二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夏目友人帳 甘き菓子
- 日時: 2013/01/12 22:19
- 名前: 睦月 (ID: UOrUatGX)
「絶園」もろくに終わってないのに、作っちゃってごめんなさい。
下手です。
ニャンコ先生LOVEです。
始めます。
受験生ですのでなかなか進みませんがお願いします。
目次
・妖しきものの存在 >>46
・甘き菓子 >>47
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- Re: 夏目友人帳 甘き菓子 ( No.59 )
- 日時: 2012/07/26 16:47
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
玉露は白い顎鬚を触りながらうなずいた。
「えっと…名前を返して欲しい…ん?」
友人帳を取り出そうとした時、1つの疑問が浮かんだ。
「あ…れ?名前って…」
「うむ、私は名を取られてはいませぬぞ。」
「ははははは」と笑いながら玉露はラム酒をぐいっと飲んだ。
「え?じゃあどうしてここに?」
「こやつの披露会があるのだ。」
「披露会…?」
ニャンコ先生言ったことがいまいち分からず、おれは首を傾げた。
「うん?夏目殿はレイさんから聞いとらんのか?」
レイさん…?誰だ…それ?
「ああ…。夏目はほとんど…いや、会ったことはないだろうからな。」
「そうか。ふむ…。」
玉露は障子に背中を預けると、考えるように目をつぶった。えっと…、そのレイさんっていうのはニャンコ先生も知っているのか?
「えっとな、改めて自己紹介をしよう。私は玉露という。職は菓子職人だ。」
「菓子職人?」
「ああ。こやつの作るものはどれも最高でな。七辻屋に負けぬうまさなのだ。」
「おい、ニャンコ先生!よだれを垂らすな!」
- Re: 夏目友人帳 甘き菓子 ( No.60 )
- 日時: 2012/08/01 17:29
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
「そんな風に言われると恥ずかしいものだな。」
玉露は照れ臭そうに頭をポリポリと掻いた。
「まぁそれはいいとして、私はときどき自分が作った菓子を食べさせる時があるのだ。」
「それで披露会か。」
「うむ。そうなのだ。」
玉露はそう言うとおれの方をじっと見てきた。
「ど…どうかしたのか?」
「…ハッ。いや…。ちょっと昔のことを思い出してね。」
「そうですか。」
「ああ。ところで1ついいかね?」
「どうぞ。」
「夏目殿はチョコレートのお返しに何を渡すのか気になってしまってね。」
「…あ。」
そこで思い出す。そういえばホワイトデーという日にお返しをするんだっけな…。
「どうしよう…。何も思いつかない…。」
おれは色々と考えるが、なんせ今まで避けられてきた身だし…。
関わりが無かったんだよなぁ…。
「市販のクッキーとか…かな?」
「だったら七辻屋だ!夏目、たくさん買ってくるぞ!!」
「騒ぐなよ、ニャンコ先生…。」
「では、1つアイディアを授けようか?」
「え…?本当か、玉露!」
「うむ。女子というものは手作りに弱いらしい。」
「え…それって…」
「ああ。手作りの品を渡したらどうだろうか?」
- Re: 夏目友人帳 甘き菓子 ( No.61 )
- 日時: 2012/09/09 18:09
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
「無理だ…。」
「早いなっ!?」
「ああ。だっておれ、1回もお菓子とか作ったこと無いし」
「なんだと!?夏目殿は作ったことがないのか!?」
「あ…ああ。」
玉露は全てが終わったかのようにうなだれた。そこまでだったか…?
「う…うむ。そうか…なら私にもう1個いいアイディアがあるのだが。」
なんだろう?親切心で言ってくれている玉露の声がおれには怖いんだが。
「いや、簡単だよ。私と一緒に作ろうではないか。」
「う〜ん…」
「よし、決定だな。では次の日曜日にここでやろう。」
「はやっ!?」
というかこの家でやるのか!?
「おっいいな。私にも食わせろ!」
「ふむ。では楽しみにしているぞ。」
「もう行くのか?」
「ああ。じゃ!」
玉露はすぐに出ていってしまった。
なんというか、意外と押しが強かった。
「にしても、お菓子作りかぁ…。」
- Re: 夏目友人帳 甘き菓子 ( No.62 )
- 日時: 2012/09/09 18:11
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
あ、やっと更新できました。
で…参照1000超えましたね。
すごくうれしいです。
がんばりますね。
- Re: 夏目友人帳 甘き菓子 ( No.63 )
- 日時: 2012/11/30 18:48
- 名前: 睦月 (ID: pm796894)
「眠いな…。」
昨日は玉露が帰った後大変だった…。ニャンコ先生はなにを作るかでずっと騒いでいたし中級達までやってきてどんちゃん騒ぎ…。
「ニャンコ先生はいないし。」
なぜかそのまま皆で出て行ったあと帰ってこないし。ニャンコ先生ったら片付けもしないで…。
「あ〜あ、今日は帰ったらまず片づけだな。」
「あら、もう行くの?」
「はい、じゃあ行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
「ふう…」
「おはよう、夏目殿!」
「……っ!!」
「おお!?どうかなさいましたか?」
いや、ドア開けたとたん顔がそこにあると驚くって言うか…。
「えっと…どうしたんだ?玉露。」
「いやはや、朝からでは済まないと思ったのだが1つ確認しておきたくてな。」
「確認?」
「ああ。夏目殿はチョコを貰った人の好みを知っておりますかな?」
「いや…。」
というか誰からもらったっけ…。名前が分からないんだよな…。
「では聞いてきてくれたまえ。よろしく頼みますぞ。では!」
「え…ちょ…」
もういないし…。なんか玉露って自由すぎるんだな…。
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