二次創作小説(紙ほか)
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- *。 五年霊組 こわいもの係 。*
- 日時: 2015/10/23 21:50
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
*。 ごあいさつ
皆様、初めまして! 二次創作で活動させてもらうのは初めてです。
こちらでは「五年霊組 こわいもの係」の友花ちゃんの方をやらせて頂きます*
*。 諸注意
荒らしは禁止させて頂きますが、ご理解ください。
皆様が気持ちよく使えるよう、掲示板のマナーを守ってくれれば幸いです。
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.25 )
- 日時: 2015/10/26 16:29
- 名前: 黒猫 (ID: 3KWbYKzL)
はじめまして黒猫です。
5年霊組こわいもの係大好きです!
この話とっても面白かったです!
友花と陽介の話読んでみたいです
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.26 )
- 日時: 2015/10/26 17:11
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
*。 リィナ さま
わわわ、更新お待たせしてしまって申し訳ありません……!
リィナさま、いつもコメントありがとうございますっ。
皆様のおかげで200突破できました、ありがとうございます(´`*)
*。 黒猫 さま
初めまして、訪問&コメントありがとうございます(´`*)
面白いだなんて、本当に嬉しいです!
友花と陽介ですね、かしこまりましたっ。
ハロウィン編が終わり次第、書かせて頂きますね*
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.27 )
- 日時: 2015/10/26 17:52
- 名前: リィナ (ID: 3CAtWHbZ)
友花と陽介の話、なんかデート系がいいかも・・・!
そらっちが書きたければ描いてほしいな!
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.28 )
- 日時: 2015/10/26 18:04
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
【 trick・or・treat! 悪夢のパーティー・開幕 】
何だかとても大人っぽく、きれいに笑ったエル。
ほうきの後ろをポンポンと叩いて、乗っているカボチャを撫でた。
屋上には夕日が煌(きら)めいていて、人影は全く、どこにもない。
薄い紫色をした、エルの美しい髪が風に靡(なび)いた。
「次のゲームは、カボチャほうきレースよっ!」
「——はっ!? いやいやっ、私ほうきになんて乗れないよっ」
「負けてもいいのね、それなら……」
「うそうそ、やーりーまーすーよっ、ほうきレース!」
今にも「みんなを連れていく」と言いそうになったエルの口をふさぐ。
もごもごとしているエルの手から、ほうきを奪(うば)い返した。
このレースのルールは、屋上から霊組までカボチャを落とさずに飛び回った人の勝ち、途中には色んな障害(しょうがい)物があるという。
私が急いでほうきに飛び乗ると、慌てたエルが追いかけてくる。
古い窓ガラスを両手でこじ開けて、運動場へとほうきを滑らせる。
。— 。− 。− 。− 。− 。− 。− 。− 。− 。− 。−
「私が今のところ勝ちだあ! ん? あれ、障害物の木かなっ」
「待ちなさいよーっ、って、ぶつかるーっ!?」
今までとは、打って変わり。
私が先をリードする形になって、よそ見していたエルは木にぶつかる。
そのまま進もうと思ったけれど、あまりにも痛そうなので戻った。
木の枝がとんがり帽子やマントに絡まって、足からは血が出ている。
「ちょっと……何してるのよ」
「手当に決まってんじゃない、それ、すごく痛いでしょ?」
たまたま持っていた絆創膏(ばんそうこう)を、エルの膝に貼る。
とても痛そうにしていたけれど、少しすると治ってきたようだ。
そして、私は一ついいことを思いついて、エルの顔を見た。
きょとんとしているエルの腕を引っ張って、私のほうきに乗せた。
「______…………よっしゃ、一緒に飛ぼっ!」
「え、あなた何言ってるの………、きゃあっ」
何だかぶつぶつ文句を言っていたエルだったけれど、無理矢理に私のほうきに飛び乗らせる。
もうその頃には外は暗く、夜になっていて星が光っていた。
私の後ろに乗るエルも瞳(ひとみ)をきらきらさせて、喜んでいる。
その時の私の頭の中には、勝ち負けがどうとかいう考えはなかった。
早くみんなを返してもらいたいし、エルもかわいそうだった。
びゅんびゅん加速していく二人を乗せたほうきは、空高く飛び立つ。
夜空に無数に光っている星屑(ほしくず)は、流星になって流れ落ちていく。
そんな夜のセカイの中で、私たちを乗せたほうきが飛んでるなんて。
こんなにも楽しくって、わくわくすることだったんだ。
「……ねえ、エル、そのとんがり帽子のアクセサリーは、何?」
「ああ、これ? これは魔界にいるお父様からもらったものよ」
「パパからのプレゼント?」
「ええ、私が一人で人間界に来ても、やっていけるようにね」
エルのとんがり帽子にぶら下がっている、星のチャームアクセサリー。
透明に輝いていて、まるでクリスタルみたいだ。
思っていたよりも、本当はお化けなんて怖くないのかも知れない。
魔女のエルだけじゃなくって、ルインもメアも、いい人なのかもだ。
きっと、みんなが怖がりすぎているだけなんだ。
それに多分だけど、エルはとても可愛い、私と変わらない女の子。
まだ、少しルインは怖いけれど、話せば分かるかも知れない。
メアだって、お菓子が大好きなミイラに決まってる。
「霊組に来てくれて、ありがとねっ……!」
「こちらこそ、楽しいパーティーをありがとう、ふふっ」
そんな事を考えていると。
ほんの少しだけ、心をぐるぐる回っていたものがなくなった。
きれいな星空の下一緒に、ずーっと笑いあっていた二人だった。
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.29 )
- 日時: 2015/10/26 18:06
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
*。 リィナ さま
分かりましたっ、デート編ですね*
ぜひぜひ、書かせて頂きます!
コメント、ありがとうございましたっ(´`*)