ダーク・ファンタジー小説

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喧嘩無双
日時: 2023/01/30 22:35
名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

人物紹介 ※ネタバレを含みます
前田拓海まえだたくみ
扇小学校6年生。
幼い頃に両親を暴走族に誘拐される。
悪英雄ダークヒーロー」創設メンバーの一人であり総長。
「鬼神」と恐れられ、暴走族の時代を自分の世代で終わらせようとする。

永瀬龍心ながせりゅうじん
扇小学校6年生。
拓海と同じく、「悪英雄」創設メンバーの一人で参謀総長。
頭の回転が速く、戦線では指揮をとり、「軍神」と言われている。
歴史を好み、陣形や戦法などに詳しい。
空手、剣術を習っており武力もかなり高い。

中嶋宗樹なかじましゅうき
扇小学校6年生。
ボクシングの天才とうたわれるほどの武力派。
「悪英雄」創設メンバーの一人。
神風特別攻撃隊かみかぜとくべつこうげきたい隊長。
喧嘩の腕は確かだが、かなり悪質でそこらの輩から物を奪うただのサイコパス。
異名は「一匹狼」。

渡辺宗四郎わたなべそうしろう
「悪英雄」創設メンバー。
龍心と同じく空手を習っている。
自分勝手なところがあり、直してほしいと皆から思われている。
後に大阪中央支部支部長ちゅうおうしぶしぶちょうになる。

植谷陽汰うえたにはるた
「悪英雄」創設メンバーで副長を務める。
拓海とは幼馴染で仲が良い。
6年生で身長160cmを超える巨体で、「巨人」と言われている。

槌井蓮つちいれん
「悪英雄」創設メンバー。
旗持ち、殿しんがりなどを務める。

浅田淳平あさだじゅんぺい
「悪英雄」創設メンバー。
奇隊きたい」という隊の隊長を務める。
言わば、相手に挑発などを行い、おびき寄せる。

福田荒ふくだあらた
「悪英雄」創設メンバー。
淳平と同じく「奇隊」に属している。
宗樹と同じボクシングジムに所属している。

木口華恋きぐちかれん
拓海の幼馴染。
拓海が唯一想いを寄せている相手。
一度「天使エンジェル」に誘拐される。

長澤涼ながさわりょう
「天使」総長。
「悪英雄」と敵対している。

中村圭介なかむらけいすけ
亮の側近。
喧嘩を好み亮達と共に「天使」を創設。

西村蒼汰にしむらそうた
一輝、健一と幼馴染。
亮に説得され、「天使」に入る。

五十嵐一輝いがらしかずき
蒼汰と同じような経緯で「天使」に入隊。
亮のことを快く思わない。

神宮寺健一じんぐうじけんいち
「天使」には自分の意志で入隊。
亮のことを信じきっている。

>>1 繰り返す日々
>>2 族絡み
>>3 消えた愛人
>>4 偽物
>>5 怒り
>>6 デマ情報
>>7 逆恨み

前作の喧嘩無双からかなり変えました!
前作を読んでいただいてくれていた方、申し訳ございません。

この物語はフィクションです。実際の人物、団体とは一切の関係はありません。

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偽物 ( No.4 )
日時: 2023/01/26 00:20
名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

北天満小学校に行く途中、俺はずっと気になっていたことを龍心に聞いてみる。
「なぁ、何で犯人は華恋を誘拐したと思う?」
「んなもん知るかよ。」
まぁ当たり前の返事だ。知っていた方が怖い。
「まぁ思いつくとしたら通り魔的な存在なのか、あるいは…」
「ついたぞ!」
龍心がなにか言おうとしたところを宗樹が大声でさえぎる。
人がいる様子はないが、ほんの少し明かりが灯っているように見える。
「こっちだ。」
龍心はこちらに向かって手招きをする。
そこは正門とは真反対に位置する場所だ。
「ここだ。」
龍心の場所に行ってみると本当に細い道があった。
その道は猫が通るような道で、人は横に向いて入っても壁に擦れるくらいだった。
「ほんとにここにいるんですかぃ?」
宗樹が不満そうに言う。
「ビビってんのか?」
龍心は宗樹をそう軽く挑発する。
「誰もそうと入ってませんぜ。」
宗樹は負けじと言い返した。
そうあれこれ話している間に道から出た。
きつきつだったためグラウンドがやけに広く感じる。
長年整備されていないようで草花が生い茂っている。
「入るぞ!」
宗樹がそう小声で言い校舎のドアをそっと開ける。
相手がどんな者かも知らずに喧嘩を売るのはあまりにも愚策だ。
ーーでさーー
「!」
微かだが誰かの話し声が聞こえる。
手招きだけして声のした方に向かう。
その声は徐々に大きくなっていっている。
入り口から右に奥へ奥へと進んでいくと職員室と書かれている教室がある。
間違いない。ここから声が聞こえる。
龍心と宗樹の方を振り返る。二人共首を縦に振った。
俺は心を決めてドアを開ける。
それと同時に二人が中に向かって走って行く。
俺も遅れを取るわけには行かないので急いで追いかける。
「誰だ!」
その声に反応しその仲間たちが振り向く。
相手の方も気がついたようだがもう遅い。 
気づかれたときにはもう手を出している。
宗樹は振り向いた瞬間顔を殴り飛ばした。
「観念しろ。」
龍心がそう脅す。相手はビビって抵抗はしない。
「お前ら何年だ?」
宗樹が一人にそう聞く。
「よ、4年…。」
かなり怖がっているようで声が震えている。
「一個下だぞ。」
宗樹は期待外れと言った様子だ。
「華恋は?」
いちばん重要なことを聞く。
「知らない…。」
そいつは首に横にブンブン振った。
嘘をついているようには見えない。
「何か知ってることはないのか?」
もしないとしたら莫大なタイムロスだ。
「知らない男たちが、女を誘拐してた…。」
「ほんとか!!」
女というのは華恋かもしれない。ここをあたって正解だった。
「誘拐したそいつらは何歳くらいだ?」
少し興奮気味だったため一度落ち着きもう一度聞く。
「多分5年くらい?」
そう言った。5年ならば同学年だ。
「どこにいるんだ!」
興奮を抑えきれずそう聞いてしまう。
「お、扇公園…。」
そいつはビビったようで涙目になっている。
「ありがとう。」
それだけ言うと急いで扇公園に向かう。
「これで情報は全部掴めたな。」
「おう。」
華恋になにか恨みでもあるのだろう。
そう思ったが犯人の考えは全く異なるものだった。

怒り ( No.5 )
日時: 2023/01/27 17:36
名前: ミートスパゲティ (ID: eso4ou16)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「扇公園についたが…。」
先程の4年の情報によるとここに可憐を誘拐した犯人がいるらしい。
だが、周りを見渡す限り誰もいない。
「ほんとにいるんですかねぇ?」
宗樹はスマホをいじっている。
「ん?」
「どうした?」
遊具のてっぺんのあたりに人影が見える。
おそらく、あれが華恋を誘拐した犯人たちだろう。
だが背丈はそれほど高く見えず、拓海達と同じくらいに見える。
「あれか…。」
龍心も見えたようでそう呟いた。
「それじゃあ早速…。」
宗樹がありえないスピードで人影の方に走って行く。
「待て!」
龍心もそう言うと全速力で走り出す。
拓海も走り出した頃にはもう宗樹が飛びかかっている。  
華麗に腹にパンチを食らわす。
溝内みぞおちに入ったらしく殴られた相手はその場でヘナヘナと倒れ込む。
「中嶋!?」
誰かがそう言ったが宗樹はそれを聞かずに襲いかかる。
ひとり何もしないというわけにはいかないので急いで龍心達の方に向かう。
「おらあぁ!」
相手も俺が近づいてきたのに気がついたようで構えながら走ってくる。
「フン!」
むかってきた相手を殴り飛ばす。
後ろを振り向くと宗樹が後ろから狙われていた。
「後ろ!」
「あ?」
そう叫んだが、一足遅かった。
振り向いたと同時に宗樹は顔面を殴られそうになる。
「オラッ!」
龍心が宗樹のことを殴ろうとした相手にタックルをし、吹き飛ばす。
「ナイス!」
「借り、1な。」
龍心がそう言う。
「へいへい。」
宗樹は最後の一人を殴り飛ばす。
だが、もう一人残っていた。
「長澤?」
今まで暗闇で顔が見えなかったがよく見てみると、隣のクラスの長澤だった。
「あいつらの言ってたこと本当だったんだな。」
宗樹がそう言った。
「華恋をどこにやった!!」
長澤の胸ぐらをつかみそう言う。
「ここだ。」
指を指した方に回ってみるとそこにはボコボコにされた華恋がいた。
かなり殴られたようである。
「何でこんなことを…!」
俺の心は怒りでいっぱいになり思わず殴りかかりそうになる。
「やめとけよ。」
龍心に腕を掴まれる。
「お前は強いクセに喧嘩を嫌う。だから何か仕掛けないといけねぇだろ?だから華恋を使ったんだよ。」
ーープチーー
俺の中で何かが切れる音がする。
「清々しいほどのクズ野郎だな。」
宗樹が髪を掻きながらそう言った。
「お前を殺してやる。」
華恋をあんなふうにしておいて全く持って悪く感じていない。イかれている。
龍心の手を振り払い殴りかかろうとする。
だが横の道で警察が見えた。
その一瞬のスキを涼は見のがさなかった。
一瞬のスキをつき逃げ出す。
「お前ら逃げるぞ!」
「はい!」
そう言い涼と他の仲間達で逃げ出す。
「俺はお前に勝つ。」
それだけ言うと走り去って行く。
「おい!」
もう走って追いかけたって追いつけないようなところにいる。
今はそんなことよりも華恋だ。
急いで病院に連れて行く。
幸い、目の前に病院がある。
華恋の診察をされている間に俺はずっと考えていた。
ーー俺はお前に勝つーー
その意味が理解できない。
また華恋を誘拐するつもりなのかそれか別なのか。
どちらにしろ涼は絶対に許さない。
そう思ったのであった。

デマ情報 ( No.6 )
日時: 2023/01/27 23:07
名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「はぁ…。」
俺は病室から出て大きなため息をつく。
「どうだったんだ?」
病室の前では龍心がチョコムースを飲んでいる。
そのため、あたりには甘い匂いが充満していた。
「全治一ヶ月だってよ。」
華恋は表情がわからないくらい顔が腫れていた。
できることなら涼を殺したかった。
だが、それも無理な話だ。
「とりま帰ろーぜ。」
そう龍心に肩に腕をかけられる。
宗樹は先に帰ったようだ。
そのまま病院を出る。
「なんかあったのか?」
「へ?」
急に声をかけられて変な声を出してしまう。
「だってお前、なんかすげー真剣そうな顔してたから。」
実はずっと華恋のことを考えていただけだった。
隠していたつもりが表情に出ていたようだ。
「なんもねぇよ。」
そう言い返す。
「ならいいけどな。」
龍心はそう言い空を見上げる。
月に薄く雲がかかっていて綺麗だ。
「じゃあまた明日な。」
気がつけばそこは龍心の家の前だった。
「おう。」
手を振り返して自分の家の方向に向かって行く。
「ただいまー。」
俺は誰もいない家に向かって声をかけた。
もちろん返事はない。
今日は疲れていたためご飯を食べず寝ることにした。

「おはよー。」
結局、昨日は色々なことを考えていてろくに寝れず寝不足になってしまった。
「おい、お前涼達と喧嘩したって本当かよ!」
「あ?」
宗四郎がそう急に俺のところに近づいてきた。
「誰から聞いたんだ?」
宗樹は別として、少なくとも龍心がそんなことを言うはずがない。
「誰って…涼からだけど?」
やはり思ったとおりであった。
「おい拓海!」
龍心もこちらに駆け寄ってくる。
「どうしたんだよ。」
「あいつ、デマ情報流してんぞ。」
龍心の目は珍しく殺気立っていた。
「どんなだよ。」
「「俺一人で拓海達をボコした」って。」
「は?」
言っていることが真反対だ。
昨日ボコボコにされたのは涼だ。
「あいつ…。」
思わず頭を抱える。どこまで自分が強いと証明したいのだろうか。
ーーキーンコーンカーンコーンーー
授業開始のチャイムが鳴る。
「授業始めますよ〜。」
新しい先生が入ってきた。
「ヤベッ。席座らねぇと。」
そう宗四郎たちが急いで自分の席に戻って行った。

逆恨み ( No.7 )
日時: 2023/01/30 22:34
名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ーーキーンコーンカーンコーンーー
「やっと終わった…。」
今まさに6時間目の授業が終わったとことである。
「一緒に帰ろうぜ。」
そう植谷陽汰が誘ってきた。
「いいぞ。」
陽汰とは保育園からの幼馴染である。
ランドセルに荷物を詰めて教室を出ようとする。
「待てよ。」
「ゲェッ!」
後ろから服を掴まれ変な声を出す。
「俺達とも帰ろうぜ!!」
そこには宗樹達10程度がいた。
「まぁ、いいけどさ…。」
クラスの半分くらいと帰ることになってしまった。
階段を降りて靴箱から靴を取り出し校門に向かう。
「あ、そういや涼達と喧嘩したんだってな。」
またその話か、と思う。
今日一日その話ばかりだった。
「拓海らが涼達ボコしたらしいな。」
「そうそう…。ってえ!?」
適当に頷いておこうと思ったが予想とは違うことを言われて驚く。
「それ、誰から…。」
「宗樹。」
そう言い陽汰は後ろにいる宗樹に向かって指を指す。
宗樹は何となく察したようで両手を合わせた。
ごめん、という意味らしい。
「あいつ…。」
「まぁいいじゃねぇか。」
陽汰がそう背中をバンバン叩く。
「はぁ。」
「おい!」
後ろで大声が聞こえ振り向く。
なんとそこには一人にの男子小学生に殴れら、頭から血を流しているクラスメイトの浅田淳平がいた。
「テメェ!!」
淳平の近くにいた槌井蓮はキレてそいつを抑え込む。
手には鉄の棒のようなものを持っていた。
「大丈夫か!?」
そう聞いたが返事はない。
とにかく、病院に連れていくことを最優先にする。
この前も行った病院に連れていき急いで血を止めてもらう。
数分後、幸い命に関わることではなかったようで、すぐに戻ってきた。
「大丈夫なのか?」
淳平にそう問いかける。
「頭はくらくらするけど大丈夫だよ。」
淳平は頬をポリポリと掻きそう言った。
頭には包帯がグルグル巻かれている。
「だけど、あいつ、何で淳平のことを狙ったんだろうな?」
クラスメイトの福田荒がそう言った。
確かに、他校のやつだったし、なんの目的もなく淳平を殴ったというわけではなさそうだった。
淳平を狙いっていたのかもしれない。
だが、一つの言葉が脳裏をよぎる。
"俺はお前に勝つ"
涼が言った言葉だ。
もし、これが涼の逆恨みなら。
「まぁ、外歩くときは気をつけるんだな!」
龍心がそう言いドワっと笑いが生まれる。
だが、その中で一人、俺は考えていた。

Re: 喧嘩無双 ( No.8 )
日時: 2023/02/07 23:52
名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「じゃあな。」
淳平の見舞いを終え皆と別れて家へ向かう。
たんこぶができただけで大したことはないらしい。
だが、まだ引っかかるものがあった。
ーー俺はお前に勝つーー
あの日以来、ずっと引っかかっている言葉だ。
涼のことだからもう一度華恋を襲うということも大いにありえる。
今回も涼の仕業なのだろうか。
もしもそうならば淳平には悪いことをしたと思う。
だが、今日淳平のことを襲った人間は他校の人間だった。
そのため、涼が指示しているという可能性は低い。
個人的に恨みがあったのか、それとも誰かに指示されているのか。
そんなことを考えていると家の前についていた。
ポケットから鍵を取り出し、鍵穴に突き刺してそのままドアノブを回す。
「ガチャ」と音がして鍵が開いた。
靴を脱ぎ、そのままキッチンに向かう。
なにか食べられるものはないか冷蔵庫を漁ってみる。
運良く、食べかけの市販の弁当が残っていた。
割り箸を割り、食べようとする。
「ピコン」
今から一口目だというのにスマホの着信音がなる。
(なんだよ…。)
大切な連絡かもしれないのでしぶしぶメールを開く。
「今から公園来れるか?」
そう、龍心からメールが来ていた。
「はぁ…。」とため息をつき、急いで弁当を口に流し込む。
「いやだ」とは言えないので仕方なく公園に行くことにした。
ポケットにスマホと鍵だけを入れて公園に向かって走る。
何のことだろうと思いながら走る。
公園に着いたとき龍心はもうとっくの前から来ていたようだ。
「話ってなんだよ。」
眠たいのでなるべく早めに終わらせたい。
龍心が口を開き何かを言おうとする。
「‥‥‥」
「!?」

あとがき
こんにちばんは!作者のミートスパゲティです!
こんなおもんない作品を読んでいただきありがとうございます!
これからも読んでいただけると嬉しいです!
コメントなど、全然OKなので、じゃんじゃんしてきてください!
辛口コメントはなるべく控えていただきたいです。
それでは!また今度!


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