二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケモン不思議のダンジョン「虹色の守護者達」【3月から更新】
- 日時: 2011/01/24 16:14
- 名前: みやっさん ◆E53IZBWzfE (ID: vJF2azik)
どうも、結構このサイトに御世話になっているみやっさんと申しますw
さて、このポケモンダンジョン(以下ポケダン)ですが、
実はこれ、新規だったりして、take十八くらいだと思います((
いや、かなり消えてね、うん。苦労したんですよw
んで、そろそろ大丈夫かなぁ、と思うので。
実は結構ノートに書いてたんですが、学校で無くしたりして(´ω`)
いろいろ思い出しながら書きますので、どうか最後まで付き合ってくださいなw
よろしくお願いしますw
*御客様*
バカ虎様
桜花様
ぴょんす様
ななしば様
遥菰様
斗真様
*メニュー*
プロローグ >>01 作者コメ >>03
第一章
01.はじまり >>04 作者コメ >>05
02.きこえる<前編> >>14 作者コメ >>15
03.きこえる<中編> >>18 作者コメ >>19
04.きこえる<後編> >>25 作者コメ >>26
05.守ると言ったんだから >>39 作者コメ >>40
06.ありがとう >>44 作者コメ >>45
07.進歩のアテ<前編> >>48
08.進歩のアテ<後編> >>49
緊急座談会 >>22 >>24
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さて、本作ですが、ゲーム「ポケモン不思議のダンジョン」の小説版でございます。
お見苦しい箇所など諸々出てしまうかもしれませんが、(ちなみに主はゲームは一番古い奴しかやったことないので)頑張って「ポケダン」の要素もとりつつ
やっていきますんで、
——-お知らせ——-
だいぶお久しぶりすぎる形となってしまいました。
みやっさんです(`・ω・´)
今回やっとここに来れたわけですが、
更新はまだできない状態です……。
あと一カ月もしないうちに受験を控えてるんで、本格的に書けるのは3月後半か4月の頭くらいなんですよ。
ですので更新に時間かかっているんですが、ストック貯めつつ頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上お知らせでした。
あい、では始まり—始まり—(´・ω・`)
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- Re: ポケモン不思議のダンジョン「虹色の守護者達」 ( No.44 )
- 日時: 2010/07/23 23:43
- 名前: みやっさん ◆E53IZBWzfE (ID: cakHq5Qm)
- 参照: 間欠、簡潔、完結に!3K!!!
06.ありがとう
地を蹴った瞬間、自分の体の軽さに改めて気付いた。
(結構軽い、滞空時間は数秒くらいかな?)
独自で予想しつつ、一旦スピアーから数メートル離れた。
(ピカチュウは何の技が使える?)
落ち着いた思考で人間だったころを思い出す。
(相手は虫だ。俺は電気技が使えて……ダメージは食らえるか、)
考えている時間は十秒もなく、状況的にはお互いがにらみ合っているとこだ。
(物理攻撃で言ってみるか? でも体格はあっちの方がいいし、速さも、たぶんアイツの方が戦い慣れしてる。でも、俺はかつては———、)
かつては、次の思考が止まった。
(……アレ?)
自分は人間だ。という確信はついた。しかし、次の言葉が出ない。
根拠が頭から離れている——つまり、ピカチュウは結論である人間だった。という事しか“思いだせなかったのだ”。
(記憶が…・・足りない、のか)
がっくりと心の中で溜息を吐いたとき、前方から声が迫ってきた。
「にらみ合いはシマイだァ」
眼前、スピアーの手の針があった。
「!?」
手針を後ろに引き、そのまま前に突き出し、攻撃をしようとした。
「!!」
ピカチュウは地面を蹴り、体重を後ろにかけ、バック宙のようにして避けた。
そして、風を斬るようにスピアーの手針は空振りした。
秒単位の動きに双方は目を丸めた。
(あのネズミ、俺の動きが見えるのか!?)
(———ッッああああ危なかった!! で、でも……きっとあの動きはまだ、ゆっくりだと思う。本気だったら、たぶん俺も読めなかった)
やっと互いの強さを知ったか双方はニヤッと笑った。
スピアーは不敵な笑み、ピカチュウは……ひきつり笑いだった。
「その調子じゃ、俺と同じように思考回路を貼りめぐらせてたのか!」
「へーえ。お前も……考えるのか、そっくりそのまま返すぞ……」
「……」
その様子をチコリータは全部見ていた。
(うん……十分戦えてる……)
戦う様子をチコリータはじっと見つめる。
(スピードも……悔しいけど、あたしより読みが早い)
チコリータは溜息をひとつついた。
先程のピカチュウの言った言葉が頭に浮かぶ。
(———「お前も戦士だろ。守るもんなんか多い、組織、この森、この国も……俺はここにいた以前の記憶なんてない。でも……分かるんだ。お前や、周りにいるポケモンたちが、」———)
いろいろ考えていた。
まず、自分のプライドというものがあった。
そして、組織のプライド、戦士が見知らぬポケモンに救われた、なんてマヌケな話は、双方とも聞きたくない事だ。
それこそ、ピカチュウが大口を叩き結局倒せなかったら、殴り潰そうかとも考えた。
しかし、見えた。
ピカチュウのまっすぐな視線を、しっかりと。
そして、その後のピカチュウの言葉に、
(———「俺はお前を守る。今言ったぞ。守ると言ったんだ。これ以上の口出しはするな———)
(———「俺は——人間……なんだよ!!」———)
チコリータは不思議な気持ちと、懐かしさを感じた。
彼は出会って、すぐ前足で顔面を思いっきり蹴ってあしらい、あの後、自分がスピアーにやられ、そして木陰からやってきて守ると言いい、きなり人間だと発言をしたり、
こんな短時間の間に、ひとりのポケモンに振り回されたチコリータは、
彼の存在の視点を変えた。
ここを、彼に預け、
彼を、手に入れようと、
チコリータは彼に勝て欲しい———と、
熱い視線で、彼……ピカチュウを見続けたのである。
「これは、よけれねえ!」
スピアーは手針を高く振りかざす。
「くらェ!!」
ピカチュウに向け、細かい小さい閃光の針が手針から数百近く放たれた。
スピアーのミサイル針だ。
「うわァ!?」
ピカチュウはこの技に想定はなく、————直撃してしまった。
「うっ、」
両膝をついて、その痛みがジワリとやってくる。
細かい針はかゆみを伴うような痛みを広げ、先行の光として生まれたため、じわじわと体が熱く感じる。
「フン! やっぱり俺の方が強ェな!!」
スピアーはピカチュウを見下し、下卑た笑いを空に散らす。
「いつ……倒れると言った?」
「チッ……そうだねェ、油断するところだったぜェ」
と舌打ちをして、しかし笑みを含ませていた。
(あのスピアー……楽しんでいる)
木陰でチコリータはそう考えた。
しかしピカチュウも、苦痛を書くし、笑う。
「!?」
露骨に驚くスピアーにピカチュウはニヤッと笑う。
高く飛ぶ。
「俺は……急にこんな世界に飛ばされて、意味分かんねえんだよ……どこまで信じていいか、はっきり言って、これは夢物語でありたいって考えているんだ。……それがなんだ? いきなりこんな姿になってるわ、こんな形で闘わなくちゃいけなくなったわ……マジ意味分かんねえんだよ、」
高く飛ぶ。
「もうアレこれ頭にいれたくないんだけどよ……残念ながら、人間のころに誓ったっぽい言葉が頭から離れなくって……執念って奴か? ……イヤになるね……、だからさ……、」
高く飛び、ピカチュウはおもむろに息を吸い込み、
力強く吐き出した。……頬へと。
すると、ピカチュウ赤い頬から微弱、やがて強い電気が生まれた。
「な! あ!? ……ガァ!」
「……今たまった怒りを……お前に放出してやったよ、」
—————————————、
森が一面、強力な光によって白く包まれた。
さながら、時が止まったかのようなものである。
そして、電気がまわりにピリピリ残っていて草などから電気が伝わり、チコリータの木陰にもピリピリと静電気のような電気が体を刺激した。
直後真っ黒になった体をわずかに浮かせるスピアーがあった。
しかし、浮くにも乱れ、不規則に羽の音を雑に鳴らす。
「ハァ、——ハァ、隠し技かァ?」
「へへっ、俺も……出せるとは思えなかった、」
「クソ……め」
そしてスピアーは力尽き、地面にと落ちた。
「ハァ——、ハァ——……」
ピカチュウも相当なダメージがあった。
力の配分を甘く見ていた。
あのとき、自分が頬から初めて電気を放した時、とにかく敵を倒さなくては、という気持ちがとてもあったのと、守らないといけない、という強い気持ち、さらに怒りが力の抑制という志向が完全にショートしていた。
そして自分にも大きなダメージの代償があったのだ。
とにかく、ピカチュウは敵を倒すことができるのである。
まだ草を踏むとピリッと電気が伝わる。
ゆっくりとした足取りで木陰に近づく。
そしてピカチュウは指し所の言葉を出した。
「倒せたけど……周りがメチャクチャだな、……ゴメン」
謝るピカチュウにチコリータは返す言葉を失った。
失ったが、チコリータは意思を伝達しようとした。
前足をコツっと、ピカチュウの額に当て、
「ありがとう、」
ぼそっと、消えそうな声だが、ピカチュウにはしっかり聞きとった。
- Re: ポケモン不思議のダンジョン「虹色の守護者達」 ( No.45 )
- 日時: 2010/08/10 00:53
- 名前: みやっさん ◆E53IZBWzfE (ID: vfLh5g7F)
作者コメとは!?
読んでもらった人、またそうでもない人にわかりやすく教え、文中にちょっとプライベートな文を書いたりするおませなあとがきのようなもの←
作者コメ……06.ありがとう
……まず。かなり忘れてました。これ書くの。すいかせんorz
えっと、まず。スピアー戦終焉ですね。
ホントはあともう一話スピアー戦ひっぱろうと思ったんですが、これ書こうと思った直前、ピカチュウの怒りのボルテージでアップさせて、スピアーを潰す! そしてショートカット!! という事でこれにしますたwww
なんか雑になってますけどorz
かといってひっぱるのも雑になると思ったのでorz
どっちも雑になるんですねorz
まあ、あとはチコリータの和解ですかね?
やっと少しみとめ……て、
この後のブレの変化とか諸々あるので第一に注目して下さればうれしいキャラです^^
はい、一つ言うと、スピアーは偉大なる小物だと思いまs(rrrrrr
ってわけで、本編はまだギルドにも絡んでません。もうそろそろ三カ月たつのに……。そろそろ本当にガチに動かさないとダメだなwwww
って訳で催促の次回予告!!ww
たぶん、ようやくギルド!?ww
これしか言えないwwww
おたのしm(rrrr
ちなみに前からですがブログとツイッターやってますwwできればそこもヨロすくですwww
URLは>>00にてww
宣伝厨でしたorz
- Re: ポケモン不思議のダンジョン「虹色の守護者達」 ( No.46 )
- 日時: 2010/08/16 15:21
- 名前: みやっさん ◆E53IZBWzfE (ID: cGBBsupR)
あげてみるか^q^
3ヶ月たってまだ6話かwww
遅いにもほどがあるww
- Re: ポケモン不思議のダンジョン「虹色の守護者達」 ( No.47 )
- 日時: 2010/08/24 12:44
- 名前: 斗真 ◆6VJvtnxTiw (ID: BSNeBYwh)
みやっさん
おもろいぞい
- Re: ポケモン不思議のダンジョン「虹色の守護者達」 ( No.48 )
- 日時: 2010/08/28 16:22
- 名前: みやっさん ◆E53IZBWzfE (ID: UccMOYif)
07.進歩のアテ<前編>
「で、コイツはどうすんだ?」
ピカチュウは地面を指し、地面に伏したスピアーを見る。
手針もピクリと動かない。所謂「ひんし」というものである。
「あぁ……コイツなら「おとがめ」クラウまで、ここで寝てればいいわ。しばらく目覚めそうにもないし、」
「おとがめ?」
ピカチュウは疑問符を浮かべチコリータに問いてみた。
「いや……何でもないわよ」とチコリータは軽くあしらった。
「そうか……って、お前立てるか?」
ピカチュウはまだ横になっているチコリータを気遣う。
「も、もう大丈……イタッ、」
チコリータは後ろ脚を引きづりながら、よろよろと立ちあがろうとする。
「……やっぱり……ホラ」
ピカチュウは黄色い短い手を差し出した。
チコリータは頬を赤くしプイッと横を向く。
「バッ!? アンタの手を借りなくても——!」
チコリータはくちをもごもごさせ言葉を詰まらす。
「あたし、戦士だし、その、あの、」
「……面倒くさいなぁ」
言うがままにピカチュウは両手を使い、ひょいっとチコリータを持ち上げた。
「!? !! !!」と、チコリータは驚愕を隠しきれなかった。
「言ったろ? お前には守るもんが多いんだ。だから……俺みたいな奴でも頼れって、」
「アンタ……さっきはちゃんとお礼言ったからあれだけど、」
アレがちゃんとなのかね? とピカチュウは内心思った。
と、チコリータは少し間を置き、
「バカなの? アンタが人間だったのは……納得しなきゃいけない事だと思うけど、普通、あんな状況に置かれたら、助けるなんて考え、思いつきもしないわよ」
と、溜息交じりにチコリータは言った。
「……そうだよなぁ。正直、よく分からない」
「ハァ!? やっぱりバカ? 大バカ? ……その話、嘘じゃないんだよね?」
「ああ。人間だったのは確かだ。記憶が、断片的だが、憶えている」
強く、ピカチュウは言う。
「俺は何かのきっかけに……誰に言ったのか分からないけど、守るって誓ったんだ。それは憶えててで、この世界に迷って、お前がやられて、助けていかないとって、色んな事が頭を支配してるんだ……! 許容範囲を超えて、頭がおかしくなりそうだった! でも、そんなきっかけが……お前がやられてる所から言葉が戻るようにじわじわと……それが、「守る」って言葉なんだ!!」
強く強く、ピカチュウの目はにごりなくまっすぐな目でチコリータを見つめる。
「ああ……今になって混乱してるよ! 急に先のことばっかり考えて、俺は……どうすれば……!」
「……」
チコリータはこれ以上水を差すようなことは言えなかった。
しかし、自分と出会い、きっかけを与えてしまった事がいけなかった。と、罪悪感に苛まれる。
彼は真実を知らず、まっさらなまま、この世を全うすれば、彼は幸せだったのかもしれない。
それか、『虹の守護者候補』としての、自分か、それとも、戦士という肩書でもない一般のポケモンに出会った方がよかったかもしれない。
いや、でもこのピカチュウはいずれ真実を知るかもしれない。それだったらどっちみち一緒だろう。
知っても知らなくても、幸せは訪れないのでは……。そう思ってしまった。
チコリータは痛む足からもっと痛いものを、胸から感じた。
一般ポケモン、しかも世間知らずよりタチの悪い、人間だったポケモンを自分のせいで先を見えなくさせてしまったと、負の感情が募るばかりだ。
(あたし……どうすれば……)
今の励みの言葉でも綺麗事、あるいは何の説得にも聞こえないだろう。
そう思うと、たまらなく申し訳ない気持ちを、
(なんで、あたしが、泣きそうなんだ——!!)
自分の弱さがより強くなり、チコリータの気の強さを劣等させた。
「その! ごっ、」
急いで涙をすすり、ピカチュウに何かを言おうとしたとき、
「あ! いたいた! 『虹の守護者候補』様ですね!?」
聞いたことある声、とピカチュウはふと思い、その声が近付くのを感じる。
そして草からもぞっとそれは姿を現した。
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