二次創作小説(紙ほか)

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東方善悪記
日時: 2017/08/02 18:24
名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)

新たな主人公
幻想郷の希望
加恵 珠美(かえ たまみ)

幻想郷に認められた存在。
幻想郷と話すことができ、みんなと仲がいい。
時に強者たちに注目されているらしい。
明るく、優しい。
________________________________

氷鉋 真斗(ひがの さなと)

人間と吸血鬼の混血。
主に使う能力は見抜く程度の能力。
本来は恐怖を操る程度の能力。
気が利き、どんなことでも折れない。

豪風 珊瑚(たけかぜ さんご)

人里を守る神。
普段から仮面をつけていて素顔は見たことない。
強さに関しては申し分ないほどの強さ。



Re: 東方善悪記 ( No.27 )
日時: 2017/08/05 13:36
名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)


第27話 苦しみの憎悪

霊夢「フロル、それは本当なのっ!?」
フロル「嘘いうわけないじゃないですか!急いでください!
    真斗さんが時間を稼いでくれてるんです!!」
すっと珠美が立ち上がった。
珠美「な、なら私だけで構いません!」
霊夢「そんな!?危険よ珠美!!」
珠美「でも助けてあげたいんです!!!
   お願いします!」
そこまで言われては仕方ないと霊夢が折れた。
________________________________

フロルとともに千真のもとへと駆けつけた。
珠美「千真さんっ!!」
真斗からゆっくり手を放し、ゆらゆらしながら立ち上がり
こちらを振り向いた。
フロル「本当に珠美ちゃんだけで大丈夫?」
珠美がうなずく。
「そっか。」と言い、フロルが真斗のもとへ駆け寄った。
千真?「珠美だっけ?オマエもジャマシニ来たのか?」
珠美「はい、邪魔というより貴方の中にいる千真さんを
   助けに来ました!」
千真?「つくづくジャマがハイル・・・。」
珠美『新符「ライズライジング・サン」』
千真は避けようとして動こうとするも動かなかった。
千真?「クソッ、ナニヲする!?ジャマダ、ドケッ!!
    グアァァァァァァッ!?」
弾幕に被弾し、膝をつく。
珠美『光符「クロスグリッター」』
千真?「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
________________________________

千真?『クソッ、なぜだなぜこうもうまくいかないっ!!!』
邪魔をしてきた真斗とフロル、そして珠美を憎く思う。
???「それは純粋に彼女の方が強いからだ。」
そこには鎖で硬く縛ったはずの千真と・・・珠美がいた。
千真?『貴様ァ・・・よくも、よくも邪魔してくれたなァ!!
    殺してやる、コロシテやるーーーーーーッ!!』
珠美に殴りかかろうとしたとき、体中に太く重い鎖が巻き付く。
うつ伏せに倒れ、上からさらに鎖がまかれ、珠美が
しゃがんで見ていた。
千真?『貴様ァ、よくも、ヨクモーーーーーーーーーーッ!!
    コロシテヤル、コロシテヤル、コロシテヤルッ!!
    死ね、死ね、死ね、死ねェェェェェェェェェェェェェッ!!』
喉がはち切れるほどの声でそう言う。
その目からはポロポロと涙が流れていた。
珠美は片目を閉じ、心を読む。誰かに構ってほしい、そう思って
いるのが分かった。
鎖が段々と軽くなる。

Re: 東方善悪記 ( No.28 )
日時: 2017/08/05 13:53
名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)


第28話 本当の思い

鎖が軽くなり、千真?が立ち上がった。
それと同時に珠美が抱き寄せた。
千真?『アァ・・・?』
珠美「誰かに優しくしてほしかったんだよね?
   誰かに構ってほしかったんだよね?」
千真?『何を言ってやがる、俺はみんなをぶち殺すっ!
    構ってほしくなど・・・!』
そこで言葉に詰まってしまう。
やっと異変に気付いたのだ。
千真?『なんで、だよ・・・なんでこんなに・・・
    なんで涙が止まんないんだ・・・っ!!なんでこんなに
    くるしいんだよ・・・っ!!』
珠美「そうだ!なら私が夜、来てあげるよ。
   どうどう?」
千真「夜?夢の中で見たいな?」
珠美「そうそう、眠ったら精神世界に来る的な。」
千真?『・・・ごめん、珠美、千真・・・。でも約束する。
    もうこんなことしない。』
________________________________

その言葉が終わるとゆっくりと2人は目を覚ました。
フロル「よかった〜、2人とも大丈夫?」
真斗「大丈夫か?千真、珠美。」
2人は頷いた。
真斗は体中に包帯を巻いていた。
千真「っ!?これも俺が・・・っ!?ごめん、謝って許される
   ことじゃないが・・・。」
真斗の方を見ると、笑っていた。
真斗「どこに謝る要素があるんだ?珠美の力で何があったかは
   知ってる。あれはお前の本当の思いが具現化した存在。
   それに俺が弱かったから止められなかった。
   ハハッ、1番弱いのは俺かもな。」

Re: 東方善悪記 ( No.29 )
日時: 2017/08/05 16:52
名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)


第29話 始まった異変

それは突然の事。
千真の暴走から約一週間が経った。
突然、人里に現れたのだ、悪魔が・・・。
________________________________

博麗神社に珠美は神を降ろした。
霧と境界線を司る神、アメノサギリ。(アメノ)
アメノ「・・・魔法の森の奥地にある祠、あそこに
    黒幕がいる。」
魔理沙「そろそろ決戦ってことか?」
霊夢「そうね、向かいましょうか!」
そして全員で魔法の森の奥地にある祠に向かった。
________________________________

???「待ちなよ、博麗の巫女さんたち?」
少女の声が聞こえた。
周りにたくさんの悪魔を引き連れている。
???「せっかくだし名乗ってあげる。私はリル。
    この先にはいかせない!」
魔法陣から緑色のレーザーが放たれる。
フロル「みんな、先を急いでください!」
紫「私も手伝うわよ、フロル。」
ここは2人に任せて、珠美たちは先を急いだ。
紫『境符「色と空の境界」』
フロル『力天使「光り輝く天使」』
紫の妖力が上がった。
紫「なるほどね、これなら十分あの悪魔を倒せるわよ。」
リル「白魔法で天使の力を使ったってわけね。」
リルが接近してきたところで何者かがリルを拘束した。
フロルが呼び出した天使、ミカエルの束縛術だった。
フロル「今です!」
紫『廃線「ぶらり廃駅下車の旅」』
スキマからは廃電車が現れ、リルを撥ねた。


Re: 東方善悪記 ( No.30 )
日時: 2017/08/05 19:46
名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)


第30話 善と悪の宴

祠の中、多くの悪魔がこちらを見ていた。
その奥から前に出てくる悪魔がいた。
???「・・・ユミル、いや今は珊瑚だったな。」
珊瑚は仮面の奥で静かに怒りを燃やしていた。
ユミルと珊瑚?じゃあ豪風 珊瑚という名前は偽物?
珊瑚「ラウル兄さん・・・。」
魔理沙「はぁっ!?兄さんだぁっ!?」
悪魔たちも同様に驚いていた。
ラウルが片掌を前に出すと珊瑚の仮面が砕け散り、
素顔が見えた。
綺麗な顔立ち、ラウルと同じ灰色と黒色の目。
確かに似ている、兄弟ということも頷ける。
ラウル「兄弟であろうと容赦する気はないぞ?」
珊瑚「・・・俺がメインじゃない、本当の意味で倒すのは
   こっちの2人だ。」
珠美と千真の背中を押す。
ラウル「面白い、やってみろ!雲母 千真、加恵 珠美!!」
その声と同時に悪魔の大群が動き出した。
幽々子「霊夢たちーっ!!」
白蓮「あなたたちは幹部らの相手をしたください!」
全員が大群の上空を通り過ぎ、奥へやってきた。
________________________________

Re: 東方善悪記 ( No.31 )
日時: 2017/08/05 20:51
名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)


第31話 繋げ、未来へ!

千真「ぐあっ!」
両腕をクロスさせながら吹き飛んできた。
相手も珊瑚と千真を相手しているせいか消耗している。
ラウル「流石だな、珊瑚、千真。」
珊瑚は後ろに回り、斬りかかった。
だがそれはおとりに過ぎなかった。
そのまま拘束し、珠美に合図する。
珠美『幻想符「天翔る光」』
神力と霊力をまとった光がラウルを包んだ。
________________________________

全部の悪魔が消え去った。
それと同時に夜が明けた。

今日はどんな日になるかな?
    
              終わり🐦


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