二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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 薬指  ( 黒ばす長篇 )
日時: 2012/12/03 15:36
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: 映像からごっそり移動。

→@. 勿体ぶった感情論受けんな
→@. 届けよtell me about it


目を閉じても そう傷んだメモリー。


/!\工業女子(主)の妄想・自己満足小説
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あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
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   灰色 [>>02] 秀徳10番とエースと三角関係
   薬指 [>>57] 帝光中バスケ部主将と恋人




 
2012.0527〜2021.0827→2012.0827[ 映像から移転。 ]
唄::: カタルリズム     
( 元もずく現兎欠 )

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灰色 ( No.28 )
日時: 2012/09/07 23:26
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: http://nanos.jp/zotbox77/

19. 抱擁




こんな事を、一体誰が想定しただろう。



ぎゅう、と細い彼女の体をきつく抱きしめて、「すき」と呟く俺の口。





川島さんはただ何も言わずに俺の抱擁を受け止めて

すきだからかは分からない。
もう、奪ってやりたい。めちゃくちゃにしたい。

俺の心は、体は、川島さんを求めて止まない。




すき、





すき、すき


どうして、こんなにも川島さんを好きになってしまった?
どうして、緑間を忘れさせたいとまで思う?


すきだから?




違う。
緑間の彼女だったから


悔しくて


ほんとは真ちゃんと付き合ってると知って残念がってる自分がいたから



初めて会った時から多分、すげーすきだったから

何で真ちゃんなんだよ
何で緑間なんだよ



俺じゃダメって、言ったの誰だよ?



緑間が好きっていったの、誰だよ?

全部、原因は川島さんじゃねーか


こんなに好きにさせたのも、辛いのも、悲しいのも




だから、責任取れよ






「川島さん、俺と付き合お」



もう、後先なんか知らねえ。真ちゃんとの関係なんか気にしねえ。

俺だけ見て、くれればそれでいいから。




灰色 ( No.29 )
日時: 2012/09/08 17:32
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: http://nanos.jp/zotbox77/

2章-20. Notitle








忘れたいと言ったのは、君だった。


忘れさせたいと思ったのは、俺だった。



でも君は俺をすきと言っても本当はあいつのことが心の底から大好きで
どんなに頑張っても俺はあいつに勝れない。





こんなにも、君がすきなのに。







金魚すくい ( No.30 )
日時: 2012/09/08 17:59
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: http://nanos.jp/zotbox77/






身長がちっさくて金魚ちゃんは愛想もいいし本当に可愛いね、


幼い頃からずっとそう言われてきた。




背が大きくなることが夢で、大きい人に憧れて年齢だけが成長した。
欲しいもの何でも買ってあげるよって言われたら、絶対に、『身長が欲しい』と私はいまでもそう言うの。











登場人物;


原田 金魚 / はらだ きんぎょ
氷室 辰也
紫原 敦
荒木 雅子




金魚すくい ( No.31 )
日時: 2012/09/14 20:10
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: http://nanos.jp/zotbox77/




大好きなあの人から、身長をもらいたいの。






登場・序章[>>30]


[>>37]01. 大嫌い宣言





あなたとなら小さくてもいいかなって思えるようになったの。





灰色 ( No.32 )
日時: 2012/09/09 22:41
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: http://nanos.jp/zotbox77/

21. シトラス




「夏生、ここ分かんね」



手を伸ばせば、そこに欲しいモノがあった。

漆黒でロングの髪の毛を持つ女。
ストレートで癖一つない、照明に照らされてキラキラと輝く髪一本一本。
瞳は少し釣り目がちだが目つきが悪いという訳ではない。

この女の名前は川島夏生。



半年前の夏、俺と夏生は付き合い始めた。

緑間の元カノで、弱っているところに漬け込んで彼女にした。




それは夏生が悪いなんて言いたくないけど、実際どんな形であれ嬉しいもんは嬉しい。


俺を見てくれることが死にそうなくらい幸せで



付き合っても俺の好意は深まるばかりで逆に戸惑う。




「ここ前に説明したでしょ、もう忘れたの?」

「覚えることが多すぎて忘れんだって」
「公式当てはめれば出来るんだから自分でやってよもー」




彼女は乗り出していた体を定位置へ戻す。


フワリ、と香るシトラスの香りが鼻を掠めた。




付き合って初めて知ったこと、たくさんあるんだ。

すげー頭が良い事、控え目な性格な事、踊るのが好きなこと。



でもまだ、俺の知らない夏生があるんじゃないかってたまに不安になる
まだどこかで真ちゃんを好きなんじゃないかって、考えて虚しくなる



それでも夏生は俺の心を読んだかのようなタイミングで、「すき」と言う。




たぶん、絶対に俺の「すき」と夏生の「すき」は、違うと痛感する瞬間が、確実にあった。




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