ダーク・ファンタジー小説
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- 生まれてくれて、ありがとう
- 日時: 2017/01/26 20:21
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
どーもです。白雪姫と申します。
初小説です。
文才が無いただの女子中学生ですが、精一杯頑張らせていただきます。
内容は思いつきで、はっきり決まってるわけではありませんが、それでも許してくださる方、御ゆるりとご覧ください。
なんでも完璧にこなす青年、一条春香。
春香はある日、誰も近寄りたがらない怪しげな森に足を踏み入れた。
森にある不気味な井戸で、春香は "サキ" と名乗る少女に出会う。
少女との出会いが、春香の運命を大きく狂わせてしまう……
グロいっていうか、そうゆう描写もあるかもしれません。
最後はhappyendにする予定です。誤字脱字などもあるかもしれませんが、
ご覧いたたければ幸いです。
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.28 )
- 日時: 2017/06/03 20:09
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
ありがとうございます!
感想、とても嬉しいですっ!
こんな作品ですが、また読んでくれるなんて嬉しいです(*≧∀≦*)
次は、初のサキちゃん目線で物語を書きます。
サキちゃんがどのような人かわかるようになる。…かも?
これからもどうぞ、よろしくお願いします。m(_ _)m
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.29 )
- 日時: 2017/06/05 20:26
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
Saki Side
朝ごはんの、ウィンナーと卵の焼ける音がする。
あ、ベーコンかもしれない。どっちでもいいけど。
香ばしい香りが漂い、寝ぼけてる体が徐々に覚醒していく。
なんて、難しいことは分からないけれど。
「ん…おハヨー、ハルカ。もぅあさナノ?」
目をこすりながら、キッチンに立っている春香に挨拶をした。
……春香のエプロン姿は、非道く様になっている。
一応わたしも女なので、ちょっと負けた感じがする。
「…ハルカってさ、おんなノコみたいだよネ。」
「えぇ?どうしたんだよ、急に。」
それなのに、声とかはやっぱり男の子で、なんだか…狡い気がする。
「ベッつに〜?おりょウリじょーずだし、おとこノコっぽくないンだよネー。」
「そんなの…。プロレス選手だって、今時料理くらいできるよ。」
確かにそうだけど、春香は別な気がする。
「…ぷろれすのヒトがつくッタラ、あせがキラキラはいっちゃいそうダネ。」
気がするだけだけど、そんな気がする。
「そうだ、サキちゃん。今日、俺の大学に来る?3限目だけだし。お昼もそこで食べよう?」
「おしゃれなオープンテラスだよ。」なんて。ニコッと笑って言うんだから。
『全く、春香は…。いっつも優しいね。』
そんな事を言ったら、春香は驚くんだろうか。
でも、ダメだ。
今の私は"サキちゃん"。春香にバレないよう、頑張らなくては。
「…うん。スっごくたのしみだネ、ハルカっ!」
______私の正体を明かすのは、今じゃない。
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.30 )
- 日時: 2017/06/14 22:44
- 名前: モズ (ID: lU2b9h8R)
雑談で話しました、あおさことモズです
早速、参りました!
クソウザいですが
誤字脱字について一覧です(軽くですが)
興味があればご覧ください
>>4読んでいる→呼んでいる
>>5化け
>>9化け
>>13化け
>>21濡れたいた→濡れていた
では、本題に入りましょうか
萌夏やてるてる(交流がありこう呼んでます)
が書いていた通りに読みやすいです
改行、会話文がちゃんとしています
文章を読んでいても表現で気になるところが
特になかったかなと思います
サキちゃん、これから気になる……
二人が申していたように
カタコトだからキャラの印象も濃くなる
(まぁ、あんまり出てない、いや二人?)
読んでいて面白いし
感情とかも入っているし
サキちゃんの裏告白で
これからも読みたくなると思わせるし
やっぱり、素敵だなと思います
実は題名で気になっていたんすけど
今まで読んでいなかった小説でした
なので読めて良かったです
非常に長文になりましたが
今回はこれで失礼します
あおさこと、モズでした(憑雲としても活動)
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.31 )
- 日時: 2017/06/15 20:05
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
うっわ、まじか。めっちゃ間違えとるやん。訂正しときます!
ありがとうございました!モズさん。
いや〜、本当に来てくれるだなんて…嬉しいです!
他のキャラはこれからバンバンだしていくと思うので!……多分。
私もあおささんの小説読んでみますね!
頑張っていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.32 )
- 日時: 2017/06/24 21:00
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
「ダイガクって、なにスルトコロなの?」
朝ごはんを食べ終えて、ゆっくりと大学へ行く準備をしている最中、
サキちゃんにそんなことを言われた。
「んー…。大学っていうのはね、勉強するところなんだよ。
俺は将来医者になりたいから、その勉強をするんだ。」
生きる意味が分からない俺が、人の命を救う職業につこうとするなんて…。
「…笑える話だよな。」
「ン?ソウかな?スゴイとおもうヨ?」
へ?…声に出てたか。恥ずかしいな…。
「あー…ごめんサキちゃん。今のなし。」
そういえば、医者になりたいっていうのは歌織にも言ってなかったな。
まぁ、明確に医者になろうと決めたのは、歌織の死がきっかけだし。
「ハルカってさ、スゴイよね!だってサ?ジブンのユメ?があるのって、
スッゴクスゴイとおもうんだヨネ。」
「ン〜デモよくわかんないナ〜。」なんて、サキちゃんは付け足した。
あぁ、嬉しいな。誰かが夢を肯定してくれるっていうのは。
サキちゃんに言って、正解だったな。
「ねぇねぇ、ハルカ?」
「ん?どうしたの、サキちゃん。」
「もし……。」
まただ。
サキちゃんが不意に、雰囲気が変わった。
普段の無邪気なものじゃない。
まるで、"別の誰かがサキちゃんの中にいるような"。
「もし……カオリがまだ生きていて、それでケッコンしたら、ハルカのユメはかわってた?」
どうして急に?
最初に思った感情はそれだけど、なんでか、
サキちゃんにはそれを聞かれると思った。
「……もし、歌織が生きていたら。」
俺は、どうしたんだろう。
俺は______
「…変わらないよ。きっと、医者になろうとしてた。」
そんなありえない未来の話、分かるわけがない。
だから、俺はまた平気な顔して嘘をつく。
きっと、これからも。懲りることなく、ずっと………。