二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】
- 日時: 2013/01/26 16:56
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
小説始めてみます。
・荒らしはご遠慮ください。
・キャラのイメージが壊れてしまうかもしれません。
目次を作ってみました。
キャラ紹介 >>7
海堂 さつき >>38 (月那さんより)
常盤 蓮雨 >>39 (おーちゃんさんより)
プロローグ >>1
第一章『終わりの始まり』
>>81
番外編…のようなもの
お話会♪ >>21
お話会2 >>47
改めましてよろしくお願いします。
皆さん、なかなか受験の為書けませんが、もし良かったらこれからもお願いします。
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- Re: 絶園のテンペスト ( No.74 )
- 日時: 2012/09/23 07:30
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
お久しぶりです!
7巻、発売しましたね!そして、アニメ化!!
本当にうれしいです。
遅いですが更新したいと思います。
さつきさんも出てきますので。
- Re: 絶園のテンペスト ( No.75 )
- 日時: 2012/09/23 07:47
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
2つの不合理
「——お前はその人形に釘を打った。」
その頃…。真広と吉野は海岸付近を歩いていた。
「それで何らかの魔法がやっと発動し、遠く離れた孤島の魔法使いと話せるようになったんだよな?」
「ああ。本当に話せるだけの頼りない魔法だがな。
そしてオレは取引をした。」
「オレはそちらに手を貸してやる。その代わり、愛花を殺した犯人を見つけろ。…とな。」
真広はただ1人笑う。まるでどうでもいいかのように。
「愛花が殺されたのは不合理だ。魔法も不合理だ。…なら、その2つをぶつければ辻褄が合う。」
「愛花を殺したやつをこの手で殺してやれる。」
ドオォォォン…!!
「見ろ、吉野。あれがオレらが止めようとしているもの、その力の一部だ。」
海から大きな何かが出てくる。
吉野は呆然と見つめ、真広が興味なさげにみつめる中。
果実!?鎖に巻かれた巨大な…!?
- Re: 絶園のテンペスト ( No.76 )
- 日時: 2012/09/29 06:48
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
終姫
「…え?」
しかし、驚いていたのは僕だけではなかった。
「なんだ?あいつ…」
果実。確かにそれに驚いたのは事実だけど、それ以上に、その果実に乗っている女の子に僕は驚いていた。
いや、真広もか?
「こんにちは。」
「え?あ…こんにちは。」
「何挨拶してんだよ。…で?あんたは誰だ?」
『どうかしたのか?おい、現状を教えろ!』
「そうだなぁ…終姫(しゅうき)と呼んでもらおうかな?」
「終…姫?」
「おい、葉風。終姫とかいうやつが現れたぞ。知ってるか?」
『終姫?誰だそれは…?少なくとも鎖部一族の者ではないが…。』
葉風さんも知らない?じゃあこの子は一体…。
「ねえ、鎖部 左門をさがしているんでしょう?あたしも探してるんだ。だから一緒に行動しない?」
「…なんでそんなことを知ってる?」
「一緒に行ってもいいなら教えてあげるけど?」
「……」
突然、その子は果実から飛び降りた。
「……!?」
瞬間、その子の体が浮く。…え?
「ま…ほうだと?」
真広はありえないかのようにそう呟いた。
- Re: 絶園のテンペスト ( No.77 )
- 日時: 2012/11/30 19:06
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
理李
「ねえ、どうするの?不破真広、そして滝川吉野。」
「おい、なんでオレらの名前を知ってるんだ?」
「一緒に行ってもいい?」
「……ちっ」
『真広、私はその終姫とやらに色々と聞きたい。』
「真広…。僕も同感だ。」
「2人ともかよ。……分かった。ただしオレらの言うことは絶対に聞いてもらう。」
「うん♪うれしいな。」
彼女は笑うと真広に抱きついた。
…って、え…!?
「何すんだっ!!」
「えへへ、あったかーい♪」
「ふざけんなっ!」
真広が彼女を突き飛ばす。
「ちょ…真広、それはひどくないか?」
「オレが許さねえ!いいか絶対にオレに勝手に抱きついたりすんじゃねえ!」
「ちぇえ…。じゃあ吉野さんにしーようっと。」
ぎゅっ。
「え…えええええ!?」
や…柔らかい…。ってそうじゃなくて…!
「ちょ…あの…」
「なにー?聞こえないよー」
嘘だ…!絶対に聞こえてる…。
「おい、吉野から離れろ。…で?お前の名前は何だよ?」
「……あったかいな〜」
「おいっ!」
「えっと名前教えてくれるかな?」
「吉野さんならいいよ。あたしは轟木理李!よろしくね♪」
- Re: 絶園のテンペスト ( No.78 )
- 日時: 2012/12/17 22:31
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
本心
「…え?今なんて言ったんだ?」
龍は思わず訊き返してしまう。
「……だから、一緒に行動しませんかー?って訊いたんだけど?」
「いや、だからなんでそうなったんだ?」
「…チッ。いちいちうるせえなぁ。」
先ほどからコロコロと変わる態度や口調についていけず無言で見つめる。すると蓮雨は「なんすか?」と見つめ返してきた。
「いや…。なんだかその…」
「はっきりしてくださいよ。そういうの一番嫌いなんすけど?」
「そう、本心で言っているような気がしないっていうか…。」
「……」
——言った瞬間、龍は言った事を後悔することになった。
「……あ゛?」
今までにないオーラを発する蓮雨は口調とはうらはらにとても笑顔だった。ゆえに恐ろしい。
「すみませんね、ちょっと耳遠かったんですよ。もう一度いいっすか?」
言ってはいけない。体のありとあらする感覚がそう告げていた。
「いや、なんでもないです。」
「そうすか。…で?一緒に行動してくれないっすか?」
さっきと変わらない言動でポケットからお菓子を取り出し口に含む。
さっきのはなんだったのだろう…。
龍はどこか自分の妹、理李に似ているような気がしていた。
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