ダーク・ファンタジー小説
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- 生まれてくれて、ありがとう
- 日時: 2017/01/26 20:21
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
どーもです。白雪姫と申します。
初小説です。
文才が無いただの女子中学生ですが、精一杯頑張らせていただきます。
内容は思いつきで、はっきり決まってるわけではありませんが、それでも許してくださる方、御ゆるりとご覧ください。
なんでも完璧にこなす青年、一条春香。
春香はある日、誰も近寄りたがらない怪しげな森に足を踏み入れた。
森にある不気味な井戸で、春香は "サキ" と名乗る少女に出会う。
少女との出会いが、春香の運命を大きく狂わせてしまう……
グロいっていうか、そうゆう描写もあるかもしれません。
最後はhappyendにする予定です。誤字脱字などもあるかもしれませんが、
ご覧いたたければ幸いです。
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.1 )
- 日時: 2017/01/04 20:04
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
~プロローグ~
人気の無い、薄暗い森の中。
男は覚束無い足取りで歩いていた。
ゆっくりだが確かに、一歩ずつ、一歩ずつ、歩いていた。
自分は此処に居るんだと、自分の存在を確かめるように。
男は、歩いていた。
これから、終わることのない"悪夢"が始まるとも知らずに……
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.2 )
- 日時: 2017/01/07 17:48
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
男____一条春香は、薄暗い森を歩いていた。
周りには人一人居ない、不気味な森だった。
しかし、今の春香には、この人の居ない森の方が、心地良かった。
春香は、この女のような名前と容姿で、幼い頃からいじめを受けていた。
そのため、春香は自身の身を守るために、空手を習っていた。
人柄も良く友達にも恵まれていて、頭も良く空手を習っていたため、強い。
顔も整っていてる春香は、兎に角モテる。
そんな春香が何故今こんな所にいるかというと、
疲れたのである。他人からの、大きすぎる期待に。
人柄も良く…とは言っても、それは表面上の話。
春香の素の性格は、心配性で、ネガティヴなのだ。
春香は今、他人の期待から逃れるために、此処にきた。
(こんなことしたって、意味なんてないのになぁ。)
意味なんてないと分かっていても、そうせずにはいられない。
人間なんて、そんなものだろう。
春香は、ただひたすらに、前へ、前へと歩いていた。
陽も傾き始めた頃、春香は古びた井戸を見つけた。
中を覗くと、深い、深い闇が広がっていた。
底が見えないため、春香は近くに落ちていた石を井戸に落としてみた。
いくら時間が経っても、石がそこに落ちる音は聞こえない。
(此処から落ちたら、楽に死ねたりして…。)
そう考えて、春香はなんとも言い難い虚しさがこみ上げてきた。
「あーもう!誰か、いっその事殺してくれよ!」
苛々しながら叫んだ言葉。
当然、周りには誰もいない。返事など来るはずもない。
ない…のに。
「いーよ♪ハルカのこと、殺してアゲル♪」
場違いで、楽しそうな、少女の声が聞こえてきた。
……井戸の中から。
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.3 )
- 日時: 2017/01/07 20:49
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
小説じゃないです。ちょっと書き残したことを…。
コメントとか、読みにくいところとか、じゃんじゃん書いちゃってください。
誹謗中傷はご遠慮ください。
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.4 )
- 日時: 2017/06/15 20:06
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
「 っ、ぅわぁ」
春香は勢いよく振り返り、井戸の方を見た。
先程と何も変わってない、ただの井戸だ。
「気のせい…か?幻聴でも聞こえだしたかな?」
「気のせいじゃないヨッ。ココにいるヨッ。」
「ぅ、うわぁぁーー!」
なんで?何が、どうしてなんだ?どうゆうことなんだ?
目の前にあった井戸の中から、可愛らしい少女が出てきた。
なんで?何であんなところに…あの子は誰?どうやってあそこに…。
(いや待て、そんな事よりも…)
「ねぇ君、そんなところにいたら危ないって。早くこっちに!」
俺の記憶が正しければ、あそこの井戸はかなり深い。底なしかってくらい。
それなのにあんなところにいたら落ちて、死んでしまう。
「早くっ。危ないよ。」
少女はキョトンとしてから、すぐににこっと笑い、
「アリガトッ♪そんなコトきにしなくてイイのニ〜。」
少女はそう言うと、ピョンっと井戸から出てきた。
少女は7歳くらいで、全身黒い服を着ていた。ただ一つ、首元を飾るリボンだけが黒い服に映える白色をしていた。
「エート…ちょっとまっててネ。ウーんと…。」
服をゴソゴソと漁り、何かを探しているようだった。
俺は突然の少女の登場に、ただ呆然とするしかなかった。
「アッタ!エーットネ…。ハイ♪おまたせしましタ。いくヨ?
はじめまして。ハルカ。サキは、ハルカをタスケルためにやってきましタ。
サキとイイます。コレから、ヨロシクおねがいしまス。」
え、え〜っと?つまり、どゆこと?
「え?え〜っと、サキ、ちゃん?はどこからきたの?
お母さんか、お父さんはいる?お家まで送ってあげようか?」
俺が考え出した答え。
恐らく、迷子か何かだろう。井戸の中にいたのは、かくれんぼか何かしていたから。7歳の子供なら、壁に捕まって落ちないでいられるだろう。
「アッ!ハルカ、まさかシンジてないノ?ヒドイっ!ホントなんだヨッ!」
そんなこと言われたって。ん〜。どうしたらいいんだろう?
あれ?でも…
「俺の名前、何で知ってるの?」
そうだ。サキちゃんは最初から俺のことを ハルカ と呼んでいた。
ただの迷子の子供なら、どうして俺の名前を知っているんだろう?
- Re: 生まれてくれて、ありがとう ( No.5 )
- 日時: 2017/01/15 19:03
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
「ソンナノ、キマってるヨ。イッタよネ?
ハルカをタスケにキタって。」
う、ゔーん。意味が分からん。助けに来たからってなんで名前知ってるんだ?
「サキちゃん、俺を助けに来たってどうゆうこと?
何から助けに来たの?」
「ウーん?サキはねぇハルカをタスケにキタんだヨ。
ハルカをキズツケル物、ゼーンブから!」
話が進まないなぁ。どうゆう事だろう?
「そ、そっか。じゃあ少し質問していい?」
「ン?ドンとこ〜イ!」
「それじゃあ、サキちゃんはどこから来たの?」
「んートネ、え〜ット、こっちの世界じゃぁ、天国!ってヨバレてるんだっけ?うん、天国からきまシタ!」
what?どうゆうこと?
まさか俺が知らないだけで、天国市とかあるのかな?
え?でもこっちの世界でってどうゆうこと?
「ハルカシンジテないでショー。ハルカはヨオジンブカイ、ナァ〜。」
「サキちゃん、ようじんぶかい、だよ。」
「ナッ!ウ、ウルサイヨ!ハルカはコマカインだヨ!」
そういえば、サキちゃんって話してる時片言だよなぁ。
あのくらいの歳なら、もっとちゃんと話せると思うんだけどな。
「ねぇ、サキちゃんって外国人だったりする?
なんか、片言じゃない?話してる時。」
「ン?だって、にほんごムズカシイんダモン。
それに、撫子チャンがおしえるのヘタッピだシ…。」
やっぱり外国人なんだな。撫子ちゃんって、友達かな?
「ねぇ、サキちゃん。撫子ちゃんって友達?」
「ン〜、トモダチなのカナ?神さまだヨ。」
へ?神様?
「神さま!サキをつくってくれた、恩人さん。なのカナ?」