二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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 薬指  ( 黒ばす長篇 )
日時: 2012/12/03 15:36
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
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→@. 勿体ぶった感情論受けんな
→@. 届けよtell me about it


目を閉じても そう傷んだメモリー。


/!\工業女子(主)の妄想・自己満足小説
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あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
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   灰色 [>>02] 秀徳10番とエースと三角関係
   薬指 [>>57] 帝光中バスケ部主将と恋人




 
2012.0527〜2021.0827→2012.0827[ 映像から移転。 ]
唄::: カタルリズム     
( 元もずく現兎欠 )

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灰色 ( No.3 )
日時: 2012/08/27 22:21
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
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1. Notitle





君のその白い体に


君の純真で清い心に




いつか触れられると思っていた


君はいつだってそうだった




たまに期待させて
たまに無邪気になって
たまに弱さを見せて
たまに酷く当たって
たまに涙を見せて
たまに冷たくなって



そうして必ずそのあとで俺を突き放した


でも嫌いになんてなぜか無れないんだよ





すきすきすきすき大好き愛してる







俺で、お前の心は埋められないのか?



灰色 ( No.4 )
日時: 2012/08/27 22:22
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
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2. 午後16時35分





退屈にも程があるのだと、俺は思う。

いつもならばバスケ部と、緑間慎太郎と言う、とんでもない化物相手に忙しいのだが、
今日に限っては事情が違う。



バスケ部については1ヶ月ぶり位の勢いで休み。


真ちゃんに関しては「高尾の相手などしていられないのだよ」と吐き捨てられ放置だ。



まあ、暇なら暇で体育館で自主練でもすればいいだけの話








なのだが。



問題はここにあった。


ほかの部活が独占状態で体育館を使っていると言う事だ。



普段はバスケ部専用の体育館をバスケ部が独占しているのだが、
バスケ部が休みになると卓球部やらバレー部やらの部活が独占してバスケをできるスペースなど何処にもない。





俺はそれを思いだし、溜息を吐くと駐輪場へと足を運んだ。


まあ、どーせ明日からまた部活ある訳だし
ただの暇潰しってだけだから別にいいんだけどな。


つーかバスケ部って結構恵まれてんじゃね?


バスケ部専用の体育館あるとかそれこそ珍しいっつーか、さすが私立だわ。




「あ、月バス買わねーと」



俺はそう呟いて、自転車をこぐ早さを早めた。




灰色 ( No.5 )
日時: 2012/08/27 22:23
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
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3. 彼女




月バスを買い、満足した俺は今度は逆方向の家へ向かい自転車をこぐ。


ギコギコといつもは音を立てる自転車。



しかし今日はそうではない。
なにせリアカーに真ちゃんが乗っていない事はとでも大きい。

気分上々な感じで鼻歌なんか歌いながら信号で停車。



ふと目に入った喫茶店に見覚えのある緑色の頭を見つけた。





お、真ちゃんじゃね?

つーか女と一緒じゃん


咄嗟に自転車を放り出して喫茶店へと駆け込む。



真ちゃんが女と一緒とか、見たことも聞いたこともねーわ!

好奇心旺盛な俺はもはや興奮状態で2人の座っているテーブルへ立ちはだかる。




「高尾・・・お前なぜここに」
「真ちゃん酷くねえ?なんで彼女いんの隠すんだよー」

「ふん、貴様に教える筋合いなどないのだよ」

「きみ名前なんつーの!」

「おい!」



真ちゃんの言い訳とか正直どうでもいい。

肝心なのは女の方だ。



名前を知っておいたほうが真ちゃんいじりやすいし?


てか真ちゃん彼女っての否定しなかったってことは、まあ、そういうことか。





しかし俺の思考は彼女を見た瞬間、好奇心なんて物は無くなっていた。



「・・・川島夏生、」



漆黒でロングの髪の毛。
ストレートで癖一つないのか、照明に照らされてキラキラと輝いて見えた。
瞳は少し釣り目がちだが目つきが悪いという訳ではない。


要するに、美人系、なんだ。




うわ、やば、可愛い・・・!


心臓を鷲掴みにされたみたいな衝動が走る




え、ちょ、・・・はあ?
いやいやいやいや、ちょい待てって


「真ちゃんこんな美人な彼女なんで隠し」
「煩い黙れ」
「いいじゃんちょっとくらいよ!」

「別に隠していた訳ではないのだよ」



真ちゃんはシレッとしたいつもの態度で俺に言う。


真ちゃんの彼女・・・川島さんはと言えばさっきからジュースをストローで弄んで俺を見る気配すらない。
なんだなんだこのカップルは・・・。


なんか、破局寸前、て雰囲気もあんだけど感じるのは俺だけ?



灰色 ( No.6 )
日時: 2012/08/27 22:23
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
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4. ロッカールームの憂鬱





「ふわぁ・・・ねみー」
「授業中寝ているくせによく言う」
「真ちゃんと川島さんが気になって寝れなかったんだよ」


そう言うと真ちゃんは心底嫌そうな顔をして俺を睨む。


なんだよー、怖くねーぞ?

彼女なら包み隠さず俺に話しちゃえば楽になんだろーに。
ま、その後俺が真ちゃんを茶化すから余計に言わないんだろうけど。


部室に入ると主将がいてすぐに練習を始めるから準備しろと言われた。



ま、大会後だから練習量が莫大に増えるのは目に見えている。


誠凛に負けて課題は山積みにあるわけだからな
あー憂鬱ゆーうつ。

昨日の暇人が何を言うって感じだよなーまったく。



「川島さんといつから付き合ってんの?」




ロッカーをガコンと開けると、漫画やら雑誌やらが散らばった汚い中身。


真ちゃんのロッカーを盗み見ると、そりゃあもう美しいこと美しいこと。



「教えて高尾にメリットがあるとは思えないのだよ。」
「嫌そうな顔すんなよー。そんくらい別に恥ずかしがる事でもねーじゃん」
「恥ずかしがってなどいない」
「あーはいはい、あーはいはい」



よーするに真ちゃんは俺にそんな2人の関係を知られたく無いわけだあ?




・・・そんな拒絶されちゃあ、探り入れるしかねーじゃん?







灰色 ( No.7 )
日時: 2012/08/27 23:07
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: 映像からごっそり移動。

5. まさか的中




まずは川島さんがどこの高校に通っているのかが重要だった。


真ちゃんと会えてるってことは、遠い学校じゃなさそうだし。



てか昨日川島さん私服だったよな。
よけー絞り込みにくい状況だ。





部活帰りの俺はギコギコと音を立てて信号までの道のりで頭を捻らせる。
後ろのリアカーには真ちゃん。
信号でジャンケンをして勝てば俺がリアカーに乗れる。


一回も勝ったことねーけどな!


「なー真ちゃん、川島さんの通ってる高校くれー教えてくれよ」

「教えて何をするつもりなのだよ」
「なんでそんな干渉されんの嫌がるんだよ」

「高尾には関係ないことだからだ」




あーあー、はいはい分かりましたよ。

自分で調べろって事ね、はいはい。よーく分かりましたよ。



一瞬リアカーから真ちゃんを振り落とそうと思ったが止めておいた。
あとで真ちゃんにブチ切れられてボコボコにされるのは御免だ。





「あ」
「・・・夏生」
「川島さーん!」


なんてタイミングの良い事!


信号待ちで向かい側の交差点に川島さんの姿を見つけちゃったよ俺!
赤信号を無視して川島さんに近づく。


相変わらずキラキラしてる漆黒でストレートの髪の毛。


相変わらず綺麗で整った顔をしている。



あー心臓ドッキドキしてきた。







「こんばんわ高尾くん」



白色のセーラー服

深緑色と黄緑色のライン
黄緑色のリボン





この制服 ・・・まさか


「・・・川島さん・・・誠凛高校の、生徒・・・?」
「そうだけど」





まさか的中。




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