二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薬指 ( 黒ばす長篇 )
- 日時: 2012/12/03 15:36
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: 映像からごっそり移動。
→@. 勿体ぶった感情論受けんな
→@. 届けよtell me about it
目を閉じても そう傷んだメモリー。
/!\工業女子(主)の妄想・自己満足小説
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あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
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灰色 [>>02] 秀徳10番とエースと三角関係
薬指 [>>57] 帝光中バスケ部主将と恋人
2012.0527〜2021.0827→2012.0827[ 映像から移転。 ]
唄::: カタルリズム
( 元もずく現兎欠 )
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- 鬼灯 ( No.38 )
- 日時: 2012/09/15 13:36
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
鬼灯
時期は長く、夏に花を咲かせ
秋に真紅に染る
身は赤茄子のような形をしている
----------------------------------------------------
#登場人物
* 内田 真海 / うちだ まなみ
* 桜井 良
* 若松 孝輔
* 今吉 翔一
* 青峰 大輝
* 桃井 さつき
- 鬼灯 ( No.39 )
- 日時: 2012/09/16 16:55
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
真っ直ぐな君を、みんな嫌いなんかじゃないんだよ。
登場・序章[>>38]
01[>>40] 謝りキノコは毒キノコ
本当は、心の底からあなたを信頼してるから。
- 鬼灯 ( No.40 )
- 日時: 2012/09/16 16:54
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
01. 謝りキノコは毒キノコ
「真海、ちょお悪いけど桜井なんとかしてくれへん?」
翔一がボールを抱えながら困ったように言い放った。
・・・またか。
「やーだ、さつきにでも頼めばいいでしょ」
「あいつは青峰の御守やからあかんねんて!」
「じゃあ自分でやれ!」
「嫌よ嫌よも好きのう・・・へぶっ」
飲料水の入ったボトルを抱えていた分全部まとめて投げつけた。
なにが好きの内だって?
謝り癖で面倒な桜井を、どう好きになれと言うの?
別に嫌いなわけでは無いけれど、好きでもない。
桜井くんが近くにいると苛々した。
だから私はあの子の御守りはイヤ、死んでもイヤ。
「スミマセンっ!そのっ・・・本当生きててすみません!!」
「あー煩い煩い!謝るな!うざい、うっとうしい、キモイ!!」
「すみません!!」
「だから謝るなっつってんだろ!」
桜井を蹴り飛ばすが、それでもなお謝り続ける桜井にさっき翔一めがけて投げたボトルを拾って投げる。
気に食わない。桜井のことなにもかも気に入らない
苛々すんの、謝んなって言っても謝るバカな奴。
でもこいつのお陰で青峰大輝のいる時の空気が少し和らぐのは、認めてやる。
・・・だからって調子に乗るなよこの謝り毒キノコ野郎め。
- 灰色 ( No.41 )
- 日時: 2012/09/17 15:31
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
25. あいたいの送信者
その日俺たちは、季節はずれの海へ向かった。
夏に一度来たことのある、あの海
苦い思い出があるなら、幸せな思い出だってあるこの場所
別にどーとか言うつもりはない。もう昔の話だ。
電車の中で、俺はただボーっと外を眺めてあの頃を思い出してみた。
まだ、夏生が緑間の彼女だった頃
いや違うな、あの海で合宿した時は既に別れていたんだっけ
だからまだ緑間を好きな夏生の心の隙間に漬け込んで、今俺の隣には彼女がいる。
随分と、悪徳なやつだな俺
奪う、とか犠牲、とか
今になって考えてみたらそりゃ、俺が失ったり犠牲にしたりしたものはただ一つ、緑間なんだ
仲が悪くなったりしたわけじゃない
むしろ上辺でだけ見るのなら、昔よりはずっと仲良く見えてると思う
それだけの話だ、それだけの、これ以上ない話。
視線を向かい側の夏生に向けると、折り畳み式の携帯を眺めてボンヤリとしていた。
「夏生?」
微動だにしない
聞こえてないのか?
俺はそっと夏生の横に座り、彼女の肩に頭を乗せ目線の先にある携帯のディスプレイを見た
「・・・は?」
『 あいたい 』
From:慎太郎と書かれたメール
夏生を見ればボロボロと瞳から大粒の涙が溢れ出る
- 灰色 ( No.42 )
- 日時: 2012/09/18 19:37
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
26. 残酷で、美しいきみ
知ってしまったのは、気づいてしまったのは、
ただどうしようもなく俺は君がすきで
でもそれは君の迷惑なのかもしれないという事。
何故か声もなく涙する君は、無表情で、でも美しくて。
すきだけれど、
伝わらない距離は昔と全然変わってない
不協和音として俺の中に響く悲しみと、痛みを、きっと君は知らない。
「しんたろ・・・」
あまつさえ、愛しそうな声であいつの名前を呼ぶから。
もういっそ、手放してしまおうか
俺が、泣いてしまったらいいだろうか
痛い痛いいたいイタイ
どこが?
ぜんぶぜんぶ
心が八つ裂きにされたみたいに。
もう、君のことで悩むのは、疲れた。
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