二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい!
- 日時: 2011/07/17 07:54
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
はい、初めましての方が殆どかと思われます。伊莉寿といいます!
「知らん。」「あ、視界の端っこにいたかも…」
レベルの知名度かなと。
恋愛系やってみたいな、と思ったのでつくってみました。ただ、戦闘シーンが入ります!ご注意下さい。
(多分微妙。)
この小説は、タイトルにもある通り、オリジナルです。
イナイレの小説を書いていますが、此処にはイナイレ要素ないです^^;
タイトルは、スレッドのロックと全く関係ありません。
では、注意点。
・荒らし等はご遠慮ください!
・1作目の更新を優先させていただきます。なので亀さん程度の更新になるかと…。
以上の事が許せる方は、welcome!
時間がある方は、コメントやアドバイス等、よろしくお願いします☆
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.27 )
- 日時: 2011/07/03 17:31
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第15話 ユロノオモイ
ユロ目線
どうして?
ロック、私、ロックと、ずうっといたいって思えてきてたの。
不思議だよね。進級して、初めて会った時、面倒な奴だな〜って思ってたのに。
一緒に居て、一緒に迷って、一緒に戦って…
そうしている内に、ロックを守りたいから、ロックと一緒に居たいから鎌をふるってるんだと気付いた。
なのに、さ…………。
かばって逝っちゃったら、私が鎌をふるう理由は無くなっちゃうの。
かばって逝っちゃったら、私が鎌をふるっていた時間は、無駄になっちゃうの。
私は、恐怖と悲しみに支配されて、助けてくれた人にも私を狙う人にも、何も言えなくなっていた。
でも、ロックの命の鼓動を止めた化け物と同じ気配のする人は、嫌いで恨んでいて…
ユ「来ないでよ…」
体育座りをして両手に顔をうずめて、ただ、私はそう言っていた。
カキイン・・・・・
男「!!?」
ジャスティスキラーの男が撃った銃弾が、銀色に輝く刃物に跳ね返された。
転送装置から現れる刃物を、男は驚いた表情で見ていた。
紫「ありがとう音夢!!」
音「紫音、油断はしないで気配を感じて…」
男「!お前ッ…」
デジタル人間の音夢は、銀色に輝く刃物—剣を抱えて転送装置から現れる。剣は紫音にわたる。
紫「吃驚した…お姉ちゃん、その子を見てて…」
音「分かった。」
男「お前等…セカンドか!」
気付くの遅くない?と紫音が少し困った表情をする。
紫「貴方、降参した方が身のためですよ?出口には、もう組織の援護が来ていますから。」
男「俺の任務はその泣いてる女を殺す事だ!」
紫「!」
音夢の表情が厳しくなる。ジャスティスキラーにも、既に気付かれていた。
紫音は剣を置いて、腰に下げていたチェーンを手に取る。溜め息をつき微笑んだ。
紫「チェックメイトです。詳しい話は組織の牢獄の中で聞かせてもらう事になります。」
男「ならばその前にお前を倒すだけだ!!」
銃を向けても、紫音は整った顔で微笑むだけ。
バアン、と銃声が響く。
ユ「!!」
音「気付いた?まさか泣いたまま眠っていたなんて…?どうし…」
ユ「ひやっ…あ…」
ユロが怯えたように体を震わせる。音夢が視線の先を辿ると、其処には剣があった。
音(そういえばさっきの化け物は、尻尾を刃物に変えていたんだっけ…だから剣は精神状態が不安定な彼女には危険…ってことか。)
音夢が剣を転送し消した。ユロが驚いた表情でデジタル人間の音夢を見る。
音「私と紫音は味方だから…信じて?」
ユ「……。」
ユロは、涙でぬれた瞳を向けながら頷いた。
紫「音夢!」
音「!シールドッ!!」
彼女が叫び、両手を広げる。紫音の前に薄桃色の壁が現れ、銃弾が弾き返された。
男「!!」
紫「チェックメイトって言ったでしょ?私の事を殺そうとしなければ、兆弾が当たる事も無かったの。」
紫音が男の手をめがけてチェーンを投げる。重たいチェーンが手首に巻きつき、男が膝をついた。
援軍が洞窟の中に入ってきて、男を連れ去った。
紫音がユロに手を差し伸べる。ユロは震える右手を乗せた。そして、彼女の右側を見る。
ユ「ロック……!!」
音(彼女達は…お互いを必要としていないのですか?お互いを、想っていないのですか?)
音夢が空に向かって問う。
その横で、紫音はロックを見て呟く。
—これは、ジャスティスキラーの毒…?—
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.28 )
- 日時: 2011/07/09 10:25
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第16話
ユロは、真っ白な壁紙の部屋の中で体育座りをして涙を流していた。
泣きたい訳ではなく、ただ自然に涙があふれて来る。紫音の呟きを聞き逃した訳ではない。きちんと耳に届いていた。
『…これは、ジャスティスキラーの毒…?』
だとしても、ロックは直ぐに目を覚まさない。
どうしようもない。ユロは解毒の方法を知らない。
だから、悲しかった。いつまでも泣いている自分が嫌いだ。でも何もできない。
ユ「…何で…来るの…?」
泣きながら来訪者へ問う。
窓が音を立てずに開く。…また、化け物の匂いがする。
?「泣いてるのか。全く弱いな…ま、とりあえず倒しとくか!」
ラフな女性がそう言う。ユロは、体育座りのまま動かなかった。
—ここは、…そうか…俺、死んだのか?幽体離脱?
音「初めましてロック君。」
ロ「?!」
……誰?モデルみたい……って何こいつ。すけてる…
音「私はデータ化されて生きている七瀬音夢といいます。ちなみに貴方は心臓が止められただけで、解毒すれば意識が戻る奥ロックさん。」
ロ「…は?」
生きてる?だって、俺はユロをかばってその後……
そもそもデータ化?音夢は一体どんな状態なんだよ。そんな事可能なのか?!
音「私は貴方と同じ状態…まずは、この世界と私達について説明しますね。」
音夢の話は衝撃的だった。
此処は地球と離れた所に存在するイースローワールド。此処に住む者は人間ではなく特別な種。
地球とイースローワールドを行き来する為に洞窟がある。しかし危険が有る為大きな力を持つ者しか許されていない。
そしてこの世界には化け物—洞窟で会った化け物—を造る者たちがいる。その組織をジャスティスキラーという。
音夢達は化け物と対等に戦い組織を潰すために存在する、『正義の者』と呼ばれる戦士。戦士達はペアを組み戦う事が許されていた。音夢もそうらしい。
音「1年半前…ジャスティスキラーに壊滅的な被害を与えた直後、止めとして当時最も強かった戦士から、上位5番までが組織のアジトに送り込まれました。」
そう、壊滅的被害を与えた直後…誰もが勝利を確信していた。地獄が終わると。化け物がいない世界になると。
音「でも…新たな敵が、地球に送り込まれていた組織の最強の姫が、帰って来ていたんです。」
—正義の者は、惨敗だった。
その過程で音夢は、姫の一撃をくらい毒によって…
心臓が止まった。
それは、死を意味するはずだ。
しかし、音夢は妹である紫音の祈り、お互いに帰りたい、帰って来て欲しいと願う思いにより、女王に魂を転送装置に埋め込んでもらった。
音「だから、私はこうして此処に居るのです。」
女王に許される条件は、『正義の者』である事。つまり、『正義の者』でペアを組み戦いによって命を落とした、強い者と戦い毒により心臓が止まった戦士は、ペアの強い祈りによって解毒剤が開発されるまで…。
転送装置に魂を埋め込み生活が可能となる。
しかし、強い祈りのレベルが高い、または祈った側に裏心があると、女王に認めてはもらえない。
その為、今まで2ペアしか例が無い。
音「貴方達は許してもらえそうなのだけれど…ユロちゃんは貴方を必要としていないのかしら…?」
首をかしげて恐ろしい事を言わないで下さい。
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.29 )
- 日時: 2011/07/10 09:31
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第17話 ユロの叫び
ユロ目線
私は今、侵入してきた女に小刀を突き付けられている。
彼女は、私に抵抗する気が無いと知った様で、騒いだり荒らしたりはしない。
早く殺してくれても良いのに、慎重な女だ。
どうして、死んでも良いと思っているのか自分で自分が分からなくなりつつある…どうしてだろう?
自問自答してみようかな……
問:私はどうして死んでも良いと思っているのですか?
答:それは、死んだらロックに会えるのでは、と思っているからです。
問:ロックはなぜ死んだのですか。
答:私をかばったんです。
問:…ばかですね。私なんかをかばうなんて。
その瞬間、私の心の中でもう1人の私が叫んだ。
答:ロックはバカじゃありません!!!!!!!
問:!じゃあどうして私なんかをかばったんですか!逃げればよかった…そうすれば死ななかったのに!!!
答:私の事…
答と、問の思った事は、同じだった。
私の事、大事に想ってくれてたから。
ロックは私の事を大事に想っていた。だから私を助けた。
シロナさんに会わなくて良かったの?助けるために此処を目指してた、そのはずなのに。
私を助けて死んで…でも、でもきっと心の中ではいっぱい無念が残ってたはず…
じゃあ、私死ねないね。
ロックが助けてくれた命、勝手に殺しちゃダメ…だよね。
お母さんだってシロナさんだって、今まで助けてくれてた。当たり前だって思ってた。
でも今、そうして大切にされてきた命を殺そうとしてる。
そんな事、きっと許されない。
抵抗しないで誰にも思いを託さないで、死ぬなんてダメだ。
ロック、私…間違ってたんだ。遅かったんだ。
気付くのが遅くなって…このままじゃ、素直に死んじゃうだけ……
まだお礼を言えてないの、シロナさんにも音夢ちゃん、紫音ちゃんにも、全然言えてないの。
ロック……
目を開けたら涙で視界が滲んでいた。その中に光る刃—小刀。
女「今更命乞いでもするの?」
怖い、と思って気付いた。
まひしていた感覚が、戻ってきている事に。
音「!ユロちゃんの部屋に侵入者…!」
音夢の言葉にロックが反応した。危険を察知したのに、音夢はのんびりと連絡機器を取り出し紫音に連絡している。
音「待機してて。」
紫「待って直ぐに部屋に…」
音「ダメ!待機!!!」
ロ「!」
音夢は電源を切って溜め息をつく。ロックは信じられない思いで見ていた。
ユロが危ない…なのに助けに行かず待機?
ロックはあたりを見渡す。武器を探すために。
音「武器は無いし、君は武器を持つ事が出来ないよ。」
ロ「!!!?そんな…俺ユロを助けにいけないのか?!」
音夢が頷く。ロックは絶望的な心境になり俯く。
大事な人…その人が危機なのに、助けにいけない。
助けにいけない者に何が出来る?
音「祈るの。自分が彼女を助けるんだ、強くそう思う事が大事。」
優しい表情で彼女がそう言った。ロックは両手を強く絡ませて祈った。
大事な大事な彼女。助けても助けても危険が迫るというのなら、何度でも強く祈ろうと決心した。
俺を呼べ、無事を祈れ、絶対に俺の想いが助ける道を見つけるから。生きたいと、強く願え。
ロック、どうしたら君は笑ってくれるの?
記憶の中で何度、君が笑う所を思い出そうとしても思い出せないの。
死にたくない…でも、生き延びられるなんて、思って無いからなのかな…
—俺を呼べ…
ロックの事を…?
—生きたいと、強く…
生きたい、生きたい…助けてよ…
ユ「……たくない…しにたくない……助けてよロック!!!!!!」
叫んだ、ただ、私の声が届く事を祈って—
このイースローワールドの王女。
彼女が空を見て微笑む。決して若くは無いが、笑った時の顔は美しい。
彼女が空へ両手を伸ばし、目を閉じた。
「この世を守る力のある者、その者へ安らぎを。」
「この世を守る力のある者を想う者へ、再び生を。」
彼女の両手の間から太陽の日が煌めく。
彼女が、再び微笑んだ。
「この世界は、相変わらず活気があるわね…黒姫も知っているでしょうに…」
黒姫…それはジャスティスキラーの強い姫—クロナ。
「壊そうと動くなんて…自分のいた世界なのにね」
風が吹き、庭の芝生をなでて行く。家の塀の外で外国人が挨拶をしてきた。
彼女は微笑んで返す。
此処は地球の日本。女王と黒姫の生まれた世界—。
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.30 )
- 日時: 2011/07/10 10:02
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第18話 ロック、帰還。
女「助けて?まさかそこまで命を欲しがるなんて…消えろ!!!!」
首に当てられた小刀がユロの首に食い込む。
ユ「!!!!」
—その時。
?「殺さないでくれる?答は聞いて無いけど」
2「!!」
女が振り向くと、デジタルの映像の様な少年がいた。
ユ「……!!!!!ロック!!!」
女が立ちあがる。驚いた顔でロックを見て、悔しそうに歯を食いしばる。
生き返った…女王に許された命。女王は新たな力もその対象に与えると言う。
ロ「……行けユロ!!」
ユロがロックの足元にあった転送装置をつかみに行く。鎌を取り出し女の首もとへ突き付ける。
女「ッ!」
女は鎌から逃げ出しユロに足をかける。ロックが女から奪った銃を持ち右手に握られた小刀を撃ち落とす。
女「流石…サードになってからでは遅いとは、こう言う事か。」
彼女は思いだす。
クロナにユロを殺せと依頼された時の事を。
ク『あの方からの命令です…ユロという星のヘアアクセをつけた少女をあの世におくって下さい。ラファ。』
ラ『何故人間の女なんかを…』
ク『あの子は正義の者になる可能性がとても高い。サードにも。』
サード…『正義の者』が死んだ時に、お互いを必要としている者に女王が与える生。その順番。
ファースト、セカンド、そして3番目のサード…
ラ『私はよく分からないのですが…女王に生を与えられた者は何か違うのですか?』
ク『サードになってからでは遅いわ。力が与えられるのよ、女王から。』
ラ『力…』
ク『任務失敗の条件は正義の者に捕まる事…成功の条件は貴女がユロちゃんを殺して来たと戻ってきて報告、私が確認したら…失敗は許されないわ。次の芽を潰すためにね…。』
闇色のマントがはためく。クロナが微笑んで言った。
冷たく、氷のような響きの声で—
ク『さあ、行きなさい。ジャスティスキラーの名を背負って…』
刀がロックの手に渡った。
ラファは銃をジャケットの中から取り出しロックへ向かい撃つ。が…
ロ「俺はデータ人間…そんな物、通用しない。」
ロックがラファに鎖を投げる。見事にまきつきラファは身動きが取れなくなった。
ラ「……此処まで…か。」
紫「終わった?」
ドアを開けて紫音が入って来る。ラファを見ると鎖を持って彼女を引きずり退場した。
紫「ご苦労様!じゃあ後で会長に挨拶に行かなきゃね☆」
バタンとドアを閉めた。
しばしの沈黙。
沈黙を破ったのはロックだった。
ロ「…ユロ、とりあえず話せるようになって嬉しいよ。」
ユ「ロック…。私も…嬉…ううっ、う…」
ロックがユロの頭に手を乗せようとして、手をおろした。彼の手は物を通り抜ける。とらえる事が出来ない。
転送装置から出た武器以外…
ロ「俺は君に触れる事が出来ない。武器しか持てないんだ。」
ユ「でも…でもいいの!ありがとう、ロック…」
とびきりの笑顔を見せて彼女は言う。心からの感謝、喜びを。
こうして、ユロは危機を乗り越え感情を取り戻した。
更なる危機を目の前に感じつつ…
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.31 )
- 日時: 2011/07/10 15:40
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第19話 厳しい訓練…
会長室。
紫音に案内され、ユロが来た場所だ。転送装置のスイッチを押すと、手のひらサイズのデータ化人間、ロックが現れた。
ロ「会長ってどんな奴なんだ?」
紫「一言で言うと…賑やかなおじさん、かな。」
そう言いながら紫音がドアをノックする。
紫「失礼します!」
会「君か。いつもなら走って来るのに今日は何も音がしなかったから誰かと思ったよ。」
紫音が顔を赤くする。
ユ「紫音ちゃん、そんなに慌ただしいんですか?」
紫音の後ろからユロが顔を出す。会長は笑って頷いた。大目に見ているがね、と付けたして。
紫「あ、彼女はユロちゃん。洞窟の中でジャスティスキラーと戦い、その中で相棒を失って…」
会「サードとなった。大変だったね。」
ユ・紫「!!」
ユロと紫音が驚いた表情をする。その情報を知っているのは紫音とユロ、ロックだけ。
音「私の事、忘れてない?」
紫「!音夢!!?何時の間に…」
人サイズのデジタル人間の音夢。彼女が伝えたようだ。
会「ユロは知ってるか?『正義の者』の存在を。」
ユ「紫音ちゃんに聞きました。」
会長は納得したように頷く。そして机の中から1枚の紙を取りだした。筆記体で書かれた英語ばかりで、ユロは嫌そうな顔をする。
筆記体の英語は、彼女の大敵だ。塾で受けた英語のテストで唯一間違えた所、それが最後の筆記体を書く所だったから。
会「これに、一応サインをしてくれないかね。これから『正義の者』として活動するに当たり少少危険な訓練をする事がある。我々組織に命を預ける、そんな形になるんでね。」
ユ「分かりました!」
ユロが会長の机で必死に筆記体を読んでいく。その表情を見て会長が顔をしかめる。
会「君…女王様に良く似ている。」
4「え?!」
ユ「私が…女王様に?」
ユロが驚いたように会長を見て言う。くす、と彼女は笑い、再び紙に向かった。
ユ「これで良いですか?」
会「ありがとう。とりあえず訓練場に向かってくれ。紫音、音夢付き合ってあげてくれ。」
紫・音「はい!」
失礼しました、と彼女達が部屋を出て行く。
会長が微笑みながら呟く。自分以外いなくなった部屋で。
会「シュヘルハムには、素晴らしい戦士をいただきました…感謝せねば。」
訓練には驚かされてばかりだ。
1・回るローラーの上を走れ。
2・立ちはだかる岩壁を2分以内で登りきれ。
3・剣を使いロボット20体を1分で切り刻め。
ユ「……全部できない…」
紫音はお手本として見せてくれたが、華麗にこなしていく。
紫「簡単なのはこれだよ。まずはこれから始めてみて!」
4・剣を使いロボット5体を2分で切り刻め。
ユ「……3より難しいじゃん!!!!」
波乱の訓練ライフ、スタート^^;
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