二次創作小説(紙ほか)
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- Re: Dear my princess!
- 日時: 2017/06/25 20:25
- 名前: 電コ (ID: 3i70snR8)
やさぐれ庶民とボンボンとかテニスのお話。
※テニスの王子様二次小説です。閲覧注意。
- Re: Re: Dear my princess! ( No.23 )
- 日時: 2017/08/02 21:41
- 名前: 電コ (ID: fhP2fUVm)
テニス部…入る気ないわ。
「白石がいたら百人力だよ、君は不二に勝ったんだ。その不二も今、青学の
高等部で頑張ってるし、白石なら絶対強くなるよ」
悪びれなく嫌味なく。なんちゅーキラキラした目をしとるんや。それに引き換え…
「た、体調でも悪いのか…?俺の知ってる白石じゃないや…」
俺は死んだ目をしている。
「テニスは辞めたんよ」
「そうか、気が向いたらテニス部に顔だしてくれよ。じゃあな」
ええやつ、俺の良心が抉られる。テニス辞めたんは、飽きたから。
- Re: Re: Dear my princess! ( No.24 )
- 日時: 2017/08/02 22:03
- 名前: 電コ (ID: fhP2fUVm)
俺が初めて賞状貰ったんは、小2のとき。新人戦の府大会、低学年の部。通っとったクラブの一員として、テキトーに出場することになった。
いつの間にか勝ち上がって2位になってた。サクッと勝ってもうた。ちっこい俺を母親はいつもビデオカメラを回して、試合のビデオを撮ってくれた。
「くら、1回戦全然足動いてへんよ」
「おれ勝ったからええねん!」
試合の結果より内容。完璧なテニスをするという俺の概念を作ったのは、今思えば母親。そっから俺はシングルで公式戦にでるようになった。
「蔵ノ介」
「はい」
コーチに呼ばれて、
「お前は府選抜に選ばれた、おめでとう」
俺は4年生から中3までずっと府選抜やった。だけど、やっぱり憑き物がある。
「白石、コート汚いで。やり直しな」
「さっき、加野先輩からOK貰ったんです」
「は?調子乗んな」
「お前また違うチームにちょっかい出したやろ」
「出してないわ」
「俺の母ちゃん見てんねん」
嫌がらせ。小学生からやしとっくに慣れてんけど。母親も色々あったらしい。
- Re: Re: Dear my princess! ( No.25 )
- 日時: 2017/08/04 19:15
- 名前: 電コ (ID: 3i70snR8)
初めて大人が汚いということが、ようわかった。
- Re: Re: Dear my princess! ( No.26 )
- 日時: 2017/08/11 00:25
- 名前: 電コ (ID: 3i70snR8)
次はゲーセンに行こう。午後6時を回った。
「かーちゃん帰ってこいってうるせーんだよなぁ」
「マジで?俺なんも言われねーよ」
「タカシん家は、親がお前を信頼しきってんだよ」
「うちのイケメン代表は?」
「俺も何も言われね」
「お前すぐ反応するようになったな!」
あー、楽しい。金髪、長髪やらピアスやらの集団に見えるだろうけど、普通に楽しい。道路はかなり混雑。夕方の街は人通りが多い。
「はぁ、うるせえ」
父親からの着信、俺は絶対出ない。兄貴からもかよ、大学行ったのそんなに偉いかよ?あー激ダサだ、どいつもこいつも。
「亮のスマホめっちゃ鳴るな」
「1回出たら?」
「いや、別にいーわ」
また鳴った。
「さっきからうる…」
「か、母さんがっ、倒れた…」
「は?」
呂律の回っていない父親からポツポツと言葉が途切れて聞こえる。母さんが?倒れた?
「西都台病院にいる、お願いだ…母さんが、母さんが、どうしても、お、お前に…会いたがっている」
- Re: Re: Dear my princess! ( No.27 )
- 日時: 2017/09/09 21:42
- 名前: ラビ (ID: Mm9jHYga)
変な取材を受けてしまった。
なんだか気分が重い。
「はぁ…」