二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】
日時: 2013/01/26 16:56
名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)

小説始めてみます。

・荒らしはご遠慮ください。
・キャラのイメージが壊れてしまうかもしれません。


目次を作ってみました。

キャラ紹介   >>7

海堂 さつき  >>38  (月那さんより)

常盤 蓮雨   >>39  (おーちゃんさんより)


プロローグ >>1

第一章『終わりの始まり』
>>81
  
番外編…のようなもの

お話会♪  >>21

お話会2  >>47


改めましてよろしくお願いします。
皆さん、なかなか受験の為書けませんが、もし良かったらこれからもお願いします。

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Re: 絶園のテンペスト  ( No.64 )
日時: 2012/05/21 17:51
名前: 睦月 (ID: pm796894)

木の人形

『おい 真広、これは公平な取引だ。恩を着せられる筋合いはない。』

「いっ!!?」

 真広の持っていた木の人形がしゃべる。いや…その人形の中から声がした。

「そうは言っても葉風、オレがいなくて困るのはお前だろ?」

『…ほう。貴様の妹を殺した犯人を、私が見つけなくてもいいのか?』

真広と人形は会話をしている…。

「おい…その人形はっ!?」

率直な意見を口にすると、

『うん?誰かいるのか?』

と帰って来た。

「ああ、いるが…」

 その時、真広と吉野のいる地面がカタカタと揺れる。そして…

『ズズンッ!!』

「また何だ!?地震?…!?」

——そして、地面が大きく揺れるのと同時に蝶が飛ぶ。それを2人はとっさに目で追った。

「蝶が…海に……?」

Re: 絶園のテンペスト  ( No.65 )
日時: 2012/06/22 22:27
名前: 睦月 (ID: pm796894)

瓶詰めの手記

 蝶が海の中に消えていく。

「集まってる?集まってるよな?」

「いつものが来る。今度は海だ。」

よく分からないまま戸惑う吉野とはうらはらに、真広は人形と話していた。

『わかった。方角を正確に測れ。これで左門の本拠地がかなりしぼれる。』

人形からは冷静な判断が下される。

「……。真広、その人形で無人島の魔法使いと話ができるみたいだけど…」

そんな中、吉野は素直な疑問をぶつけた。

「そんなものどうやって手に入れた?魔法でお前の手に?でも、ろくに使えないんだよな?」

吉野の質問に真広はゆっくりと答えた。

「…1か月前、オレは砂浜に流れついてたガラス瓶を見つけた。中にはこの人形とメッセージが書かれた板きれが詰められていたよ。」

真広は少し懐かしそうに言う。

「板にはこうあった。
 『魔法を信じ魂と引き換えでも叶えたい願いがあるなら——この人
形に釘を打て』
 と。」

そこで吉野の中で謎が解明される。
 瓶詰めの手記!海に流されたそれを偶然真広が拾ったのか!

Re: 絶園のテンペスト  ( No.66 )
日時: 2012/07/13 22:40
名前: 睦月 (ID: pm796894)

お久しぶりです。
…書きますか。

世界と海

 場は変わり、葉風のいる無人島…。

 左門、いかに島を隠しても、海は世界とつながっている。
葉風は1人、考えていた。

 ここから流した瓶は潮に乗り遠くまで運ばれる。
海流研究や海での遭難者が使う、情報伝達法…。瓶詰めのメッセージだ。
無人島でも瓶くらい漂流物で手に入る。後は中身を詰めたそれを海に流し、都合のいい者に拾われるかどうかだったが…。
私の運はやはり強い。
不破真広、こいつは使える!

「左門、パンツ一丁でも私は手強いぞ?」

 葉風は軽くドヤ顔で不敵に笑った。


 また、場は変わり、龍がいる場へ…。

「…姫…っ!!」

 龍は驚きを隠せなかった。

 偶然出会った少年から、1年間探し続けた葉風のことが分かるなんて…。
いや…?本当に偶然なのか?

 龍は冷静に偶然とは違う可能性を考える。

 もし…。もし、これが全て仕組まれているとしたら…?
だとしたら姫は…。

「……!!ダメだっ!姫、これ以上関わっては…」

Re: 絶園のテンペスト  ( No.67 )
日時: 2012/07/13 23:02
名前: 睦月 (ID: pm796894)

キャンディー

「…あ」

 龍の力が抜ける。そして、そのまま倒れそうになる。

 まずい…。力を使いすぎたか…も…。

「おい!」

 本当に地面につくかギリギリのところで、龍の体は誰かに支えられた。

「……?」

「大丈夫っすか!?」

龍を支えたのは、蓮雨だった。青ざめている龍に自分のバッグからキャンディーを出す。

「ほら!とりあえず糖分とって下さいよ!」

「あ…うん…。」

ボーっとしながら龍はキャンディーを口の中に入れる。

 甘い…。

「あ…大丈夫そうっすね。良かった。」

 蓮雨はにっこりと笑った。その表情を見て、龍はほっとする。…が。

「でもねぇ?なんでいきなり倒れそうになってんすか!?バカですか?バカなんですか!?」

いきなり怒りだす蓮雨。それを見て、龍は唖然とする。

 え?助けてくれたんじゃなかったの?っていうかなんで怒られているんだろう…?

「…とりあえずありがと…「感謝しないでくださいよ。」…え?」

 蓮雨は龍に背を向けるとそう言った。

「おみくじチョコに、誰でもいいから助ければ吉。見捨てれば凶。って書かれてただけっすから。」

「そう…か。」

龍はチョコによって助けてもらえたということを知り、少しだけ複雑な気持ちになった。

Re: 絶園のテンペスト  ( No.68 )
日時: 2012/07/16 19:45
名前: 睦月 (ID: pm796894)

大会、始まりましたね。
頑張らなくちゃ。


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