二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい!
- 日時: 2011/07/17 07:54
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
はい、初めましての方が殆どかと思われます。伊莉寿といいます!
「知らん。」「あ、視界の端っこにいたかも…」
レベルの知名度かなと。
恋愛系やってみたいな、と思ったのでつくってみました。ただ、戦闘シーンが入ります!ご注意下さい。
(多分微妙。)
この小説は、タイトルにもある通り、オリジナルです。
イナイレの小説を書いていますが、此処にはイナイレ要素ないです^^;
タイトルは、スレッドのロックと全く関係ありません。
では、注意点。
・荒らし等はご遠慮ください!
・1作目の更新を優先させていただきます。なので亀さん程度の更新になるかと…。
以上の事が許せる方は、welcome!
時間がある方は、コメントやアドバイス等、よろしくお願いします☆
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜 ( No.7 )
- 日時: 2011/05/28 21:09
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
4日間更新しなかった作者です。
第3話 ロックの身内
ユ「あーっ!」
全「??!」
クラス全員の視線を感じたユロは、慌てて口を抑えた。
穏やかな昼下がり。ユロが通う中学校の5時間目の最中。
若いリナ先生が、電子黒板に年表を書く手を止めた。
先「ユロさん、急に大声を出されると授業妨害とみなしますよ。」
ユ「ごっ、ごめんなさいっ!!」
うっかり声を出してしまったのには、ユロなりの理由がある。
ロックに似た顔が、誰か思い出したのだ。
ユ(じゃあ、もしかし…)
ロ「だっせー。授業中は静かにって小学校レベルだろ〜」
ピシッ、と音がした。
ユ「ロック君…君もついこの前同じような事しなかったけ〜?」
テスト結果を覗き込んだ時の事である。
ロ「んだと…」
ナ「えと〜、授業、終わったよ〜」
ユ「同じだから、君は責められないと思うけど?」
仲裁しようと間に入るナナの声も2人の耳には聞こえない。
こうして、いつもの口喧嘩が始まる。
そして廊下に、そんな喧嘩の野次馬が集まって来た。
?「う〜んっと、ちょっと通してー!」
水色の、高等部を表すリボンの少女が野次馬をかき分けて教室の前に辿りつく。
教室の中では、口喧嘩をするユロとロック、2人の前でうろうろするナナ。
?「…!ユロちゃん??!もおっ、何してんの!」
少女は、教室に無理矢理入った。
ユ「テストで勝った事無いくせに!!」
ロ「は?!僅差だろ!」
?「ストーップ!!」
全「!!」
野次馬&クラスメイト、絶句。
バコンッ、と大きな音。
2人の頭上に直撃したのは、重たそうなスクールバック。
ロ「!」
ユ「ス、スクバ?!」
ナ「あなたは…!シロナさんっ!!?」
スクバを膝の前で持ち直した、茶髪の少女。
ユ「シロ…」
ロ「姉ちゃん!?」
ユ・ナ「え??!」
シ「ロック!私のペンケース持ってったでしょ!」
ユ(シロナさんがロックのお姉さん?)
この学校の中で、知らないものはいない。それが、奥シロナ。
テストの成績、実技教科どれをとっても校内1優秀な生徒。
そして今時スクールバックを使う風変わりな生徒。
(普通は小さくできる電子バック)
ユロにとっては、同じ空手教室に通う先輩。
ロ「だからってわざわざ重りを入れてるスクバを頭に…」
シ「急いでるの!早くしないと技かますよ!」
ロックはバックをあさりだした。
そしてペンケースを放り投げ、シロナにパス。
シ「もう間違えないでね!それじゃっ!」
シロナは去っていった。ユロの中では信じられないが、ロックと顔が似ているから姉弟だ。
ロ「物騒だなぁ。」
ナ「にしてもロックがあのシロナ先輩の弟だったとは…」
ユ「じゃあ、最初『俺の事知らないのか?!』って言ったのはシロナ先輩の弟なのにって意味?」
ロックが嫌そうな顔をして返事をする。
ロ「違うっ!俺って勉強学年で上だし?スポーツも出来るし?だか…」
自慢話をしようとロックが手をひらひらさせた瞬間。
先「ロック君!ユロちゃんを悪の道へ巻き込まない!!」
ズバンッ、と音がして飛んできたのは出席簿。
頭に直撃したのを見て、生徒から笑いが起こった。
ユロは、席へ戻り、無関係を装うとした。
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜 ( No.8 )
- 日時: 2011/05/28 21:42
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
キャラ紹介
名前:奥 シロナ (オク シロナ)
性別:女
容姿:茶髪でロング。色白で美人。
性格:けっこう頑固。さっぱりしたところがあり、おもったら実行。涙もろい一面も。
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜 ( No.9 )
- 日時: 2011/05/30 16:04
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第4話 シロナの異変
ユ「え?!小さい時に会った事がある??!」
シ「ええ。あまりにも幼すぎて、覚えてなかっただけよ。」
ユロが目を丸くした。
今は空手の道場。週2回の練習日である土曜日の休憩時間の事。
ユロとロックは過去に会っていた、という話をしていた。
その時も喧嘩ばかりしていたらしい。
シ「あっ、休憩終わりみたい。行こっ。」
ユ「っはい!」
帯を締め直して、ユロは立ちあがった。
ユロとロックは、過去にシロナのおかげで遊べた。
周りに同年代の友達がいなかったユロにとって、ストレス発散の場所はそこしかなかったのだ。
そう、ユロとシロナは古くからの付き合いで、ユロはシロナを姉の様に慕っている。
シ「じゃあ、おやすみなさい。」
ユ「はいっ、また学校で!!」
練習が終わり、2人は帰路についていた。
もう暗いが、2人で帰れば怖くない。
シロナの家の前の道でユロとシロナはわかれた。
ユ(私も早く帰んなきゃ!)
シ「さよならーっ!」
ユ「!」
あれ、と思ってユロは振り返った。シロナが、まだ手を振っている。
いつもは『おやすみなさい』で終わりなのに。
ユロはお辞儀をして返した。
嫌な気がした。
離れたところまで来て思い返すと、シロナの顔は少し寂しそうだった様に思える。
ユ(だから…何?)
顔を振り嫌な事を忘れようとしても、シロナのさよならは、頭から離れなかった。
ユ「ただいまーっ。」
母「おかえりなさい、随分と遅かったわね。」
苦笑いをした。道草を食っていた、なんて言ったら相当怒られるだろうから。
時計は6時を指していた。空手が終わるのは5時。(暗くなるのが早い)
いつもは10分で着くから、母にあんな風に言われるのも当然である。
靴を脱ぎ始めた頃、家のTELが鳴った。
T「電話、奥さん家。」
※この時代はかけてきた相手の家の苗字が分かるようになっています。
母「ユロ、出てー。」
ユ「りょーかいっ!」
靴を放り投げて、切れない内にと慌てて電話に出る。
受話器を取ってから気が付いた。
奥という苗字が、ロックの苗字だという事に。
ユ「も…もしも…」
ロ「ユロかっ!?」
ユロの予感、当たり。しかも大声とは。
ユ「そうだけど…何の用件?連絡網?」
ロ「違うっ!シロナ、其処に居るか!」
玄関を見てみる。いない。
ユ「居ないけど…って、シロナさん、どうかしたのっ??!」
声が大きくなってしまう。母がどうしたの、と顔を覗かせている。
ロ「帰って来てないんだ。空手、終わってから1時間も経ってるのに。」
ユ「嘘…シロナさんの家まで一緒に行ったよ!?」
そこまで言ってからユロは気付いた。彼女が家に入ったのは、見ていない。
ロ「だから一緒に…」
ユ「私、探してくる!!」
ロ「えっ!ちょっと切…」
ガチャン、と乱暴に電話を切り玄関を飛び出した。
その様子を見た母は、あら、と言っただけだった。
いや、その後に、もう一言。
母「…黒姫が…動いたの…?」
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/05/31 17:43
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第5話 シロナさんを追って…
〜ユロ目線〜
ユ「何処っ?!何処!!?」
頭の中はぐちゃぐちゃしていた。整理したくないほどに。
シロナさんは優しい。お姉さんみたいで、面白くって、空手が上手で…
神様。シロナさんを取らないで。
ユ(…まだ死んでない!探すんだっ!人探しなら出来るでしょ!!)
自分に言い聞かせて、高いところを探す。近くの親戚の家が目に入った。
登って町を見下ろした。暗くなっているけどこれ位なら問題ない!!
森の方へ目を向けると。
ユ「何あれ…見たことない。」
洞窟…?
行くしかないよね。
1週間前に町を見下ろした時は無かった洞窟。好奇心は収まらない。
ユ「…何の用?情報屋シュヘルハム。」
洞窟の前で明らかに怪しい男発見。馴染みの情報屋だったから構わないけどね。
シュ「お届け物だ、ユロ。」
彼から渡されたのは…黒いリュックサック。
中には食べ物や寝袋等のキャンプに行く時みたいな物ばかり。
ユ「?どうしてこれを…」
シュ「さあな。依頼されたから持ってきた。ただそれだけの事さ。」
帰ろうと背を向けた情報屋は、一度立ち止まり付け加えた。
シュ「食べ物に毒は無いからな〜、4日かかっても洞窟を抜ける事になるが、気をつけてけよ〜。」
ユ(4日??!でも、もしかしたらこの先にシロナさんが…?)
シュヘルハムの姿はもう無かった。代わりに居たのが…
ユ「何で此処に。」
ロ「姉ちゃんがこの森気に入ってたから来ただけだし。」
ロック。洞窟を見ている。気になるんだろうな〜。
ユ「…行くか。」
ロ「は!!?行くって、洞窟の中!?抜ける気か!」
頷いた。これだけで十分でしょう?
ロ(性格変わってる気がする…)
ユ「人とか物探す時には周りの音とかは迷惑でしかないもの、シャットダウンしないと集中できないの。」
この性格は何かを探すときのため。分かってもらわないとね!
ユ「じゃあ、私は此処で!さよなら、ロック。」
ロ「!!?…あー、俺も行くっ!!」
相当迷ったね。まあ、逆に付いて来て欲しくないけど。
ロ「姉ちゃんの命かかってんだ!」
気付いてるんだ。
シロナさんは、この先に居る。私の勘のような…
探し屋の勘が、そう言ってる。
洞窟は、私達がギリギリ通れるくらいの高さだった。
何かが居そうな、そんな嫌な雰囲気のする洞窟。
ロ「…姉ちゃん、何か言ってなかったか?」
ユ「家の前で、さよならって言ってた。嫌な予感はしたけど…」
まるで、こうなるのを分かっていたみたいに…
ロ「姉ちゃんはさらわれた、俺はそう思ってる。」
ユ「私も。」
……居るな、何か。
足を止めて気を研ぎ澄ませて…
ユ「シュヘルハム、忠告に感謝…」
前方を睨む。出てこないなら無視して進もう。
でも、もしかしたら…
この洞窟探検は、無傷では終えられないかもしれない…。
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜 ( No.11 )
- 日時: 2011/06/05 20:52
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
久しぶりすぎますね…(・・;)
キャラクター紹介
名前:シュヘルハム (本名不明)
性別:男
性格・その他:神出鬼没の怪しい中年男。情報屋。銀髪でだらしのない恰好をしている。見た目はホームレス。ユロに情報を提供している。
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