二次創作小説(紙ほか)
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- 東方狂乱舞
- 日時: 2017/05/20 12:23
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
乱舞・・・入り乱れて、舞うこと。
踊り狂うこと。
海登 澄花(みとう すみか)
能力を操る・作る程度の能力を扱う。
温厚な性格で、どんな人とも仲良くなれる。
黒く短いショート。
月野 樹雨(つきの きさめ)
言葉に力を持たせる程度の能力を扱う。
ちょっとやそっとじゃブレない精神の持ち主。
朱色の髪のポニーテール。
木陰 海未(こかげ うみ)
倒れているところを神子に助けられる。
痛みがなく、つらい過去を持つ。
湯宮 素亜(ゆみや そあ)
不快な性格。
海未の痛覚を消した張本人。
- Re: 東方狂乱舞 ( No.19 )
- 日時: 2017/05/21 15:22
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第17話 大天狗の人間
私は今、魔理沙と咲夜と妖夢、鈴仙と早苗とともに
博麗神社にいる。
目の前には人間の姿をした大天狗、
天風 颯夜がいる。
霊夢「きょ、協力?」
颯夜「お前たちの前に敵が現れたことは知ってるんだ。
素亜とフェーデという輩だろう?」
魔理沙「お、おい!なんであの場にいなかったはずの
お前がそれを知ってんだよ!?」
私には、その理由は分かる。
彼は大天狗だ。
颯夜「さっきも言ったはずだぞ。俺の能力は
神通力を扱う程度の能力だ。
神通力は6つある。
まず『神足通』、思い通りにどこへでも到達できる力。
『天眼通』、距離も大きさも関係なくどんなものも見れる力。
『天耳通』、全ての音や声を聞き分ける力。
『他心通』、思うことをすべて知ることができる力。
『宿命通』、自分と他人の過去や世の状態を知る力。
あと1つあるがまあいい。
これで分かってもらえたか?」
全員がうなずく。
鈴仙「心強いですね!」
咲夜「・・・・。」
咲夜は颯夜をじっと見つめる。
霊夢「?咲夜?」
咲夜「っ!ご、ごめんなさい。」
どうやら咲夜は颯夜に見惚れていたらしい。
まぁ、たしかにいい顔してるけど。
- Re: 東方狂乱舞 ( No.20 )
- 日時: 2017/05/21 15:54
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第18話 動き出す者たち
???「・・・晴狗、お前はもちろんあの大天狗の
ところへ行くんだろ?」
???「・・・そうだけど?」
???「そうか・・・、お!時間だな、じゃあ行くか・・・。」
そういうと、赤黒い羽が生える。
同時刻
澄花「・・・神子さんたちと幽々子さんたちには
2人のことを伝えておいたので。」
澄花が言う。
コル「じゃあトラスト、レヴェリー。
それぞれ向かってくれ。」
トラスト「分かった、気を付けろよ。
コル。」
それだけ言うと、2人はそれぞれ別方向へ向かう。
神霊廟
神子「・・・レヴェリーさんですね。
ここまで来ていただきありがとうございます。」
レヴェリー「いいえ、お礼なんて・・・。」
その顔を見ると、みんなが驚く。
青娥「男・・・なのよね?
随分ときれいな顔をしてるのね。」
布都「ここまでの美男子は初めて見ました。」
神子「えぇ、わたしもびっくりしましたよ。」
白玉楼
幽々子「・・・そう、あなたがトラストね?
わざわざ悪いわね。」
トラスト「いいや、構わないさ。」
幽々子「あなた、銃を扱うの?」
目についた白の銃を指さす。
トラスト「おっ?これか?
俺は主に剣術とかしか使わないから、
あんまり使わねぇな。」
- Re: 東方狂乱舞 ( No.21 )
- 日時: 2017/05/21 16:50
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第19話 大天狗の相手
霊夢たちの前に2人、敵がやってきた。
1人は禍々しい羽のある青年だ。
もう1人は口元の隠れた黒いマントを身に着けている。
颯夜「霊夢たちはマントの方を・・・。」
早苗「そんなっ!?危ないですよ!」
そんな早苗に少し微笑む。
颯夜「あっちは俺の相手だ。」
???「久しいね、颯夜?」
不敵に笑う。
颯夜「晴狗、お前・・・。」
晴狗「ハハッ!颯夜を殺せば、俺の強さを証明できるんだ。」
晴狗が刀で斬りかかる。
それを蹴りで弾き飛ばす。
???「・・・さて、あっちも始まったし、
始めようか?博麗の巫女たち・・・。」
咲夜「あなたは私たちのこと知ってるようだけど、
私たちは知らないわよ?」
???「それは悪かったな。
俺は友羽だ。じゃあ、始めるか。」
霊夢「遠慮はいらないわ!」
颯夜「くっ!!」
地面に着地し、膝をつく。
昔よりも力が強くなっている。
颯夜「・・・晴狗、なんでお前が敵に・・・。」
晴狗「お前になんてわかんねーよ・・・。
俺にもっと力があれば、俺だってお前と同じように
なれたんだ!!
お前に何が分かる、強いお前に
何が分かるんだよっ!!!・・・だから
お前を殺して、強いことを証明するっ!!」
- Re: 東方狂乱舞 ( No.22 )
- 日時: 2017/05/21 17:18
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第20話 風の先へ
晴狗「コロシテやる、コロシテやる・・・・ッ!!」
刀で何度も斬りつける。
その速度にはほとんどついていけない。
颯夜の肩に刃が何度も何度も刺され、血が噴き出す。
颯夜の腹に力強い拳がめり込む。
地面に倒れ込む。
颯夜「・・・・・。」
晴狗「・・・これで俺の方が強いんだ。」
そうつぶやくと倒れる颯夜の胸元に刀を
突き刺そうとしたその時。
いつの間にか地面に倒れ込み
動けなくなっていた。
晴狗「・・・・えっ・・・?」
今、何が起こった?
いつの間にか颯夜の背中に金色の羽が生え、
瞳が金色に輝いていた。
その姿に全員が呆然としている。
晴狗「クソッ!!動け、動けっ!!」
颯夜「晴狗、足掻いたところで意味はないぞ。」
晴狗「嘘、だろ・・・お、お前に・・・
こんなことはできなかったはず・・・!!」
驚きを隠せず、悔し涙を流す。
そんな晴狗に近寄る。
颯夜「ここまで追い込んだんだ。
十分強いさ、その強さをもっといいことのために
使えよ、晴狗。
・・・・さて、と・・・
あとは、お前だけだな。」
- Re: 東方狂乱舞 ( No.23 )
- 日時: 2017/05/21 19:15
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
番外編 気弱な姫とメイド
時間軸は14話ぐらい。
紅魔館
レミリア「・・・紫に連れてこられたのね?
たしか、海奈よね?」
白いブラウスに赤いタータンチェックのスカートをはいた少女
海奈がこくりとうなずく。
海奈「レミリアさんみたいに強かったら、涼さんと月見さんに
迷惑をかけずに済んだのにっていつも思うんです。」
すると、メイド服を着た新米メイド月見が慌てて言う。
月見「そ、そんな!迷惑だなんて・・・、
わ、私も戦えないですし、涼さんみたいに
素早くできないですし・・・。」
そのやり取りを見てレミリアとパチュリー、咲夜が
笑う。
レミリア「月見、何事も気持ちよ。
最初からなんだってできる人なんていないもの。
海奈、あなたも彼女が失敗しても責めないでしょう?」
海奈「はい、むしろそれを責める方がおかしいです。」
パチュリー「そういえば、涼。あなたは2人のこと
迷惑だと思ってる?」
パチュリーの問いに首を横に振る。
涼「いいや、迷惑じゃない。
むしろ、感謝してるさ。」
咲夜「感謝?」
涼「俺は外の世界にいたんだがな、みんなにできないこと
すべてを完ぺきにこなせたせいで、いろいろ
やられてね。時には、殴られた時もあった。
もちろんやり返すこともできたが、勇気がなかった。
で、傷ついてるところを2人に助けられたんだ。」
涼が2人の方をチラ見する。
咲夜「あなたにとっては、命の恩人なのね。」
レミリア「なら、彼の良い主じゃない。」
海奈「え?」
きょとんとしている。
咲夜「ふふっ、その優しさにほれ込んで
貴方のもとにずっといるのよ。
だって、嫌いだったらあなたのそばにいないでしょう?」
海奈が泣きだし、涼と月見が駆け寄る。
月見「だ、大丈夫ですか?」
心配する月見の言葉にうんうんとうなずく。
涼「(困ったときは頼れよ、お嬢様・・・。)」