二次創作小説(紙ほか)

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東方tale
日時: 2018/01/09 14:03
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

これは幻想郷にやってきて数ヶ月経った人間と幻想郷の物語。

序章 二人の少年・少女のこと >>02-03
一章 equipment >>04-07
二章 Amour et lutte >>08-16
三章 Signal-Versammlung >>17-25

Re: 東方tale ( No.24 )
日時: 2018/01/08 18:58
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


結界に出た瞬間。
「うげっ!!?」
霊夢と魔理沙が同時に肩を組んできた。
「やるじゃないリム!結構前なんてそこら辺の妖怪でも
 ビクビクしてたくせに!!」
「白阿に降参って言葉を言わせるなんてな!」
「い、いや偶然だよ!」

「偶々じゃないと思うぜ俺は」
響樹は三人のやり取りに割って入った。
「白阿も言ってたぜ?リムの強さは本物だってな。アイツあまり
 人のことを褒めないんだぜ?アイツをぎゃふんと言わせるほどの
 力があるってことだぜ」

 ◆

「ルミネ」
エルはルミネに声をかけた。
「あ、はい何か?」
「その、これありがとな大事にする…それと俺もルミネのことは
 異性として好きだ…」
「え///」
「これからはよろしく」
エルは片手を出した。その手をルミネはギュッと握った。

すると周りから拍手が起こった。
この日は二人にとって最高の日になったことは誰もが分かった。


そのうち日は沈み、神社は物静かになった。
「…ねぇ兄さん」
「なんだ霊夢。何か不安なことでもあったか?」
霊夢は勾時から感じる霊力以外のことについて聞く。
「霊力以外にも妖力を持ってるの?天騎みたいな半人半妖でも
 ないのに…」
「……長い間、妖刀に支配されてたからな。その妖力が俺の身体に
 入っちまったってところだろ」
「そう…」

Re: 東方tale ( No.25 )
日時: 2018/01/09 13:58
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


異変解決まで後三日。
大体の人物が強くなろうと修行に励む。

そして翌日、異変解決まで残り二日。
人里の人間たちを結界が張ってある博麗神社へ避難させる。

 ■

「…どういう意味だ」
「別に貴方の恋人が消えても良いなら、仲間を連れてくれば?」
イブのその言葉を耳にし、すぐ攻撃に入った。

「先ほどはまんまとやられかけたけど今は私たちの方が
 優勢ね」
エルが後ろに回ったところに鎌が振り下ろされる。
とっさに目を伏せるも鎌は降ろされない。

「…一人で挑むなんて無謀すぎることだ」
ユエの鎌を持つ手を掴み止めていたのは怪斗だった。
「舐めないでよ!」
イブも攻撃に徹するも弾幕に遮られた。

「エル、大丈夫か?」
「遅くなって悪かったな」
上空から二人の魔法使いが降りてくる。
「魔理沙、響樹!?」
「全く……忘れてもらっちゃ困るわ、エル」

弧を描くように霊夢、勾時、レミリア、フラン、咲夜、パチュリー、
ルミネ、天騎、早苗、妖夢、鈴仙たちが。

「よくやってくれたねその悪知恵についてはすごいもんだよ」
「ヨル、そこは褒めるはことではないと思うぞ」
イブたちの後ろには怪斗とヨル、白阿、諫、さとり、こいし、
勇儀、萃香、お空、お燐たちが。
「まぁ僕たちだけじゃない…斬月も、だ」
ヨルは上を指さした。

Re: 東方tale ( No.26 )
日時: 2018/01/09 18:06
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


戦いが始まると同時にリムとアリス、そして紫、幽々子、神奈子、
永琳、白蓮も参戦する。

「…で、俺たちは隊長を蹴散らせってことかよ」
天騎はナイフを手に持ち相手を見据えた。
死神リズルも鎌を構えていた。

「…天騎さん、彼女の扱う糸には気を付けてください」
さとりは小声で助言した。
「ん?どういうことだ?」
「切り裂いた傷を対象に攻撃をしたりできるのです。たぶん天騎さんの
 能力であればどうにでもなると思いますが一応気を付けてください」
「ありがとなさとり。弱点の方は頼んだ。…さてと、やるぞ」

 ■

「いやー数ばかり多くて大変だね斬月」
「その割には余裕そうだな、俺も言えないが」
「ここでくたばるほど僕たちは柔じゃないさ。みんな根強いし」
二人は背中を合わせる。
ヨルは斬月の背を斬月はヨルの背を守る。

「じゃあそっちは頼むよ斬月」
「頼んだぞヨル」

 ■

リーズとエルは激しい戦いを繰り広げていた。
「予想以上だな」
「それはこっちのセリフだ。だが俺も負けていられないんだ!」
霊力で作った刀で幻のようにとらえることが出来ないはずの
リーズの身体に一つの大きな傷が刻まれた。

Re: 東方tale ( No.27 )
日時: 2018/01/09 18:47
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

彼女は死神と人間の混血だった。

「え、死神の血を?」
「らしいぞ。近づいたら死ぬかもな」
「やだ〜近づかないようにしよ」

 ◇

さっきからリズルの攻撃に異変を感じていた天騎。
落ち着いた様子はなく寧ろ何かに恨みを持っているような…。
「ッ!?」
身体には浅いが無数の傷が出来ていた。
リズルが指を鳴らすと同時に爆発する。

「天騎さん!!」
「お兄さん!!」
煙が晴れると咳を混み、四つん這いになっていた天騎の姿だった。

「まだ戦うんですね。…」
「げほっ、当ったり前だろ…“復合「合傷」”」
傷が消え、ふらつきながらも立ち上がった。
「お前、半人だろ?みんなに怖がられてたみたいだな」
リズルは顔を引きつらせる。

「貴方には分からないでしょうね。私と同じ半人のくせに
 みんなと仲良く…———ッ!?」
天騎は手に持っていたナイフを手放した。
「なら半人同士、仲良くしようぜ!」
リズルはゆっくりと頷いてしまった。
そして泣き崩れた。


Re: 東方tale ( No.28 )
日時: 2018/01/09 20:42
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「…その実力に称して少し本気を見せてやろう」
リーズの鎌は刀に変わり炎を纏っていた。
その刹那
「ッ!?」

エルは刀で貫かれ、その場に崩れる。

「エル!?」
全員が目を向ける。
紫がスキマでエルを移動させ、天騎が能力で傷を塞ぐ。
「…天騎さん、傷の方は」
「あぁ安心しろルミネ。完璧にとは言わないが死ぬほどでは
 ないからな。だが、しばらくは動けないだろうな」
斬月は黙って刀を抜刀しリーズの方へ向かう。
紫はすぐ結界を張り巡らせるよう指示した。

魔力、妖力、霊力が混ざった結界が張られた。
「(久しぶりに見るね斬月の本体…)」
美青年姿のヨルは笑った。

ヨルにだけ伝わる肌を焼くような神力を感じていた。

 ■

刀同士がぶつかり合う度、斬月の神力が上がっていく。
「分かるぞ、貴様から感じる俺への怒りを…」
「当たり前だ、エルに関わっていた者はそれぞれ思いがある。
 流石の俺もこの怒りは抑えられない」
二人は距離を取る。

すぐにリーズは膝をついた。
重々しい斬月の神力が辺りを包み込む。
眩い光が消えるとそこにいたのは青い和服に黒くなった髪の後ろ髪を
束ねた斬月の姿だった。


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