二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鋼の錬金術師 —蒼い瞳—
- 日時: 2010/03/18 22:05
- 名前: 花桜 (ID: aksXRGAk)
- はじめまして!!もしくは、久しぶりですっ^^* 
 ハガレン大好きな小学5年生です!!よろしくっ☆
 新しい小説書くことになりましたぁ〜!!!!
 と、言う事でルールをお守りくださいまし♪
 *rule*
 
 *真似、チェーンメール(チェンメ)は禁止です。
 *喧嘩などはしないでくださいねっ^^*
 *荒らし、下手のコメントなどは受け付けません。
 *花桜なんて嫌いだよ!そんな方は戻るをクリック。
 *鋼の錬金術師なんて嫌い!!の方も受け付けません。
 *オリキャラ登場します。無理な方は戻るを。
 *キャラ崩壊してます。嫌な方は戻るを即座に……。
 *シリアス気味です。無理な方はお戻りください…。
 上のルールが守れる方はどうぞ!!!!
 守れない方は今すぐに戻るをクリックしてください。
 それでは……^^*
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- Re: 鋼の錬金術師 —蒼い瞳— ( No.56 )
- 日時: 2010/03/23 19:54
- 名前: 花桜 (ID: 3sIbxPMr)
- *15話 笑顔と涙* 
 部屋で月光に照らされながら俯くアル。玄関のドアが開く音を聞くとアルは顔をあげた。
 「アオイ達……帰って来たんだ」
 アルは呟くと本に視線を持って行った。そして手に取ると適当にページを開けた。アルの目に飛び込んできた文字は——、
 「族が……滅びた? 」
 アルは目がページの釘づけになり必死で読んだ。
 族が滅びた
 軍人により、蒼き瞳をもつ族が滅びた。
 軍人は滅ぼす理由は特になかったらしい。
 ただ、危険とみなされただけで族を滅ぼした。
 生き残りもいたらしい。
 だが、族の者はいなくなったのだった。
 「そ、そんな……! 軍人が族を……!? 」
 アルがそう言うと部屋がガチャッとあいた。アルはとっさに本を隠す。そして部屋の方に目をやるとアオイが立っていた。
 「アル。やっぱり起きてた! 」
 アオイはニッコリと笑うと部屋に入ってきた。
 「ア、アオイ……! 」
 アルは動揺する気持ちをおさえようとしたが止まらなかった。
 「アルは……眠れないの? 」
 「う、うん……。この体になった時から……」
 「そっか……」
 アオイは俯くとニッコリと笑った。
 「でもきっと大丈夫だよっ! 必ず元の体に戻るんでしょう? そ〜したらきっとぐっすり眠れるよ〜! 」
 「うん……ありがとう、アオイ……」
 アルはアオイに本当に感謝した。
 「そう言えばね! ご飯わけに行ったところで、友達になった子がいるの! デリス・セザース! ……エドとアルと同じ、禁忌を犯した子だよ……」
 アオイは俯くとハッと顔をあげた。
 「ってゴメン! こ、こんな言い方ないよねっっ! 」
 「いいよ……本当の事だしさ」
 アルはまだ心がついて行っていない。アオイはそんなアルを見た。アルは視線に気づきアオイの方を見た。
 「どうしたの? アオ——」
 アルは途中で言葉を切った。アルの体の中に不思議な事が起こっていた。エドが体験したのもこれだろう。記憶が次々とよみがえっていた。エドと共に読んだ本の内容が全て出てくる。もちろん、ある1人で読んだ時の内容もしっかりと。アルはガシャンッとベットから落ちてしまった。うつ伏せ状態で動けなくなっている。だが、なんとか動きアオイを見た。アオイの目は輝いていた。蒼い瞳が。その輝きが消えるとアルは身動きが自由になった。アオイは茫然と立ち尽くしている。そしてガクン、と倒れる——前にアルが支えた。
 「だ、大丈夫!? アオイ! 」
 「ア、アル……? あ、れ、全部、本当——? 」
 息を切らせながらアオイが聞く。アルは一瞬ひるんだ。本当のことを言うべきか、アオイを安心させてあげるか——。だが、安心させる言葉を言ったとしてもアオイが見た事に偽りはない。アルは俯きながら言った。
 「全て……本当、だよ……」
 「 !! 」
 アオイの目に涙があふれる。先ほどまで見せていた笑顔とは全く逆の涙——……。
 「どうしてっ! その族に……その族に女が生まれたら世界が変わるの!? どうして女の力は数え切れないの!? どうして軍は……族を……滅ぼしたの? 」
 どうして、を繰り返すアオイをアルはただ見ていた。
 アオイは大泣きしながら叫ぶ。月光に照らされながら。アオイはアルから離れてその場に座り込んだ。俯いて肩を震わせている。涙がポロポロと落ちる。
 「私は……私は生まれちゃいけなかったのっ!? 」
 「!! そんな事ない!! 」
 アルは拒否したがアオイの耳には届いていない。アオイはベッドのシーツに顔を埋めると声を押し殺して泣いた。そして言った。
 「ゴメン、アル……1人に……してくれないかな? 」
 「……分かった」
 アルは部屋を出ると静かにドアを閉めた。そしてドアにもたれた。中からはアオイの泣き声が聞こえてくる。アルは、
 (兄さんは寝てるからいいよね……)
 と思いながらアオイの泣き声を聞いていた。一方アオイ。
 「私は……生まれちゃ……ダメ……だったの? 」
 途切れ途切れに聞くアオイ。今は蒼い花でも彼女の心の癒しにはならないだろう。
 「そんな事ねえよ」アルはハッと扉の方を見た。
 アオイはシーツから顔をあげた。そこには、エドが優しい顔をして立っていた。
 「ゴ、ゴメン……起こしちゃった? 」
 「いや? 元から寝てなかったし」
 (じゃあ話しに参加してよ……)←アルの心の声
 エドはアオイを軽く抱いた。今はエドの感情なんて関係ないのだろう。アオイは涙を流しながら目を大きくした。
 「エ、ド——? 」
 「生まれてきちゃいけない人間なんていない。だからそんな寂しい事言うなよな? 現にお前が生まれてきて嬉しいと思った人はたくさんいると思うぜ? お前の目の前にその1人がいるようにな!! 」
 エドはニカッと笑った。アオイもクスクス笑った。
 「兄さんおやじ臭いよ〜っ!! 」
 「ほんとっ!! まぁ、良い事言ってるけどねっ!! 」
 「ありがとね、エド」
 と3人部屋に入ってきた。アル、セリ、ロアッシュだ。エドは顔をぼっと赤らめた。アオイは泣きながらクスクス笑っている。ロアッシュが言った。
 「アオイ。たとえ他の人が違ってもここにいる4人はきっとアオイが生まれて嬉しいと思ってる。あ、デリスもきっと、ね? それに、お母さんもすごく喜んでた。お父さんもきっとどこかで喜んでたと思う」
 ロアッシュはニッコリと笑った。セリもエドも笑った。アルも「ヘヘッ」と笑った。アオイはロアッシュと同じようにニッコリと笑った。
 「——ありがとう」
 *
 「おぉ〜! 友情ごっこ、ってやつ? 」
 女、ルシエが笑った。
 「いや? あいつらは本気じゃないのか? 」
 男、デルは興味なさそうに言った。
 「……少し、腕試しするか」
 男、セリーアは無気味に笑うと闇の中に2人と消えて行った。
 ☆……☆……☆……☆……☆
 次回予告
 「なんだ!? こいつ!! 」
 「兄さん!! 蒼い瞳をもってるよ!! 」
 動き出した闇の暴走は止められず。
 蒼き瞳の人間は滅びた。
 「アオイ!? 」
 第16話「蒼き瞳の屍」に続く。
 ☆……☆……☆……☆……☆
- Re: 鋼の錬金術師 —蒼い瞳— ( No.57 )
- 日時: 2010/03/22 11:05
- 名前: 志筑 (ID: JryR3G2V)
- ひ、ひ、久しぶりぃぃぃ!!!! 
 ちょwめっちゃ更新してあるじゃないかっ★((
 今から全部読むよ!!!来るのが遅くてごめんなさいうわあん((土下座
 とりあえず続きも頑張ってね♪花桜ー!!!
 応援しているぜぃ!
 ))花桜
- Re: 鋼の錬金術師 —蒼い瞳— ( No.58 )
- 日時: 2010/03/23 19:51
- 名前: 花桜 (ID: 3sIbxPMr)
- *志筑* 
 久しぶり!!会えてうれしいぞぉッ!
 来てくれるだけで嬉しいのだ^^*
 とりあえず続きも頑張るぞーっっ!!
 応援ありがとねー★
 *16話 蒼き瞳の屍*
 朝日が家を照らす。蒼い花は静かに揺れる。
 エドとアルは街を散歩していた。
 「うわぁ!! 海がすっごく綺麗だよ、兄さん!! 」
 「本当だな〜!! ちょっくら、行くか! 」
 エドとアルは海に向かって走り出した。
 *
 「間近で見たらすっごく輝いてるや!! 」
 「海ってキラキラしてるんだな〜」
 「朝の海はすっごく綺麗だよね」
 エドとアルの背後から声がした。エドとアルは海から目をそらして後ろを見ると少年が立っていた。黒髪に茶色の瞳。右目には眼帯。デリスだ。
 「はじめまして、デリス・セザースです。よろしくね、鋼さんと鎧さん」
 「俺はエドワード・エルリックだ。アオイが言ってたのはお前か? よろしくな」
 「アルフォンス・エルリックです。よろしく」
 3人は握手を交わすとキラキラ輝く海を見た。エドはふとデリスの右目を見た。デリスはその視線に気づき右目の眼帯を軽く押さえた。
 「君達……エドとアルも、だろう? 」
 「あぁ。じゃあやっぱり、デリス。お前も……?」
 デリスはうなずいた。エドとアルは俯くとその場にしゃがんだ。デリスもつられるかのように座った。
 「……誰を? 」エドが聞く。
 「お姉ちゃん」デリスが力なく答える。
 その場に重い空気が流れた。デリスはふっと笑った。
 「なんでそんな顔するのさ? 」
 「だ、だって……」
 アルは戸惑った。デリスはクスクス笑った。
 「同じだよ、僕達は。一緒の運命さ。エドとアル。そして僕。一緒なんだ。同じ事をして、同じ苦しさを味わった。僕達は悪い事をした。だけど——大切な物を思う気持ちはきっと、誰よりも強いんだと思う」
 デリスはニッコリと笑った。エドは苦笑いする。
 「だから……大丈——。わっっ!! 」
 「どうした、デリ——。なっっ!! 」
 エドとデリスは声をあげた。後ろから刃が振り下ろされたからだ。そしてかまえた。だが刃は止まることなく振り下ろされる。フードをかぶっているので顔が見えない。エドはよけながら叫んだ。
 「なんだ!? こいつ!! 」
 エドはよけながらも右腕の機械鎧を錬成し刃に変えた。そして向かう。アルとデリスは後ろに回った。が、それがばれてその目が光った。瞬間、近くにあった流木が人型に変わった。そしてアルとデリスにおそいかかった。
 「アルッ! デリスッ! 」
 「こっちは大丈夫! エドはそっちに集中して! 」
 エドはうなずくと手を合わせて手を地面につけた。瞬間、手が現れて、地面を勢いよくつき出た。砂浜の砂が飛び散った。が、かるくヒョイとよけられた。
 「すばしっこい奴! 」
 エドは「チッ」と舌をうちながらも闘う。砂浜に落ちていた鉄パイプを錬成して槍にかえた。そして勢いよく投げる。それがフードに当たり、はらりとフードが落ちた。
 「 !! 」エドは顔を見た瞬間息をのんだ。
 やつれた顔。一目見ただけで生きている人間ではないと分かる真っ白な肌。良く見れば手足もガリガリでよく立っていられると思うくらいの手足だ。そして……蒼い瞳をもっていた。
 闘いを終えたアルとデリスはエドの方向を見て息をのんだ。デリスは元から蒼き瞳の種族の事は知っていたらしい。
 「兄さん!! 蒼い瞳をもってるよ!! 」
 「わかってらぁっ!! 」
 エドは叫びながらも少し冷や汗。なぜ蒼き瞳をもつ人間がここにいる? いや……。人ではない。
 「屍——! 」
 エドは冷静になると屍にむかって走って行く。その時向こうから走って来る少女の姿が目に入った。
 「アオイ!? 」
 「エドー! アルー! あ、それにデリス!! 朝食できたから戻ろーう!! 」
 アオイがニコニコと手を振りながら走って来る。屍はアオイの方を見た。そして蒼き瞳を大きくした。エド達はそれを見逃さなかった。そしてそのすきにエドは屍に襲いかかった。そして目に刃を刺した。屍は苦しみ出すと倒れた。瞬間、アオイが苦しみ始めた。
 「あ……あ……あぁぁぁぁっっ!!!! 」
 「あ、アオイ!? 」
 屍から蒼い光がでてアオイの体内に入った。それが消えるとアオイが何事もなかったように立ち上がった。
 「いったた〜……。か、帰ろう……」
 アオイはニッコリ笑うとフラフラしながら歩きだした。エドとアルは急いで後を追った。デリスは風に乗って消える灰を見つめていた。
 ☆……☆……☆……☆……☆
 次回予告
 「誰かが操っているんだ……あの“屍”を」
 「アオイに入ったあの光は……」
 アオイにたくされる能力。
 次々と光は集まる。
 生き残りをかけた戦場<バトルフィールド>へようこそ——。
 第17話「蒼き光」に続く。
 ☆……☆……☆……☆……☆
- Re: 鋼の錬金術師 —蒼い瞳— ( No.59 )
- 日時: 2010/03/24 18:58
- 名前: 花桜 (ID: TQfzOaw7)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=KAyzumzzsk4&feature=related
- 参照はこの小説のイメージソングです♪ 
 「合わない!!」……トカ言わないでね〜……。
 「加藤ミリヤ」さんの曲です^^*
 それではっ☆
- Re: 鋼の錬金術師 —蒼い瞳— ( No.60 )
- 日時: 2010/03/24 19:05
- 名前: キナコ☆ (ID: TQfzOaw7)
- 更新がいっぱいだぁぁぁぁぁっっ!! 
 一気に読ませてもらったよ〜♪
 加藤ミリヤだww!(呼び捨てかよ)
 更新ガンバだ☆
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