二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- *。 五年霊組 こわいもの係 。*
- 日時: 2015/10/23 21:50
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
*。 ごあいさつ
皆様、初めまして! 二次創作で活動させてもらうのは初めてです。
こちらでは「五年霊組 こわいもの係」の友花ちゃんの方をやらせて頂きます*
*。 諸注意
荒らしは禁止させて頂きますが、ご理解ください。
皆様が気持ちよく使えるよう、掲示板のマナーを守ってくれれば幸いです。
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.5 )
- 日時: 2015/10/24 13:33
- 名前: レイン (ID: w/qk2kZO)
友花は、何も考えずに即行動の子。
私は考えて考えて考えて、結局行動できないタイプだから
友花のことあこがれちゃいます!
さて。話はずれちゃうけど
春、ついにこわいものがかり卒業しました!
長かったですねぇ。
次のこわいものがかり、たのしみですねっ。
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.6 )
- 日時: 2015/10/24 14:06
- 名前: リィナ (ID: 3CAtWHbZ)
次のこわいもの係は、
「こわいもの係はやりませんっ!」
みたいな感じで拒否されちゃうんだって!
そらっちは知ってるかな?
↑
勝手にあだ名作っちゃった。
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.7 )
- 日時: 2015/10/24 15:22
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
*。 リィナ さま
初めまして、訪問&コメントありがとうございます(´`*)
これから頑張らせて頂きますので、応援宜しくお願いしますね!
*。 レイン さま
初めまして、訪問&コメントありがとうございます(´`*)
私は友花ちゃん派ですねえ、元気な所が可愛くて!
これから頑張らせて頂きますので、応援宜しくお願いしますね!
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.8 )
- 日時: 2015/10/24 15:40
- 名前: レイン (ID: w/qk2kZO)
ねえ、そらってさ何歳?
私、小6なんだけど私より年上?
それとも年下?
(答えたくなかったら、無視していいからね。)
それとこわいものがかりについての質問!
幼馴染みのあの男の子と女の子は出てくるの?
(ごめん、名前忘れた。)
- Re: *。 五年霊組 こわいもの係 。* ( No.9 )
- 日時: 2015/10/24 16:36
- 名前: そら。 (ID: 0a987INq)
【 *。 五年霊組・ハロウィンパーティー! 前編 。* 】
季節はすっかり秋めいて、吹いてくる風は涼しく心地良いものだ。
そんなことを感じ、私——豊川 友花(とよかわ ともか)は歩く。
私は、この五年間通っている「あさひ小学校」のこわいもの係。
選ばれし者しかできない係で、学校を守っているのだ。
「なーにドヤ顔してんのよ、友花」
「あっ、彩音(あやね)、おはよーっ!」
呆れた顔をしながら、私の肩を叩いてきた彼女。
幼い頃からの私の親友で、名前は櫛田 彩音(くしだ あやね)だ。
いつも、朝私が寝坊しないときだけ一緒に登校している。
彩音はしっかり者で、皆の頼れるリーダーみたいなタイプだろう。
他愛もない話をしながら、私たちが通うあさひ小に着いた。
木造のおんぼろ学校だけど、似合わないくらいの生徒の数だ。
たくさんの友達と挨拶を交わしながら、彩音と並んで教室に入る。
自分の机に赤色の革のランドセルを置いて、席に座った。
「おー、友香、今日は遅刻じゃねえんだな」
「陽介(ようすけ)……うるっさいな!」
コイツは、私の幼馴染みの日野 陽介(ひの ようすけ)だ。
スポーツが得意で、クラスでも人気者だ。
何かというと私をからかってきて、しかもバカにしてくる。
ちょーっとだけ女子からモテるからって、調子に乗っている奴。
陽介と大騒ぎしていると、一限目のチャイムが鳴った。
友達とおしゃべりしていた子たちも、自分の席に戻っていった。
「あああー、疲れたあ!!」
「今日、私ピアノあるから、先帰るね」
一日の授業が終わり、がっくりと肩を落としているというのに。
彩音は全く、薄情ものである。
ひらひらと手を振る彩音を見て、私は踊り場の方へ向かった。
珍しく、この間は霊組のみんなに呼び出されているからだ。
すう、と息を整えながら壁にもたれかかる。
そうすると、私の意識はぐるぐると回り出していく。
*
*
*
すこーしだけ、元の校舎より寒い気がするこっちの世界。
廊下の上の方を見てみると、「五年霊組」と古い札が掛けられていた。
今日も頑張るかあ、と両手を伸ばして立ち上がった。
霊組の中の方からは、大きな騒ぎ声が聞こえて来て私は少し笑った。
「わあ、ともとも!」
「やっと来たわね、待ってたのよ」
「ハロー、友花!」
茶色の扉を押し開けた私を見るなり、一斉に視線が集まる。
最初の声は花ちゃん、あさひ小に住み着いたざしきわらしだ。
次の声は鏡子(きょうこ)さん、家庭科室に宿った鏡の精。
最後の明るくて高い声は、ドクパンだ、理科室のガイコツ模型だ。
いつもなら、このままガールズトークが始まるんだけど。
今日は何だか、みんなの空気が違うように思えた。
私がきょとんとしていると、私の前に鏡子さんが進み出てきた。
そして声を潜めると、耳元に唇を寄せた。
「————————……もうすぐ、あの日が来るわよ」
「そうそうっ、あの日!」
「10月といえばっ、あの日、だよねえ」
後ろで騒いでいる花ちゃんとドクパンは無視して、私は首を傾げた。
あの日、10月といえば、とは何だろうか。
私がまるで分からない顔をしているのに気付いたのか、鏡子さんは大きく溜め息をついて、口を開いた。
「ハロウィンよ、友花、10月31日の!」
「……それが、どうかしたんですか」
私はそれほど、おかしなことを言ったのだろうか。
次の瞬間、大きな声が霊組を包み込んだ。
ただ、私は耳を押さえながら。
子どもおおかみの幽霊のわんころべえは、キャンキャン鳴いていた。