二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀魂】紅の乙女
日時: 2011/03/13 18:21
名前: 悪魔ビビ (ID: F1jZpOj6)
参照: http://www.kakiko.cc

 皆さん、地震大丈夫ですか?
 どうも、はじめまして悪魔ビビデス。
 二次元小説は、これが最初の作品になります!!どうぞよろしくお願いします(ペコリ)

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Re: 【銀魂】紅の乙女 ( No.81 )
日時: 2011/03/29 08:15
名前: カンナ (ID: zJcpcAby)
参照: http://http://kids.nifty.com/game/index.htm

うん☆頑張るぜ!!

Re: 【銀魂】紅の乙女 ( No.82 )
日時: 2011/03/31 11:04
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 第12話 決意と別れ・・・
 「桜・・・可愛い〜」
 真選組のメンバーは紅の傷が治った祝いにと花見に来ていた。今まで動けなかったストレスを発散するように紅は桜の花びらを追いかけてピョンピョン跳ねている。
 「あはは、紅の方が可愛いよ」
 「ありがとう。奏!」
 紅は子供が折ったのか地面に落ちている桜の枝を拾い汚れを払った。そして酒を飲んでいる総悟の元へ向かった。
 「ん?どうしたァ紅」
 「はい!総悟にプレゼントぉ」
 少し頬を赤らめながら紅はにっこり笑って総悟の髪の毛に桜の枝を差した。
 「「「ぶっ」」」
 「・・・・・・・(カチャ、ドッカーン)」
 「「「ギャー」」」
 笑ったメンバーへ総悟はバズーカをぶっ放す。それを見て紅が近藤が奏が土方までもが笑う。
 太陽が傾いてきた頃真選組のメンバーは屯所へ帰る道へと続く桜並木の道を歩いていた。
 「・・・いっちゃん」
 「ん?どうした紅」
 「・・・ありがとう」
 「ああ、また来年も来ような!」
 「・・・うん」
 笑顔の近藤に対して紅も笑顔で返した。しかしその笑顔は哀しそうな笑みだった。
 「残念だが・・・それは無理だな」
 「・・・・・!」
 突然響いた声に皆当たりを見回す。
 「こっちだよ〜」
 次に響いた声は先ほどの声とは違う少し幼さの残った声だ。声のした方向を見る。そこに立っていたのは、
 「決まったか?紅」
 「ひっさしぶりぃ紅ちゃん」
 苑とまだ14才くらいの少年。
 「紅!知り合いか?」
 「・・・・・・」
 近藤の質問にもうつむいていて答えない。
 「・・・っ!」
 うつむく紅の手首を握ったのは総悟。手首を握る総悟の瞳は何かを恐れているようだった。
 「・・・総悟・・・」
 「・・・行くな」
 口を開こうとした紅の頭に響いたのは声。
 『オ前ハマタ傷ツケル』
 『諦メロ。オ前ニ大切ナモノハ守レナイ』
 「・・・・〜〜〜〜〜っ」
 紅は意を決して声を出す。この言葉を言えばきっと二度と戻れない・・しかしそれは、紅が見つけた、ただ一つの大切な人を守る方法。
 「・・・離して」
 総悟は無言で力を強める。そんな愛おしい人の行動に決心が揺るぎそうになる。しかし、負けては駄目。
 「離して・・・正直気持ち悪い」
 「・・・・・・っ!」
 顔を上げた総悟を紅は見たこともないような冷たい目で見る。
 「あんた・・・気付かなかったの?私はもう昔の私じゃない・・・あんたの好きな可愛い可愛い紅ちゃんじゃないの!」
 総悟の顔が苦しそうな、哀しそうな色に染まる。そんな顔を見ると今すぐに取り消したくなる。嘘だよって言いたくなる。それを堪えてとどめの言葉を言う。
 「・・・もう私はあんたなんか嫌い・・・大嫌いなの!」
 「・・・・っ」
 一瞬緩んだ総悟の手を思い切り振り払い。止めようとする者達をよけて苑達の元へと歩く。
 紅は振り返り笑った。
 「今まで・・・ありがとう・・・いい暇つぶしになったよ」
 「行くぞ紅」
 そして紅は二度と振り返らなかった。そして誰も追いかけてこなかった。それは紅にとって幸運だった。だって追いかけられたら分かってしまう・・・紅の頬は大量の涙で濡れていた。心の中で何度も呟く・・・
  『ありがとう・・・大好きだったよ』
 その言葉はもう誰にも届かない・・・紅の頭に残るのは哀しそうな愛おしい人の顔。
 「ごめんねぇ・・・総悟・・・ばいばい」
 紅は静かに呟いた言葉は風に飛ばされて行った。

 ・・・はい第12話終了です!!

Re: 【銀魂】紅の乙女 ( No.83 )
日時: 2011/04/06 16:29
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 第13話 あのころの記憶
 「・・・凛、紅はどうした?」
 「部屋に居ると思うけど・・・っていうか紅ちゃんじゃ無くて零ちゃんでしょ」
 「悪い、忘れてた」
 14才くらいのふわりとした茶色い髪の毛の少年、凛の言葉に軽く苑が笑う。ここにもう紅と言う名前の少女はいない。いるのは鬼の血を宿す少女零だけだ・・・

















 私はどこから来たのだろう・・・

 私はどこで生まれたのだろう・・・

 どうして桜を見ると・・・こんなにも苦しくなるのだろう・・・

 そしてふと思い出す優しく私を呼ぶ声・・・

 『紅、愛してるぜェ』

 あなたはだれ・・・・・・








 扉が軽く2回叩かれる。零は窓の近くにある椅子から立ち上がり扉を開けた。
 「・・・苑さま」
 「よぉ零、飯の時間だぜ?」
 苑の言葉に零は丁寧に頭を下げる。
 「すみません。食欲がありませんので私の分は必要ありません」
 「それはかまわないけどな・・・流石に身体に悪いぞ?」
 「食欲が出たら何かつまませていただきます」
 「そうか・・・じゃ腹が減ったら来いよ」
 「はい」
 苑は扉を閉めて零の部屋を立ち去った。零はまた椅子に座り庭にある見事な桜の木を見つめる。散りゆく桜の花びら、その花びらに何かがあるようでもどかしい。頭をよぎる苑でも凛でも無い声。この声の主は誰だろう・・・声の主は自分の事を知っているのだろうか。とても大切な人だった気がする。
 「・・・っ」
 ズキッと零の頭に頭痛が走る。自然と手が伸びる先にはなぜしているのか分からない鍵の形をしたネックレス。
 「ーーーーーっ、・・・はぁ・・・はぁ」
 思い切りネックレスを握る。ネックレスを握る手の一差し指には指輪がある。これは苑がくれたものだ。零は記憶喪失状態でここにいた。だんだん薄れていく意識の中、思い浮かぶ一つの名前・・・
 「・・・総・・・悟っ」
 それが誰の名かは分からないまま零は眠りについた・・・


 もうここには紅という名の少女はいない。ここにいるのは昔の記憶をなくした零という名の少女・・・少女の記憶は指輪の中にある・・・

 はい。最近更新していなかったけれど第13話終了です・・・

Re: 【銀魂】紅の乙女 ( No.84 )
日時: 2011/04/06 16:35
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: Jy8hJEx5)

お久しぶり…だよね?

ありゃりゃ…凄い展開になったね。このあとが楽しみだよ!

Re: 【銀魂】紅の乙女 ( No.85 )
日時: 2011/04/06 16:41
名前: 悪魔ビビ (ID: FbaZhPAX)
参照: http://www.kakiko.cc

 あまなっちゃん☆おひさ〜(^o^)
 フッフッフッ・・・自分でも何かよく分からなくなってきたのさ・・


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