二次創作小説(紙ほか)
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- 銀魂−collect−
- 日時: 2018/06/24 17:07
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
幼い頃に両親を亡くした少女、花咲 千尋(15歳)
彼女は様々な人物に支えられ育てられた。
そんな彼女のかぶき町での暮らし。
将軍暗殺へ続く物 >>01-07
幕間 >>08
親切者たちは過去を持つ >>09-11
真選組が去る日 >>12-25
急に飛んで世界を救うまで >>26-28
- 第24訓笑いの基本はテンプレ ( No.24 )
- 日時: 2018/06/24 11:04
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「…へぇ黒縄島にいる仲間を助けるために手を貸してほしい、か。
どうするよ?水月」
水月は着替える手を止めた。
「…手は貸す」
「へぇ、意外だな。てっきり断ると思った。どうしたんだよ
一体全体」
◆
そのまま三人は地球へ戻っていた。
疲れたのか千尋は伏せて眠っていた。神霧は彼女に近くにあった
自身も上着をかけた。
「なんかよぉ、ここには女なんて一人もいなかったし関わった
こともなかったし…でも結構楽しかったよな。結構良い奴だし。
なんか…あんな小せえのに母さんもいねえとか辛いだろうな」
「…面倒事は神霧に任せる」
「はぁ!?お前もやれよ!それどういう虐めだコラァ!!」
「黙れ」
「ぐぁっ!?」
神霧に水月は強めの腹パンをし強制的に黙らせた。
あまりの威力に神霧は腹を抱えその場に蹲った。
「あの…大丈夫?」
「ってて…いつものことだからな。って起きてたのか千尋」
「うん、神霧さんが殴られた辺りから、かな?」
「なら丁度良い…お前ら二人でちゃっちゃと行ってこい」
床が突然開き浮遊感に襲われそのまま真下へ落ちていった。
「いやァァァァァ〜〜〜〜〜!!!!」
- 第25訓朝日が昇り一日が始まる ( No.25 )
- 日時: 2018/06/24 11:35
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「ッ、あれが黒縄島!?」
眼をショボショボさせながら千尋はそう言った。
今、彼女は神霧に抱きしめられていた。
「あれかー、じゃああそこで戦ってんのが万事屋か?」
「ず、随分と楽しそうですね…神霧さん」
彼は下の様子を見てニヤニヤと笑っていた。
「当たり前だろ?俺も戦闘は好きなんだよ」
「(やっぱりそういうのは変わらないんだ…)」
「ほら地面が近くなってきたし構えとけよ」
その刹那、地面にクレーターを作り二人は地面に降りたった。
「千尋ちゃん!?それに確か君は…」
「すごいアル千尋ちゃん!」
真選組も万事屋も全員傷だらけで満身創痍といった感じだった。
「…ここは一つ取引しようぜ?真選組」
歩きながら神霧そう言った。
「俺は最大限お前らを助ける。戦闘面で俺は結構役に立つと
思うぜ?その代わり、お前らはどうやら俺たちをまだ敵視してる
みてえだからな。仲良くしようってことだ」
「…俺は賛成ですかね」
副長である山南は土方と共に賛成した。
「今、この場では敵に狙われている。ならこっちにも
手数は必要です。それも夜兎に続く戦闘種族である
秋兎族である彼が仲間になってくれるならこちらとしても
利益はある…近藤さん、どうしますか?」
近藤は少し唸った。だが少しして答えを出す。
「分かった。神霧さんだったか?俺たちに協力してくれ」
「いやぁ話が早くてたすかるぜ」
素早く拳を突き出し、辺り一面を吹き飛ばした。
「丁度やりたかったんだよな!コイツらを!」
「(コイツ凄い血の匂いがするネ。幾度も戦場を駆けてきたって
こと…)」
神霧は真っ直ぐ進んでいき邪魔する敵を全て倒して見せた。
◆
島を抜け、真選組の戦艦に乗り全員が江戸へ戻る。
丁度の頃で日の出が上がった。
その場所では真選組と信女が日の出に向かって敬礼していた。
- 第26訓さよならじゃない、また明日 ( No.26 )
- 日時: 2018/06/24 14:49
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「いやぁ少し寂しくなるな〜山南くんが来なくなると」
「チンピラ警察の中でも愛嬌もあったし、優しかったものね」
「松原兄ちゃんも来なくなっちゃったよ…」
老若男女問わず全員が真選組(特に山南や松原)が来なくなったことを
悲しそうに話していた。
今、近藤たちが営んでいた道場は伊庭が代わりに営んでいるらしい。
◆
「えぇ〜〜〜〜!!?」
アイドル寺門通はある道場で声を上げた。
「真選組の人たち居ないんですか!?」
「う、うん」
伊庭は頷いた。通はガックリと項垂れた。
「そんな〜一日局長やらせてもらったとき山南さんに世話になったから
お礼に来たのに〜…」
実のところ彼女は山南に惚れていたのだ。
「ごめんね来てくれたのに。彼らは江戸を守るために江戸を
去ったんだよ。大丈夫、きっといつか帰ってくるよ」
「そうします。伊庭さん、ありがとうございました!
また来ますね」
そう言って彼女は背を向けた。
「(そういえば『また』って言ってたような?)」
- 第27訓帰って来たアホ共 ( No.27 )
- 日時: 2018/06/24 16:23
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
今から数十分前アルタナ解放軍戦艦内。
そこには喜喜、桂、坂本そして相手方の提督がいた。
「(ヤバい!トイレに!トイレに…)」
そう思い喜喜は立ち上がろうとするも桂と坂本に
止められる。
「安心しろ」
「替えはちゃんと持ってきてあるから」
「Σ(゜д゜lll)ガーン」
二人の持っているブリーフを見るなり座る。
「まさかこれを発射させる気なのか。後三分」
ブゥッ!
天人が近づいた瞬間、将軍は少しやってしまった。
「ま、まさか!侍の腹にはある力があるという。それを
腹ギリという」
「「(いえ…ウ○コです)」」
「食物繊維というものを食べさせることでその威力を
抑えることができる」
「(詳しいけど…ウ○コです)」
◆
その辺りを聞いた新八は深いため息とともに
同じことを言った。
今現在、この辺りにはアルタナ解放軍が暴れ回っていた。
「よぉ眼鏡くん」
新八が顔を上げるとそこには一人の男がいた。
神楽が話していた男だ。
恐ろしいほどの白い肌の男…。そして日光に慣れた男。
「夜兎…霊竜!?神楽ちゃんが言ってた骨折りの霊竜って!!」
「別にお前の新八の骨を折るつもりはない。俺は夜兎…
戦場で暴れる動物だ」
◆
城内。
「え…え!?」
さよは思わず二度見した。
「久しぶりですね、姫様」
「松原様!」
「俺だけじゃない。俺たち真選組、ただいま帰還しました」
さよは思わず松原に抱き着いた。
一方、銀時たちは帰って来た真選組と共に走っていた。
「変わったなんてもんじゃない…もうメタモルフォーゼして
プリキュアになるレベルだから!山南さんが変わってたらって
予想したらヤバい」
「あはは、そんな簡単に俺は変わらないよ千尋ちゃん。
まぁ色々みんな変わったけど特に問題はない!…と思う」
「最後のがなければ!」」
- 第28訓いつも大人しい奴でも危ないことをする時がある ( No.28 )
- 日時: 2018/06/24 17:06
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
爆発に千尋たちも気付いた。
「千尋、来いよ」
最近よく地球に来るようになった神霧は千尋を呼んだ。
大きくした鉄扇を肩に担いだ。
「行くんだろ?何が何でも」
「勿論」
◆
真選組は物陰に集まっていた。
「サンナン先生、俺たちにはボーナスはあるんすか?」
「う〜んそうだな…事にもよるけど300人倒したら一つ
何かしてあげるよ」
全員がざわつく中、永倉と島田はその様子を眺めていた。
「山南、割と楽しそうだな」
「まぁそれが山南だろ」
大きな爆発と同時に全員が動き出した。
物陰から出て集団でそのまま止めにかかった。
「来たな戦闘狂」
「戦闘狂じゃあ不安か?警察」
神霧は山南と目を合わせた。
「何っ!?なぜこんなところに秋兎族が…!?」
「ぐああああ!?」
近くの天人が悲鳴を上げ白目をむいて倒れた。
「霊竜さん!」
「クックック…もっとやってやるよォォォォ!!」
いつもクールな霊竜が狂気的な笑みを浮かべ次々と
敵を倒していく。
「あんなに性格変わるもんなんだな…」
「同感…だけどいけるよ」