがもう溶けている……。
「うん。……千夏も生きていたら母さんに似ていたのかな」
悲しそうに微笑み、マグカップを軽く回しながら言った。
千夏か……。やっぱりまだ……私たちの中では生きているんだよね。
「どうだろ。双子だったんでしょ、きっと似ているよ。もしかしたらお父さんに似ているかもね」
クスッと笑ってホットケーキにナイフを刺した。
「……我妻真琴」
お父さんの口からぽつりとつぶやくように人名がこぼれた。
我妻真琴って生徒代表を務めていた子だよね……?
「ん……?」
お父さんの口から出るとは思ってもみなかったので少し驚いてしまった。
「……あの子、どこか母さんに似てた」
お父さんが真面目な顔でそんなことを言うので、思わず吹き出してしまった。
「やだぁ、お父さん。お母さんが恋しいからって幻覚のようなこと、言っちゃだめじゃない」
「俺は、真剣に言っているんだけど。本当に雰囲気が似てたんだって」
ふてくされる父をよそに、私はまた止まったフォークを進めた。
我妻……真琴ちゃんか……。
確かに私もなんか不思議なもの感じ取ったてゆうか、でも……きっとなんでもなかったんだよね。
お父さんのいう事も少しわかるような気がするんだけど……。
「……あの子が千夏かもしれないな」
と最後につぶやくように言った父の言葉がいつまでもなぜか忘れられなかった——
- Re: Happy End と Bad End 【5/1 更新】 ( No.43 )
- 日時: 2015/09/27 17:47
- 名前: 音宮 ◆93nWkRSozk (ID: KLpo2fZJ)
第八番
「真琴。今日の生徒代表の言葉、なかなかの立派なものだったぞ」
そう重たい口を開いたお父様が珍しくほめてくださいました。
片手に書物を見ながらということが恥ずかしさを紛らわすものだということぐらい、私にはわかっていた。
「ありがとうございます、お父様」
「これからもしっかりと、意思を持って学業に励むのだぞ」
滅多に笑わない人は少しだけ口角をあげて笑ったようにも見えた。
その精一杯の応援に私は元気をもらい、お父様の部屋を後にする。
はなしの内容を聞いていたのか、兄がドアの横で待ち伏せしているかのように立っていた。
「呼ばれたって言うから真琴、怒られているんじゃないかって思ってさ」
目をそらしてそういう君は、心配してくれたということが分かったよ。
「ありがとう。心配してくれたんだね」
率直に礼をのべると、照れを隠すように頭をかいて自室に戻っていってしまう。
「……」
一見、不愛想にもみえるが、あれでも精一杯の優しさとかそういうのがあるから……私にはどうしても可愛く思えてしまう。
「……明日から学校ね、また失敗はしないといいのだけれど」
初日が肝心ね。第一印象は強く影響するわ、愛想良くして、友達を作らないと。
「……だけど、それでいいのかしら?」
なんだか最近、その”愛想”というのが、繕いに感じてしまってどうもやりたくなくなってしまう。
本当の自分をさらけだして受け入れてくれた人が……本当の友達というものではないのかしら。
そう思いながらすとんとベットに腰かけた。
「……現実は甘くはないわよね……」
そんな人、いるわけないと思いたくても心の中でどこか、期待してしまっている自分がまたいた——
- Re: Happy End と Bad End 【9/27 更新】 ( No.44 )
- 日時: 2015/10/04 17:15
- 名前: ・ス・ス・ス{ ◆93nWkRSozk (ID: KLpo2fZJ)
第九番
「千波ー、ほら起きないと遅刻するぞ」
バッと布団を上げられ、少しだけ冷たい空気が体を撫で、少し目が覚める。
「……おとーさん。寒い、もう少しぃー」
寝言のように言いながらぎゅーっと目を瞑る。
そうか、今日から学校かぁー。友達、できるかな、仲良くできるかな?
「……駄目だ。ほら、さっさと着替えて」
私の顔に制服をかぶせると、はやく着替えるんだぞと言って朝食を作りに戻ってしまった。
「……もぅ、お父さんったら」
顔にかぶせないでよとか思いながらうっとあくびをし、起き上がる。
窓を開けると、心地よい温かな風が私の頬を撫でた。
- End 【連載一周年感謝】 ( No.45 )
- 日時: 2015/10/07 08:34
- 名前: リュナ (ID: aUi6IQQT)
第二十話 裏切り
【阿久津 隼斗*決闘の場にて】
俺はあの部屋を破壊てから、決闘場のような所へやって来た。
皆の仇をとるために。アイツを倒すんだ。
「あーあ、最クマモンですか。
では、あの方と闘ってもらいましょうか」
近くにあった扉が開く。エンタノ神様と共に現れたのは、フードを深く被った一人の人間が。フードのせいで、顔が見えない。
「…………おちん歩みるく」
拳を握りしめながら俺は言う。
「そんなに知りたいんですか?じゃあ、フードをとって貰えますか?」
フードに手をかけ、すっと取っていく。
ほんのりと茶色い髪色に、髪につけられた赤色の小さなリボン。七三分向く気もっさい「……久しぶり、隼斗くん。
…………いや、“イレギュラー”」
早苗の笑うその姿は、前に見た笑顔とは全く違い、相手を怯えさせるような笑顔だった。
- Re: Happy End と Bad End 【連載一周年感謝】 ( No.46 )
- 日時: 2015/10/09 21:48
- 名前: リュナ (ID: sVNEYKm0)
45>>
本当に、なりすまし辞めてもらえませんか?ここは音宮さんの小説なんです、荒しとかは見ていても全然笑えません。辞めて下さい。
音宮さん、本当にすみません。正直同名で混乱すると思いますが、なりすましが書いているのは『現実世界とサヨウナラ』という私の小説のパクリ(少々違いますが)のようでした。
ご迷惑をおかけしますが、なりすましの削除を宜しくお願いします。