社会問題小説・評論板
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- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー (ID: khxqjExY)
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.15 )
- 日時: 2014/04/01 10:13
- 名前: 月 −RUNAー (ID: khxqjExY)
from 読んでくださってる皆様方
参照100越え!本当にありがとうございます。
私はまだまだ未熟者なので
読みにくかったり、誤字脱字などがあったりと
読んでくださってる皆様にはご迷惑をおかけするときもあります。
そのようなこの作品を読んでくださり本当に嬉しいです。
これからもこの作品を着々と書き続けて行きたいと思います。
真希の苦しみ、優愛の苦しみ、莉麻の苦しみ、舞羅の苦しみ。
たくさんの苦しみが交差していきます。
うまく書けるかは分かりませんが、頑張ります((=^・^=)
これからも応援よろしくお願いいたします。<m(__)m>
by月
- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.16 )
- 日時: 2014/04/01 10:35
- 名前: 月 −RUNAー (ID: khxqjExY)
この前は変に切ってしまい申し訳ございませんでした。
ー第十二話ー
「虐待の可能性があるな・・。とりあえずこの子を運びます。通報ありがとうございました。」
「はあ。 あ!そういえばコイツ言葉が離せないから。」
「わかりました!では。」
あたしに向かって敬礼し、救急車はサイレンを鳴らしながら猛スピードで去って行った。
「虐待か・・。」
そんなわけないか。
どうせリリカたちの仕業だろう。
明日懲らしめてやろう。
(お母さんたち。。心配してるわけないか・・。)
気楽に考え家に帰り着いた。
「ただいま。」
帰ってくる言葉など無く、そのまま自分の部屋へ向かった。
「真希!」
後ろから声が投げかけられた。
振り向くとすごい形相のお父さんがいた。
「何?」
「お前この時間までどこほっつき歩いていたんだ!社長の娘が夜遊びなんてしてるなんてマスコミに知れたら。。お父さんもお母さんも大変なことになるんだぞ!しかも優愛は目を真っ赤にして帰ってきたぞ!どうせお前が何か言ったんだろう!」
かすかな期待をぶち壊してくれたね。
「結局自分の地位と優愛の心配だけか。あたしがどうなったっていいんでしょ?」
「なっ!」
「言ってやろっかな?マスコミにお父さんもお母さんも可愛くて頭がいい優愛しか可愛がらない。あたしはクリスマスも誕生日もプレゼントなんてもらったことない。ってね☆」
「お前・・。」
「だってホントの事だもん♪消えればいいのに・・。」
口調を変えてやった。
ウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイ。
「消えろクズ。」
そう言い放ちさっさと自分の部屋へ向かった。
さようなら。
ほんのちょっとだけあったあたしの
自制心。
- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.17 )
- 日時: 2014/04/01 10:50
- 名前: 月 −RUNAー (ID: khxqjExY)
ー第十二話ー
あたしを引き留める少しだけあった自制心はもうなくなった。
「おはようございます。真希さん!」
「おはようございます!」
「心結、馨、茜音、世羅。今日から本気にやるから。」
「えっ何を?」
「い・じ・め。」
そう言い笑った。
「ターゲットは・・。」
「あっ!そういえば同じクラスの織田凛乃ってやつが。。」
「あっそうそう真希さんの悪口言ってたって!」
「ふぅーんじゃソイツで決まり」
教室に入りさっそく織田の席に向かった。
「エッまっ真希さん!?」
「聞いたよ?アンタあたしの悪口言ってたんだって?クズが調子乗ってんじゃねえよ!アタシ今までと違ってあんただけをてってーてきに虐めるから。ニコ」
- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.18 )
- 日時: 2014/04/01 12:41
- 名前: 月 -RUNA- (ID: khxqjExY)
月です(((o(*゜▽゜*)o)))
いつもはPCから投稿してますが、面倒なためiPod touchから投稿します。
すみません。
スレッド15でDEARをFROMと書き間違えてしまいました( ;´Д`)
本当に申し訳ございません。・゜・(ノД`)・゜・。
嬉しくて思考低下してましたw
こんな私をどうかこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m
- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.19 )
- 日時: 2014/04/02 09:26
- 名前: 月 −RUNAー (ID: khxqjExY)
ー第十三話ー
「ヒッ!」
織田は素っ頓狂な声を上げ青ざめた表情であたしを見た。
(ブスがそんな顔してもキモいとしか思えねーよ)
「みんなを聞いておいて。これはゲーム。始まりは今日。終わるのはコイツが不登校になった時。でもその終わりはコイツがターゲットの期間の話。次のターゲットはくじで決める。コイツと仲良くする奴や協力しない奴がいたらその場でターゲットに切り替える。みんなコイツをドレイと思って苛めまくっちゃっていいわよ。」
「いっ嫌ぁー!」
「だまれドレイ。いいじゃない。あたしやみんなの初代奴隷になれるのよ?名誉なことじゃない。ね?」
「じゃぁゲームスタートニコ」
クズ共は青ざめた顔で織田を見ていた。
織田も青ざめた顔でクズ共を見ていた。
「みっみんなぁ助けてよ!ゆっ結理!」
そう訴える織田を危険を察知したクズ共も、親友だったらしい結理もシカトしていた。
「あはは。おっかしい〜♪ほらね結局あんたたちのつながりは友情なんてご立派なモンじゃなかったんだよ!あぁ〜結理ちゃんだっけ?ナイスだわw」
「ゆっ結理?私達親友じゃない。助けてよぉ。。」
「はい茶番はお終い!ねぇ今日作文あったよね?見せてよ。」
「えっ・・。いっ嫌!」
「さっきの話聞いてなかったの?今はアンタ真希さんの、いや、このクラス29名のドレイなの。」
「いいじゃない。参考にするだけよ。」
あたしの目線にびくつき織田は震える手で原稿用紙を差し出した。
「ありがとぉ〜♪」
*・*・*・*
「今日の作文、まったく同じ作文が二つありました。織田さん、相沢さんどうゆうことですか?」
「えっ!?あたし!!」
反論しようとしている織田の言葉をさえぎって気弱な声でしゃべり始めた。
「あのっ先生!あたし織田さんに参考にしたいから見せてって言われて参考にするならいいだろうと思って見せたら。」
「そうなの??だれか知ってる人はー?」
「先生、あたしらも見ましたよー、織田さんが全部写してるとこー。」
「見た見たー。結理ちゃんも見たよね?」
世羅がニヤッと後ろの結理を見て言った。
「横尾(結理)さん見たの?」
「あ・・。ハイ見ました。。凛乃が相沢さんのを全部写していました。」
「おっ俺も見たー。なっ!」
「ああ、見た見た。」
「私も見ましたー!!」
結理に便乗し、クズが全員見たと言い始めた。
「わかりました。では織田さん後で職員室に来てください。」
「ちっちがいます!!私じゃありません。」
「では授業を始めます。」
「そっそんな・・。」
織田を見、笑ってたのは私や心結、馨たちだけじゃなかった。
ほぼ全員が笑っていた。
結理も。
きっと担任もあたしがやったということになったら大変な事になるし、内心では安心しているんだろう。
ほらね。
やっぱりこんな世界をみんな望んでたんだよ。
本当の友情なんてものはどこにもないんだよ。