社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【第1部】さぁ、復讐を始めようか【完結しました!】
日時: 2013/07/05 14:55
名前: 杏里 (ID: IfRkr8gZ)

初めまして。
いつもは、コメディ・ライト板に出没している、哀歌と申すものです。
書き始めて3年のひよっこですが、よろしくお願いします。

第一部 さぁ、復讐を始めようか。
プロローグ >>1
本編    >>2


〜お客様〜
藍永 智子様
しずく様
イロハモミジ様
Yu-Ta(元Yu-Ki)様
兎咲様
奇妙不可解摩訶不思議様
森沢美希様

Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.50 )
日時: 2013/02/08 20:56
名前: 杏里 ◆wcVYJeVNy. (ID: IfRkr8gZ)

18話 「無理だよ」


(……1人で、復讐を続けるのか?)
もう1人の私が、私に問いかける。
(……ええ。この私がやめるわけ……無いでしょう?)
(そりゃあそうか)
(ええ……)
自分の部屋の布団に寝っ転がり、あの子……詩織ちゃんと撮った写真を見る。
写真嫌いのあの子と撮った、数少ない写真だ。

(……あんな女、忘れてしまえば良い。お前を裏切った女なんて……)

「無理だよ」

いくらあれがーーあの優しさが偽りなのだとしても、私はあの子を忘れられない。忘れる事なんてできない。
だって、初めてだったから。あんなに優しくされたのは。

(俺たちは、やっぱり愛情に飢えてるんだな)

もう1人の私の声が、遠くで聞こえた。

Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.51 )
日時: 2013/02/09 18:12
名前: 杏里 ◆wcVYJeVNy. (ID: IfRkr8gZ)

参照500突破しました!!

藍永 智子様
しずく様
イロハモミジ様
Yu-Ta(元Yu-Ki)様
兎咲様
奇妙不可解摩訶不思議様
森沢美希様

それから、今見てくださっている貴方様。
ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。

Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.52 )
日時: 2013/02/10 17:55
名前: 杏里 ◆wcVYJeVNy. (ID: IfRkr8gZ)

19話 「きっと、そう」

楽しそうな笑い声。
すぐ前を向けば、女子のグループが楽しそうに笑っていた。
1人でいる人なんか私の他に誰も居なくてーー
自分が余計に惨めに見えた。

「麻子!!」
名前を呼ばれた。私を呼んだ人は……
「……姉さん……!」
私の実の姉・佐々木麻衣だった。
「……何の用、姉さん」
私は、姉さんから1m程離れる。
でも、姉さんは近づいてくる。
「何で1人ーー」
「楽だから」
私は、姉さんが言い終わらない内に答える。その方が、姉さんと関わっている時間が少なくて済むもの。

(……わざわざ人と関わって、傷付くよりーー1人でいる方がマシ)

「きっと、そう」



コレが、私の答え。


















私はもう、友達なんかいらない。

Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.53 )
日時: 2013/02/13 20:59
名前: 杏里 ◆wcVYJeVNy. (ID: IfRkr8gZ)

20話 「いいよね、あんたは」

「いいよね、あんたは」
「何で?」
隼人くんは、曇りが一点もない笑顔を私に向けた。
「いつも、人が周りにいる」
「さみしいのか?」
「.........何言ってるの!? 寂しくなんかーーーー」

『麻子ちゃんって、ばかだよね!!』
『あんな友達、いらなーい!!』
『ちょっと!? 聞こえるよ?』
『だって、わざとだもん!!』
弾けるような笑い声が響く。
苦しいね? 何でだろう。

(……小学一年生の時の記憶だ)
……おかしいな。封印したはずなのに……!!
私はやっぱり、「いじめられっこ」何だね?
どんなに自分を飾ろうと、過去が消える事はない。

ズキンズキンと、傷が痛み始める。
(ーー痛い)
心も体も、痛いよ。

「おい、どうした?」
隼人くんが、近づいてくる。
「ーー別に」
左腕を背中に回し、彼から離れる。
「また、思い出したとか?」
「……あんたにはカンケーない。好奇心に輝いてる目、しまいなさい」
私は、彼に背を向けた。
「ムキーッ」て後ろで言ってるのが聞こえる。




誰にも心を開かない。

絶対に。








また、裏切られるって……分かってるから。

Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.54 )
日時: 2013/02/14 19:10
名前: 杏里 ◆wcVYJeVNy. (ID: IfRkr8gZ)

21話 「もう、復讐はやめようか」

「もう、復讐はやめようか」
(彼女は、ゆっくりと死に近づく)
「そろそろ1人になりたいから」
(彼女は、泣きながら笑う)
「生きがいも、何もかも手放して」
(彼女は、カッターを手に持つ)
「ゆっくりと、1人で眠ろうか」
(彼女は、自らの命を絶とうとした)

「本当に、それで良いのか」
隼人くんの声は聞こえてくる。
「もう、別にいい」
友達も、純粋な心も。何もかも、失ったから……
私には、暗い世界がお似合いなの。
「本当は、行きたいんじゃないのか?」
「生きたくない」
私は、首を振った。

「もう、放って置いてよ」

私は、カッターで自分の腕を切った。涙が溢れる。
その涙を拭い、私はゆっくりと、目を閉じた。

「さよなら、現実の世界」

隼人くん、愛美ちゃん、アズサ、柚木ちゃん、司、美咲ちゃん、里山先輩ーー



詩織ちゃん。






ありがとう。さよなら


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。