二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D灰 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ Ep2最終話更新 キャラ募集
- 日時: 2011/04/22 19:57
- 名前: 秋空 (ID: 4.ooa1lg)
クリック有難う御座います。
また消えた!!一体何回消えりゃ良いんだよって感じだよ(涙
〜作者状況〜
執筆していない【〇】執筆中【】
申し訳ありませんが執筆中に〇が付いている時は書き込まないで下さい。
今まで来てくださったお客様〜
なさにえる様 セピア様 翡翠様 黒犬様 梨桜様 詩己様・ねこうさぎ様・芽留様・麻鈴様
赤色うさぎ様・蛍様・悠様・葵様・橙龍様・みちる君様・葛端様・陽様・淡幸様・夢樹様
六様・白夜様・フェイト様・ゆずは様・迷鎖様・芽子様・幻様・na-様・まゆか様・レッド様
ゆずき様・リンネ様・智那様・花影様
来てくださった方々本当に有難う御座います!!
是からも手抜きせず皆様へ愛を篭めて書いていく所存です^^
〜目次〜
No.1 建て直し終了 >>1より
No.2 第二章 第五話更新 >>16より
No.3 第二章 第六話更新 >>27より
No.4 第二章 第七話更新 >>33より
No.5 第二章 第八話更新 >>41より
No.6 第二章 第九話更新 >>52より
No.7 第二章 第十話更新 >>62より
No.8 第二章 第十一話更新 >>68より
No.9 第二章 第十二話更新 >>79より
No.10 第二章 第十三話更新 >>90より
No.11 第二章 第十四話更新 >>102より
No,12 第二章 第十五話更新 >>116より
No,13 第二章 第十六話更新 >>122より
No,14 第二章 第十七話更新 >>133より
No,15 第二章 第十八話更新 >>142より
No,16 第二章 第十九話更新 >>155より
No,17 第二章 第二十話更新 >>181より
No,18 第二章 第二十一話更新>>193より
No,19 第二章 最終話 >>210より
番外編
No.1 番外シリーズ >>12より
No.2 番外シリーズ >>21より
No.3 番外シリーズ >>27より
No.4 番外シリーズ >>33より
No.5 番外シリーズ >>62より
No.6 番外シリーズ >>68より
No.7 番外シリーズ >>79より
No.8 番外シリーズ >>90より
No.9 番外シリーズ >>102より
No10 番外シリーズ >>116より
No11 番外シリーズ >>119より
No12 番外シリーズ >>133より
No13 番外シリーズ >>142より
No14 番外シリーズ >>149より
No15 番外シリーズ >>155より
No16 番外シリーズ >>164より
No17 番外シリーズ >>181より
No18 番外シリーズ >>210より
〜注意書き〜
・更新速度が物凄く遅いです。心の広い方のみどうぞ。
・Dグレが苦手・私が苦手・オリキャラ駄目等と言う人や荒し中傷目的の人は来ないでください。
・グロ・エロ描写入ります!平気な方のみどうぞ
〜お知らせ〜
No.1
>>193にオリキャラ募集要項を掲載!
No.2
記事の52番・90番・116番は都合により削除しました。
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- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 17話更新&アンケ募集!! ( No.132 )
- 日時: 2010/10/28 20:35
- 名前: 淡幸 (ID: 3sIbxPMr)
こんにちは、おじゃましますね(保留中失礼します(汗)
やっと読めました!
昨日(だったような気がする)はブリーチを読ませて頂きました(^^)
D灰もブリーチもすごいですね…(感嘆)
私も精進しようと思えました!
キーワード検索で、“HN秋空”としてました…そりゃ見つからないわけですよね(←ばーか)
オリキャラ沢山いてオリジナル感一杯で、楽しく読ませて頂きました〜
今後もちょくちょく顔を出させて頂きます。
頑張ってください!
(こちら自分の小説も頑張ります!)
- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 17話更新&アンケ募集!! ( No.133 )
- 日時: 2010/10/29 14:24
- 名前: 風 (ID: 79DeCD8W)
コメ下さった皆様本当に有難う御座います。
ねこへ
死ぬ気は毛頭ないですよ♪
アリスへ
よし,アレン死亡許可降りました^^
僕,エリアーデ大好きなんだよね♪
格好良いお姉さんでさぁvv
アリス「へぇ,そうなの……アリスの愛も受け止めちゃおっかなぁ♪」
な感じです…僕のアリスは(オイ
なさへ
セルラン「おやおや,色々と高評価を貰っていますね,是は自分がもう少し先に活躍していれば…
なさにえる様の好きなオリキャラの蘭に入っていたかも知れないのに…実に残念です」
風「セルランゴメン(汗」
セルラン「いえいえ,謝る事は有りませんよ?何せ主は自分の能力を数時間も掛けて考えてくれた」
っという感じでセルランの能力はかなり考えて造ったので嬉しいです^^
麻鈴様へ
初のご来店有難う御座います!
此方こそコメント有難う!
本当ですか(汗
私如きの小説が誰かの行動の切欠になるなんて……感涙ですよ!!
是からも時々で良いから足を歩めて貰えると嬉しいです!!
淡幸様へ
保留中でも何でも嬉しいですよ!!
着てくれなんていったのは私ですしね(汗
いえいえ,私なんて雑魚ですよvv
一話一話内容無いのに無駄に長いだけで何時も凹んでます才能の無さに《涙
HNを入力してたと…そりゃぁねぇ(苦笑
今後も宜しくお願いしますvv
D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
小休止:クイーン・アリス&カザーナ・リャドへインタビュー
クイーン・アリス編
アリス「私まだ,インタビュー受けてなかったんだ…(汗」
バクチャン「そうじゃなきゃ,此処に呼ばれないだろう?」
アリス「で,貴方があたしのインタビュアー?《ちっ,神田様じゃねぇのかよ!?)」
バクチャン「何か問題でも?」
アリス「うぅん,綺麗な顔だなと思って…」
バクチャン「!!?何…そうか…だったら質問したいんだがこの写真の少女と合うと思うか?」
アリス『痛い___痛いよ,いっつも片思いの女の写真持ってるの!!?』
アリス「えぇ,コホン……美男美女で宜しいんじゃないかと…
でも,貴方の身長は?男女の身長比は10㎝位が一番かと…」
バクチャン「身長____成程,身長……ならば今直ぐ身長を伸ばす妙薬を開発するだけだ!」
アリス「出来る事と出来ない事が…」
バクチャン「科学班班長の技術力万歳〜♪」
グシュン___
フォー「さっさとインタビューしやがれへたれ役立たず馬鹿バク!!!」
バクチャン「グフッ!馬鹿でもへたれでも…」
ゲシッ___
フォー「邪魔だから引っ込んでろ!」
アリス「えっえぇぇぇぇぇ!?」
フォー「よぉ,馬鹿バクが世話になったな!嬢ちゃん,時間もねぇからさっさと質問始めるぜ!」
アリス「はっ…」
フォー「お前の血液型と趣味と特技を応えろ!」
アリス「はぁ…血液型はAで趣味は食べ歩きとかで特技は占い!」
フォー「好きな食い物と嫌いな食い物!」
アリス「好きなのは甘い物で辛いものと苦いのが嫌い!」
フォー「好きな男のタイプだそうだ!」
アリス「神田様……」
フォー「ん?」
アリス「神田様と解放された無人島でウハウハ……ウハ」
フォー「おい(汗」
アリス「何でこんなちんちくりんの女にあたしが質問攻めされてんだよおぉぉぉ!!!?」
アリス発狂の為インタビュー終了
カザーナ・リャド編
リャド「初めまして,こんにちは…いや,こんばんはでもお早う御座いますでも…
僕の事なんて覚えてる人居るのかな?」
リンク「恐らくは居ないでしょうね?この小説でも出番は少ないし
原作でなど名前と死骸しか出ていませんよ?名前リャドじゃなくてリドですし…」
リャド「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!そんな誤植は風に言って欲しいですよおぉ!!」
リンク「すみません…然し十中八九覚えていらっしゃる方は居ないのでは?」
リャド「今後の活躍に期待…ですね」
リンク「今後の活躍が有るかどうかすら怪しい所ですけどね?」
リャド「何で!?まだ,アルデバランと戦い始めたばかり」
リンク「戦闘シーンすら省略されて元帥の前座として次のシーンで死体と言うのも」
リャド「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ふぅふぅ,そんな話はもう良いから質問を(涙」
リンク「血液型・身長・体重・誕生日・出身地を教えて下さい」
リャド「血液型はAB型,身長は173cm 体重は64㎏,誕生日は1月25日…出身地はギリシャだよ」
リンク「ギリシャのどの当りなんですか?」
リャド「南部に広がる山間地の中腹のまずしい町だよ」
リンク「故郷帰りとかは?」
リャド「友人も家族も居ない……弱くて逃げ腰で友も作れなかった嫌な記憶だけの場所」
リンク「だから,何も考えて居ない様な強い男のソカロ元帥に?」
リャド「他の元帥は目じゃなかった…あの人が眩しかったんです…」
リンク「悉く尊敬の仕方を間違ってるような気が…」
リャド「あの人の狂気意外に何を見習えと!!!?」
リンク『何か知らないけど地雷踏んだ!!?』
戦闘が勃発したのでインタビュー終了。
D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
第二章:ルージェ
第十七話「解放されル力 Part5(最大戦力 Part2)」
目の前ニ居ル白髪の男
私とクロウリーノ蜜月を破壊シに来タ邪魔者
——————愛をしたカッタ
今実現しヨうトしていル____
子供は出来ないだろう,あたし達に生殖能力は無い。
でも,クロウリーとなら幸せになれるって…
アンタは殺ス,何が何でモ————
___エリアーデより「覚悟」
_______________
アレン・ウォーカーとエリアーデは対峙していた。
アレンはエクソシストとしての職務の為,世界の為そして自らの信念の為…
そして,エリアーデは今まで気付きあげてきた全ての居場所を護る為に…
「壊れてなる物か!今まで___積み上げて来た……」
「___グッ!」
「コンバート—————」
ドドドドドドドドド
視界から外れたエリアーデに驚きアレンは動きを硬直させる。
その瞬間鳩尾にエリアーデの膝が命中しアレンは吐血して吹飛ぶ。
吹飛んだ瞬間を見計らい彼女は自らの最も嫌う嫌悪すべき本当の姿…
AKUMAと呼ぶに相応しい化物の姿を解放する。その姿はまるでおぞましい人食花…
ムチの様にツルを撓らせアレンを少しずつ包むようにしていく。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「全方位攻撃ですか…でも,死ぬ訳には行かないんです…」
「アンタの意思なんて知った事か」
—————クリス・クロス—————
ズゥン…
全ての触手をアレンは自らの寄生型イノセンスにより破壊した。
勝負は始まったばかりだ。アレンは彼女と正対して彼女の魂を除く。
憎悪と絶望と狂気に歪んだ魂が……噎せ返る血のにおいを発してい居る。
そんな姿が見えるから,彼の救済と言う意思は生まれたのだろう。
=============
一方,スーマン達やアレン達とは離れた場所でクロウリーとクロウは対峙していた。
クロウはと言えば本気で戦ってしまえば相手を殺しかねないからと
態々得意でもない夢喰で戦っている。それ程の余裕が有るのだ。
無論,クロウリーは其れを気づいていない。
バッ…
バババッ…
ビッ!
「ふぅ,スピードだけはかなりの物だな」
「甞めるな」
人間離れした速力の源はなんだろうと彼は考えて居た。
するとAKUMAのペンタグラムが地面に浮き出て居たのだ。
恐らくはこの古城に来て地を吸われ死んだ者達が埋葬される場所だ。
見た所目の前の男にAKUMA的な特徴な無い。ならば恐らくはエクソシストだと感付く。
詰りは彼はエクソシストなのだ。それも寄生型の戦闘向けの…
AKUMAの血を吸収し浄化し還元する能力を有したエクソシスト———
『然し,腑に落ちねぇ…是だけAKUMAを送っているんだから気付いていないとも思えない。
だが,何故だ…何故コイツに簡単に壊滅させられる程度の量ずつしか送らない?』
フッ____
「考え事をしながら余所見とは余裕だな悪魔祓い!反吐が出る!!」
ガァン___
「あぁ,実際余裕だよ?」
一瞬視界から外れ死角から攻撃されるが戦いなれている彼は,
背後の死角を狙われる事を理解していて其れを容易く防ぐ。
クロウリーは甞めるなと相手にされていない事を苛立ち声を荒げる。
然し,クロウは冷静そのものだった。そして,更に冷静な口調で続ける。
「然し,悪魔祓いとは酷いな…全く信じていない風情だ」
「当たり前だ!そんなオカルトを!!」
「オカルト?だったら吸血鬼だってオカルトだろう…悪魔の証明って奴だ。
居る事は証明も出来るが居ない事は世界中全て探して証明するしかない」
「本気で居ると…見せることが出切ると?」
「あぁ,いや……アンタ事実とっくにAKUMAと戦っているんだ」
「_____何?」
クロウリーは愉悦に歪んだような表情を見せて言う。
然し,それに対してクロウは分析的な口調で答える。そう,いつでも見せることが出来ると言う事実。
彼の勘が正しければ伯爵に許しを得てAKUMAを操る存在が近くに居るのだと彼は示唆する。
何の理由かは分らないが恐らく伯爵が直接命じているのなら
当にクロウリーはAKUMAの大挙に殺されている。
その時だった。
ズガアァァァァン!!!
巨大な爆音と共にクロウリーとクロウの間を流れる静寂の空気が吹飛んだ。
砂埃の中からは白髪の少年が飛び出し奇怪な姿の怪物がシルエットを見せていた。
ゴゴゴゴゴゴ
「クロウリー」
「エリアーデ……なのか?その声は……然し,何だ…其の姿は!?」
突然現れた奇怪な巨大な無機質の化物。
然し,それから発せられる声はクロウリーの良く知る女性の声。
間違える筈の無い声。
戦慄がクロウリーの胸を過る。
============
エジプト アレクサンドリア
満天の星空の下,市街の上でぶつかり合う二人の姿が有った。
ルージェのレイジアとノアのスキンだ。二人の戦いの均衡は破れスキンが今優勢だ。
レイジアの並みの人間とは比べ物にならない程頑強な体に十回以上鎖を通して雷を喰らわせた。
レイジアの体からはバチバチと放電が起りやけどが酷い。
そんなレイジアを止めとばかりにスキンは地面に叩きつける。
ズウゥン____
町民達の様子は様々だ。
世界の終わりと諦めて死後,良き世界へ行く事を望む事を決めた者。
死にたくないと単純に神に祈る者。現実的な判断を取り故郷を捨てる準備に専念する者。
そんな者達の中の死にたくないと単純に神に祈る者の集まる場所にレイジアは落ちた。
「あぁ,だっ大丈夫…」
ギロリ…
「ヒッ」
「そう怯えるな民草よ…」
「えっ?」
「我は太陽神なり……お主等エジプトの民達を管理し導く神だ」
「すると奴は…」
目の前の男は傷だらけだが神と呼ぶに相応しい端麗な容姿だった。
夜も輝く紅く鋭い瞳は畏怖すら感じる。
そんな自らの容姿と高学歴を利用してレイジアは民に言う。
「私は自国の神々に弾圧された愚かなる破壊紳が降臨し姿を顕現した事に危機感を感じ此処に来た。
民草達よ…祈りが足りない,奴は破壊神として強力…死後極楽に行きたくば強く祈れ」
「はい!!」
冗談交じりに然し務めて神の如く超然とレイジアは言う。
こうやって力なき民を冗談で振り回すのは面白い。唯,それだけだ…
「死んだか?音沙汰なし…」
《第ニ楽章デスディメンション》
カッ____
「なっ!?」
「よぉ,無様な転がり方だぜ…自分と敵対者の位置取りを変換する俺の技だ。
因みに捕縛されたりする状況もそのままにしちまうが……ね,今回は逆捕縛って奴だ」
グッ…
「是が破壊神…」
「うおぉ!!?」
「勝って下さいまし神様!」
上空で訝るようにレイジアの様子を睥睨するスキン。
然し,その声を聞き逃さなかったレイジアの技によりすぐさまレイジアの生存を悟る。
其処に居た先程まで話していた男はその巨漢を破壊神と勘違いし一段と強く祈るのだった。
ブオォン
「ぐっ!おのれ…」
ズゥン…
「よぉ,面白いだろう?次にもう1つ面白い技を見せてやろう…
アンタは五回も十回もチマチマと俺にダメージを食らわせてたが
俺はたった二つの動作で手前を殺せる…すげぇだろ?」
「甞めた事を言うな!!このノアの一子スキン,一撃や弐撃…」
「うるせぇよ…」
カッ!
突然,スキンの体ガ膨らミダす_____
___《第五楽章ゴッド・オブ・ペイン》
ドドドドドドド
「ぐっふぅ____貴様,良いのか!?己を殺したら我が部下のAKUMAが
お前の大切な者達全てを殺すぞ!!?」
レイジアは今迄喰らった損傷を全て攻撃力に還元して相手に返すことの出来る技を有している。
其れは,自らの残る体力も相当消耗するゆえ実は出しどころの難しい一撃必殺だ。
相当のダメージを受けないといけない上に其れをした後にそれに自らの体力を過剰して発するのだ。
自らの体はボロボロになる。
然し,レイジアは何度も練習を重ね苦痛と経験から適度な位置を見極めた。
そう,レイジアの最終奥儀とされる最強の攻撃手段だ…
だが,それはスキンの命乞いの様な言葉で中断された。
レイジアは命の時間を距離分(1000kmで1年)払うという代価を持つ
第四楽章テレポーテーションを躊躇無く使いその場から離脱した。
(レイジア・ライクライン視点)
頼む___
「メルシア!!」
初めて会った時は肌の露出はギリギリで…小汚くて昔の俺のようだった。
たどたどしく貴族である俺に道を遮った事を謝って逃げるようにして駆け出したあいつ。
今では誰も居ない場所ではレイなどと親しみをこめて呼んでくれるアイツ_____
世界で唯一打算なしに掛け値なしに愛した女————
俺の不手際で死なせるわけには行かない。俺がもしやつを殺したら発動するようになっている作戦なら
恐らくAKUMAは俺の屋敷の近くに張っているだろう。俺は能力でAKUMAを見分ける事が出来る。一掃してやる…
一掃してやっておけば,方舟で次のAKUMAが補給されもし出されたとしても…
テレポートしてあそこまで行く位の時間は稼げる!
「間に合ってくれ!命の時間なんて十年でも二十年でも…」
ダン_____
——————————
此処はレイジアの屋敷,ホームレスだった頃はこんな屋敷に憧れていた物だ。
然し,今はそんなホームシックを感じている暇は無い。
レイジアは妻であるメルシアの部屋に降り立った。
メルシアの部屋は最も屋敷の奥で辿り着き辛くてそして,頑強な場所にあった。
だが,その部屋は荒れ果て全ての家具は破壊され……目の前には愛する女の体が横たわっていた。
「メルシア……………メルシア!!!」
「______レイ?」
声に応じる彼女の目は空ろで息遣いは普通じゃない。
当然だ。脈も弱まっているだろう。恐らく彼女の出血できる限界量に到達している。
AKUMAウィルスによる損傷ではないゆえの生還とも言えるが…
コノ傷では長く持たないだろう。レイジアは知識は有るが医療には疎い。
いや,仮に世界に名を轟かせる様な医者でもこの状態では救えないだろう。
それでも彼は救いたかった。出来うる限りの救護を…延命措置をと奔る。
「あれが____貴方の言っていたAKUMAなんだね?」
「今は黙れ…確か」
「___いっつも,君は私に過保護だね…」
「当たり前だ!何年拠り添ってきた?俺にとってお前が唯一の……」
「見えてないの……?レイには私よりずっとずっと前から一緒に寄り添ってくれた,
弟が居るでしょ?あたしは間違えなくもう直ぐ死ぬから……
今は………未来を見て!ダイト君を見て!!あた…しの事は……忘れて!!」
「忘れられると………思って」
「ゴホッ____貴方があたしの事を…思い…出して泣くのを見る…のは嫌だ…
だから,忘れ…て………貴方との日々良かった!誰も理解してくれない…あたしを,
レイ………理解してくれた!喧嘩もしたけどいっつも……笑い合えた……
満足……だよ,貴方は………あたしの詰らない人生を変えてくれた人………有難う」
目が少しずつ重くなる_____瞼が勝手に閉じる,呼吸のヒューヒューと言う音が消える…
「俺は満足じゃない……お前とまだやりたい事が沢山ある!!
まだまだまだまだ,遣らないと…尽くさないと……!!子供も造って,100まで笑って……オイ?
オイ!!?メルシア……メルシア!!!目を閉じるな!!メルシアァァァァァァァ——————」
———————静寂—————————
彼女から応えは帰ってこない。
呼吸が無い……脈も無い___レイジアは悟る。
彼女は命を鎖したのだと…
彼はまだ新しい彼女の血で汚れた床に膝を落し頭を突付け懺悔した。
確かに彼女の言うとおり彼にはダイトと言う最も血の通った歳の離れた弟が居る。
だからと言って今まで寄り添ってきた妻を直ぐに忘れて弟だけを見て居られるほど冷血にはなれない。
今,逝去した…消えた魂,何時までも其れに縋り付いているのは,
世界の流れが許さない。然し,少しの暇をと唯,レイジアは狼狽た。
そして,彼は決意する。
自分がルージェとしてこの戦いに参戦したから彼女は結果,自らの人質として死ぬことに成ったのだ。
恐らくは,スキンと言う首謀者自身…自らがこうやって瞬間移動等出来ると思ってもおらず
先から,戦いが始まったら何十分か続いたら殺せとか命じていたのだろう。
伯爵及びノアとAKUMAはそう言った相互連絡が出来るから有り得ない話ではない。
詰りスキンを無慈悲に殺したとしても殺せず戸惑い嬲られたとしても…
結局自らに苦痛を与える様に仕向けたのだと…
『赦さん……ノア,貴様等は殺す』
自分の不甲斐なさが招いた家族の死,然し彼は今はノアをことの首謀者を怨まずには居られなかった。
______________
ズズズズズ…
「よぉ,俺が居ない間に随分と民草共を殺してくれたな」
「退屈でな___それでどうだった?」
「あ?」
ブワァ____
「____全く,AKUMA共め…短絡的で困る。殺しても良いと言ったら直ぐ殺しに」
「ウルせぇ…てめぇの声なんざ聞く気にもなれん…」
「随分お怒りの様だな…溜飲が飲めたぞルージェ♪」
「____名乗ったろう?レイジアだ…
お前を殺す男のだ…脳の深奥に刻んで死ね!」
「己は死なん!!」
「死ぬんだよおぉぉぉぉぉぉ!!!」
カッ…
ズン!
ドドドドドドドドドド…
テレポートで寿命を犠牲にして戻ったアレクサンドリアは炎上していた。
自らが戻ってくるまでの間に暇潰しに破壊していた様だ。
ダイトの所には被害が及んでいない事は幸いだと彼は息をして
大男を睥睨し無感情にエンド・オブ・ペインを発動する。
2度目の発動だ。体に負担が掛からないはずが無く額に脂汗が滲む。
然し,今の彼にはその様なものは関係なかった。容赦なく,力の放流を浴びせる。
ボゴォン!!!
ノアの体は膨張し内部から強烈な光を発しながら膨大な音と共に破裂した。
肉片が舞い散り原型など最早無い。こうして,ノアの一角スキンは死んだ。
だが___
—————ーゴボォ___《そ,体が…》
技の反動でレイジアは倒れこみ機を失うのだった。
___________
一方,クロウリー城___
クロウリーとクロウの先頭の空間に突如,間を指すように現れたアレンとエリアーデ。
何者だか分らない異形の怪物に戦慄きながらもアレンと戦っていたのがエリアーデだと思い出し
そして,エコーが掛かりながらも間違えるはずの無い長年を共に暮らした女性の声…
____エリアーデ
彼はその化物がエリアーデだと直ぐに理解する。
「是が,悪魔…」
「あぁ,千年伯爵の造り出した悪性兵器だ」
「エリアーデ」
「___もう,良い…この姿を見てアンタは失望した,表情で分る」
「待て!私は受け入れるから………」
「クロウリー,責めて貴方を殺してから…」
「何だ…私を殺してから…」
ズッ
戦慄き「悪魔」の名を口にするクロウリーにクロウはボソリと言う。
現実に直面して死角で肌で確認して頭では否定しても彼は認めるしかなかった。
だが,悪魔でも何でも良い。彼はエリアーデを愛していた。
其れを理解するエリアーデは責めて彼を殺し結局壊される自分と同じ場所に彼が逝くことを願う
そう言う様に言う。然し,其れは嘘で…エリアーデは唯,この城に彼が縛られているのを見たくない。
自らは消えても良いから……責めて彼の門出を祝いたい。其れが本音だ。
『この水泡は何だ……奇怪な!是が悪魔の力と言う奴か!?』
エリアーデが戦いの口火を切ると同時に周りには突然,泡が幾つも現れた。
恐らくは空気中の水分を使ったマジックだろうとクロウリーは予想する。
球体に当らなければ危険は無いと判断し彼は球体の位置を確認して全力で疾駆する。
ダン…
「蛮勇ね…相手の力も理解せず唯猛然と走ってくる,それで戦いに勝てると思うなよ!」
グン!
『どう言うマジックだ!?自在に水泡を操れるのか!!?」
ズッ…
ジュウゥゥゥ…
『手が焼ける感覚ではない…泡に触れた部分の水分を吸収する能力!?』
エリアーデの言質により突然動き出す球体に対処しきれず左腕を捉えられるクロウリー。
然し彼は冷静に力を分析し攻撃の侵食を防ぐために泡を破壊する。
瞬間襲い来る時差式の水泡を全て自らの体を回転させて打ち砕く。
然し,幾つかはクロウリーと言う対象とは見当外れの方向に其れは飛び,
骨董品コレクターのクロウリーの父が集めた書物や絵画を破壊した。
ズズズン…
「父上の書物や絵画に…」
「何を戦慄いてるのよ…本当はこんな物どうだって良いくせに!」
一方,其の頃エリアーデに吹き飛ばされ気絶していたアレンが目を覚ます。
クロウがこの二人の関係を汲み危害の及ばない…
及んでも対処できる所にアレンを運び既に離れていた。
アレンは当惑し声を出そうとするがクロウは二人の関係の消化の邪魔をするなと指を立てる。
「何?」
「何じゃないわよ…本当は,唯縛られてる振りをしているだけなんだ。
外の世界に興味が有るのにこの屋敷を捨てても良いと先代には言われている筈なのに…
アンタは唯,此処の書物や骨董品の番をしないといけないって怖がって井戸の中に居る!」
「エリアーデ…」
「私と一緒に外の世界に行こうって言ったでしょう?こんな場所捨てて………
今こそその時よ…こんな場所ぶち壊して狭いあんたの世界の壁なんてぶち壊して…
本当の世界に貴方は旅立ちなさい!そして,本当の人間の女を愛しなさい!!」
「エリアーデ!!!」
ガッ___
「グフゥ……」
「そら……まだまだ痛め足りない…」
バッ___
ズバァ!
『急に動きが………なんで笑っているんだあたしは…』
ズッ___
エリアーデの真実の独白。
自らの全てを唯,塞ぎこみ有りもしない責任感で世界を知らない故に目隠しをしていた男。
其れがエリアーデには一番腹立たしかった。最初はナヨナヨしているだけのだらしない男と思った。
だから,どうせ外の世界に行っても鴨にされるだけだと思っていた。
だが,本当は仲間思いで情に厚く真面目なこの男に外の世界を見て欲しいと
愛する者としてより母親の様な感情を感じる様になった……
エリアーデの独白に耳を傷めながらも彼は,戻らない関係との決別を選択する。
エリアーデの攻撃を一度は喰らいながらも立上り吼え…
その高い身体能力を生かし全ての攻撃を回避,切断して彼女の懐に入り込み…
何時も噛み慣れた彼女の細い肩,彼の歯型が幾つも刻まれた場所…AKUMAの姿になっても穴の数で分る。
それほどに愛していた。
「有難う…エリアーデ,私に力を与えてくれて…」
「滑稽ね___本当」
「_____エリアーデ,会えて良かった」
___出来るナらモう少し仮初ノ恋愛ヲ————
コンバートしていたエリアーデは姿を人の姿へと戻す。
クロウリーは彼女が完全に死ぬほどに彼女のオイルを吸う。
恐らくは,彼女だけではクロウリーの力の維持には足りなくて,
そして部下のAKUMAを使ったのだろう。
そして,彼女自身もクロウリーに自らのオイルを何時でも
飲ませられるように造血剤を服用していたのだろう。
自らとの愛を続ける為に…
然し,彼女はAKUMAで人間ではなくて愛し合い続けるには限界が有って是が定めで___
唯,クロウリーは消えて行く彼女に涙を長した…
∞END∞
NEXT⇒第十八話「解放されル力 Part6(最大戦力 Part3)」
〜ちょっとじゃれ合い〜
リャド「ねぇねぇ」
リノア「何よリャド?」
リャド「僕達のプロフって何時掲載されるんでしょうかね?」
ラボン「さぁな……風のお心次第さ」
リノア「よし,風締めるか♪」
リャド「手伝いますよビッチ女王様」
ゴッ
ラボン「やっ!おい,ビッチとか言ったらリノアが…」
リャド「やばいよ!!リノアさんは凄く怖い人です(汗」
リノア「へ?別にビッチでも何でも構わないよ?今は風殺戮しただけだから」
ラボン&リャド『良かった(です)』
風『あわわわわわわわわ』
レイジア「おい,そんな事の心配してる場合か?」
クロウリー「そうである,本編の状態と温度差のありすぎるじゃれ合いをしおって!!」
ボキボキ…
風「落ち着いて!!」
クロウリー&レイジア「あの世でメルシア(クロウリーはエリアーデ)に謝れえぇぇぇぇぇ!!!」
ドガアァァン
風さんが破壊されました★
- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 17話更新&アンケ募集!! ( No.134 )
- 日時: 2010/10/29 19:25
- 名前: ねこうさぎ ◆Iw1NgPGzYc (ID: 3nlxUYGs)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
死ぬなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
シリアスだよねぇ・・・
- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 17話更新&アンケ ( No.135 )
- 日時: 2010/10/30 13:59
- 名前: アリス (ID: /jbXLzGv)
メルシアアアアアアアアアアア!!(
メルシア好きだったのに!!スキン貴様!!
レイジア死なないよね、ね(
アリス「レイジアさんは殺しても死なないよ♪……………メルシアさん殺した奴、だぁれ?(殺気」
- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 17話更新&アンケ募集!! ( No.136 )
- 日時: 2010/10/30 22:11
- 名前: なさにえる (ID: C6w70b2R)
うわあぁぁぁあん!!!
シリアスかっこ良いけど哀しすぎる!!!
レイジア死んだりしないことを祈って…
話はかわって、クロウ出してくれてありがとぉ^^
ってか、風のクロウが格好良すぎてうれしいよぉ☆
これからもうちのオリキャラどもをよろしくおねがいします((笑
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